平成19年度会議録・活動報告

平成19年5月22日会議録

出席者 委員長
副委員長
委員
安田 優子
浜田 妙子
米井 悟
福本 竜平
石村 祐輔
野田 修
前田 宏
小玉 正猛
 
欠席者 委員 福間 裕隆
 
以上 出席委員 8名
欠席委員 1名
 

説明のため出席した者
 青木企画部長、衣笠文化観光局長、田所県土整備部長、宮前企業局長
 ほか各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 議事調査課  森木主幹  山口副主幹  吉川副主幹

 1 開会   午前10時03分
 2 閉会   午後0時10分
 3 司会   安田委員長
 4 会議録署名委員  前田委員  野田委員
 5 付議案件及びその結果
    別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 


◎安田委員長
 おはようございます。ただいまから企画土木常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、本日は日刊建設工業新聞の上月研二さんから傍聴の希望が出されておりますが、御異議ございませんでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議ないものと認め、許可いたします。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、前田委員と野田委員にお願いをいたします。
 次に、執行部職員の紹介をしていただきたいと思います。
 青木企画部長からお願いいたします。

●青木企画部長
 おはようございます。5月1日付で企画部長を拝命しました青木でございます。
 企画部は多岐にわたる所管でもございますが、いずれも県政の重要課題ばかりというふうに思っております。この委員会での議論を大切にしながら、県民のために精いっぱい努力してまいりたいと思いますので、どうかよろしく御指導お願いいたします。
 それでは、企画部の幹部の方を御紹介させていただきたいと思います。
 企画部の次長の小林でございます。

●小林企画部次長
 次長の小林でございます。よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 次長兼政策企画課長の須藤でございます。

●須藤企画部次長兼政策企画課長
 須藤でございます。引き続き当委員会でお世話になることになりました。よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 企画部の参事、衣笠でございます。

●衣笠参事(改革自立担当)
 衣笠でございます。よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 とっとりイメージ創出室の松田室長でございます。

●松田とっとりイメージ創出室長
 松田でございます。よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 広報課長、岸根でございます。

●岸根広報課長
 岸根でございます。よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 地域自立戦略課長兼分権推進室長の桐林でございます。

●桐林地域自立戦略課長兼分権推進室長
 桐林でございます。よろしくお願いいたします。

○小玉委員
 委員長、新任くらいは一言言えばいい。そのほかはいいと思うが。

◎安田委員長
 限定付きで新任に限って。

●桐林地域自立戦略課長兼分権推進室長
 5月1日付をもちまして地域自立戦略課長兼分権推進室長を拝命いたしました桐林と申します。何分多岐にわたる所管をさせていただいております。皆様の御指導をいただきながら事業を進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 青少年・文教課長の福田でございます。

●福田青少年・文教課長
 福田でございます。よろしくお願いいたします。未来を担う人材を育てていくという観点で前向きに取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 次も新任でございますが、男女共同推進課長の渡辺でございます。

●渡辺男女共同参画推進課長
 失礼いたします。渡辺でございます。よろしくお願いいたします。協働推進課から異動になりまして、引き続きましてこの常任委員会でお世話になります。よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 情報政策課長、寺坂でございます。

●寺坂情報政策課長
 寺坂でございます。よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 交通政策課長、平井でございます。

●平井交通政策課長
 平井でございます。よろしくお願いいたします。

●青木企画部長
 新任でございますが、統計課長、賀山でございます。

●賀山統計課長
 統計課長の賀山でございます。この4月に統計課に参りました。16年ぶりに統計課へ戻ってまいりました。適正な統計調査、そして統計の普及啓発に全力を挙げて邁進してまいりたいと、よろしくお願いします。

●青木企画部長
 企画部は以上でございます。よろしくお願いします。

◎安田委員長
 ありがとうございました。次に衣笠文化観光局長、お願いいたします。
 
●衣笠文化観光局長
 文化観光局長を5月1日付で拝命いたしました衣笠です。よろしくお願いいたします。
 文化観光局というのは文化あるいは観光、それから地域間交流、国際交流、いろいろな課題もあるというふうに思っておりますので、できるだけ現場の関係者の皆さんの御意見をお聞きしながら進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、文化観光局の幹部職員を御紹介申し上げます。
 副局長の田栗です。

●田栗文化観光局副局長
 田栗でございます。どうぞよろしくお願いします。

●衣笠文化観光局長
 文化政策課の小林でございます。

●小林文化政策課長
 小林でございます。よろしくお願いします。

●衣笠文化観光局長
 文化政策課の民工芸振興官の大江でございます。

●大江民工芸振興官
 大江でございます。よろしくお願いします。

●衣笠文化観光局長
 地域資源振興室の加藤でございます。4月1日付でかわっております。

●加藤地域資源振興室長
 4月1日付で地域資源振興室長を拝命しました加藤でございます。よろしくお願いいたします。地域の隠れた資源の発掘、磨き上げに頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

●衣笠文化観光局長
 交流推進課の山本課長です。

●山本交流推進課長
 山本でございます。引き続きよろしくお願いいたします。

●衣笠文化観光局長
 4月1日でかわっております観光課長の山﨑です。

●山﨑観光課長
 4月に観光課長を拝命しました山﨑でございます。よろしくお願いします。県内の観光がより元気になるように、関係者の皆さんの声を聞きながらしっかりと観光振興に取り組んでいきたいと思います。御指導よろしくお願いします。

●衣笠文化観光局長
 以上でございます。

◎安田委員長
 ありがとうございました。田所県土整備部長お願いいたします。
 
●田所県土整備部長
 おはようございます。県土整備部長の田所でございます。引き続きよろしくお願いいたします。
 安全で、地域と暮らせる、県民の視点に立った県土づくりに取り組んでいきたいと思います。また、委員会におきましては簡潔明瞭な説明をさらに努力してまいりたいと思っております。
 引き続き幹部職員を紹介いたします。同じように新任職員は一言あいさつを……。
 まず、事務次長の川口でございます。

●川口県土整備部次長
 川口でございます。よろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 技術の担当次長兼技術企画課長の長谷川です。

●長谷川県土整備部次長兼技術企画課長
 長谷川でございます。4月から次長兼務ということになりました。田所部長のもとで全体に目配りしながら県の行政に積極的に取り組んでまいりたいと思います。引き続きよろしくお願いします。

●田所県土整備部長
 県土総務課長、元管理課長が県土総務課長になりました。横井課長です。

●横井県土総務課長
 横井でございます。4月から管理課の名称が県土総務課というふうに名称変更になりましたけれども、引き続きよろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 道路企画課の渡辺課長です。

●渡辺道路企画課長
 渡辺でございます。よろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 道路建設課の長本課長です。

●長本道路建設課長
 長本でございます。よろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 河川課の桑田課長です。

●桑田河川課長
 桑田でございます。引き続きよろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 治山砂防課、山田課長です。

●山田治山砂防課長
 山田でございます。よろしくお願いします。

●田所県土整備部長
 空港港湾課、山浦課長です。

●山浦空港港湾課長
 山浦です。よろしくお願いします。

●田所県土整備部長
 以上、課長はみんな留任ということでございます。これから室長等を紹介しますが、新任が4人おります。
 県土総務課の用地室長、藤田でございます。

●藤田用地室長
 4月1日から用地室長を拝命いたしました藤田でございます。よろしくお願いいたします。公共事業の基幹となる用地の取得の適切な運営に努めてまいりたいと思います。

●田所県土整備部長
 道路企画課の高速道路推進室長の倉元でございます。

●倉元高速道路推進室長
 倉元でございます。頑張って県政の重点課題の高速道路整備に取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。

●田所県土整備部長
 続きまして、市瀬・大呂地区対策担当の参事の村上でございます。

●村上参事(市瀬・大呂地区対策担当)
 村上です。4月1日から治山砂防課の中で市瀬・大呂地区を担当しております村上でございます。よろしくお願いいたします。

●田所県土整備部長
 空港担当の参事の平野でございます。

●平野参事(空港担当)兼空港港湾課課長補佐
 4月1日に空港担当参事を拝命いたしました平野と申します。特に米子空港の整備に頑張ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

●田所県土整備部長
 以上のメンバーでございます。よろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 最後に、宮前企業局長お願いします。

●宮前企業局長
 おはようございます。企業局長の宮前でございます。引き続きよろしくお願いいたします。
 企業局は電気事業、工業用水事業、埋め立て事業の3つの事業を担当しておりますが、いずれも企業会計でございますので少し特殊な面がございますが、力いっぱい頑張りますのでよろしくお願いをいたします。
 それでは、職員を紹介いたします。見えませんので座らせていただきます。
 次長兼経営企画課長の小泓でございます。

●小泓企業局次長兼経営企画課長
 小泓でございます。引き続きよろしくお願いいたします。

●宮前企業局長
 工務課長の長尾でございます。

●長尾工務課長
 長尾でございます。よろしくお願いします。

●宮前企業局長
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

◎安田委員長
 ありがとうございました。
 それでは、本日の議題に入ります。
 なお、質疑は各部局ごとに説明終了後、一括して行っていただきます。
 最初に、議題1、次世代改革推進本部の設置について、須藤企画部次長の説明を求めます。

●須藤企画部次長兼政策企画課長
 それでは、企画部の資料の1ページ目をお開きいただきたいと思います。次世代改革推進本部の設置について御報告したいと思います。
 4月13日付で就任いたしました平井知事のマニフェストを具体的に庁内横断的に施策を実施、検討、推進していくということで、4月26日に庁内の初会合を開きまして、次世代改革推進本部というものを設置いたしました。これまでの片山県政下でのさまざまな情報公開の徹底ですとかいろいろな行財政改革、そういった成果を引き継ぎつつ改革の成果、果実をできるだけ県民と地域に還元するということを目標として取り組みを推進するものでございます。
 本部の構成としましては、知事以下三役ほか各部局長等で合計22名ということでございます。
 この運営につきましては、知事のマニフェストを6つの分野に大きく区分けをいたしまして、庁内横断的に組織を編成しております。例えば1番目は産業振興・雇用確保といったチームということで、このチーム長が出納長ということになるわけでございます。以下この6つのチームごとにこれから具体的な議論を進めていきたいというように考えております。また、それぞれの各チームで新たな議論がチーム会議ということで、始まったというところでございます。
 なお、この県庁内での取り組みはもちろんするのですけども、できるだけ県民の皆様方の御意見とか、現場に出ていっていろんな声を聞きながら施策をつくり上げていきたいということが一つ、それからもう一つは、これからですけれども、庁内でも公募した若手職員などのチームを設けて、なるべく若手職員を含めて全庁的な議論を巻き起こしていきたいということを考えているわけでございます。
 また、企画部でこの事務局ということで推進のエンジン役を担いますけれども、この次世代改革の進捗をきっちりと見ていくわけでございますが、例えば2年後とかの時期に、このマニフェストの進捗ぐあいといったものを、できるだけ外部の意見なども聞きながら評価をしてみたいと、これは今後の具体的な詰めが必要ですけれども、そういったことも考えている次第でございます。ひとまずこの本部が設置されたということを御報告させていただきたいと思います。

