鳥取砂丘レンジャー日記

2009年7月20日

ハマゴウとアメリカネナシカズラについて

ハマゴウは砂丘植物の一つです。
唯一の匍匐(ほふく)性木本植物で、はうように茎を砂の上や砂の中に伸ばしています。
4月頃は枯れているのでは?と思っていましたが、6月頃から緑色の葉をつけはじめました。
2009.4.1
ハマゴウ(2009年4月1日撮影)

例年8月頃から開花するようですが、早咲きしているのを見つけました。
花と果実には芳香がありとても匂います。果実は乾かすと薬用になるそうです。
2009.7.20
ハマゴウ(2009年7月20日撮影)

2009.7.20
ハマゴウの開花 紫色の花を咲かせます(2009年7月20日撮影)

ハマゴウは海岸部から内陸部と広範囲に自生していて見つけやすい植物です。
これから見頃の時期を迎えます。

2009.7.20
ハマゴウに寄生するアメリカネナシカズラ(2009年7月20日撮影)

2009.7.20
アメリカネナシカズラの開花(2009年7月20日撮影)

アメリカネナシカズラは寄生植物で、つる性の一年生草本です。花期は8月~10月で直径3ミリの白色の花を固めてつけます。種子の生存期間は長く、動物の胃の中でも生存するそうなので驚きです。
鮮やかな黄色をしているので遠目からでもよく目立つ植物です。多くの砂丘植物に寄生して生育を阻害させるため、除草対象の植物です。(松尾レンジャー)

砂丘事務所 2009/07/20

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