令和3年度地域づくり県土警察常任委員会議事録

令和4年2月25日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
川部  洋
安田 由毅
坂野 経三郎
伊藤  保
内田 隆嗣
広谷 直樹
島谷 龍司
銀杏 泰利


欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   中原交流人口拡大本部長、森田県土整備部長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   澤田課長補佐、田中(慶)係長、田中(秀)係長
 1 開議   午前9時00分

 2 休憩   午前10時22分 / 午前11時58分 / 午後1時24分 / 午後2時25分

 3 再開   午前10時26分 / 午後1時00分 / 午後1時28分 / 午後2時29分

 4  閉会      午後3時31分

 5 司会   川部委員長

 6 会議録署名委員  島谷委員  伊藤委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前9時00分 開議

◎川部委員長
 本日の地域づくり県土警察常任委員会を開催いたします。
 まず、交流人口拡大本部に係る付議案の予備調査を行います。
 初めに、ふるさと人口政策課、東京本部、関西本部及び名古屋代表部に係る議案の予備調査を行います。
 密集を避けるために執行部の入替えをしながら行いますので、御了承ください。
 なお、東京本部、関西本部及び名古屋代表部からオンライン参加の申請がありました。
 谷長東京本部長、聞こえますでしょうか。

●谷長東京本部長
 おはようございます。聞こえます。よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 はい、よろしくお願いいたします。
 高務関西本部長、聞こえますでしょうか。

●高務関西本部長
 はい、聞こえます。よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 よろしくお願いします。
 岡山名古屋代表部長、聞こえますでしょうか。

●岡山名古屋代表部長
 はい、聞こえます。よろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 よろしくお願いいたします。
 それでは、この3所属からのオンライン参加の申請を許可いたします。
 執行部の説明に移ります。
 特にオンライン参加の方、聞き取れるようにマイクを意識してやってください。
 タブレット、資料を開く時間がありますので、その辺は様子を見て説明開始いただくようにお願いいたします。
 まず、当初予算の議案について説明を求めます。
 質疑につきましては、説明終了後、一括して行います。
 初めに、中原交流人口拡大本部長に総括説明を求めます。

●中原交流人口拡大本部長
 まず、議案説明資料の令和4年度当初予算関係、交流人口拡大本部資料を御覧ください。3ページの総括表で御説明させていただきます。
 本日御審議をお願いしますのは、議案第1号、当初予算で、合計額57億2,800万円余、前年度に比べ22億7,100万円余の増額となっております。
 主な増額理由としましては、新型コロナ対策の支援事業、観光関係、観光戦略課で約19億円の増額、それから国際観光誘客課でインバウンド再開を見越した予算の計上ということで2億7,000万円余の増額となっております。
 ただし、交付金等の優位な財源を積極的に活用しておりますので、県費負担額の増額は約1億5,600万円余となっております。
 各所属の取組におきまして、コロナを契機とした新たな人の引込みですとか、ポストコロナに向かって、鳥取県観光の新たな魅力アップといったことに取り組んでまいります。
 詳細は各所属長から御説明させていただきます。御審議をよろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 続いて、関係課長から順次説明を求めます。

●岩下ふるさと人口政策課長
 同資料の4ページを御覧ください。交流人口拡大本部に係る一般職員及び会計年度任用職員の人件費を総務管理費、企画総務費、観光費別にお願いするものでございます。
 5ページを御覧ください。交流人口拡大本部全体の所掌事務に係る経費を上段でお願いいたします。下段は、ふるさと人口政策課の所掌事務に関する経費を自治振興費でお願いするものです。
 6ページを御覧ください。現在、関係人口も増えて鳥取に着目していただける方が大変多くなってきております。そういう方を、鳥取県への移住を増やしていくためにも、移住希望がある方について、きめ細かい移住フォローを行っていく予算でございます。
 主な事業内容、1番は移住についての相談員を鳥取県内のふるさと鳥取県定住機構、それから東京、大阪などに相談コーディネーターを配置する予算がメインとなっております。
 2番は、特に東京については、ふるさと回帰支援センターというのがありまして、そちらにも相談員を置く。それから大阪にもPRブースを設けるという内容になっております。
 3番は、鳥取県内の東・中・西部に各1名、住宅に関する相談を引き受ける相談員を配置する経費でございます。
 4番は、NPO等の団体等が移住者受入れを推進するための取組を支援する補助であります。
 5番目は、一般社団法人移住・交流推進機構の会費でございます。
 7ページを御覧ください。こちらは移住定住促進情報発信事業でございます。
 主な事業内容といたしまして、波及効果がありますウェブ媒体を活用して、移住者ライターによる、鳥取県の移住の魅力を発信する事業でございます。
 2番が、テレワークをしながら鳥取暮らしを体験するモニター参加の方を募集する費用でございます。
 3番はテレビ媒体を使った移住の魅力を発信する事業で、こちらは、テレビで放送した後に全国で見られる動画配信サービスでそのコンテンツをPRする事業でございます。
 4番については、県内在住の一般の方をインフルエンサーに任命して、PRをしていただく事業でございます。
 8ページを御覧ください。移住定住受入体制整備事業でございます。こちらは、市町村が行う移住者の支援を県が一緒になって支援するものでございます。
 内容につきましては、市町村が置く移住専任相談員、それから空き家活用への支援。
 (2)につきましては、シェアハウス、ゲストハウスの整備支援。
 (3)につきましては、空き家を活用した作業場、それから地域での研修への支援。
 (4)につきましては、都市部から鳥取県内に本社機能を移転する企業の雇用者の方が移転してくる事業で、昨年から行っておりますけれども、今年度も米子市に5世帯が移住してこられました。
 (5)番が、若い世代への移住支援。
 (6)番が、国が行います、東京23区に職場があったりお住まいの方に対して手厚い補助を行う事業に対しての地方負担分でございます。
 続きまして、「ふるさと来LOVEとっとり」という事業名がかぶさっている事業が2つありまして、関係人口創出事業と若者県内就職強化事業。
 私から、若者県内就職強化事業だけ説明させていただきます。9ページを御覧ください。若者の定着、Uターンを推進する事業であります。
 主な事業といたしましては、若者県内定着に向けた効果的な事業検討をするための在り方検討会を行う事業。
 (2)は、「とりふる」を軸として、若者の定着を行う事業であります。県内定着、県内就職に関するイベントとか相談会に参加していただいた方にポイントを付与する、それから「とりふる」を改修する。実際に県内に就職した方からの体験談を応募してもらって、それを情報発信に活用する。それから、就職コーディネーターを鳥取県内、関西本部、東京本部に配置する事業でございます。
 (3)は、県内高校生の皆さんに県内就職の魅力を発信する事業。
 (4)は、現在もやっていますけれども、県内の新聞社と連携して、「挑戦」という記事でPRをさせてもらうといった事業になっております。

●森田ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 資料の10ページをお願いいたします。「ふるさと来LOVEとっとり」関係人口創出事業でございます。
 こちらは、コロナ禍でテレワークが急速に普及しまして、都市部を中心に働き方とか価値観が変化しているというところもありまして、若い世代を中心に地方への関心が高まっていることから、転職なき移住でありますとか、ワーケーション、副業・兼業等の推進によりまして、関係人口の拡大、創出を図るとともに、移住拡大を図ってまいるものでございます。
 2番の主な事業内容、とっとり副業兼業プロジェクトということで、こちらは令和元年度から実施している事業でございますけれども、副業解禁企業におきまして、副業・兼業を希望する都市部ビジネス人材の方を県内に誘致する事業でございます。 
そのほか、新たな取組といたしまして、2番、3番にございますけれども、県内での副業・兼業人材を活用する事業所を増やしていく、裾野を拡大していくために、人材活用セミナーでありますとか、新聞等の広告による広報を行うものでございます。
 続きまして、(2)の先進的なワーケーションでございます。ファミリーワーケーション全県拡大事業ということで、今年度は県主導でファミリーワーケーションのモニターツアー等を実施したのですけれども、来年度は民間主導によるプログラムを実施するということで、補助金の助成でありますとか、今年度に引き続きまして子育て中の都市部人財をアドバイザーに委嘱しまして伴走支援していただくことにしております。
 続きまして、11ページをお願いいたします。2番の、鳥取型福業モデルプログラム、とっとり翔ける福業でございますが、こちらは、副業未解禁の企業の従業員の方に、鳥取県内の自治体でありますとか企業と協働していただく取組になっておりまして、報酬という形ではなくてボランティアでありますとか、あとは鳥取県の特産品で返礼するといった形の多様な関わりでプロジェクトを進めるものとなっております。
 その他、新規になりますけれども、4番のとっとりワーケーションネットワーク協議会の運営補助金ということで、民間主導でのワーケーションの受入れプログラムの紹介でありますとか、そういったコンシェルジュ機能を強化するために、地域DMOや県内関係者で組織しますとっとりワーケーションネットワーク協議会への運営補助を行うものでございます。こちらは鳥取市と一緒に補助をしてまいる予定になっております。
 続きまして、(3)の「転職なき移住」支援でございます。こちらも新規の取組になっておりまして、「転職なき移住」等移住支援補助金を創設いたしまして、県と連携しまして行います、兼業・副業・転職なき移住などの新たな働き方の取組に対しまして、3大都市圏から本県に移住する方に係る経費を助成するものでございます。
 そのほか、都市部人財の呼込みに向けたツアーでありますとかネットワーク形成につきましては、今年度からの事業でございます。
 続きまして、12ページをお願いいたします。とっとりとの関係人口をふやす事業ということで、県内のワーケーション施設の整備でありますとか、県外からワーキングホリデー等で来ていただく方の経費を支援することによりまして、関係人口の創出を図るものでございます。
 ワーケーション拠点整備事業補助金につきましては令和2年度から実施しておりますけれども、こちらは2か年の補助制度になっておりまして、1年目はハード整備を含めた支援としまして、2年目はソフトの事業を支援するものでございます。
 続きまして、ワーキングホリデー補助金につきましては、県内外から地域での暮らしを体験するワーキングホリデーを実施される方の支援をするものでございます。
 続きまして、13ページをお願いいたします。鳥取県未来人材育成奨学金支援事業でございます。こちらは平成27年度から実施している事業でございますけれども、県と産業界で協力して基金を設置しまして、県内に就職される大学生等の奨学金返還を支援するものでございます。昨年度とほぼ同額の基金造成を行いまして、令和4年度の新規認定者分の助成原資とするものでございます。支援事業の制度概要につきましては、記載のとおりとなっております。
 続きまして、91ページをお願いいたします。こちらは債務負担行為に関する調書でございまして、当該年度提出分ということで、先ほどの令和4年度の未来人材育成奨学金について、限度額、支出予定額は記載のとおりとなっております。
 続きまして、92ページをお願いいたします。こちらは過年度議決分に係るものでございまして、平成27年度以降の未来人材育成奨学金及び令和3年度のとっとりワーケーション推進事業補助ということで、1行目、2行目、5行目、6行目、9行目、10行目、12行目、13行目ですね。ふるさと人口政策課に係るものでございまして、限度額、支出見込額、支出予定額につきまして記載のとおりでございます。