◎安田委員長
 次に、議題2、平成19年度鳥取県市町村交付金について、桐林地域自立戦略課長の説明を求めます。お願いいたします。

●桐林地域自立戦略課長兼分権推進室長
 企画部の資料2ページから4ページの範囲を御説明申し上げます。
 昨年度から制度化いたしております鳥取県市町村交付金につきまして、19年度の最低保証額につきまして、4月10日に各市町村に御通知申し上げております。その概要について御説明申し上げます。
 まず、この最低保証額の総額でございますけれども、3億7,946万8,000円となっております。この額でございますけれども、2番のところをごらんいただきますと、平成19年度の総額が5億600万6,000円ということになっております。この額の75%につきまして、そのさらに半分を均等割で各市町村に、残りの半分を財政力等に応じまして案分するという形で配分したものでございます。
 なお、昨年度に比べまして3,400万円総額が増加しております。こちらにつきましては、4ページの方をお開きいただきたいと思いますけれども、アンダーラインを付した部分が昨年度に対しまして新たに追加された事業でございます。この事業費の見合いといたしまして3,400万円増加しているところでございます。残りの4分の1、調整交付額というふうに申しております。2ページにちょっと戻っていただきます。3番のところで調整交付額1億2,653万8,000円でございますけれども、こちらにつきましては、この最低保証額を超える事業費を要するところに対しまして、その超える事業費を案分いたしまして、来年の1月にお配りするという予定になっております。
 この最低保証額の概要でございますけれども、3ページでございます。最もたくさんの保証額になっておりますのが鳥取市の5,445万8,000円、最も少ないのは日吉津村の1,560万円ということでございます。これはあくまでもどのような事業をされようとも少なくともその額だけは交付いたしますので、その参考にしてくださいという趣旨でお示ししたところでございます。
 なお、昨年度からこの交付金の配付事務につきましては市町村の御意見を伺いながら作業を進めるということで、交付の時期を早めるというような改善を幾つかしたところでございます。そのような意見を踏まえながら、今年度もこの事務を進めてまいりたいと思っております。

◎安田委員長
 次に、議題3、余部橋梁架替事業起工記念式典について及び議題4、平成18年度国内航空便の利用状況について、平井交通政策課長の説明を求めます。

●平井交通政策課長
 5ページをお願いいたします。余部橋梁架替事業起工記念式典について御報告いたします。
 余部鉄橋につきましては、既に準備工事が3月29日に着工いたしておりますけれども、工事の本格着工に先立ちまして、起工記念式典が開催されます。日時等はそこに記載のとおりであります。今度の日曜日、5月27日に式典が行われます。本議会からも前田議員に御出席いただいて来賓あいさつをいただく予定にしております。
 事業の概要は、そこの下に記載いたしておりますけれども、現在の鉄橋の南側、山側に約7メートル、センターが振られるということになりまして、現在の鉄橋と新しい鉄橋の間はわずか1メートルぐらい、すぐ近接したところに建設するという計画であります。
 6ページをお願いいたします。平成18年度の国内航空便の利用状況について御報告いたします。
 鳥取-東京便、それから米子-東京便とも平成18年度は過去最高となりまして、両空港便合わせますと75万人を超えました。
 それぞれの便の利用状況につきましては、そこに記載のとおりでありますが、米子空港につきましては40万人を超えております。
 好調の要因といたしましては、鳥取空港につきましてはナイトステイによりまして東京の滞在時間がふえたこと、それからスポレクの開催、暖冬により欠航便が減った等が上げられます。それから米子便につきましても、最終便の繰り下げによりまして同じように東京滞在時間がふえたこと、それから周遊バス、遊覧バスを設けまして利用促進に取り組んだこと等が上げられます。一方、名古屋便につきましては対前年で落ち込んでおりまして、これは愛知万博等の反動によるものと思われます。
 今後の対応でありますけれども、平成22年10月に羽田空港の新たな滑走路が供用になるということがありますので、その発着枠増加に向けまして一層の搭乗率アップを図ってまいりますとともに、増便等の利便性の向上を航空事業者に要望してまいりたいと思っております。

◎安田委員長
 ありがとうございました。
 ただいままでの説明について質疑、御意見がありましたらお願いいたします。

○小玉委員
 1ページ、次世代改革推進本部の設置についての中で、このことは、私もはっきりわかりませんですけれども、西尾元知事は総合計画というか、細かな積み上げの中で将来にわたっての計画が立てられた。一転して平成11年、片山前知事が鳥取県知事になられてから、将来のことはわからないではないか、その都度考えていく方が適切ではないかと。そういう中で、今度は平井知事がこの前、19年の4月に誕生されたわけですけれども、平井知事は、私が考えるならば、西尾元知事と片山前知事の間のような感じがするわけですけれども、その辺を企画部長はどういうふうにとらえておられるかどうかということが第1点。それからこのチーム構成を見ますと、確かに6つのチームでそれぞれ、これはいいことだと、すばらしいことだと思うわけですけれども、ただ、私は、個人的なことでないが、産業振興・雇用確保チームのチーム長が出納長というのはいかがかなという感じがします。といいますのは、本来ならばこれは商工労働部の所管が主ですから、これから見ると総務部長なり企画部長、そういうチーム長もあるわけでして、商工労働部長がなってもしかるべきではないかと思うわけです。そうであれば、その兼務している副知事がチーム長になるのが筋ではないか。なぜ出納長がこの一番大事な、平井新知事のマニフェストの中で1番は産業振興なり雇用確保ということを上げておられるわけです。そうであれば、私はこのチーム長は、今、兼務ですから、副知事がなってしかるべきではないかなという思いますけれども、その辺の考え方をちょっと聞かせてください。

●青木企画部長
 まず、将来ビジョンの考え方についての御質問がありました。これは実は先般幹部会議でもキックオフのためのフリートーキングをちょっとやりまして、いろんな議論をしたところであります。我々として知事を含めて各幹部に問題提起をしたのは、まさに今、委員がおっしゃられた点でありまして、かつて総合計画というものをつくってやってきた。この8年間はそれをある種やめてやってきたという中で、今後我々がつくろうとするものは一体どんな機能をこの計画にビジョンなりに持たせるか、これが実は出発点としては作業に入る前に一番詰めておかなければいけないところでして、本当に御指摘のとおりであります。
 それで、知事からも少し、自分の、特に選挙期間中に感じられたことなのですけれども、お考えの披瀝がございました。と申しますのが、やはり選挙期間中にいろいろ回られて、県庁は一体どういう方向に進もうとしているのか、そういうところがどうも見えづらかったというような意見をよく聞いたという、このような問題提起がありました。確かにかつての総合計画自体の認識についてはいろんな議論があったわけであります。恐らく、私はおりませんでしたけれども、議会でも相当な議論があったというふうに伺っております。我々としては、財政が今、先行きが非常に不透明という、そういう予見がありますし、それからかつてのような右肩上がりということではなかなかいかない。これは確かに時代が変わっているということがありますので、これから作業をするものはかつての総合計画と同じものを復活させるということには恐らくならないだろうと。これは恐らく前回の幹部会議でも一致をしたところでありまして、やはりこれから次世代改革を進めていく上でいろいろな主体の皆さん、外部の皆さんとも協働して物事を進めていかなければいけない。そのときに、やはり県がどういう方向でどういう将来像を持って進もうとしているのかというのがわからないと、例えば市町村にしてもどういうふうに自分たちが将来を見通して計画を立てていくのか、こういったことがやはり出てくるのだろうというふうに思います。ですから、これから県庁内外の意見もよく聞きながらコンセプトは詰めていきたいと思いますけれども、将来予測というよりも、むしろ大きく県政がどう動こうとしているのかということを県庁の外部のいろいろ協力していただける皆さんに示していく、これが今回の要諦の一つになるのではないだろうかというふうに考えております。いずれにしてもまだ議論が始まったばかりでありますので、また県民の皆さんの御意見もお伺いしながら、またこの場でも御意見をお伺いしながら、また御報告もしながら進めてまいりたいというふうに思っております。
 チーム長につきましては、今の御指摘、特に商工労働部が今、部長が不在という事態ということもありまして、チーム長の構成につきましてはいろいろな議論があったわけでありますけれども、副知事が既に2つチーム長をやっておりまして、ちょっとこれを外れるということになりますとなかなか機動的に会議を動かすということも難しゅうございますし、もちろんチーム長が責任を持って切り盛りしていくというになるわけでありますけれども、このチームの下には、ちょっとここには書いてありませんけれども、通例幾つか責任部会のようなものを置いておりますので、そこでの議論がこれから中心になってこようと思います。したがいまして、例えば産業振興の中には、後ほどまた出てきますけれども、観光も一つの大きな柱ということでありまして、そこもまた文化観光局長が切り盛りをしていくということになってまいりますので、いろいろな整理の中で今こういうふうになっておりますけれども、チームの中の検討はそういった形で実質的に進めていくということでございますので、さほど支障はないのではないかというふうには今思っているところであります。

○小玉委員
 前段はわかりました。後段ですけれども、確かにこの6つの中で副知事が2つやっているから産業振興は出納長でいいのだと、そういう考え方でチーム長を配置してもらっても……。それなら2つの中で、外してかえられたらいいではないか。本来は産業振興、雇用確保というのは一番大事な、平井知事も先頭に立ってこれはやっていくのだ、元気な鳥取県をつくるのはこれしかないということで、そのためにやはり各市町村や県民に協力願いたいということで、そういうことの中で、これは第一に掲げた重要な課題なのです。それを今のような答弁では私は納得しがたいのです。