●谷長東京本部長
 資料14ページをお願いいたします。東京本部運営費、これは東京本部を運営するための事務所の賃借料ですとか、活動経費でございます。
 資料の15ページをお願いいたします。首都圏における交流人口拡大推進事業でございます。新たな鳥取ファンを開拓し、本県の認知度向上を図るため、首都圏のメディア等の報道機関、旅行会社等に働きかけを行います。鳥取県の情報発信、観光誘客を図るための事業でございます。今後とも旬の話題を活用しまして、積極的な情報発信、首都圏在住の外国人に向けた情報発信を行ってまいりたいと考えております。
 鳥取県にゆかりのあるメディア関係者、ゆかりの飲食店、それからふるさと大使など、著名な方を活用し、皆さんの協力を得ながら、本県の情報発信に努めてまいりたいと考えております。
 資料の16ページをお願いいたします。首都圏学生IJUターン就職促進事業でございます。鳥取県から首都圏の大学、専門学校に毎年大体250名程度が進学しておられるようです。こういった学生の皆さんのIJUターンを促進するための事業でございます。進学者の多い大学との就職支援協定でありますとか包括協定に基づきまして、連携を強化していきます。
 首都圏に進学される学生は、関西などと比べますと、地元に帰られる割合が低い状況がございますので、とっとりWorkWork(ワクワク)飛行機ツアーと称しまして、学生の皆さんに地元企業を訪問していただくような事業も継続して行ってまいります。
 学生同士の懇親を深めていただくような交流事業なども実施したいと考えております。
 首都圏には、本県出身者の男女別の学生寮もございますので、そこでの就職セミナー等によりましてUターンを促していきたいと考えております。
 資料の17ページをお願いいたします。首都圏販路開拓推進事業でございます。首都圏の量販店での勤務経験があり、食品流通業界についての経験が豊富な方を販路開拓マネージャーとして配置しまして、首都圏のニーズと地元の加工業者等をマッチングするような事業を行っております。このような取組を進めまして、定番商品、それから取り扱っていただく店舗を拡大してまいります。
 来年度の新規としましては、3番目のところに書いておりますが、五ツ星お米マイスターと連携して、本県のオリジナル米、星空舞の販路開拓、それからブランド化に取り組んでいくことを考えております。
 資料の18ページをお願いいたします。首都圏アンテナショップ運営事業でございます。岡山県と共同で新橋にアンテナショップを設置しておりますけれども、今年9月で8周年を迎えることとなっております。運営事業者につきましては、物販店舗は株式会社フジランド、それから2階の飲食店舗につきましては、引き続き株式会社稲田屋本店にお願いすることとしております。
 この中で新規としまして、(4)のところですが、次期契約の検討に向けた調査としまして200万円余を計上させていただいております。令和5年度末までとなっております現在の場所でのアンテナショップの運営につきまして、専門業者に経済効果等を検証してもらうこととしております。コロナ禍で厳しい状況ではございますけれども、アンテナショップを拠点としました情報発信、それから販路開拓の取組を強化してまいりたいと考えております。
 飛びまして、資料の92ページをお願いいたします。債務負担行為です。東京本部の関係は、真ん中辺りの首都圏アンテナショップ建物賃借料でございます。年額約8,300万円を計上しております。これも岡山県と折半ということになります。

●高務関西本部長
 20ページをお開きください。関西本部の管理運営費でございます。関西本部の事務室の管理運営費と、それから関西本部の業務に係る事務費でございます。
 続きまして、21ページを御覧ください。鳥取県へ「いらっしゃい」事業でございます。こちらは在阪のメディアや関西圏の地域の団体と連携いたしまして、鳥取県の観光誘客や情報発信を行う事業でございます。例えば、大阪といえば通天閣、あとはミナミの団体、それからリーベルホテルというユニバーサルスタジオのそばのホテルなどと連携して、いろいろな情報発信に努めてまいりたいと思っております。
 22ページを御覧ください。関西圏ネットワーク形成交流推進事業でございます。関西圏から鳥取県に100社以上の進出企業がございます。その進出企業の方々と交流会を持ちまして、鳥取県の新たな今の情報をお伝えしたり、逆に鳥取県に増設などといった情報をいただくようなことができないかということで、毎年セミナーを開催させていただいております。あわせて、関西には県人会が7つございまして、合計600人以上の方が会員になっておられます。そういった方々と年1回交流会を持つための経費でございます。
 続きまして、23ページを御覧ください。大学との連携による就職応援・地域づくり推進事業でございます。鳥取県は関西圏の大学20校と協定を締結しております。就職支援に当たりまして、例えばその大学に通っている鳥取県出身の方に情報提供して就職カフェなどを開いております。その就職カフェは、大体135名、令和3年度は18回開催しておりますけれども、そういったための経費。それから鳥取県に興味を持っていただくために、WorkWorkバスツアーとしまして、バスで鳥取県出身の大学生に関西圏から帰ってきて県内の企業を訪問していただくといった経費も計上させていただきたいと思っております。
 なお、今年は20校より、さらに締結校を増やしていきたいなと考えておりまして、そういった増額をお願いしたいと思っております。
 24ページを御覧ください。メイドイン鳥取県関西・中京圏販路開拓事業でございます。関西圏は、鳥取県の市場では非常に大きなものでございます。鳥取県の食材をブランド化、名前を高めるための事業をいろいろと考えております。まずは、関西圏の有名シェフのネットワークを生かして、関西圏の有名なシェフから情報発信していただいたり、使っていただく。レストランフェアをする。あとは、その料理人たちに鳥取県に来ていただいて、実際にいろいろアドバイスをいただいたりする事業を考えております。あわせて、百貨店や高級スーパーなどで鳥取県のフェアをしたいと思っております。
 続きまして、92ページを御覧ください。過年度の債務負担行為でございます。下に2つございますけれども、関西本部はビルの中に入っておりまして、機械警備や清掃を委託しております。これに関する債務負担行為でございます。

●岡山名古屋代表部長
 名古屋代表部の事業は2本ございます。
 まず、25ページを御覧ください。ふるさと鳥取県産業・観光センター設置運営費です。こちらは、他県事務所と連携実施するもの、それから管理運営に要する経費、また企業誘致や産業立地に関するもの、そして、県産品の販路拡大に関するものと3つの細事業をもって構成しております。ふるさと鳥取県産業・観光センターは久屋中日ビルの5階で活動しております。
 続きまして、26ページを御覧ください。中京圏との連携推進事業でございます。こちらの事業は、観光を含む人のつながりを維持、発展させるものでございます。
 主な事業内容として3つございます。県内への就業を促進するための取組に関するもの、それから人的ネットワークの維持発展に関するもの、そして、観光PRに関するものの3つで取り組んでおります。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○坂野委員
 では、1点だけ伺いたいのですが、11ページ、(3)の転職なき移住ですけれども、これは市町村とも協力してやっていくということはないのかなと思ってみたのですけれども、どんなものでしょうか。

●岩下ふるさと人口政策課長
 こちらの転職なき移住は、企業が新たな働き方を導入した場合に、鳥取県内でのリモート勤務でどういった地域に着目するかということが起こってくると思いますので、そういった場合に、やはりその市町村と連携してやっていこうと今考えております。

◎川部委員長
 よろしいですか。
 ほかにありませんか。

○銀杏委員
 10ページです。主な事業の3番目の新聞折込広告等による広報ということですが、「とっとり副業兼業プロジェクト」、これを紹介して事業所を増やしていくんだということですけれども、これはどこの地域で。県内全般でされるのですか。

●森田ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 そうでございます。県内全域で、こういった副業・兼業人材を受け入れていただく企業を募集するというところで、今県外からの応募はかなりあるのですけれども、県内での引受先が少なくて、ちょっとマッチングし切れていないというか、非常にうれしい悲鳴なのですけれども、県内での受入れを広げていきまして、副業・兼業をしたいと言っていただいている都市部の皆さんの受入れをなるべく多くしていきたいというところでございます。

○銀杏委員
 150万円だと出せる回数も限られてくると思うのですけれども、折り込みですから、事業所に限らず広く皆さんが見るわけで、登録されている事務所に絞ってやるのがいいのか、こうした広告を使うのがいいのか。何か狙いみたいなことがあるのですか。

●森田ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 そうですね。こういった事業をしているというところをなるべく広く知っていただくということで新聞の広告は出すのですけれども、折り込みにつきましては、商工会議所に会報誌等の折り込みをお願いしてというところで……(発言する者あり)ちょっと説明が足りていませんでしたけれども、そういった形でターゲットを絞って拡大を図っていくというものでございます。

○銀杏委員
 つまり、いわゆる一般紙に、全県にこの広告を新聞折り込みするというのではないわけ。

●森田ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 そうです、はい、そうでございます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○内田(隆)委員
 10ページ、11ページをお願いします。ちょっと不案内で申し訳ないのですけれども、ファミリーワーケーションって、大体どのくらいの期間、どういった方が対象になって、どういったところに委嘱して、何名くらいを想定してやられるのですか。KPI。

●森田ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 ファミリーワーケーションでございますけれども、こちらは今年度、親子ワーケーション部という任意団体が立ち上げられていまして、毎日みらい創造ラボというところにいらっしゃる今村さんという方にアドバイザーをお願いしております。御自身もお子さんをお持ちでファミリーワーケーションを実践されている方でございまして、その親子ワーケーション部のネットワークを通じまして、今年度、ファミリーワーケーションのモニターツアーを実施したところでございます。
 ファミリーワーケーションもそれほど長い時間ではないのですけれども、おおむね大体2泊3日でありますとか3泊4日。おおむね小学生以下のお子さんが多いというところで、やはり夏休みとか、お子様の長期の休みが取れるときに実施するところが多いというものでございます。
 今村様には来年度も引き続き関わっていただきまして、そのワーケーション造成の補助金がございますけれども、そちらと一緒に伴走支援ということで、県内でのファミリーワーケーションの取組を進めていっていただくというものでございます。

○内田(隆)委員
 どれくらいを想定されているのですか。

●森田ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 数として、KPIとしては今ちょっと持ち合わせていないのですけれども、ファミリーワーケーションも今年度から県として取り組んでまいりまして、来年度拡大していこうというところでございます。なかなか今の時点でその目標的なところはちょっと申し上げにくいのですけれども、来年度このプログラム造成の事業を始めることによりまして、ファミリーワーケーションを受けられる素地といいますか、基礎をつくりまして、来年度以降しっかり受け入れられるような形で取り組んでまいりたいと考えております。

○内田(隆)委員
 別に否定的な話をしているわけではなくて、取り組むならしっかり取り組んでいただきたいなと思うのですけれども、今の説明で、出し手は、ああ、そういうことなのかなと思ったのですが、受け手はどういう形なのですか。

●森田ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 受け手は、来年度は大体5件ほど、受入れ団体、5事業ほどを認定させていただいて取組を進めていただこうかなとは考えているのですけれども。

○内田(隆)委員
 もう想定があって。

●森田ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 はい。そうですね、ある程度、今2~3ぐらい想定はあるのですけれども、それをさらに拡大して、何とか事業として5件ほど造成していただこうかと思っております。

○内田(隆)委員
 いいです。今年度しっかり取り組まれるということなので。多分、受け手と出し手と、それから受皿。2泊3日が単発で続いても、旅行に来ているのかという話にもなりかねないから、例えばそれであれば保育の場とか学童の場とか、本当に移住というか、夏休みに家族で短期の移住ができるようなことをしっかりと考えてやるべきだと思う。今年度しっかり、その辺りも含めて。2泊3日の旅行に来てもらって関係交流人口を増やしました、5事業をやりましたというのでは駄目な気がする。枠組みとしてしっかり検討するという予算だと思うので、しっかりとやっていただけるのだと思いますし、いい取組かもしれないので、モニタリングをしていこうと思います。
 続けて、関西本部、23ページ。関西本部長、視察に行かせていただいて、この大学との連携協定の辺りについて意見交換をさせていただきました。ありがとうございます。
 そこに関しては増員予算を要求されているのかな。足りている足りていないで言ったら、手いっぱいだということをはっきり言われていたのだけれども、その辺りの人の手当てはどうなったのですか。