●青木企画部長
 ちょっと私の説明が誤解を与えてしまったかもしれません。決して残りでという趣旨ではございません。そこは現在の出納長のこれまでの経験とか識見、そういったものを総合的に判断をされまして、このチーム、これはおっしゃったように県政としてもこれからこのチームの中でも最重点でいかなければならないところということでありますので、その辺を判断をしてチーム長になされたというふうに理解しております。

○小玉委員
 これは平行線ですからこれ以上言うこともないと思いますけれども、ただこれが一番メインの平井知事のスタートで、これは県民も注目しているわけです。ましてや今、非常に冷え切った鳥取県の中で、これは産業界も期待しているわけです。そうであれば、私はやはり今、副知事が、短期間だと思うのですけれども、商工労働部長を兼務しているわけですから、やはり副知事がチーム長になって引っ張っていく、そういう姿勢を打ち出されないと、やはり県民なり産業界は何だこれはということになる。部長は簡単に言われますけれども、やはり我々にしても県民にしてもこのチームがどうやって動いていくだろうかと、これは注目して期待していますから、そうであれば私は今のような答弁ではなく、別にそれにこだわるわけでないですけれども、もう少しやはり考えてもらいたいと、そんな思いがしたものですから。そうあってほしいと感じてはおります。

○前田委員
 今の小玉委員がおっしゃることはもっともなのです。鳥取県の有効求人倍率は、1月は0.75でしたが、一番新しい直近は0.71だと。これは恥ずかしい限りで、その結果が元気のない鳥取県なのです。元気があったのは片山さんだけだ、あとは元気がなかった、そういうことなのです。2月9日の夜8時からNHKで「検証・片山県政」というのをやっていた。見た人も多いと思うけれども、片山県政に経済プランはなしというのがNHKがつけた名前だ。実際そのとおりで、これは残念ながら隣の島根県に比べてもすごく悪い、格差がある。全国でいえば、全国の求人倍率は1.0を超えているし、中国ブロックの中でも山陽側はみんな1以上、島根県でも0.92ぐらいだ。鳥取県は抜群に悪いのです。このことがわかっているから平井さんも今後の県政で最重要テーマはこれだと。我々もそのことは要望して、これだということを言っているのだから、そうすると出納長は商工労働部長の経験もあるから恐らくそういうことを勘案してやっているのだろうけれども、やはり副知事が今、商工労働部長を兼務しているでしょう。兼務していると一番本人が、みんなでやるのだからというものの、担当する部署が多いのはやはり商工労働部ですから、兼務している副知事がなるのがいいと私も思います。ですから、答弁は要りませんけれども、そういう意見がありましたということを知事に言っておいてください。

○小玉委員
 60点だ、これは。こんなことならスタートラインが……。我々はもう一番初めに、平井副知事が知事になられるときに一番に申し上げたのはこのことなのです。産業振興、それから景気対策、雇用対策、そうした中でこれを一番に、これなくして鳥取県はないということで、そういうことで注文し、平井さんも第一に掲げてこれをやってくれているわけです。そういう思いからすると、何か出ばなをくじかれたような感じで、ちょっといかがかと思います。よく考えてみてください。まあスタートしたわけですから……。

◎安田委員長
 そうしましたら、青木企画部長、今のお二人の御意見を今度の本部でもまた……。

○前田委員
 お伝えください。鳥取県を思ってですから。

◎安田委員長
 よろしくお願いしますので。
 ほかにございませんか。

○浜田副委員長
 関連で一言。私も同じような感覚を持っていまして、おっしゃられることは、チーム長になられた皆さんが責任を果たせるかどうかだと思います。自信を持ってこれに取り組むのだというふうな条件整備がどの程度できているのだろうということをちょっと心配いたします。名前だけ冠をつけられても、日常的な生活の中で仕事が物すごく大変だと思います。それぞれの皆さんが、やっていらっしゃることも多いと思います。特に地元の声を拾いながら、現場主義でということをおっしゃっていますので、どんな形で現場主義でどこを拾っていくのか、いつだれがどこで、どのような形でそれを拾い上げたものをどんな会議でどう整理していって、分析していって、施策にまで広げていくというのかというと、相当な仕事量になってくると思います。そこのところを、この中に技術戦略とあります。これを次世代に移していく、それを土台にしていくと。その技術戦略の部分で本当に100%完成したのかというと十分ではないというふうに私は思っていて、その未完成なものを整理しないままに引き継いでいって、では次世代のところにぽんと上がっていいのかどうか。そうすると、両輪の輪のごとく自立のところと次世代改革とを進めなければならなくなってくる。そうすると、地元の自立というのを促さないと、どうしてもこれは進んでいかないのです。地元をどう巻き込むか、当事者をどう巻き込むか、そこのところがどういうふうにされているのだろうということがすごく不安で、その責任を全部チーム長に持っていって、日常の仕事をされながら、しかも前向きに打って出るような形で仕事ができるのかどうか、その責任が本当に果たせますかというところがちょっと心配で、各委員がおっしゃったのですけれども、そういう意味でやはりちょっと不安で、そこがちょっと整理されているか、どんなイメージが描かれているか、それぞれの皆さんが同じイメージを共有し合って、胸におさめて納得いく、腑に落ちる形で進んでいかれるかどうかというところがちょっと不安です。つくるのはだれでもつくれるのです。2年ごとに評価をするということですから、またその2年計画、小刻みにきちっと具体的に計画が立てられているかどうか。ただ2年ごとにしたらいいというレベルなのか、それともそこのところがどの程度きちっとやり方の具体策が計画が立てられているのか。これからつくられるのかしれないのですけれども、ちょっと不安を感じます。ごめんなさい、つけ加えます。

◎安田委員長
 答弁を求めますか。

○浜田副委員長
 いいです。

○小玉委員
 2ページをちょっと教えてください。調整交付額と最低保証額総額の25%、75%は、今までとは変わっていないわけですね。それで、この最低保証額の総額、財政割と均等割というのは、これは今まではあったのですか。

●桐林地域自立戦略課長兼分権推進室長
 総額のみがふえております。

○小玉委員
 市町村によっては、調整と最低の率の25%、75%をちょっと考えてもらいたいというのがあるわけです。ただ、その場合はやはり小さいところは影響が出てくるということになるのではないかという思いがありまして、いかがかなと思うのですけれども、担当の方はその辺をどういうふうに考えていらっしゃるのか。もちろん19市町村になったわけですけれども、その中でもやはり意見はまちまちですからいかがかなと思うのですけれども、ただもうちょっと率を考えてもらいたいなと、こんな意見もあることも事実ですし、その辺をどうとらえていらっしゃるのか聞かせていただきたい。
 もう一つ、国内航空便の利用状況、非常に御努力いただいていい成績で、これはありがたいことなのですけれども、今後の対応として増便というのは、これは鳥取空港の増便のことだろうと思いますが、その辺を確認しておきたいと思います。

◎安田委員長
 2点にわたり、最初の分。

●桐林地域自立戦略課長兼分権推進室長
 小玉委員からお尋ねいただきました各市町村ごとの要望といいますか、それに対する考え方でございますけれども、御指摘のとおり、大規模な自治体におきましては相対的に交付率が下がるというようなことが実際起きておりますけれども、総額で見ましたら、これまで補助金としてお配りしていた時代よりもふえているというようなこともございまして、総合的に考えれば納得できる制度ではないかという御意見をいただいているところでございます。
 また、もう一つ、これも御指摘にありましたとおり、この率を変えますれば小規模な、従って財政基盤の脆弱な自治体におきましては、この交付総額自体が減るということが起きるということで、やはりある程度規模に配慮した交付の仕方ということが必要ではないかというふうに考えております。昨年度1年間通して意見を伺ってまいりまして、年度当初、正直言いましてあつれきがあった部分もございますけれども、年度を終わりまして最終の交付額をお示しした段階ではおおむねいい評価をいただいているのではないかというふうに考えております。

●平井交通政策課長
 羽田の滑走路が新設されますと、今現在29.6万回という発着が40.7万回と約11.1万回ふえる、そこに向けての増便ということをこれから考えていかなければいけないということであります。基本的には鳥取、米子、両方で対応を考えております。

○小玉委員
 両方考える。

●平井交通政策課長
 はい。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。

○野田委員
 4ページのところで、交付金の対象事業という中で、2番目、消防団または自主防災組織の活動の活性化に要する経費というものがございます。消防団というのは、公的なものはしっかりしているのですけれども、合併等によって地域の消防団というのは本当に激減をしているわけです。これはどういう形の中で経費というものが交付金の対象になる、どれぐらいのパーセントで出ていっているものか。それから、5番目の喫煙の防止を目的として行われる学校または地域での活動に要する経費という部分、これもどういう対象があってどの割合で出ていくのか教えていただければと思います。

●桐林地域自立戦略課長兼分権推進室長
 まず、2番目の消防団または自主防災組織の活動の活性化に要する経費ということでございますけれども、具体的な使途につきましては、2、3、例を申し上げますと、自主防災会連合会という市の防災会の取りまとめ業務を行うようなところがございまして、そこに事務的な経費の補助をしております。あるいは消防団等、統合されたような関係もあろうかと思います。そういう新しく一団となられたところに作業服を支弁する経費を対象とするというようなものがございます。もしよければまた後日でも具体的な資料を。

○野田委員
 ぜひとも。

●桐林地域自立戦略課長兼分権推進室長
 わかりました。それから、5番目のものでございますけれども、済みません、これもちょっと今手持ちの資料の中で探してみたのですけれども、ぱっと見当たりませんものですから、これも同じように資料ということでよろしゅうございましょうか。

○野田委員
 はい。

●桐林地域自立戦略課長兼分権推進室長
 交付率といいますかパーセントということでございますけれども、この交付金自体はいわゆる一般財源部分の2分の1を上限に交付するということでございます。所要経費とこの計算のルールで最終的にすべての自治体が2分の1まで交付されておりませんけれども、例えばその2分の1に対しましてさらに鳥取市であれば7割5分程度のところまでというような、これは総額でございます、個別の事業ごとでの率ではございませんけれども、御要望いただきました額に対してルール上は2分の1まで、それよりもさらに75%程度の総合の経費というふうになっているということでございます。

○野田委員
 なぜ今それをお聞きしたかというと、消防団というのはすべての災害、いろんなことが起きてくる、それなりに、広域な消防はかかわりが少ないですけれども、地域の消防というのはまず地域で起こったことは地域で対処いたしますし、さらにはいろんな災害に対してもすべて勤めをしながらでもやっていくという部分がありますので、団員が減るということは本当に大変なことだし、私の住んでいるところでは地域の消防団というのが4分団あるのですけれども、それなりで頑張っているにもかかわらずやはりなかなか予算的に難しい部分が出てきていると、それから女性の消防団というのも一切なくなってしまいましたし、いろんなことがありますので、ぜひとも、災害はいつやってくるかわかりませんので、こういったことも対象というものは十分に今後考えていただけるようにもっと重要視していただきたい。それを要望して終わります。

◎安田委員長
 そうしましたら、後で野田委員に資料をお渡しください。
 ほかにございませんね。
 そうしましたら、議題5、第4回鳥取県総合芸術文化祭の評価結果について、小林文化政策課長の説明を求めます。お願いします。

●小林文化政策課長
 文化観光局の資料1ページをお願いいたします。それから別冊で評価報告書というちょっと厚いものをつけさせていただいております。
 そういたしますと、1ページ、第4回、これは昨年、18年度になりますが、9月16日から11月30日に総合芸術文化祭を開催いたしました。その評価委員会を設けているわけですが、これがこの3月に評価報告書として、この別冊の厚いものですが、報告書を取りまとめました。
 この評価の目的に書かせていただいております。総文祭を何のためにあるのか、どういうコンセプトでやるのかという基本方針に基づきまして、やった価値があったのか、ちゃんとした文化祭であったかという存在意義をまず明らかにする。それを県民に報告するということでございます。ここで報告したものを年度ごとに改善につなげていこうという形で、きちんと点検していきましょうということでやっております。
 評価委員なのですが、昨年この委員会で報告させていただいたときに評価委員会のあり方等、いろいろ御意見をいただきました。ちょっと入れかえたところでございます。もちろん専門的な評価も入ってきますのでどなたでもいいというわけにはなりませんが、観客的な立場でも見ていただけるように大学生に入っていただいたり、それからより専門的にということで鳥取大学の芸術文化センターの講師の方に入っていただいたりというような入れかえをしております。以上、ここに書いてある10名の方で評価をしていただきました。
 評価の実施概要ですが、まず実行委員会に携わった本人たちがやる自己評価、これは自分たちが目標を立ててやっていくわけですけれども、その目的がかなったどうか、目標に近づけたかどうかということを評価する自己評価。それから観客、参加者がどういうふうにそれを思ったか、よかったかということで外部評価になります。それからこの評価委員会の皆さんが実地に行って実際に評価をされたもの。それに例えば舞台だとか音楽だとかの専門家の外部評価、専門家の評価というものを加えまして、これを1冊にまとめまして、ここに評価報告書としております。
 めくっていただきまして2ページでございますけれども、これは評価を全部まとめてどうだったのかというのを総合評価という形で座長にまとめていただいたものでございます。この評価報告書本体の方になりますと、この中で、総合評価を1ページからずっと小さい字で書いてありますけれども、これを後でお読みいただければと思うのですが、その概要としましては、1年前の評価報告書で指摘されたことがあります。これについて改善されたかどうかということをまず取り上げております。
 それにつきましては、まず公募方式、県民がどんどん参加しやすいようなものができたのかとか、あるいは質が向上したかとかということで、どういう形で決めていっているのかがわかるような形に一個一個がなっていますかということで、指摘を受けたものについてはおおむねよかったのではないか、直ってきたという評価をいただいているところであります。
 産官学の連携、地域の活性化、地域経済との連携のような形になるのですけれども、こういったものが足らないのではないかという指摘を1年前に受けておりまして、それについては、「山陰KAMIあかり」というものはまだまだ規模は小さいけれども、ちょっと可能性が出たかもしれないというような評価でございました。
 若者の参加が少ない、それから男性が少ない、外国人が少ない、こういったものに対しての呼びかけの仕方をどうするのかというような評価につきましては、とりあえず託児室の設置であるとか英語版・中国語ガイドをつくったとか、こういったことは評価してもいいという評価でございました。
 それから「朝日座」、16年、17年、18年と3年間やった「朝日座」をどういうふうに評価するのかということが課題だったのですけれども、それについては、また成果というものを若干上げていただいたところであります。
 その下に書いてありますのはそれぞれ個別の自己評価でありますとか観客アンケートでありますとかずっと書いてありますけれども、それについてはこういうことが言えるという形で総合評価で書いていただいているところでございます。
 下の方で、成果についてということでまとめてあるのですけれども、やはりこれからもノウハウを蓄積して、共有化しながら工夫を加えて継続・実施されていくということで、もっと総芸祭が認知されるようにやっていっていただきたいというような、もちろん改善につなげていく評価報告書でございますので、そういう言い方になっております。
 課題及び展望を一番下に書いてあります。まだまだ質の向上、それから環境の整備が必要だということで、これは鳥取県が今、文化行政で抱えているようなことも書かれております。それから産官学ももっと連携してネットワークをつくってどんどん地域振興的なこともやってくださいということでございます。
 一番下に、展望として、これからも有益な文化祭、納税者にとっていい形であるにはどういうふうにしたらいいのかもっともっと検討して、そして必要があれば今、東、中、西と3回に分けてやっているのですけれども、こういったことについても抜本的な開催の仕方についても見直しをしてもいいのではないかというような報告書でございます。

◎安田委員長
 ありがとうございました。
 次に議題6、鳥取県の新しい観光パンフレット及びガイドマップの改訂について、山﨑観光課長の説明を求めます。お願いします。

●山﨑観光課長
 それでは、資料の3ページをお開きください。観光パンフレットとガイドマップの改訂でございますけれども、以前にお配りしていると思いますけれども、観光パンフレットは前回、平成11年に作成しまして、約7年ぶりの改訂でございます。それからガイドマップの方は前回、平成8年に作成して、約10年ぶりの改訂ということになっております。
 2の改訂に当たっての基本的な考え方でございますけれども、ターゲットは県外の中高年とか女性をターゲットとしております。それから、今までの反省としまして、県境から外の情報がないということで、隣県の情報も盛り込んでおります。それから3つ目でございますけれども、従来のパンフレットは数多くの施設を百科事典のように網羅的に掲載しておりまして、今回はある程度対象を絞り込んで、内容を掘り下げて、鳥取県への来訪意欲を強く喚起したいということで改善しております。
 具体的な内容でございますけれども、3の(1)でございますけれども、山陰の鳥取というイメージで、西は島根半島、南は蒜山、東は但馬の情報も掲載しております。それから(2)で観光魅力の高付加価値化ということで、自然ですとか歴史、温泉、食、民芸などをテーマ別に訴求して訪問を促すようなことも考えております。それから(3)の捨てられず、大切にされる観光資料ということで、デザインとか紙質などに落ちつきとか品格を醸し出すようにしましたし、それから内容としましても、「読みもの」的に仕上げて高品位なものとしたところでございます。
 内容についてはまた後でごらんいただきたいと思いますけれども、今後は県内の観光案内所ですとか観光施設、あるいは県内外で開催される会議やイベント等で配布しまして、鳥取県の観光をPRしていきたいと思っております。

◎安田委員長
 ありがとうございました。
 続いて、7番目の一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告について、小林文化政策課長の説明を求めます。お願いいたします。

●小林文化政策課長
 4ページをお願いいたします。一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告でございます。
 県民文化会館の大規模改修、昨年予算を認めていただきまして、この3月に契約いたしました。その内訳は、今回は舞台設備の中で舞台照明、照明の方でございます。3億8,850万円でございます。業者は3社でございました。あと、音響の方も間もなく報告できると思っております。

◎安田委員長
 今までの報告について質疑、御意見はありませんでしょうか。

○前田委員
 課長、これは幾ら刷ったの、数は。

●山﨑観光課長
 今回は、夏までの分と一緒で5万部印刷しておりまして、またなくなれば適宜増し刷りしたいと思っております。

◎安田委員長
 そうましたら、議題8の入札制度改善に係るこれまでの経緯及び今後の対応方針等について、議題9、建設工事の入札制度の改正点について、議題10、測量等業務の入札制度の改正点について及び議題11、関係業界との意見交換会の概要について、以上の4議題について、横井県土総務課長及び長谷川県土整備部次長の説明を求めます。