●高務関西本部長
 今回は人の手当ては考えておりませんですけれども、事務費で50万円ほどお願いしたいと思います。人については、今の体制で頑張ると申しておりまして、今年1年、来年度分は今の体制で考えていきたいと思います。といいますのが、コロナがちょっとまだどうなるか、落ち着かない面もあります。今後、来年度、コロナの状況を見ながら、さらにもっと頑張れるようであれば、確かに正職員または会計年度任用職員、どちらがいいかという判断もあるかと思いますので、そこでまた定数の要求をさせていただきたいと思っております。

○内田(隆)委員
 たしか1人の専門職の方がいらっしゃって、協定校だけでも20数校を見ていると。これは回り切れない、回り切るだけで非常に仕事がぱんぱんで、さらに新たに増やしていくと、ちょっとマンパワー的に足りないよねという意見交換だったと思います。それでもやっていくということで、今回の予算要求をされていると思うのですけれども、そこに関しては、人が要るなら要るでしっかり配置すべきだと思うので、今回成果が出なかったら本当に考えなくてはいけないと思いますし、モニタリングをさせていただければと思います。成果を出してください。

●高務関西本部長
 ありがとうございます。正職員もおりますので、一緒になって対応していきたいと思っております。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○広谷委員
 9ページ、若者の県内就職の支援ということで取り組んでいる事業で、なかなか県外の大学生、大学卒業生の県内就職が進んでいないという中で、スマホのアプリの「とりふる」というのがありますよね。僕も開いてみたこともないもので、ちょっと間違ったことを言うのかも分からないけれども、3番の事業目標のところに「とりふる」に登録した高校卒業生の割合が100%と書いてあるのです。これは100%の方が登録しているということなのですか。目標が100%ということなのですか。

●岩下ふるさと人口政策課長
 こちらは目標が100%ということでございます。基本的には、高校の卒業式の後の集会とかで、例えば高校生に体育館にスマホを持ってきていただいて、はい、みんな、全員インストールしてくださいというような形を想定をしている中で、それができている高校がある一方で、できていない高校もやはりあるもので、全体としてやはり100%にはいっていないと。(発言する者あり)ですので、また教育委員会等にもお願いをして、できるだけそれは100%ダウンロードしていただくように努めていくということでございます。

○広谷委員
 目標が100%ということで、ここに登録者数が10月時点で1万5,817人と書いてあるけれども、現在の割合はどれぐらいなのですか。

●岩下ふるさと人口政策課長
 こちらの1万5,817人は、この「とりふる」を始めてからの累計の数になります。年間約5,000名の方が県内高校を卒業されますので、事業を始めてからこの登録者数よりも大分多い数が卒業されていますので、やはりもっともっと上げていかないといけないという状況でございます。

○広谷委員
 では、その辺もしっかり登録者数を増やしていかなければいけないと思うのですけれども、結局このアプリによって就職情報提供ということだと思うのですよね、企業情報提供だったり。また、大学卒業のときに、就職活動をする中でそういう情報が県内に帰ってこようかということの貴重な情報だと思うので、やはりこの「とりふる」のアプリを登録して大学卒業までずっと活用するというような継続というか。高校卒業のときに活用するけれども大学に行ったら活用しないというようなことになっているのか、効果としたら大学卒業後の県内就職活動に十分活用できるようなことになればと思うのだけれども、その辺りはどうなのでしょうか。

●岩下ふるさと人口政策課長
 この「とりふる」の特徴として、一度ダウンロードしていただければ、アンインストールすることがなければ、それまでの期間、プッシュ方式で就職説明会の案内とか、あるいはこういう求人情報がありますとかということをお知らせする形になっております。従来型の情報発信と違って、実はもう既に県内就職されているのだけれども、このアプリのアンインストール方法が分からないので、いつまでも情報が来てうるさいのですという、どうやったらアンインストールできるのですかみたいな話もあるぐらいですね、結構しつこく追っかけられる仕組みになっておりますので、非常に有効ではないかと考えております。

○広谷委員
 大学生の、この「とりふる」の評価というか、どうなのか。ちょっとそこまで僕も承知していないのですけれども、就職活動の一つのツールとして、ぜひ学生に、「とりふる」で効果が出るような、その中の情報も含めてでしょうけれども、しっかり情報提供できるようにしていただきたいなと思います。
 それで、先ほど言ったように、登録者数の拡大というか、増やすことも含めて、教育委員会などと連携しながらしていただきたいなと思います。

●岩下ふるさと人口政策課長
 提供内容の充実も含めて、今まで新卒の県内企業の情報提供解禁日から即発信するようなことがなかなかできていなかったというような実態もあって、そういうことを改善していこうと考えておりますので、有効な提供内容も含めて、中身を充実させていきたいと思います。

○内田(隆)委員
 加えて、この「とりふる」を実際に入れているのですけれども、ポイントは、もうちょっとインセンティブというか、通知が来たって見ないので、これを開けて見てみようかなというようなことがないといけないかなと思っています。成人式とかで何かインセンティブ的な、初めてみんなで飲みに行くなら一杯どうですかみたいなこととか、入れてみよう、継続的に見てみようということがあると非常にいいのかなと思いますし、例えば首都圏とか関西にはゆかりのお店などがありますので、そこのクーポンとかあると、ゆかりのお店でみんなで会いながら話をするとかということにもつながるし、本当に県外、県内の大学生を含めて、何かそういったことがあれば、もうちょっとこの「とりふる」というのがきちんと役割を果たすのかなと思います。節目節目、イベント事とか、もう少しアプローチを、各市単位で実行委員会があるわけですから、そこでちゃんと、こういうことをやったら何か割引がありますよとかいったようなことができないのかなと思うのですけれども、どうでしょうか。

●岩下ふるさと人口政策課長
 今様々なアイデアをおっしゃったと思います。成人式の場を活用してだとか、あと首都圏のお店で使えるようなインセンティブという御意見をいただきました。少し検討してみたいと思います。
 今のところは、使用の汎用性が高い電子マネー的なポイントにとどまっておりますので、そういった機会を捉えたものとか、いろいろと考えてまいりたいと思います。

○内田(隆)委員
 県内の飲食店対策とかも含めて、いろいろとメニューが出ているわけだから、「とりふる」を活用したメニューも作ってみるというのは一つの手だと思いますし、二十歳で帰ってくるときは、大学生がちょうど就職を意識する時期、短大生なら勤め出した時期とか、何らかのアプローチがあってもいいのかなと。振り袖割引とか何でもいいのだけれども、連携してみてください。

●岩下ふるさと人口政策課長
 二十歳の方々に対するインセンティブとか、そういった斬新なアイデアにもちょっと頭を回していきたいと思います。ありがとうございます。

◎川部委員長
 ほかに。
 では、私から。先ほど内田委員からワーケーションのことであったのですけれども、定義を改めて教えてほしいのです。長期なのかとか。単純にフリーの人が子どもを連れてきて、そこで原稿を打ったから2泊3日もワーケーションなのだということも含めて、ワーケーションってどういう定義になっているのか、改めて教えてください。

●岩下ふるさと人口政策課長
 今年度、ワーケーションのモニターツアーを御家族でさせていただきました。その中で、大山町のTORICOというワーケーション拠点に、御夫婦はテレワークするのだけれども、お子さんも一緒に来られて、そこの近くの子どもを見ていただける施設と協働して、基本的には3泊4日以上で、御両親はテレワーク、子どもは自然の中で遊ぶというような組合せでさせていただいて、大山の漁港でも魚を捕ったり、それを料理したりとか、そういう地元の魅力を十分楽しんでいただいて、ウェブでその結果をPRしておりますけれども、今そういった鳥取の魅力をきちんと感じていただけるようなモニターをやったところであります。それをよい事例にして、2泊3日ということではなくてある程度長期間に、3泊4日以上でありますとか、今のところはそういった実効性のある中身に、来年度はしていきたいと思っているところです。

◎川部委員長
 はい、分かりました。
 よろしいですか。ほかはありませんか。
 それでは、次に、2月補正予算の付議案について説明を求めます。
 質疑につきましては、説明終了後、一括して行います。
 初めに、中原交流人口拡大本部長に総括説明を求めます。

●中原交流人口拡大本部長
 交流人口拡大本部の令和3年度2月補正予算関係の資料を御覧ください。
 交流人口拡大本部は、補正予算関係と、あと繰越明許に関する調書を記載しております。この2つをお願いするものでございます。
 3ページの総括表を御覧ください。一部人件費を除きまして、今回は減額補正となっております。その理由は、もちろん新型コロナ関係が一番大きくなっております。国際観光誘客課の国際定期便の非運航によるものが最も大きな減額となっております。そのほか、新型コロナウイルスの影響によりまして、多くの交流事業がオンラインですとか延期という形になっておりまして、経費が減少しているものがございます。
 詳細は各所属長より御説明を申し上げます。よろしく御審議をお願いいたします。

◎川部委員長
 続いて、関係課長から順次説明を求めます。

●岩下ふるさと人口政策課長
 同資料の4ページを御覧ください。こちらは、本部内の人件費の実績増減に伴う補正を総務管理費、企画総務費、観光費別に行うものでございます。
 5ページを御覧ください。こちらは新型コロナウイルスの感染拡大による出張費等の減額補正を企画総務費、自治振興費別にお願いするものでございます。
 6ページを御覧ください。上段は、移住定住の促進事業につきまして、新型コロナウイルスの感染拡大により、移住相談会をオンラインに切り替えたことなどによる減額補正でございます。2段目は、若者県内就職強化事業について、就職コーディネーター活動費、イベント開催経費など、コロナ感染症の拡大の影響による減額補正をお願いするものでございます。

●森田ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 6ページの下段、「ふるさと来LOVEとっとり」関係人口創出事業になります。こちらは、補助金の実績減でありますとか、やはり新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるイベント等の中止による減額補正でございます。
 続きまして、7ページをお願いいたします。とっとりとの関係人口をふやす事業につきましては、こちらも新型コロナウイルス感染症の影響等によりまして、補助金の実績見込額の減によります減額補正でございます。下段の鳥取県未来人材育成奨学金支援事業でございますが、こちらは令和3年度分の奨学金返還助成の実績見込額の減に伴う減額補正でございます。

●谷長東京本部長
 資料8ページをお願いいたします。東京本部の運営費でございますが、新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、職員の出張が大きく減りまして、それに伴いまして減額補正をお願いするものでございます。

●高務関西本部長
 9ページを御覧ください。関西本部管理運営費。先ほどの東京本部と同じでして、コロナの影響で出張が減ったこと、それからイベントが幾つか中止になりましたので会場費の減などで、事務費を減額補正させていただきたいと思っております。

●岡山名古屋代表部長
 10ページを御覧ください。まず、ふるさと鳥取県産業・観光センター設置運営費ですけれども、こちらはコロナウイルスの感染拡大によります執行見込額の減に伴う減額補正でございます。主なものは、とっとりビジネスフォーラムの年度内開催を断念しましたので、この分が230万円余となっております。
 もう一つ、中京圏との連携推進事業ですけれども、こちらも同様の理由での減額補正でございます。主なものは、ふるさと全国県人会まつりなど、イベント中止に伴うものでございます。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次に、報告事項に移ります。
 質疑等については、説明終了後、一括して行います。
 報告18、首都圏における情報発信等について、谷長東京本部長の説明を求めます。

●谷長東京本部長
 報告資料の5ページをお願いいたします。まず、1番目で交流人口拡大、移住定住に向けた取組ということで御説明いたします。
 (1)でございますが、鳥取県の学生寮での就活セミナーを10月24日、女子寮の清和寮で実施しております。参加者数39名、75%の学生の方に参加していただきました。当日は、Uターン就職されました金融機関の女性職員の方からお話をしていただきました。学生の感想もおおむね好評だということでございます。
 次、(2)でございますが、鳥取県学生寮におけるUターン就職の出張相談会でございます。11月25日、これも女子寮の清和寮に担当職員が出向きまして相談を受け付けております。相談された学生数は3名ということで、あまり多くはございませんでしたが、十分な時間を取ってもらえまして、十分な相談を行えたのではないかと考えております。今後とも取り組んでまいりたいと思っております。
 (3)でございます。明治大学・鳥取県連携講座を開催しております。創設者の岸本辰雄氏が本県出身ということで、明治大学と連携した講座を毎年開催しております。今年は11月29日にオンラインで行っております。埋蔵文化財センターの職員からお話をしていただきました。縄文時代から中世まで、青谷から出土した木製品、それから木工芸について御紹介いただきました。当日は75名の受講者がございましたし、後刻、見逃し配信で144回の視聴がなされております。これも大変好評でございました。
 資料の6ページをお願いいたします。(4)の学生による子ども食堂支援でございます。早稲田大学の鳥取県学生稲門会という組織と連携しまして、チームやずぴょんちという任意団体で代表の方は鳥取県出身者でございます。この方が主催する渋谷区での子ども食堂にこの学生を派遣しまして、とうふちくわであるとか、あごちくわ、ラッキョウ等を提供しまして、鳥取の食材を味わっていただきました。あわせて、鳥取県のPRもさせていただいております。
 次に、(5)でございますが、先ほど当初予算でも御説明申し上げましたが、首都圏学生による県内企業見学ツアー、とっとりWorkWorkツアーを12月27日、28日に実施しております。参加学生数10名ということで、毎年、年末の帰省を兼ねまして企業訪問を行っていただいております。
 (6)でございますが、県人会から鳥取県学生寮へ王秋梨、こおげ花御所柿の贈呈ということで、不便な学生生活を余儀なくされている皆さんに鳥取の味覚を味わっていただく機会がございました。これも昨年度から実施しておりますが、恒例行事となっております。大変感謝されている事業でございます。
 次の(7)東京オリンピック入賞の武良選手への記念品の贈呈ということで、これも鳥取県人会から記念品を贈呈していただきました。残念ながらメダル獲得はならなかったのですけれども、金メダリストの入江聖奈選手に続きまして記念品の贈呈ということで、米子市内の工房MOTOの革財布を贈呈いたしております。これは御本人の希望を踏まえて品物を選定させていただいております。
 資料は7ページに参ります。2番目に、観光と物産が連携した情報発信でございます。
 (1)でございますが、本年度、東京都港区の六本木ヒルズエリアでのPRに取り組んでおります。
 まず、アの六本木ヒルズの屋上庭園での交流事業ということで、毎年この場所で、持ち回りといいますか、選定された県が田植から稲刈り、餅つきまでこの会場で行うというイベントがございますが、今年度は鳥取県の星空舞を採用していただきました。10月9日には稲刈りを実施しまして、これは残念ながら、六本木ヒルズの入居者、それから近辺で勤務しておられますワーカーの方の招待は実現できませんでしたが、メディア関係者を招きまして情報発信していただきました。
 (2)の餅つきにつきましては、年明け1月8日に、県産モチ米を使用して餅つき体験を行いましたし、雑煮の振る舞いを行っております。

◎川部委員長
 本部長。要領よく説明してください。書いてある内容を読むのではなく。

●谷長東京本部長
 はい、分かりました。
 当日は青谷弥生人の胸像なども来ていただきまして、あわせて、弥生風の餅つきなども行っていただいております。大変好評でございました。
 イのところですが、あわせまして、観光物産展と鳥取のフェアということで、11月19日、20日、それからレストランフェアにつきましては約2週間にわたりまして鳥取の食材を提供していただきました。2週間の売上げが約1,300万円程度ということで、大変好評でございました。オープニングには金メダリストの入江聖奈選手、それからガンバレルーヤ、平井知事に登場していただきまして、盛り上げていただきました。当日の状況はメディアで広く発信していただけました。
 ちょっとはしょりますが、8ページをお願いいたします。(4)、メディアを活用した情報発信ということで、この一覧のような情報発信を行っております。また見ておいていただきたいと思います。
 資料の9ページでございます。3の県産品の販路拡大に係る取組ということで、10月9日にコトラボ阿佐ヶ谷というところでベニズワイガニを使った料理教室を実施させていただいております。都内の女性の方を中心に14名の参加がございまして、ベニズワイガニの味を堪能していただいたということでございます。
 (2)はスーパーマーケット等での県産品PRということで、鳥取フェアを各地で開催しております。また御覧いただきたいと思います。
 資料の10ページをお願いいたします。4の今後の予定でございますが、まず最初に、(1)のところでございます。「鉄腕アトム」とコラボレーションしたご当地NFTトレーディングカードゲームというものがございまして、株式会社手塚プロダクションほか、関係する3社が共同開発しましたトレーディングカードが2月末から発売されることとなっております。鳥取県の観光地などを題材にしたカードでございまして、国内外に鳥取県を紹介できる絶好の機会であろうと期待しております。
 (2)、(3)、今後の予定を表にしておりますので、御覧いただきたいと思います。

◎川部委員長
 続いて、報告19、関西圏における情報発信等について、及び報告20、関西圏の大学と連携したUターン就職支援事業の実施状況について、高務関西本部長の説明を求めます。

●高務関西本部長
 11ページを御覧ください。関西圏における情報発信等についてでございます。
 今年度の事業につきましては、10月7日の常任委員会で前半を御報告させていただきましたので、今回の御報告は、その後のものについて御報告させていただきたいと思っております。全て新型コロナの状況に応じて、イベント、情報発信をさせていただいております。
 まず、1番、観光PRでございます。大阪といえば通天閣ということで、ビリケンさんとタイアップして10年間いろいろなPRをしてきていましたけれども、今年度はカニの解禁時期に合わせてカニのPRをさせていただいております。テレビ局がかなり取材に来てくださっておりまして、かなりいろんな方に、この間カニをかぶっていたなと会う人に言われる感じで、いろいろ見ていただいたと思います。
 2番、3番は、難波の辺りの団体の方と連携したイベントでございます。鳥取県からもカニ汁などの販売に来ていただいたり、鳥取県の西部活性化協議会、協会の方もPRに来ていただいたりしていろいろ取り組んでおります。
 4番目が、大阪にあります中四国の自治体が集まって一緒に物産展をしたものでございます。1月にららぽーと甲子園ということで、兵庫県で開催しております。
 あと、5番目はこれからのイベントなのですけれども、大阪観光局から参加しませんかと声をかけていただきました。3月25日から27日、初めての開催になりますけれども、インテックス大阪という大きな場所で日本観光ショーケース。いろいろな自治体が出て、鳥取県は観光連盟と共に出店して、しっかりPRをしていきたいと思っております。
 続きまして、12ページを御覧ください。ここからは県産品の関係でございます。関西本部の大きな特徴として、大阪、関西圏のシェフとタイアップしたブランド化の事業に取り組んでおります。シェフの方を1人つかまえて、その友達の人に来てもらって、県産品をPRする、食べていただく、使っていただく、県産品に対してアドバイスをいただくと。こういういろいろな手法を取って、シェフの輪を広げております。それがこの1番でございます。
 今年は非常に限られた期間しか出張できなかったのですけれども、そのシェフの何人かには、実際に鳥取県に秋、冬にまとめて来ていただいたのが2番でございます。実際に生産者の顔を見て、信頼感を得て取引につなげていくという形になっております。
 13ページを御覧ください。先ほどお話ししましたシェフの方に鳥取県の生産地を見ていただきましたけれども、それを生かして、リーベルホテルやここに書いてございますレストラン17店舗で鳥取県の食材の応援をしていただく鳥取づくしのコース、レストランフェアを開催していただいております。
 そういった取組の中で、その下、4番、県産食材の販路拡大でございます。シェフの方から、このシェフが鳥取県の食材に興味を持っているという、また御助言をいただきまして、その方々に個別でいろいろなブランド化の食材を紹介させていただいて、実際に取引につながっております。
 続きまして、5番目が食育の関係で、大学と連携して、大学生に向けて鳥取県の食材のPR、食育の協力を支えていただいております。
 続きまして、県産品の主なPRということで、いしはら商店という、神戸に近いところに鳥取県のものをたくさん扱っていただいている商店がございますけれども、そこで4か月ごとに鳥取県の事業者に希望を聞いて、ここでモニターをやってほしいということがあれば、チャレンジということで、ものを置いて消費者の声を届けていただくと、そういったチャレンジショップのコーナーを設けていただいております。結果として、5商品が定番化に結びついたということでございます。
 続きまして、14ページを御覧ください。食のみやこ鳥取県の販売PRということで、松坂屋、高島屋、KOHYOなど、いろいろなところで取り組んでおります。オーガニックマルシェといった取組もPRしております。
 あとオンライン商談会でございます。昨日、今日と今実施中でございます。県内の26社、それから関西圏では6社のバイヤーがオンラインでいろいろと商談会を開催しております。ぜひ定番化に結びつけていきたいと思っております。
 続きまして、その下はメディア媒体を活用した情報発信ということで、テレビ、ラジオ、新聞、フリーペーパー、いろんなものを活用して、適宜、県産の食材や情報発信に努めております。
 中でも、最後にKiss FM KOBE「辛坊治郎SundayKiss」とございます。ラジオ番組なのですけれどもYouTubeでも配信いただきまして、辛坊治郎さんに冬のスノボを楽しんでいただいた動画を公開しております。YouTubeで公開して、再生回数が今4万回ということでございます。
 続きまして、16ページを御覧ください。関西圏の大学と連携したUターン就職支援ということで、先ほど内田委員にもいろいろと御助言をいただきました。
 鳥取県が20校の大学と提携しておりまして、そこに進学している学生に対して就職カフェということで、1番目にいろいろ書いてございますけれども、14大学で18事業、135名の学生に来ていただきました。今年は特にオンラインも活用しながらこういった活動をしております。この活動を通じて、地方の就職のことを考えていただく。あとは、地方の企業のことを知っていただくという取組をしております。
 それで、続きまして2番と3番なのですけれども、次のステップとして、就活アカデミーということで、実践編でございます。定住機構と一緒になって、面接のやり方とかを勉強していただくというものも設けております。
 3番目、とっとり就活ぜみなーるということで、これが3つ目のステップでございます。いよいよ就職活動を控えた方々に、先輩学生から生の声を聞いて疑問に答えていただく機会を設けるという、この3本柱の取組を行っております。

◎川部委員長
 続いて、報告21、中京圏における情報発信等について、岡山名古屋代表部長の説明を求めます。

●岡山名古屋代表部長
 17ページを御覧ください。情報発信と県産品の販路拡大、2つの切り口で整理しまして、情報発信につきましては観光、県産品の情報発信としてこのような取組をやってきております。
伝統的なメディアでございます新聞、雑誌、テレビ、ラジオのほか、交通広告、コミュニケーションメディアを使ったもの、また、インターネットでの情報発信を組み合わせて取り組んできたところでございます。
 特に大きなイベント、松葉ガニの特売会をやりましたけれども、このときが第五波と第六波のちょうどはざまのときで、このイベントについては影響を受けることなくできたということになっております。
 次に、県産品の販路拡大につきましては、19ページを御覧ください。先ほど情報発信でも連携しましたけれども、松葉ガニの特別販売会、これは随分長くやっております。今回新しくは、ナゴヤセントラルガーデンでの鳥取フェア、そして鳥取県物産展に取り組んでみたところでございました。
 また、20ページを御覧ください。金山の駅でやっておりますふるさと物産展ですけれども、今年も13道県と連携して取り組んだところでございます。こちらは、新中日ビルが開業しました折には、令和6年度からはその会場に変わって実施する流れになっております。
 その他につきましては御覧のとおりでございます。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○安田委員
 まず、東京本部。学生寮のUターン就職出張相談会について、現状はちょっと分からないのですけれども、以前までだったら清和寮は上級生は出なくてはいけなかったと思うのです。実際に相談に来たのは3人ということなのですけれども、対象人数がもともと就職適齢期の学年の子が少ないのではないかと思うのですが、その辺りはどうでしょうか。