●横井県土総務課長
 県土総務課でございます。県土整備部の資料をごらんいただきたいと思います。4項目につきまして1ページから10ページまでに記載をしておりますが、いずれも関連した事項でございますので、私の方から一括をして御説明申し上げたいと思います。
 まず、1ページは飛ばしていただきまして、2ページ以降をごらんいただきたいと思います。これはこれまでの常任委員会でお示しをしていた入札制度に関する改正に係る資料と全く同じものでございますが、2月議会で入札制度に関する手続に関する条例が議決をされ、基本方針が承認をされたということで、この基本方針に規定をして既に承認済みのもの、これについてはゴシック体で濃く表示をしてございます。ここのところは既に決まった事項というふうに御理解をいただきたいと思います。
 それで、現在何をしているかといいますと、基本方針で知事が別に定めるといって規定している部分、要するに具体的に明記していなくて規則なり要綱なりに委任をする部分というところの詳細を現在検討して条文等を詰めているところでございまして、具体的な規則案、これについては6月の議会の常任委員会に案の段階でお示しできるというふうに思っておりまして、またその際に御意見をちょうだいできればというふうに思っております。
 規則改正の具体的な考え方といたしましては、これまで建設工事執行規則があって、それに対して改正点等を要綱、要領なりで積み重ねてきたということで、要綱だけでも100を超えるような要綱があるというようなことで、非常に複雑な体系になっておりますので、基本的には基本方針で書いておるところについては、規則で定めていこうということで、膨大な規則になるわけですけれども、現在作業をやっておるところでございます。
 要綱と規則との違いというところでございますけれども、要綱、要領は執行部の中でも部長専決事項、それから規則は知事決裁ということで、県土整備部としては、発注機関でもありますので、余り要綱なりで重要な部分を決めるというのは県土整備部の恣意性という観点からどうかということで、知事決裁の規則に格上げをして、基本的な部分というのは規則で定めようとしているところでございます。
 そういうことで、2ページ、3ページ、4ページ、5ページ、6ページ、7ページ、8ページまでがゴシックの部分が基本方針で既に承認をされた事項というふうに御理解をいただきたいと思います。それから9ページと10ページに2月議会以降、関係業界と意見交換をしてまいりました。そこのところで論点というのがかなり煮詰まってきているように思います。
 まず、9ページの上段に建設業協会等との意見交換の概要を掲げておりますけれども、基本方針で規定されている部分というのはもう既定事項ということで、上から3つ目の総合評価競争入札、これについて、これまでにお示ししていたのは技術者の工事成績だけに着目してという方式でございましたけれども、会社の工事成績、それから地域性も含めてほしいというような意見がありまして、会社の工事成績という部分については非常にもっともな御意見で、この辺も、会社の工事成績も総合評価の評価項目の中に取り入れていきたいというふうに思っております。そういう点で、現在どういう算式にするのか、あるいは会社の工事成績の把握をどうするのか、それからシステム改編等を伴うということで、検討を進めているということでございますし、それから経営診断ということを評価をするということをうたっておりましたけれども、いきなり1回の低入札受注で経営診断、しかも入札に参加させないということが業種の大小、それから工種の単工種だとか多工種だとかというようなことで非常に不公平感があるということで、建設業協会としてはここの部分は変えないでほしいと、逆に技術者の増員ということを、検討段階では6,000万円以上の工事ということでお示しをしておりましたけれども、ここの部分を拡大をして、技術者を増員をする部分を拡大をして、予防策を図ってほしいというようなことを要望しておられます。ここの部分も検討には値するとは思いますが、またこれも業種の大小等によって受ける影響がまた違うというような部分もございまして、その辺、建設業協会だけでなく比較的規模の小さい業者が加入をしております部落解放同盟の企業連の意見も聞いて判断していきたいということで思っております。
 その次に、企業連の意見、これは3月22日に開催しておりますけれども、来週の5月28日にも協議会を持つ予定にしておりますので、ここでも意見を聞いてみたいと思っております。1回の経営診断でというのは反対だということでありますし、それから土木のA級の定数の削減というのは反対だというようなこともこれまで聞いているところでございます。
 はぐっていただいて、10ページの管工事業でございます。経営診断等、この管工事、電気・造園という専門工事、多くの業者は単工種しか持っていないわけですけれども、その経営診断なり技術者の増員というような部分についての低入札対策というのはもう今以上に厳しくしてほしいというのはこちらの方の意見でございますが、単工種でございますので技術者はそんなに大勢おりませんので、技術者増員というところがどうなのか。むしろ経営診断指導の方を厳しくやってほしいというような意見がございました。
 管工事ですけれども、東、中、西の3ブロックという区域割りを出しておりますけれども、非常に業者が少ないというようなこともございまして、もともとから3ブロックにならないとというようなことで、ブロック内で20社の入札可能業者が満たない場合は区域を拡大してということを基本方針でうたっているわけですけれども、それに限らず20社に満たなくてもブロック制をとってほしいというようなことを言っておられます。
 一番大きな論点になっておりますのは、やはり準県内の扱いということで、現在管工事については準県内の扱いをしていないわけですけれども、この辺、断固反対であるというようなことを聞いておるところでございます。
 測量・設計業界には、3月23日に開催いたしましたけれども、質問に対してお答えをしたというところでございます。
 資料の1ページに返っていただきまして、今後の対応方針等でございます。
 1番には経緯を書いておりまして、先ほど御説明したとおりでございます。
 2番にスケジュール的なものを書いておりますが、我々としては6月の議会に規則案の詳細な案をお示しして御意見をいただき、できれば7月については新しい制度でスタートをさせていただきたい。それから総合評価の本格実施と最低制限価格の基準の改正、これが、先ほど御説明申し上げましたように、システムの変更を伴うというような部分がございまして、これは若干1カ月程度はちょっとずれ込んでくるのかなという今の見込みでございます。
 ダブりますけれども、3番目で関係団体等との協議及び議論となっている点というようなことで、主に論点となっておりますところを3の(2)で書いております。総合評価については先ほど御説明したとおりでございまして、品質確保を含めた低入札価格受注、これについても入札審議会の委員さんの意見も聞く必要があるということがございますので、業界だけでなく入札契約審議会の委員さんの意見もお聞きしたいというふうに思っておりますが、会社の工事成績等を取り入れてくるのかなと思っております。
 増員対象工事の拡大及び経営診断指導のあり方、これについては今後企業連の意見も聞いてみる必要もありますし、これまでにお示しをしていた、いきなり1回でということにこだわらずに業界の現行の経営診断のあり方でいいという強い意見もございますので、その辺を検討をしているところでございます。
 特に土木A級の格付定数につきましては、建設業協会の方からは定数減というような要望も、それほど強くはないですけれども、ございます。これはA級だけの問題ではなくて、どこかを減らせばどこかがきつくなるということでございますので、各級の発注工事件数等々のバランスの点も考慮して判断をしていきたいというふうに思います。
 特に管工事の準県内業者の取り扱いでございますけれども、私どもとしては電気工事との並び、それから中国他県が準県内というような制度を設けておりますので、その辺とのバランスから見ると準県内という扱いをしてもいいのかなと思っておりますけれども、業界としては資本力のあるところが競争に参加するということに非常に危機感を持っておられまして、断固反対ということで反発が強いわけでございまして、正直なところ苦慮しているというところでございまして、もし議会側の御意見がございましたらお聞かせをいただきたいというふうに思っております。
 4番に新制度施行後の留意点ということで、これは近い将来的な展望を書いておりますけれども、今回の入札の改革がこれで終わりということではございませんでして、やはり知事会等の提言等を踏まえますと、この制限付一般競争入札を拡大していくというのは今後必要と思っておりますが、いずれにしましても電子入札との連動ということがございますので、その辺の業界の電子入札の環境の整備状況、この辺も見ながら判断をしていきたいというふうに思っております。
 関係業界と入札契約審議会と入札制度に関しての意見聴取は、今後も継続をしていきたいと思っておりまして、改正すべき部分、追加すべき部分がありましたら前回御承認いただいた基本方針を適宜改正を提案をしていきたいというふうに思っております。

◎安田委員長
 ありがとうございました。
 ただいまの説明について質疑、御意見がありましたらお願いします。(発言する者あり)
 それでは、続けさせてもらいます。
 議題12、県内の高速道路をめぐる平成19年度の事業概要について、渡辺道路企画課長の説明を求めます。

●渡辺道路企画課長
 11ページをお願いいたします。県内の高速道路をめぐる平成19年度の事業概要ということで報告させていただきます。
 11ページの文書とともに12ページに図面をつけておりますので、図面の方も見ながらお願いしたいと思います。
 最初が姫路鳥取線、鳥取自動車道と言っている部分でございます。鳥取自動車道の部分は新直轄でやっています鳥取-智頭間と智頭町内の志戸坂峠道路という部分の2つに分かれております。鳥取自動車道の新直轄でやっています部分は用地買収も順調に進んできておりまして、
98%という状況になっております。まだところどころに若干の未買収の部分がございますけれども、それらについても現在収用の手続等を進めているところでございます。志戸坂峠道路につきましては、今年度供用予定ということで、工事は順調に進んでいると理解しております。供用予定ということでここに書いてありますけれども、19年度、20年度、21年度と続きまして鳥取県内全線が供用するというスケジュールで、県の方も国交省に提示しているところでございます。
 2番目に、山陰自動車道でございます。図面を見ていただければ、本年度新規で採択となりました鳥取西道路II期区間、それと名和中山道路のこの2カ所が新規採択となりまして、山陰道の関係で未着手ということで残っておりますのは青谷-瑞穂間6.4キロということになりました。
 整備の状況でございますけれども、図面の方の東側から参りますと、西道路につきましては8地区ございますけれども、御承知の大満を除きまして各地区とも順調に進んでおりまして、今年度早期に用地買収あるいは文化財調査という形になろうかと思っております。大満地区につきましても現在役員の方と現地立ち入りのための条件等、お話し合いをさせていただいているところでございます。鳥取西道路のII期区間というのがここに書いてありますけれども、これは今年度調査、地元説明というような流れになろうかと思っております。
 その次に、中部のところの東伯・中山でございますけれども、こちらも用地、全部終わっておりまして、20年代初頭の供用に向けて現在着実に工事が進められております。
 中山-名和間につきましては、先ほど申し上げました新区間で、ここも、それからもう既に入っているところもございますので地元説明をして、これから調査という流れになっております。
 名和-淀江間でございますけれども、名和-淀江間の最初に事業化されました7.8キロの部分は今年度供用になります。淀江-大山と大山インター間の部分につきましては共進会までに部分的に供用をさせるというふうに聞いております。昨年度事業化しました4.3キロ区間がございますけれども、これも地元説明等、順調に進んでおります。
 米子道路はもう既に供用しておりますけれども、インター部分での混雑がございますので、そこの部分の混雑解消のために付加車線の延長等、今年度でやるようになっております。
 山陰道の残る区間は6.4キロ。着手になっておりますので、今年度、来年度に向けて整備促進を含め頑張っていきたいと思っております。

◎安田委員長
 ありがとうございました。
 続いて、議題13、大橋川改修事業に関する環境検討委員会について及び議題14、日野川渇水対策について、桑田河川課長の説明を求めます。