●谷長東京本部長
 現在の清和寮は52名の方が入寮しておられます。定員が何人かというのはちょっと手元にないのですけれども、定員にはまだ満たない人数でございます。基本的な考え方は、2年間のみ在寮できるということだったと思いますが、定員を満たしておりませんので、最終学年まで在寮できるというのが現状かと思います。
 ということで、この中には既に就職の決まった4年生も当然含まれております。各学年が何名ずつかというのはちょっと承知しておりませんけれども、これから就職活動に向かおうとする2年生、3年生、大体入寮者の半分ぐらいは占めていると思いますが、今回は3名の方のみの相談であったということを伺っております。
 先ほど申しましたように、出張の相談会というのが初めての試みだったものですから、今後、何回かこういう企画を計画しまして、また学生の皆さん等の相談に応じていきたいと考えております。

○安田委員
 清和寮も明倫館も両方しっかり伝統ある寮ですので、上級生の方以外も、1年生、2年生の段階から就職の相談に乗るような雰囲気ができればいいのかなと。ぜひ定期的にやっていただきたいと思います。そういったのが、ある意味、「とりふる」などを使って間接的にアプローチするのではなくて、県本部がそうやって直接的に相談に乗ることというのが重要なのかな、鳥取らしいのかなとも思いますので、よろしくお願いします。
 あと、続けて、これも東京本部ですが、8ページ、9ページなのですけれども、メディアの一覧が出ています。表の一番下に、夕刊フジとか日刊ゲンダイの1月1日に掲載とありますが、これは毎年やっていることなのでしょうか。

●谷長東京本部長
 大体季節ごとに、鳥取スイカでありますとか、二十世紀梨の季節、それから松葉ガニの季節にプレゼント企画ということで掲載をお願いしているものでございます。

○安田委員
 なるほど、そういうことなのですね。元旦号のプレゼント企画ということなのですね。
 よく新聞広告にあるような、通信販売のものかと思ったのですけれども、そうではなかったです。もしそういった告知だったら、カニなどは割とお正月に食べたいという方が多いので、年末がいいのかなと思ったのです。実際に今年も1件、関東の方から境港のカニを取り寄せたいと、もうコロナで外にも出られないから、少しぐらいいいものが食べたいではないかということで問合せがあって、年末に紹介したのですけれども、そういったお声が多分高まっています。皆さんが一番実感されていると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 そのほか。

○内田(隆)委員
 明倫館と清和寮ですけれども、私も明倫館に入っていたときがありますので、非常に感慨深いところです。当時から、寮としては、地元であるとか就職であるとかという話題になったのですけれども、私の場合、留学から帰ってきて行くところがなかったのでここで受け入れてもらったというのがあって、いろんな使い方があるのだろうなと思っていました。
 明倫館に入る方って、決して所得が低い方ばかりではなくて、親御さんが安心して預けられるところかなと。たしか2万6,000円が寮費で、1万8,000円が食費で、4万4,000円で御飯を食べられるというところだと思うのです。ここで何が言いたいかというと、この寮というのをもっと使っていっていいのだろうなと思っていて、例えば未来人材の奨学金みたいなのがあるではないですか。ここの寮費についても所得階層に応じて、一律4万4,000円である必要というのはないと思うのですよね。例えば東京に行きたいけれども、生活費が心配だというような子でも、東京に行って勉強して鳥取県に帰ってくるという仕組みが、この清和寮や明倫館を使えばすぐにでもできるのではないかと思うし、帰ってくるインセンティブとして払った寮費が返ってきますと、最初からそれが制度としてあるというのだったら、親御さんだって非常に心強く進学を後押しできると思うのです。
 ぜひ制度的補強、新しい制度をつくってみていただきたいのですけれども、どうですか。

◎川部委員長
 誰が答えますか。寮の制度。

○内田(隆)委員
 管轄ではない。ちなみに清和寮と明倫館を管理しているのは鳥取県育英会でしたっけ。育英会だったら、ここの担当所管ではないかと思うのだけれども。(「教育委員会が」と呼ぶ者あり)では、言い方を変えます。ぜひ、IJUターンのツールとして、今言ったことは非常に検討する価値があると思うし、学生の確保に対するアプローチとしても有用だと思うので、教育委員会とぜひ協議してみていただけますか。

●中原交流人口拡大本部長
 教育委員会と、あと東京本部も含めまして、関係者と話し合って、そういった対策ができないか検討してみたいと思います。ありがとうございます。

○内田(隆)委員
 ぜひお願いします。今、定員74人とか73人とかですよ。20人くらい空いてたり、10何人空いているので、もったいないではないですか。よろしくお願いします。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、前半部分に関して、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、執行部の入替えを行うため、暫時休憩いたします。再開は、入替え次第。

午前10時22分 休憩
午前10時26分 再開

◎川部委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続き、観光戦略課、交流推進課、まんが王国官房、東部地域振興事務所、中部総合事務所県民福祉局、西部総合事務所県民福祉局及び西部総合事務所日野振興センター日野振興局に係る付議案の予備調査を行います。
 まず、当初予算の付議案について説明を求めますが、委員のタブレット等の操作の状況がありますので、その辺は様子を見て開始していただきますようお願いいたします。
 質疑につきましては、説明終了後、一括して行います。
 それでは、関係課長から順次説明を求めます。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 資料の27ページをお願いいたします。夢みなとタワー管理委託費でございます。
 夢みなとタワーを運営していくために必要な経費でございまして、指定管理委託料、それから、来年度は中間年までの指定管理の評価をするために、管理運営評価委員会を行います。それから、サイクリストの利便施設の維持費。改修事業といたしまして、非常用放送設備、非常用自家発電の蓄電池の更新を行うことにしております。
 28ページをお願いいたします。

◎川部委員長
 予算の増減が結構あるので、何でかというあたりを教えてもらっていいですか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 失礼しました。予算の比較で1億円余減とございますが、前年度は冷暖房ですとかそういう大型の改修がありまして、それで減額になっております。
 28ページをお願いします。国内航空便誘客促進事業でございます。前年度と比較しまして350万円の増になっておりますが、これは、主な事業のところにあります、とっとり翼の大使事業の増でございます。
 内容は、航空会社と連携した需要拡大で、全日空との共同キャンペーンに要する経費、それから旅行会社等と連携した経費1,400万円、それから他空港と連携して周遊促進を図る経費でございます。
 4番のとっとり翼の大使事業が増額の350万円でして、これは、前年度は補正でお願いしたのですが、航空会社の客室乗務員をとっとり翼の大使に任命させていただいて、観光イベントやSNS等で本県の魅力を発信するとともに、航空会社のホームページなどを活用して情報発信をしていく経費でございます。
 次の29ページをお願いいたします。国内航空便利用促進事業でございます。昨年度と比べて520万円減額しております。
 主な事業ですが、鳥取空港と米子空港の利用促進懇話会に対する負担金2,900万円余でございます。それから航空便を利用される方に補助、支援を行うエアサポート事業、但馬からのお子さんの航空代を支援する事業、レンタカーを使われる方への事業、地元を中心として、インだけではなくてアウトを支援する事業、航空便の路線の分析を行っている事業でございます。それから米子空港の検査機の保守管理委託、鳥取空港の空の駅のPRのための経費などでございます。
 減額の内容は、4番の空港レンタカー助成、これが230万円減になっております。これは、コロナ前の実績額に戻した金額になっております。それから、ツインポートのところが290万円になっておりますが、これは290万円減っておりまして、中に書いてあります二次交通の案内のスタッフを2名から1名に減らしております。(「大きい増減だけにしましょう、全部ちゃんと言わなくていいから」と呼ぶ者あり)はい。
30ページですが、観光開発促進資金融資制度でございます。これは観光施設などの施設整備を行う中小企業に対して、必要な資金の一部を融資で支援するということでございます。平成17年までに行いました2社分の資金の貸付けについて支援するものです。
 31ページ、観光振興費、これは観光の様々な企画立案に必要な経費でございます。
 主な内容は、入込動態調査、観光案内の看板、フィルムコミッション、各種観光団体への負担金などでございます。
 来年度は、5番のようこそようこそ鳥取県運動の推進の最後の年になっておりまして、この改定の審議を行う予定にしております。
 32ページ、一般社団法人山陰インバウンド機構への負担金8,000万円でございます。
 主な事業は、ゲートウェイ戦略。来年度はデジタルパスなどを使ってコースづくりや予約販売、決済システムなどを行う予定です。それから「縁の道」滞在観光促進は、ウェブ上に山陰地域の特色を持った旅行商品をつくって、それを購入ページに誘導するというような仕組みをつくりたいと思っています。それから民間活力による域内消費の拡大でございますが、人材育成、商品開発、宿泊施設と連携した滞在型観光素材の開発などを行うことにしております。
 33ページをお願いします。コンベンション誘致促進事業でございます。県内全体のコンベンションの誘致を行っておりますとっとりコンベンションビューローに対して、人件費や運営経費を支援する運営交付金、それからコンベンションの主催者に対する助成制度があります。それの補助を行いますコンベンション開催助成費補助金でございます。
 34ページをお願いします。鳥取県観光連盟運営費でございます。観光誘客の取組を強化して、積極的な誘客を図るために、県全体の観光組織であります鳥取県観光連盟の運営費を負担するものです。人件費に5,200万円、事業費に約4,100万円の負担を行うものでございます。
 35ページ、ポストコロナ時代の新たな観光推進事業でございます。
 新規の事業がございまして、コロナの中、今後、新しい観光というものを目指していかなければならないところでございます。今後は、中長期滞在者やリピーターなど、新たな観光の市場の開拓を図りたいと思っております。最近では地域に関係を持ちたいという人たちも増えておりまして、都会では、田舎を持たないという層も増えていると聞いております。そういう方たちに鳥取県に来ていただくために「何度も地域に通う旅、帰る旅」と、それから魅力的な観光エリアづくり、体験物など高付加価値の商品をつくるために新たなコンテンツを造成するための事業でございます。
 主な事業のところで、新たな観光市場開拓、第2のふるさとづくり事業というのが、何度も地域に通って、帰っていただく旅を促進するものでございます。
 2番と3番が地域に滞在、周遊していただくために、その仕組みづくりと人材育成をする経費でございます。
 4番と5番は、新しい観光コンテンツをつくりたいと思っておりまして、4番はXRを活用したもの、それから5番は、XRのみに限らず、XR以外のものについても新たなコンテンツに磨き上げをしたいと思っております。観光ガイドマップもデジタル化をして、いろんな施設の情報をデジタルで見ていくというものを作りたいと思っております。
 36ページをお願いいたします。新型コロナから立ち上がる観光支援事業でございます。このコロナ禍の中で、引き続き切れ目なく観光業界を応援していきたいと思っております。
 主な事業内容の1番でございますが、11月補正でお認めいただきました「スペシャル・ウェルカニキャンペーン」。これは、兵庫、岡山、広島などの隣接県民を対象とした割引キャンペーン。それから2番が「#WeLove山陰キャンペーン」でございます。それから、今後、国のGoToトラベルの再開が予想されます。そのときに、さらに誘客を進めるために、ドライブキャンペーンですとか航空利用のキャンペーン、それから鉄道利用のキャンペーン、バス旅行商品造成などについて、強力に誘客するための支援でございます。
 3番が、来年度、国のGoToトラベル後に県で行うGoToトラベルに必要な経費として20億円。この経費が前年度と比べて増えております。
 37ページ、ビッグデータを活用した戦略的観光プロモーション推進事業でございます。新規事業で2,400万円でございます。
 新しい観光のスタイルとして、来訪している観光客の属性、行動を把握して、どのような人が来ているかを分析、それから、その方たちに再訪を促すための情報発信を行うために、来ている方々の好みですとか行動のパターン、そういうものを分析、活用していこうというものでございます。それと共に、携帯端末のデータを活用して、1番のデータ分析と関連づけて、さらに詳細な観光の動向を探ろうとするものでございます。
 38ページをお願いいたします。健康のびのびアウトドアツーリズム事業でございます。前年度より1,300万円余りの増額でございます。コロナ禍で、自然を楽しむ観光というのが全国的に高まっているところです。鳥取県もアウトドアツーリズムを様々な形で打ち出していき、観光誘客を図りたいと思っております。
 鳥取でのキャンプを発信する「とりキャン」の事業。それから、アウトドアツーリズムの適地だということを情報発信するアウトドアツーリズム県・鳥取の発信。キャンプ場の環境を整えようとされるキャンプ場の事業者の方を支援するキャンプ場利用環境改善支援事業補助金でございます。それから、冬季だけでなく年間を通した観光プログラムづくりをしたいというスキー場の皆さんを応援するオールシーズンリゾート促進事業などでございます。増額になっている理由は、この3番のキャンプ場利用環境改善支援事業でございます。
 39ページをお願いいたします。とっとりサウナツーリズム推進事業でございます。前年度は補正でお願いしましたので、比較しますと440万円の増ということになっております。コロナ禍において、アウトドアブームと相まって、サウナの人気が高まっております。本県の自然や温泉とサウナを両方活用して誘客を図ろうとするものでございます。
 主な事業は、サウナと温泉や食と、そういうものを絡めたモデルコースの作成、サウナを活用したサウナイベントなどをしていただく方に補助するもの、それからサウナ専門サイトによる情報発信ということで、440万円をお願いしたいと思っております。
 40ページをお願いいたします。世界に誇れる「星取県」づくり推進事業でございます。鳥取県は星が美しく見える県ということで星取県の事業に取り組んでいるところですが、ブランドイメージの向上とともに、星を使った観光のメニューをつくっていくものでございます。星空観光メニュー開発の事業に約410万円、それからブランドイメージ、情報発信等に1,200万円余、合計1,630万円をお願いしたいと思っております。
 41ページをお願いいたします。「蟹取県へウェルカニ」誘客促進事業で、ウェルカニキャンペーンの事業でございます。カニをコンテンツに、全国に情報発信するものでございます。
 主な事業は、ウェルカニキャンペーンで宿泊した方に旬のカニをプレゼントするもの、それからインスタグラムなどを使った情報発信、首都圏でのPRイベントの開催でございます。
 42ページをお願いいたします。「ぐるっと山陰」誘客促進事業でございます。3,100万円余をお願いいたします。団体向けの施策として、バスツアーに対する支援、旅行商品の造成、個人向けの観光周遊を高めるための観光パスポートを作成する事業でございます。
 バス旅行支援に2,000万円、県外旅行会社などに旅行商品造成を働きかけるものに750万円、それから観光連盟が行う「トリパス」の作成支援に380万円をお願いいたします。
 バス旅行商品の減額の内容は、全体で900万円余となっておりますが、バス旅行商品が700万円の減額になっております。これは、11月補正で既にバス旅行の支援を予算化させていただいておりますので、その分を減額しております。
 3番の「トリパス」。これが200万円ほど減っておりますが、電子化を行いまして、電子化に要する一時的な経費が減額になっております。
 43ページ、観光情報提供事業でございます。鳥取県の誘客につなげるために、テレビ番組の誘致ですとかマスメディアやインターネットを活用した情報発信に取り組むものでございます。
 主な内容は、マスコミへの情報提供ですとか取材者の受入れなどでございます。合計4,600万円余をお願いいたします。
 44ページ、温泉地等魅力向上事業でございます。鳥取県の重要な観光素材であります温泉の魅力を向上、また情報発信するために、いなば温泉郷、それから皆生温泉に支援するものでございます。
 45ページをお願いいたします。旅情あふれる「鳥鉄の旅」創造事業でございます。瑞風、銀河といった観光列車とともに、鉄道沿線の風景ですとか駅舎、そういうものを観光の魅力として本県への誘客を図るものでございます。
 主な事業ですが、1番の鳥鉄の旅ツアー創造支援事業。これは、情報発信ですとか……。

◎川部委員長
 課長、同じ、継続の事業は説明なしでいいです。変わったところだけ。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 はい、分かりました。
 鳥鉄の旅は、2番ですね。新と書いてあるところです。JR西日本と連携して、「銀河」、「あめつち」などの観光列車を活用したツアー造成、ノベルティの作成等に取り組むものでございます。ここが主な増額要因でございます。
 46ページをお願いいたします。サイクリストの聖地鳥取県整備事業でございます。
 変わったところでございますが、2番の主な事業のところでナショナルサイクルルートの指定に向けて、候補のルートの路面標示などの計画をつくるものでございます。それから、サイクリングガイドの養成。これは今年度からやっておりますが、さらに取り組もうというものでございます。それから、県内サイクリングルートを活用したイベントにも取り組みたいと思っております。
 47ページ、外国人観光客受入環境整備事業でございます。これは継続事業でございますが、48ページをお開きください。この事業の中に、宿泊施設魅力アップ事業補助金がございます。ユニバーサル化、ペットの宿泊というような項目に加えて、サウナツーリズム推進事業として、宿泊施設の新しい魅力アップとしてサウナ施設の整備などに要する経費を支援したいと思っております。
 49ページをお願いいたします。観光周遊促進支援事業でございます。個人旅行への変化などが認められるところですけれども、二次交通などに取り組む皆さんを支援するものでございます。
 主な事業の1番ですね。県内を周遊するタクシー事業者に支援しているのですが、今年度までは東部と西部だけだったのですけれども、来年度は中部にも取り組みたいという声があります。そこについて支援するものでございます。
 50ページ、広域観光連携推進事業でございます。県内外の観光団体等と協力して、情報発信、共同プロモーションを行う経費でございます。これは今年度と変更はございません。
 51ページ、教育旅行誘致強化事業でございます。コロナ禍で鳥取県が教育旅行の行き先に選ばれる、都会が行き先だったものを鳥取県に変えるというような状況が見えております。
 主な変更点は、2の(1)の宿泊助成、これを大幅に増額しております。約300万円ほど増額しております。それから、(2)番の補助金の中で申しますと、教育旅行向けの新規メニューの開発、それから修学旅行で来ていただいた児童生徒の皆さんへの「とっとりウェルカニ会員証」の発行、これが新しい事業となっております。
 52ページ、とっとりスタイルエコツーリズム普及推進事業でございます。これはエコツーリズム、グリーンツーリズムのメニュー造成の支援を行うもので、変更はございません。
 54ページ、おもてなし日本一鳥取づくり推進事業でございます。これは新しい事業でございまして、このコロナ禍でやはり観光客の満足度を高め、再訪を促すために、人に焦点を当てた魅力アップの事業をしたいと思っております。県内の観光事業者、団体の皆さんがおもてなしですとかの研修などをしていくときに支援したいと思っております。
 主な事業内容ですが、民間の団体と連携して、おもてなしの点検や研修を行う。おもてなしの向上に取り組む民間団体や本県に移住したANAの客室乗務員の方々とも連携して、県内の観光施設におけるおもてなしの点検や研修会を開催するものでございます。
 2番は、観光客の消費拡大に向けて、おもてなしなどのスキルアップを図るために、専門講師を派遣して研修をしたいというような団体の方を支援したいと思っております。
 55ページでございます。砂丘活性化・魅力向上プロジェクトでございます。前年度が750万円となっております。約1億円の増加となっております。コロナ禍で、国立公園をはじめとする自然公園などの価値が改めて見直されているところでございます。山陰海岸国立公園の鳥取砂丘の観光振興などに向けて事業をしたいと思っております。この前締結して1月1日に発効しました砂丘の連携協約、県と市の連携協約による調整を踏まえて実施したいと思っております。
 主な事業でございますが、1番は、鳥取砂丘イリュージョンに対する支援ということで、これは変わっておりません。
 2番ですが、「日本一のすなば」魅力まるごと事業負担金というのがございます。砂丘未来会議が公募して採択したイベントについて、法令上や、広報の支援とともに、経費の支援を行うものでございます。これについて680万円の予算をお願いしたいと思っております。
 56ページでございますが、鳥取砂丘西側の施設の受入れ環境整備でございます。鳥取砂丘西側に県の休憩舎がございます。これを改修するもの。それからその休憩舎の中の展示の工事。それから中国自然歩道がございますが、これの支線の設計と工事。鳥取砂丘全体のエリアのサインの整備、約21か所でございます。それから、砂丘の中にある多鯰ケ池の自然探勝路の補修などのための設計を見込んでおります。これが約9,500万円ということで、比較しますと1億円の増加になっております。

●田嶋東部地域振興事務所長
 57ページの東部地域振興・交流支援事業です。これは岩美キッズトライアスロンですとか、氷ノ山の活性化事業を支援するためのものです。
 続きまして、これは廃止事業ですが、58ページの東部連携観光情報発信事業です。令和元年5月に鳥取西道路が開通しましたことをきっかけに、東部地域の1市4町の観光地を巡るスタンプラリーの取組を支援してまいりましたが、来年度からは、兵庫県の新温泉町、香美町を加えた麒麟のまちでされることになりましたので、県の事業は廃止するものです。

●小林中部総合事務所県民福祉局副局長
 59ページをお願いいたします。鳥取中部ウォーキングリゾート推進事業でございます。前年に比べまして100万円余り増額になっていますが、これは2の主な事業の(4)、(5)の新規の事業によるものでございます。
 まず、(4)のSUN-IN未来ウオーク開催支援事業、100万円の補助金でございますが、令和元年度までは補助金として100万円を計上しておりました。令和2年度からはアジアウォーキングフェスタが倉吉で開催されるということで、その負担金の中に含めて交付しておりました。ただ、コロナ禍で、令和2年度、令和3年度開催できなくて、令和5年度に開催ということで、一旦、負担金を返還していただきました。その関係で、来年度100万円を計上するものでございます。
 (5)ですけれども、鳥取中部ウォーキングリゾートデジタル化推進事業ですが、これは、中部の観光推進機構がやっておられるここいこmapにウォーキングコースをデジタル化していただくというものでございます。
 60ページをお願いいたします。鳥取中部広域観光連携推進事業でございます。こちらは前年度と変わっておりません。

●齋尾西部総合事務所県民福祉局長
 52ページをお願いいたします。とっとりスタイルエコツーリズム普及推進事業の2番の2.のところでございます。アウトドアツーリズム普及推進事業費ということで、(1)の表にございますような、トライアスロン等に対しますアウトドアツーリズムイベントの開催支援、それから(2)の環境整備等になっておりまして、前年とほぼ同額になっております。
 61ページをお願いいたします。大山山麓・日野川流域観光推進事業でございます。これにつきましてはほぼ例年どおりですが、事業精査をして200万円ほど落としております。
 62ページでございます。大山中海振興費でございます。これは平成29年度から10年間の債務負担行為の承認をいただいている大山参道のにぎわい創出のための拠点施設整備に係る大山町への支援、それから観光情報の収集、発信に要する経費をお願いするものでございます。
 その下、廃止事業でございます。皆生温泉開発100周年記念事業ということで、単年度事業による事業終了でございます。