●桑田河川課長
 それでは、県土整備部の資料13ページをお願いいたします。大橋川改修事業に関する環境検討委員会、第6回、第7回の概要でございます。
 大橋川改修事業につきましては、平成18年4月に決定されました大橋川改修事業環境調査計画書に基づき環境調査を行っているところでございます。その中で、シミュレーションモデルなどを検討する大橋川改修に関する環境検討委員会、委員長は鳥大の名誉教授であります道上先生でございます。下記のとおり開催されたということでございます。
 第6回、第7回と同じ松江で開催されまして、その結果といたしまして、一応提案された水質モデルを使って将来予測することで了解を得たところでございます。
 今後の分でございますけれども、次の14ページに資料等をつけさせていただいておりますが、今後この予測モデルに基づきまして計算等を行います。そして数回、委員の先生方によりますと3~4回程度必要ではないかというふうに言われているのですけれども、この検討委員会の方でいろいろまた議論をしていただきまして、年内を一応目途に環境調査報告書の1次取りまとめを行います。その後、閲覧等を行いまして、住民説明会並びに県、両市を含みます関係市町村、市町村への意見照会を行い、さらにその意見に対しまして見解を取りまとめます。その結果等につきましては、またこの環境検討委員会の方に諮りまして最終的な取りまとめをやっていくというスケジュールでございます。よろしくお願いしたいと思います。
 引き続きまして、お手元に1枚物で配付していると思います日野川の渇水対策について御説明させていただけたらと思います。1枚物で配付をさせていただいていると思います。よろしいでしょうか。
 日野川流域におきましては、3月、4月の降雨量、これが平年の約55%とかなり少のうございます。今月に入りましてからもまとまった降雨もなく、依然として厳しい状況が続いております。下の方に1月から5月までのことしの降雨量並びに平年の降雨量、さらには渇水がありました平成17年の資料等も入れております。これを見ていただきましても歴然とわかりますように、3月以降かなり降雨量が少ないという状況でございます。こういう状況が続いてまいりますと、当然農業用水の需要が高まります代かきとか田植え作業、今、日野川の下流の方ではされているわけでございますけれども、そこで多大な支障が発生するであろうということで、国、県、関係市町村並びに各水利権者で構成しております日野川流域水利用協議会で日野川の渇水対策について調整を行っているところでございます。今までに2回開催いたしました。5月16日並びに5月18日と2回やっています。実は本日10時半からも日野川河川事務所におきまして第3回をやっているところでございます。その中での結果といたしまして、当面の渇水対策として、ここに掲げております6項目をやることといたしております。
 まず、第1項目といたしましては、国が管理しております菅沢ダムからの緊急放流、これは毎秒4トンでございますけれども、これを継続していくということ、2番目といたしまして、県の管理ダムでございます賀祥ダムでも5月18日午後から5月末まで緊急放流を金曜日の午後から日曜日にかけましては毎秒2立米、それ以外については1.5立米やっています。どうしても最近週末の作業というのがふえております。そういうことで、週末の方にちょっと重みを置いて放流を考えているところでございます。さらには下蚊屋ダム、これは農林水産省が管理されているダムでございまして、ここも水は大山山ろくの方に流れていくわけでございますけれども、これにつきましても日野川の方に少しでも流していただけないかという要請をやっていこうということです。さらには、直接県民の方々には影響が来ると思いますけれども、各水利関係者、農業用水等、上水も含めてでございますけれども、これにつきましては過去5年間の平均取水量の2割をカットするということをとりあえずきょうまで続けまして、きょうのまた流協の結果によりましてあす以降また考えていくということでございます。続きまして、5番目といたしまして、各水利権者は取水量を再調査して本日報告することになっています。このデータをもとに、またカット量等を決めていくという形になろうかというふうに思います。さらには、広報活動を通して節水への協力を強く呼びかけていくというふうな形にさせていただいております。
 なお、県におきましても関係部署から構成しております庁内連絡会議を5月11日に設置いたしました。その中で情報収集に努めるとともに、県としての対応策を検討していくこととしております。
 ちなみに県内のほかの河川、千代川、天神川の状況でございます。千代川につきましては、行徳の地点で観測しているわけでございますけれども、低水位に対しましてまだ水位に若干の余裕がございます。そういうことで、鳥取河川国道事務所等につきましても今、注意深く水位を見ているという状況でございます。天神川でございますけれども、一応観測所は倉吉市小田地内にございます。これでいきますと低水位をかなり下回っているという状況でございまして、本日11時から、関係する市町村が集まりまして、今後の対応をどういうふうにするかという会議をやっているところでございます。

◎安田委員長
 続いて、議題15、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域の指定について、山田治山砂防課長の説明を求めます。お願いいたします。

●山田治山砂防課長
 資料の15ページをお願いしたいと思います。
 土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域の指定についてでございますが、この法律につきましては、平成12年に土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律ということで制定されておりまして、土砂災害警戒区域並びに土砂災害特別警戒区域を指定することになっております。本県では13年度に調査してまいりまして、16年度から順次土砂災害警戒区域の指定をしてまいっております。おおむね18年度で調査が完了いたしまして、19年度に指定を終える予定でございます。さらに19年度におきましては、市町村と協議しているわけでございますけれども、土砂災害特別警戒区域の調査に着手したいと考えております。20年度以降に順次指定していきたいと考えています。指定の目的は、土砂災害から住民の生命、身体を守るということが大きな目的でございまして、ハード事業が進まない中でソフト対策をやっていくということでございます。
 それぞれの土砂災害警戒区域の指定の効果ということで、2に書いておりますけれども、下のイメージ図を見ていただきたいと思います。黄色になっておりますけれども、これがいわゆるイエロー区域でございまして、市町村の地域防災計画でこのイエロー区域、いわゆる警戒区域を載せていただいて住民の皆さんに周知するとともに、土砂災害のハザードマップを配布して住民の皆さんの安全を守るということでございます。今後19年度以降に指定していくレッド、いわゆる土砂災害特別警戒区域でございますが、これにつきましては、一言で言えば宅地開発の抑制を図っていきたい、いわゆる危険な地区において分譲とか災害時の要援護者施設等を建設する場合は知事の許可等が要るということでございまして、そのほかに住宅の新増改築をするに当たっては土砂災害の衝撃力に対して安全な構造にするということがございます。
 以上のような効果がございまして、今後19年度から22年度に向かいまして土砂特別警戒区域を指定していきたいと、このように考えております。

◎安田委員長
 続いて、議題16、米子空港滑走路2,500m化事業の現状について、山浦空港港湾課長の説明を求めます。

●山浦空港港湾課長
 資料16ページをお開きください。2,500m化事業及び関連事業の現状について御説明いたします。
 中段あたりの空港本体工事の整備について御説明いたします。
 20年3月におきまして国土交通大臣から供用時期が2年おくれるというような発言がありました。それを受けまして県は、大臣の発言は現時点でおくれているという発言で今後取り戻せるという発言と感じております。県はこれを受けまして調整、要望を続けてまいりたいと思います。遅くとも、先ほど交通政策課長が御説明しましたように、22年の10月、これは羽田空港の拡張に伴いまして、発着枠の獲得競争が始まるまでにぜひとも供用を開始したいというふうに思っております。できれば21年度中に供用開始を目指して今、現地、関係機関で調整しております。議会としての御支援も賜りたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
21年供用を目指して、早い時期の供用を目指して頑張ろうと思っておりますので、よろしくお願いします。
 続きまして、4番目、JR境線付替工事、この工事は徐々に進んでおりまして、詳細設計を終えまして、運輸局の認可が4月26日におりまして、運輸行政の国土交通省はつけかえを承認いたしました。それに伴いまして、5月中にJRと国土交通省が補償契約を結ぶ運びになると思います。それを受けまして8月末にJR付替工事が着手できれば21年の早いうちにでも済むのではないかとというふうに思っておりますので、これも重ねて議会の御支援を賜りたいと思いますので、よろしくお願いします。
 続きまして、17ページでございます。空港とJR新駅を結ぶアクセス通路の課題についてでございますが、これは企画部と共同作業でやっておりますが、ちょっと私の方から続いて御説明したいと思っております。17年8月以来、米子空港活性化検討会でさまざまな検討を重ねてきております。19年3月19日の検討会、前回の検討会でございますが、案2、これはめくっていただきまして19ページでございますが、案2といいますのは、空港ビルから県道を平面で行って、エレベーターで県道を上下して接続する案、これを案2と言っているのですが、この案2が望ましいのではないかという委員が大勢でございまして、案2を軸に今度は関係機関と調整を図りたいというふうに進んでいるところでございます。
 続きまして、米子空港の駐車場の問題でございます。米子空港の駐車場はかねてより駐車場の台数不足が指摘されておりました。現在、県、米子市、境港市で無料化するために3,800万円を払っております。国土交通省は駐車場を民間公募ということで募集しておりまして、県は3月に手を挙げました。これは、出資比率という言葉が適当かどうか知りませんけれども、県が
85%、米子市が10%、境港市が5%の比率でもって無料化施策に手を挙げております。それで、今後の予定ですが、5月末に公募の発表があって、他者、鳥取県を含めて3者あるということでちょっと冷や冷やしているところでございますが、ぜひ勝ちたいと思っているところが現状でございます。ちなみに公募に勝ちますと、現在387台が150台ふえますと537台、ちなみに経費が、現在3,800万円払っていたのがおおむね2,300万円、金は1,500~1,600万円安くなって台数は158台ふえるというふうな試算になっております。ぜひ勝ちたいと思っております。

◎安田委員長
 議題17、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告について、渡辺道路企画課長、長本道路建設課長、桑田河川課長及び山田治山砂防課長に順次説明を求めます。お願いいたします。

●渡辺道路企画課長
 23ページの変更分のところを見ていただければと思います。23ページの変更分の一番上に市道南岸線橋りょう上部工工事、交付金の代行事業、県が市町村にかわって工事をしている分でございますけれども、18年の11月から3月ということで工事をやっておりましたけれども、橋梁をかける作業に伴いまして地元調整等に日時を要したために、2カ月間の工期延長をしたものでございます。金額的には変更はございません。