●宮永西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 53ページをお願いいたします。とっとりスタイルエコツーリズム普及推進事業のうち、たたら資源等の活用体験事業として160万円余をお願いするものでございます。
 日野郡のたたらを活用した事業、それから任意団体、日野郡広域交流促進協議会に対する活動支援。前年と同額でございます。

●矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 資料の63ページをお開きください。新型コロナから立ち上がるインバウンド観光促進事業ということで、予算額は4億100万円余でございまして、前年に比べると約1億8,000万円の増とさせていただいております。これは、コロナということで予算を全体の半分ほどに抑えていたのですが、来年度はこれが戻ってくるだろうということで、直ちに定期便の再開ですとか安定運航、そしてチャーター便の復活といったことも見越しての1年分の予算措置、コロナ前程度にさせていただいたものでございます。
 内容は、以下に書いておりますが、飛行機への運航支援ですとかプロモーション、オンラインを使ったもの、SNSを使ったもの、そういった情報発信を継続して進めてまいるものでございます。
 次の64ページでございます。これは、今年度、今までやってきたプロモーションの内容でございますので、後ほど御覧いただければと思います。
 65ページでございます。これは新規事業でございますが、アフターコロナ新しい旅のスタイル推進事業ということで、1億1,000万円をお願いするものでございます。
 こちらは、コロナの収束に合わせまして、1つ目はインバウンドが早期に復活が見込まれるだろうと、関空ですとか羽田空港といった主要空港からの誘客を進めたいというものでございまして、旅行会社がつくる旅行商品に宿泊代の一部を支援して本県に引き込んでいこうというような取組でございます。
 2つ目は、少人数分散型ツアー造成支援事業ということで、やはり密を避けた少人数の旅行がアフターコロナを中心として新しいスタイルになるということを見越しておりまして、タクシーですとかレンタカーですとか、借り上げ経費の支援、補助制度をつくるものでございます。
 3つ目でございますが、長期滞在が見込める海外富裕層の誘客事業ということで、特に欧米ですとか中国といったところからの誘客を進めたいということで、現地の旅行社様と連携して情報発信したいというものでございます。
 4つ目でございますが、食の多様化推進ということで、やはりインバウンドのお客さんの中にはいろんな理由で食に制限を持つ方もいらっしゃるということを伺っておりますので、受入れ側で、実際にベジタリアンの方に来ていただいてモニターツアーをしてみたりだとか、セミナーで勉強会をしてみたりだとか、そういったことでおもてなし力を高めていく事業をやりたいと思っております。
 66ページのところでございます。こちらも新規事業でございまして、デジタル技術を使った外国人観光客の受入環境整備事業でございます。2,400万円をお願いするものでございまして、こちらもコロナの収束後に、県内の宿泊事業者様が非接触型の決済システムを導入するような場合、または、密を回避するよう人感センサーのようなものを導入するときに、国の補助事業を活用する際に上乗せをさせていただく事業をやりたいなと思っております。
 2つ目は、VR技術を使った鳥取県の体感事業ということで、鳥取の魅力を体感できる体験メニューですとか観光地のVRのコンテンツ、これは多言語化でつくりたいと思っておりまして、活用方法としては海外旅行社と連携してオンラインですとか、現地の旅行博でそういった体験をしていただくときに活用してまいりたいと思っております。
 67ページ、継続でございますが600万円ほどの減額でございます。これはホームページをリニューアルしましたので、その経費が減額となったものでございまして、あとはインバウンドが戻ったときに旅行会社への支援ですとか、2の(2)の補助金以外のところはインバウンド、中国5県ですとかJRといったところとの連携もしておりまして、負担金もございます。
 68ページでございます。こちらは、今まで御説明させていただいた事業に組み替えて実施するというもので、廃止させてもらうものでございます。

●米山交流推進課長
 資料の69ページをお願いいたします。まず、モンゴル中央県友好交流25周年記念事業といたしまして、モンゴルとの友好交流が25周年を迎えることを記念いたしまして、相互に代表団を派遣するものでございます。中央県への派遣、それから中央県の訪問団の受入れに関する経費でございます。
 続きまして、ブラジル鳥取県人会創立70周年記念事業でございますが、こちらは、ブラジル鳥取県人会が創立70周年を迎えることから、サンパウロ市内で開催される予定の式典に訪問団を派遣するものでございます。訪問団につきましては、行政団と議会団、例年この構成で御一緒に議会団にも行っていただいております。議会団の経費につきましては、別途、議会費で予算措置されておりまして、こちらの事業の予算は行政団に係るものでございます。
 続きまして、70ページをお願いいたします。第26回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットの関係でございます。今年度は江原道主催で、オンラインで開催されました。令和4年度につきましては、中国・吉林省で開催される予定ではございますが、コロナ禍という状況もありますので、オンラインの開催も含めて、現在吉林省で検討されているところでございます。こちらの会議に係る経費でございます。
 多地域連携スポーツ交流事業でございます。こちらは継続事業で、特に変更はございません。
 71ページをお願いいたします。ロシア極東地域交流推進事業でございます。こちらも内容的には例年の事業ということで、特に変更はございません。ただ、昨今のウクライナ情勢を踏まえまして、県としましては、これまで培ってきた民間同士の交流というのは進めていきたいとは思っておりますが、ウクライナの情勢等を注視して、適切に対応してまいりたいと考えております。
 続きまして、韓国交流推進事業でございます。こちらも継続事業でございまして、変更はございません。
 72ページをお願いいたします。中国交流推進交流事業でございます。こちらは、中国の吉林省、河北省並びに上海、香港との交流に係る経費でございます。今年度との変更としましては、吉林省に高校生の訪問団を派遣するというところが増の要素となっております。そのほかは例年と同様の内容でございます。
 続きまして、モンゴル中央県交流推進事業でございます。こちらにつきましては、大きく変わったところはございません。
 73ページをお願いいたします。台湾交流推進事業でございます。台湾との交流につきましては、これまで台中市を中心に交流を行ってまいりましたが、さらに来年度は台南、台北にも交流の拡大を図っていきたいと考えております。新規といたしましては、主な事業内容の3番、5番、7番のところが新規要素でございまして、漫画を通したオンラインによる台北市との交流ですとか、台南、台中につきましては、伝統工芸の講師を派遣して体験授業、作品展示会等を開催、あとは県内向けに台湾について知っていただくセミナーを開催したいといったところを考えております。
 続きまして、米国バーモント州交流推進事業でございます。こちらは特に変更はございません。
 74ページをお願いいたします。ジャマイカ交流推進事業でございます。ジャマイカのウェストモアランド県を中心としましたジャマイカとの交流を推進するための経費でございます。新規要素といたしまして、1番、主な事業内容の4番目のジャマイカ独立60周年記念事業としまして、ジャマイカが独立60周年を迎えることから、ジャマイカ大使館で様々な事業を予定されています。大使館と連携して、当県も60周年を記念した事業を一緒に行っていきたいと考えているものでございます。
 続きまして、ブラジル交流推進事業でございます。こちらにつきましては、特に変更点はございません。
 75ページをお願いします。新しい生活様式における国際交流推進事業でございますが、内容は、交流地域の料理を提供するレストランフェアですとかホームステイの事業でございます。今年度も予算をお願いしたところでございますが、コロナの関係で、結局最終的には実施できなかった、急遽中止させていただいたということがございます。来年度はぜひコロナが落ち着きましたら、タイミングを見てさせていただきたいと思っているところでございます。
 76ページをお願いします。自治体職員協力交流事業でございます。こちらにつきましては、特に変更はございません。
 続きまして、交流ネットワーク活用事業でございます。こちらは、海外への様々な媒体を使って情報発信をしたり、CLAIR、自治体国際化協会への分担金等に係る経費でございますが、406万9,000円の減というのは標準事務費の減でございます。実績見合いで、往来がなかったこと等により減になったものでございます。
 77ページをお願いします。鳥取県国際交流財団助成事業でございます。増の要素としましては、こちらは鳥取県国際交流財団へ助成を行うものでございますが、主な事業内容の2番目に、多文化共生コーディネーターを新たに設置するというところで、在住外国人の方の目線で多文化共生の施策を企画立案して進めていただこうというもので、新たに多文化共生コーディネーターを設置したいと考えております。そのほかの増の要素としましては、人件費の見直しを行っておりまして、プロパー職員、あとカウンター担当の処遇改善を行ったことによる増でございます。
 続きまして、多文化共生推進事業でございます。こちらにつきましては、外国人相談窓口等に係る経費でございますが、先ほどの多文化共生コーディネーターにつきましても増の要素となっています。1人設置ではありますが、両事業に従事していただく関係で経費を案分して載せているものでございます。それから新たな取組としまして、やさしい日本語の普及を図っていきたいと考えておりまして、県市町村の窓口などで使用します、難しい言葉を易しい、分かりやすい簡単な言葉に言い換えをしたやさしい日本語という文例集を作成して、それを活用するための研修会を開催したいというものと、災害時、外国人の方への対応をしっかり行う必要があるということで、こちらも、災害時に分かりやすく避難の情報等を伝えるやさしい日本語の文例集を作成いたしまして、その研修会を開催するものでございます。
 78ページをお願いいたします。国内交流推進事業、こちらにつきましては変更点はございません。パスポート発給事務費、こちらも特に変更点はございません。
 往来による交流がコロナでなかなかできていない状況ではございますが、特に海外との交流事業につきましては、オンライン等を積極的に活用しながら可能な方法でやっていきたいと考えております。

●森田まんが王国官房長
 79ページを御覧ください。水木しげる生誕100周年の記念事業でございます。生誕100年を機として米子鬼太郎空港の装飾の整備を進めております。こちらは今年度700万円ついていたところでございますが、来年度は500万円ということで200万円の減、それ以外は例年どおりでございます。
 続きまして、80ページをお願いいたします。谷口ジロー顕彰事業、こちらの100万円の増は、全国で巡回しております谷口ジロー原画展が、今はちょうど東京の世田谷文学館でやっているのですが、鳥取県としてパンフレットやポスターを置いて鳥取県PRをさせていただいておりまして、来年は京都と北九州でも企画展が開催されますので、そちらでも鳥取県をPRさせていただきたいということで100万円ほどお願いしております。
 続きまして、81ページをお願いいたします。まんが・アニメツーリズム推進事業でございます。新しい要素といたしましては、六本木で水木しげる企画展が開催されます。これが今年7月から9月なのですが、そちらでも鳥取県をPRする場所がもらえないかということで調整させていただこうと思っておりまして、そのために300万円をお願いしております。あと新規要素といたしまして、鳥取県ゆかりの漫画作品との連携ということで、100万円を使ってマップができないかなと考えております。
 82ページをお願いいたします。まんが王国コナンで誘客促進事業でございます。鳥取砂丘コナン空港の装飾拡充の整備内容を精査しまして、700万円のところを半分の350万円でお願いしております。そして名探偵コナン列車の運行ですが、ちょうど今年度、去年9月ですね、リニューアルしましたところで経費が1,400万円ほどかかっていたのですが、来年度はリニューアルがないものですから、保守管理経費ということで大幅に減になっております。
 続きまして、83ページをお願いいたします。こちらはほぼ例年どおりでございまして、情報発信分が100万円増えております。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について質疑等はありませんか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 ちょっとよろしいでしょうか。92ページの債務負担行為の調書を御説明するのを忘れておりまして、すみません。

◎川部委員長
 お願いします。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 92ページの上から4番目、特別寝台列車誘致事業補助は、予算説明書の45ページの下にあります東浜駅の周辺環境整備に係る補助金でございます。29年度から債務負担行為を設定させていただきましたけれども、4年度から9年度まで746万3,000円を引き続きお願いしたいと思っております。
 真ん中辺りにあります平成30年度鳥取県立夢みなとタワー管理委託は、27ページの夢みなとタワーの管理委託経費でございます。5年間の債務負担行為をお願いしておりまして、4年から5年も引き続き債務負担行為でお願いしたいと思います。