●長本道路建設課長
 21ページをお願いしたいと思います。新規分ということで、3件の契約を行っております。
 まず、上からいきまして、広留野2期農免農道改良工事でございます。これにつきましては140メートルの施行ということでございます。
 次に、街路米子陰田線橋梁下部工事でございます。これにつきましてはJRの跨線橋になります。これの下部工2基、これを施行するものでございます。
 街路宮下十六本松線(八千代橋東詰立体交差)、ここの上りOFFランプの整備工事ということで、擁壁等の築造をするものでございます。
 次に、23ページをお願いいたします。変更分でございます。道路建設課分の上から2つ目でございます。国道482号の改良工事でございます。場所は若桜町茗荷谷でございます。ここの橋梁下部工工事でございます。ケーソン工ということで行ってまいりましたけれども、湧水がたくさん出てまいるということ、また発破を使うということで、これらに要する費用といたしまして140万円余の増額をいたしております。工期は変えておりません。工事は無事完了しております。
 次に、県道河原インター線改良工事(4工区)(交付金改良)でございます。これは旧河原町の運動公園のところから開削トンネルを施工しているものでございます。これにつきましては、埋め戻し土、流用土の品質、これが悪かったものですから、安定処理工、セメント改良を行って、増額ということで、工期は変えずに無事完了しております。
 次に、県道鷹狩渡一木線歩道橋上部工工事でございます。これは歩道橋の上部工工事でございます。これにつきましては架設計画の変更、またその地元調整ということで日時を要したものですから、工期を5月15日というふうに変更させていただいております。これにつきましても無事完成をいたしております。
 次に、24ページでございます。県道河原インター線(1号トンネル)ボックストンネル工事でございます。さきの河原インター線(4工区)の続きとなるものでございます。これにつきましては地滑り等が予想されるものですから、仮設アンカー等を急遽追加いたしております。その結果、変更金額880万円余の変更増ということで、工期は10月31日までということで変更いたしております。

●桑田河川課長
 21ページをお願いします。福部海岸人工リーフ整備工事でございます。これは人工リーフを
41.8メートルとするものでございまして、コンクリートブロックの製作並びに据えつけを行うものでございます。
 続きまして、24ページをお願いいたします。変更分でございます。千代川河川災害復旧工事(16年災37号)(吐口工)、要するに市瀬のトンネルの吐け口部分の工事がございます。これにつきましては現地再考の結果、土工量が増となったということで、金額の増並びに工期の延伸を行っております。ちなみに市瀬の河川災害復旧工事につきましては、平成19年9月の完成を目指して今、鋭意工事中でございます。

●山田治山砂防課長
 21ページ、22ページの資料を見ていただきたいと思います。
 昨年の豪雨災害によりまして日野郡一帯が大きな被害を受けたわけでございますが、この対策工事を行うためにここに記載しております砂防6件、この砂防は全部ダムを新しくつくって土石流対策を行うものでございます。あと治山2件、これはのり面の土砂崩落がございまして、この対策をのり枠等によって実施するものでございまして、契約の相手方、工期等々につきましては記載のとおりでございます。

◎安田委員長
 ありがとうございました。
 ただいままでの説明について質疑、御意見をお願いいたします。

○石村委員
 入札制度改革で、業者の意見等はここでわかるわけなのです。それで、以前からこの委員会で発言していることもありますし、私が特に。それから委員会以外でも気がついたことと等は質問も含めて原課の方に申し上げていることもありますので、それらはオープンにして、どういう検討をしたかということを知らしめるべきではないか。そうしないと、ある意見だけ、そこの意見だけを見てその制度がいいのか規則がいいのかという判断になってしまうと思いますので、いろんな方がいろんな意見を言われているのなら、議員が、それはやはり提示すべきではないかと思います。
 2点目ですが、一定額以上のものですけれども、この前も最初の報告のときに言ったと思うのですが、皆さん架設計画の変更だとか地元調整だとかとおっしゃるのだけれども、この工期は最初から無理なのです。それで、では聞きますけれども、その工期内にどこまで橋梁の工事が終わったのかということを聞きたい、逆に言うと。架設できる状況にまで、状況以上に工事ができたのか、桁の製作はいつ終わったのか、それをやはりきちんと明らかにしないと何でもかんでも地元調整をやっているということになれば、片山知事がおやめになったからいいかもしれませんけれども、議会は何をチェックしているのだということにつながると思うのです。そこを明らかにしてほしいと思います。

●横井県土総務課長
 入札制度の詳細の改正点につきましては、次回の6月議会の常任委員会で詳細の規則の改正案、これをお示ししたいと思っております。その際に、なぜこういう改正にしたかという部分につきまして、業界の意見もございますし、常任委員会の意見もございますし、個別の議員さんの意見もある、その辺も整理をいたしまして、なぜこういう改正案になっているか、さらにそれをお示しをして、さらにそれについて意見をいただいて修正すべき点があればまた再度修正をかけていくということを思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

●渡辺道路企画課長
 橋梁の繰り越しの件でございますけれども、手元に詳細の工程をちょっと持っておりませんけれども、繰り越しておりますのは、上部工関係でいきますと30%繰り越しております。ほぼでき上がっている状況ではないかと思いますけれども、詳細を調べて御報告いたします。

●長本道路建設課長
 大変申しわけございません。詳細はちょっと持ち合わせておりませんけれども、私が現地で確認した限りにおきましては、この工事はコンクリート橋でございます。ブロックを工場でつくりまして現地に搬入し、現場で組み立てるということでございます。現地には架設材が入っています。またけたの一部も入っています。すべてかどうか確認できませんけれども、けたも現実に入るという形です。また詳細につきましては後で……。

○石村委員
 詳細については後で聞かせていただければいいのですけれども、架設の地元調整はだれの責任かということを明確にする必要があると思うのです。業者は2カ月も、今の話を聞くと全部できているのに2カ月も遊んでいなければいけない、かけられない。現場に資材が入っているのに架設できない。それはだれの責任ですか。その費用というのはだれが見るべきなのですかということです。ところが、工期は2カ月も延期しておきながら、工事費の増はゼロ。ということは、県の責任であれば県は全くその責任を果たしていないということになる。そのあたりはやはり明確にすべきではないかと思います。それは言っておきます。

◎安田委員長
 答弁はよろしゅうございますか。

○石村委員
 いいです。

◎安田委員長
 わかりました。ほかに。

○小玉委員
 1点だけちょっとお尋ねします。11ページ、高速道の関係ですけれども、鳥取自動車道が平成21年で、これが大体めどがついているからいいわけですけれども、一番の問題は、鳥取から山陰自動車道鳥取-米子間、これの1時間構想ということでこれを今、努力しているわけですけれども、これを見ますと、皆さんの御努力によってかなり明るい材料、明るい見通しができつつあるのではないかという思いがします。そこで、執行部としては、最終的には瑞穂-青谷間の6.4キロ、これが事業着手、これに最大の努力をするということになるわけでしょうが、大体いつごろ供用開始予定ということで執行部の部長としては見ておられるか、その辺を聞かせていただきたいと思います。

●田所県土整備部長
 先週行いました次世代改革プロジェクトで姫鳥3年、山陰道10年というキャッチフレーズを設けました。これは知事のミッションでもありましたので。予算を確保すること、それと地元調整を早くする、この2つの課題があると思います。その両方をよくバランスをとりながらやっていきたいと思います。特に今年度、道路特定財源が国の予算で一般財源化されるという流れがありますので、そこでまたいろんな綱引きがあるわけでして、黙っているとやはり地方の道路に予算が回ってこないということを重々警戒しながら我々としても取り組んでいきたいと思いますので、ぜひ議会からも御支援をお願いしたいと思います。

○小玉委員
 3年、10年ということで、私もそれを見ておりますけれども、ただ、今、部長もおっしゃっておられましたが、要は、国サイドではやはり予算の問題がある。ただ、その予算をつけるためにはやはり現在の工事の進捗率、それから次に向けての予算ということになると、やはり地元の熱意や協力ということは、これは大きなウエートを占めるわけです。したがいまして、やはりその役割分担のもとに私は特に用地買収等、これがスムーズにいかないとなかなか予算がつかない、それから工事が進捗しないということになるわけですから、この辺を県、市町村、連携をとってきちっとその辺も今回の次世代改革チーム、そういう中で、市町村も含めてきちっと役割分担をしていただきたいと思います。それで、我々が前田前議長のとき、私も委員長として何回か議長にお供して陳情に行った経過がありますけれども、そのときにははっきりとそれは鳥取県の事情はわかっているから予算はつけます、逆に鳥取県のそういう協力体制の方を懸念しておられた、そういうこともあるわけでございますので、やはり、特にチームができたわけですから、その辺できちっと市町村も入れた計画等をしっかり立てていただいて、10年以内に必ずこの山陰道が完成できるように、鳥取-米子間、特にしていただきたいと思います。決意のほどをちょっと。

●田所県土整備部長
 余り説明してもしようがないですけれども、山陰道推進室というものを東部総合事務所につくりましたし、あと国と県と、東部地区で言うと鳥取市、頻繁に協議していますので、さらに強い決意で臨みたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにございましたら。

○前田委員
 山浦空港港湾課長、さっきのあなたの説明の中で米子空港の滑走路延長の供用開始、実は去年の8月4日、我々、企画土木常任委員会で県外調査に行ったときに、国会議員と意見交換をしたのです。そのときに我々はもちろん米子空港の滑走路を早期で完成を目指すという話をしたら、ある若い代議士、国会議員と言わない、代議士が、国の方は2年おくれると言っておりますと、こういう発言があったのだ。それで、僕はその代議士にかみついた。あなたは国土交通省のメッセンジャーボーイのようなことをしてもらっては困るということを言った。そこで、頑張りますという話だったからいいのだけれども、さっきのあなたが言うように2年おくれるということは、現状がおくれているのだと、供用開始が2年おくれるという意味ではないと、こういう発言があったが、だれが言ったことか、そういうふうに言ったのは。

●山浦空港港湾課長
 これは大臣の答弁を吟味いたしまして、大臣は現時点が2年おくれているという話をされて、あとは我々の推測と思いが多分に入っておりますけれども、早めたいということで国土交通省の担当課、本省担当課とか、それは協議はしてまいっております。大臣はそこまでは言われませんでしたけれども、早めれば早めることは可能だということは言葉の裏にあると聞いております。

○前田委員
 ちょっとあいまいだな。

●山浦空港港湾課長
 ちょっと私もどこまで言っていいかわかりませんので、部長の方でちょっとお願いしたいと思います。(笑声)

●田所県土整備部長
 国交省の航空局が担当局ですから、そこで確認をしました。2年おくれるということではなく、これまでおくれていた。少しでも早く進めるように努力したいと、そこの担当課の話を聞きました。

○前田委員
 もちろんあなた方にばかりではなくて我々も努力しますから、僕は委員長に言おうと思ったのだけれども、ことしも引き続いてこの委員会で県外調査の際にはぜひそういう関係のところに出向いたり、あるいは国会議員にハッパをかけるという作業をいたしますけれども、あなた方の方もしっかり頑張っていただいて、何にしても羽田の拡張ができたときに間に合わないというようなことがあったら恥だから、これは。これを、その日まであなたがいるかどうかわからないけれども、田所部長、頼みます。

◎安田委員長
 関連ですので、私の方から質問をさせていただきますが、平成22年の羽田の供用開始に間に合わせなければいけないという大命題があるわけですが、2年現況おくれていると。そのおくれた原因というものはどのようにとらえておられますか。

●山浦空港港湾課長
 まず、2年おくれるという議論が、13年、14年の当初計画に対して2年おくれるという議論から出発しております。当時、JRが平面か地下化かのことに協議がおくれたので比較して2年ということでございます。
 16ページの上段に書いてございますように、15年8月にJRつけかえが、JRの補償工程が進みませんので、平面化に変わりました。それに伴いまして実工事着手が18年3月ということで、実際のところの工程が16年3月を想定したことに比較して大臣は2年おくれるということを発言されたというふうに想定しております。それから、工程そのものも地下化よりも平面の工事は易しゅうございますので、2年のおくれは例えば1年とか、それは縮まるように感じております。

◎安田委員長
 結構です。そうしますと、続けさせてもらいます。拡張本体の工事は順調に進捗しているように私も見受けているのですが、問題はJRの工事が今後早期に着手できるか、工事が進捗するかだろうと思っております。さっきの、ちょっと私も聞き損じたかもしれませんが、何か迂回工事を8月に入らないと間に合わないとおっしゃったように聞こえたのですが、もう一度確認をさせてください。

●山浦空港港湾課長
 8月に着手できたら21年中にも可能という表現をしたものです。22年10月に間に合わないというわけではございません。

◎安田委員長
 そうしますと、8月中に工事着工が今の状況下で見通しをどのようにお考えになっているのか、まだ新駅の問題とか踏切の問題とかあるわけでして、この間も地元の自治会長に聞きましたら、県はとにかく早く早くとばっかり言って、具体的に町内の皆さんに自分が責任を持って御説明できるような状況ではないのに結論ばかりを急いでいるというふうな話を最近も聞かされましたが、その辺も含めてちょっと回答をしてください。

●山浦空港港湾課長
 8月着手の見込みといいますのが、これはまだ見込みでございまして、頑張りたいということが1点でございます。ぜひとも頑張りたいということで、見込みと言われてもちょっと難しい、相手があるものでございますので。

◎安田委員長
 そうすると部長、これに関連してですが、先ほど石村委員からもその地元調整という話は出ました。これもやはり私が言っていることも同じことがかかわってきます。それとのこの米子空港のJRの問題に付随して、やはり市との予算の調整というか、話を煮詰めないと進捗しないわけです。そういう大きな問題がまだたくさん残っている状況下で8月ということが本当に強行すれば逆にまたマイナスの面も出てくるわけでして、早くしなければいけない、早くするためにどのような手だてがあるのか。私はちょっと山浦課長の今のストレートな話し方とは別の解決の仕方というのもある意味では視野に入れなければいけないようなこともあるのではないかと思っておりますが、どうぞ。

●田所県土整備部長
 8月のJRの工事着工の目標、もう一回整理しますけれども、それができればあとは工事の方でみんなで頑張って21年度中に完成できる、目指せるということです。それに向かって今、実務的に作業をしているということです。ただ、JRの工事に入るためにまだ実は用地買収も
100%は済んでいません。ですから、それをまず解決に向かう、地権者さんとの交渉に向かっていく、これがまず1つの課題です。これを早く解決できるように、これはさっきの山陰道ではないですけれども、国、県、市の連携をよくとって進めているところです。
 それで、あとは8月まではいろいろな手続、設計、積算、入札手続とかありますので、その間に沿線のさっき言われました米子市や境港市の地元にかかわるいろいろな問題をよく両市と協議して調整していかなければならない。ですから、これを全部並行して行って8月にスタートというふうにしたいと思っています。これまでも国交省、JR、境港市、米子市、県庁という体制で話をしてきていますので、そこをよく工程管理をしながらやっていきたいと思います。いろいろまだ問題があろうかと思いますけれども、この解決にちゃんと重点を置いておきたいと思います。

◎安田委員長
 ほかにありませんでしょうか。

○野田委員
 さき方、河川課長の説明の中で、日野川については十分な対処ができる、これは賀祥ダムの緊急放流ということですけれども、天神川も水位が下回っているということで本日会議が開かれているそうでございますけれども、この場合、さらに渇水が進んだらどこでこの水というものを確保できるのか、すぐに今、田んぼで本当に水が要るわけです。どういう対処がなされるのか教えていただきたい。
 もう一つ、私が聞き漏らしたのだ思いますけれども、17ページの一番最後のところの参考という部分の中で、県が受けるというと537台になり、費用はまたがくんと減ってくると、これはどういうことでこういうぐあいになるのかちょっと説明いただきたい。私が聞き漏らしたのかもしれませんので、よろしくお願いします。

●桑田河川課長
 天神川の渇水の対応等についての御質問でございます。残念ながら、天神川には利水用のダムはございません。ということになりますと、これから少雨が続き水位がさらに低下してくるということになった場合には、利用されておられます農業関係者並びに上水、倉吉市等は伏流水をとられているわけでございますけれども、そういうところでカットをしていただくということがとり得る唯一の対策でございます。

○野田委員
 それこそ生産にもかかわることですので、農林の方にこれは大きなかかわりを持つと思いますので、この辺のところの水の対処というのは必要だと思いますので倉吉市に話をしてやってください。
 もう一つ、聞き漏らした分ですが。

●山浦空港港湾課長
 公募条件で、国有財産使用料を払うという公募条件があっております。国有財産使用料を積算しますと、ちょっと今は数字がないのですけれども、1,700~1,800万円ぐらいと、あと管理費が400~500万円ということで2,300万円ということになっております。現在、経費といいますのが外郭団体、通称空整協というところが管理しておりまして、その収支をもとにしてただにするにはこのくらい欲しいということで、3,800万円を払ってただにしている政策をとっているのですけれども、これは直接的に国土交通省大阪航空局が公募いたします公募条件の中で国有財産使用料、これは毎年変わるものなので、ことしの積算で1,700~1,800万円プラス管理費ということで1億円減るということでございます。

○野田委員
 わかりました。

◎安田委員長
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、執行部、県の方で何かありませんでしょうか。
 意見もないようですので、委員の皆さんには御相談したいことがありますのでその場に残っていただき、執行部の皆さんには退席していただいて結構です。御苦労さまでございました。
(執行部退席)
 委員の皆さんには、県内調査と委員会活動に係る積立金、それからアルバムの作成の3点について御相談したいことがございます。
 まず最初に、平成19年度の第1回県外調査についてであります。従来、県内・県外調査につきましては年間各2回、計4回を目安に行っているところでありますが、本年度の第1回県外調査について、お手元に配付の資料のとおり、視察先として長野県と関東近郊とする案、それから北海道とする案の2案をお示ししております。日程欄とあわせまして委員の皆さんから御意見、御提案があればお聞かせをください。

○前田委員
 さっき僕が言ったように東京をいれないといけない。

◎安田委員長
 長野に入っているはずですよ。

○前田委員
 どっちに入ってる。どっちの場合も。

◎安田委員長
 長野にだけ。北海道の場合はちょっと行き来に時間がかかるものでして。

○前田委員
 それで、あなたにお教えしようと思ったのが、大体県外はずっと3泊4日だった。3泊4日だったけれども、何か都合が悪いから2泊3日にしようという方に流れてしまって、いつの間にやら2泊3日のチームが多くなって、原則は3泊4日です。ですから、今言ったように、去年の企画土木常任委員会は国会議員とのそういうこともあったものだから日程も3泊4日にした。

◎安田委員長
 今、前田委員からお話がありましたが、そうすると1案、2案いずれにしてももう1泊加えて東京陳情。

○前田委員
 僕は東京の国会議員に、日程が合うかどうかわからないけれども、でもこういう問題があるので、議会が一生懸命になっているという姿を見せた方がいいと思います。

◎安田委員長
 どうでしょうか、皆さん、ほかの委員の方の御意見も聞かせてください。

○小玉委員
 結構です。

◎安田委員長
 よろしゅうございますか。
 そうしましたら、3泊ということを踏まえながら、今後視察の日程、場所、内容を含めてきめていきたいと思います。
 ただ、日程だけはちょっと皆さんの御都合を聞かせておいていただかないといけないのではないでしょうか。そうすると、8月1日からスタートしていますが、この場合は31日からスタートをしないといけないと思いますね。それで8月3日までが一つと、これは、6日、7日、8日、9日で行くか7日、8日、9日、10日で行くか。案2ですね。案3は、ちょっと困りましたね。

○石村委員
 委員会が終わってから東京に行けば。

○前田委員
 案3はいけない。


◎安田委員長
 これは絶対だめという日程がありましたら、ほかの皆さんもちょっと出しておいていただけませんでしょうか。1案と2案。よろしゅうございますか。いいですか、皆さん、こちらで。
(「お任せします」と呼ぶ者あり)
 お任せいただいてよろしゅうございますね。
 そうしましたら、案1と案の2のどちらかで日程を組ませていただきたいと思いますので、また次の議会中に。

○前田委員
 去年のものを参考にしてください。

◎安田委員長
 わかりました。
 次に、委員会調査に係る経費の取り扱いについてですが、従来、県内外調査で生じた旅費を上回る経費につきましては皆さんの議員報酬から毎月1万円ずつを積み立て、その積み立ての中から不足分を精算させていただいておりました。引き続き今後も同様の取り扱いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、早速6月分の議員報酬から1万円ずつ引き落としさせていただくことといたします。
 次に、アルバムの作成についてです。従来、希望する委員に対して県内外調査等で撮影した写真をもとにアルバムを作成し、4年後の任期終了後に皆さんにお渡ししておりました。引き続き今後も同様の取り扱いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、希望をされない委員さんはございませんでしょうね。
 それでは、全員ですね。作成させていただきたいと思います。写真代の経費は、議員報酬の積み立てから精算をさせていただきます。
 以上をもちまして企画土木常任委員会を閉会いたします。

 

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