◎川部委員長
 説明漏れはありませんか。

●齋尾西部総合事務所県民福祉局長
 同じ92ページの債務負担で、上から3つ目でございますが、先ほど説明しました参道にぎわい活性化支援事業補助の関係で、29年度から3年度までの執行見込額と4年度から8年度までの支出予定額は記載のとおりでございます。

◎川部委員長
 もう大丈夫ですか。(発言する者あり)はい。
 それでは、委員の皆さんから質疑等はありませんでしょうか。

○銀杏委員
 36ページの観光支援事業であります。#WeLove山陰キャンペーン、これは今、鳥取県内だけが対象になっておりますけれども、3月10日まででしたね。それで国の状況がまだはっきり決まっていない、多分感染との関わり合いがあるのでしょうけれども、GoToトラベルを新年度からやってほしいなと思っているわけですね。この間というのは鳥取県としてどう考えておられるのかなと思いまして、お聞きしたいです。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 現在、キャンペーンをしているのは#WeLove山陰の両県民の県内誘客だけでございます。これは委員おっしゃったとおり3月10日まででして、国の地域観光事業支援という財源を使っておりまして、そこが3月10日までになっております。最近、事業者の皆さんとやり取りしている間でその後どうなるかという声を聞いております。私からも、延長とともに、延長の早期公表を観光庁にもお願いしているところでございます。なかなか観光庁からまだ正式な返事はないのですけれども、まず、そういう働きかけをしております。また、そこで終了ということになるかどうか分からないのですけれども、もしそうなりましてもまた県でも何か考えていかないといけないと思っております。

○銀杏委員
 延長というのは、3月11日以降という、切れ目なくですか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 今現在3月10日までですので、まず、国にもその働きかけをしていると、3月11日以降も延長をお願いしているところでございます。(銀杏委員「まあいいわ」と呼ぶ)

○内田(隆)委員
 関連ですけれども、皆さんがおっしゃりたいのは、3月10日以降もきちんと観光産業を支えていくということを明確にしなければいけないということだと思うのですよ。ちなみに先ほど、年度明けからはもしかしたら可能性があるかもしれないのであれば、11日から31日までの20日間どうやってつないでいくかということをまず考えるべきで。大体ね、予算の財源は別として、大体20日間でどれくらい県内の#WeLoveにかかるものなのですか。一月当たりどれくらい支出したか元データはありますか。20日間、どれくらいかかるのかがちゃんと分かったら、その20日間、仮に国の支援があった場合は財源を振り替えればいいわけで、どれくらいかかるかというのはやはり試算しておくべきですね。それに対して使える財源というのは何かないのですか。

◎川部委員長
 内田委員、これは当初予算になるわけだな。補正のほうはそっちで。(内田(隆)委員「ああ、なるほど」と呼ぶ)(広谷委員「3年度の事業でしょう、これ。20億円は4年度で」と呼ぶ)(内田(隆)委員「そうですね」と呼ぶ)(伊藤委員「だけれどもこれは補正に上げていない」と呼ぶ)上がっていない……(「11月の補正予算」と呼ぶ者あり)ちょっと全体的に整理して、お願いします。

●鈴木観光交流局長
 まず最初に、内田委員が言われた部分につきましては、財政とも相談させていただいております。国に対しては、早く延長してください、延長を早く公表してくださいというのを地元の民間事業者の声とともにお届けしております。恐らく国では前向きに検討していただいているのではないかなとは思っております。ただ、例えば公表が遅れたりとかそうした場合に影響がありますので、県といたしましては、国の財源が来る場合、もしそれが遅れた場合、その両方で、例えばコロナの交付金の活用ですとかそういったところも相談させていただいているところであります。
 あと、今回の予算の関係でございますけれども、1番については11月補正で予算を措置させていただいているもの、これは繰越しの手続をさせていただいておりますので、延長された場合、3月10日以降はもちろんのこと、4月1日以降もこちらのお金を活用させていただきたいと考えております。

○内田(隆)委員
 繰り越してある分を財源に次年度予算を計上する……(伊藤委員「いやいや、繰越しだわ」と呼ぶ)繰り越した場合は当初予算に計上しない場合がほとんどだと思うのですけれども、これは繰越しを財源にして、当初予算に充てているという……(鈴木観光交流局長「ではないです」と呼ぶ)(広谷委員「新規の」と呼ぶ)ではない、新規の20億円。
 では、そうしたら補正予算もあるわけです。鈴木局長が言われたように財源をどう組み替えるかは別として、少しでも早い誘客、人が入るというのは間違いないことなので、業界に対するメッセージとして。財政課とも協議するということは、予算についても数億円のレベル感でできるのではないかと考えていらっしゃると思うのですよ。ぜひ、もう協議は調えば調うもので、知事が決裁すればできるものですからね。月内と言わずに週内とか……(川部委員長「今日だ」と呼ぶ)週明けでもいいです、メッセージを出していただきたいなと思うのですけれども、本部長どうでしょう。

●中原交流人口拡大本部長
 確かに業界の方々に早めにお知らせして、早めの誘客といいますか、宿泊を開くということですね、そういったことが大切だと思います。今も観光庁からの情報収集もしておりますけれども、御指摘のように、それが遅くなる場合の対応ですね、改めて県の中でも検討して対応を考えたいと思います。また改めてその結果を御報告させていただきたいと思います。

○内田(隆)委員
 雇用調整助成金は5月まで延長となりました。ここはね、できるだけつないでいってあげるというのは本当に重要なことだと思いますし、どこで休業するのかというタイミング、3月1日から鳥取市内で全国チェーンのホテルも休業するということを言っていますし、やはり10日前に決まるよりも非常に早い段階で判断していただきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。

○銀杏委員
 財源の話もちょっと出たので、当初の関係と少し違いますけれども、事業の緊急応援金というのに20億円といったのかな、これは枠予算から出ているのですね。ですから、補正にも枠予算を積み立てるようになっているのだけれども、事業としては上がってきていない。そうした財源もある程度頭に入れて、ぜひ早めに決めていただけたらどうかなと思います。

◎川部委員長
 ぜひ切れ目なく、しっかりお願いいたします。
 ほかにありませんか。

○安田委員
 山陰インバウンド機構、32ページ、この2年間コロナ、コロナ、コロナでなかなか山陰インバウンド機構も当初の目的がね、ここ3番に事業目標がありますけれども、事業目標自体が本当に見えない中で暗中模索されているのかなと思うのです。私も3年弱前に一度視察に伺ってお話を聞かせていただいたこともありましたけれども、やはりコロナ禍の中で全く活動が見えない。観光客から見えてればいいのですよ。観光客やほかの世界から見えてればいいのですけれども、県内で正直、活動が見えないのですよね。今、私の網に引っかかってこないというか。この辺りはどう捉えておられて、実際、今インバウンド機構がどうなのか。これだけ負担金を毎年出していますけれども、この辺りについて御存じの方がおられたら聞かせてください。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 山陰インバウンド機構がコロナ禍で外国人も来ない中でどんなことをしているかということですけれども、本年度ですと、例えば人材育成事業を高校や島根大学と連携して行ったり、コンテンツの造成、それからそれを販売する仕組みをつくったり、商品開発のマニュアル作成。そういうことをして、インバウンドが帰ってきたときに備えているということでございます。

○安田委員
 書いてあることを今読んでいただいたのですけれども、具体的に本当に見えていない。つくったからには活躍してもらわないと困る機構だと思っていますので、もう少し活動が見えるように促していただきたいと思います。民間も入られての機構ですので、県だけではないのは重々承知しております。ただ、県からも出向されていますよね。(「はい」と呼ぶ者あり)その辺りをしっかりお願いしたいと思います。
 次に、54ページ、おもてなし日本一鳥取づくり推進事業。前も鈴木局長からの熱い思いを伺っておりましたが、それがここで具現化されるのかなと思っております。本当に観光業が疲弊してくると、本来のおもてなしをするというところからね、少しここの力が落ちているのではないかというお気持ちを伺っておりました。ぜひ観光業の皆様に元気を与える意味でもこの予算をしっかり使っていただきたいと思っております。これは要望です。
 最後に65ページの事業内容の4番、食の多様化推進事業です。実はこの間、私は事務局を通じて投げかけたのですけれども、断られたのです。県内の宿泊施設が、アレルギーも含めて、食に関してどういう対応をしていたりとか、個別対応していただけるかとか、資料請求をしたのですけれども、一から調べなくてはいけないからと断られて、それでもやってほしいと言ったら、スケジュールを相談しましょうと言うけれども、誰も相談に来られない。どうなっているのですか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 その御要望は確かに私のほうで聞いております。まだ相談ができておらず、申し訳ございません。やるつもりにしておりますので。

◎川部委員長
 これは、事業としては国際観光誘客。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 委員から御提案がありましたのは、障がいのある方ですとかアレルギーのある方に対応する宿泊施設ということで、私のほうでこの事業とは別に調査したいと思っております。

○安田委員
 最後にします。その食もバリアフリーなのですよ。体の障がいもバリアフリー、体のバリアフリー、心のバリアフリーがありますけれども、食もやはりバリアフリーだと思っていて、そこに関して鳥取県内の情報がどうなのか。実は東京の出版社の方から相談があったのです。そういったところがあれば、ぜひそういう版の「るるぶ」みたいなものを作りたいということで相談があって、すぐお願いしてみたのですけれども、ここは面白い観点だと思うので、ぜひせっかく予算を組まれるのであれば、やっていきましょう。

◎川部委員長
 局長、これは一応事業は国際観光誘客ということですけれども、トータルで国内も含めてグリップするという理解でいいですか。

●鈴木観光交流局長
 ここはインバウンド、最初はハラールですとかビーガンですとか、どちらかといえばインバウンドの支援で始めたものなのですけれども、今はコロナ禍で国内の方が対象でして、国内の方を対象にこういったアレルギー対策とかといった事業をやっておりますので、私のほうで両方グリップさせていただいて、しっかりと連携できるようにしたいと思います。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○広谷委員
 サイクリスト、46ページの事業の目的にも書いてあるとおり、ナショナルサイクルルートの指定を目指してとなっているわけですけれども、今、庁舎内にも新しい部署を立ち上げていろいろな取組をするということで、県内にいろいろなルート名がついておりますね。それで、その中でこの鳥取うみなみロードというのが県内を東西に縦断するルートということでいいのですかね。枝線というのか、いろいろルート名がついているということだと思うのですけれども、ナショナルサイクルルートの指定を目指すというのは、この鳥取うみなみロードの部分の指定を受けたいということなのですよね。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 鳥取うみなみロードは、境港から東浜までのルートで150~160キロございます。NCR、ナショナルサイクルルートの候補については、県とサイクリング関係者の皆さんで協議会をつくっておりまして、その中で候補を決めていきたいと思っております。今年度中に会議を開きまして、皆さんの御意見を聞きながら候補を決めていきたいと思っております。

○広谷委員
 それで、このナショナルサイクルルートの指定に当たって、いろいろ要件がありますよね。例えば延長が100キロ以上とかね、等間隔というかある程度の間隔で自転車の整備ができたり、宿泊できたり休憩できたりというような、そういう要件をクリアしないと指定されないということでしょう。そういうことを考えると、これはなかなか整備が追いつかないのではないかと思うだけれども、その辺りについてはいかがですか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 ナショナルサイクルルートについては、委員がおっしゃいましたように必須項目と推奨項目という2つがあります。例えば走行環境、100キロ以上ですとか路面標示とかいうのもございます。これを進めていくために今日、予算でお願いしようとしている整備計画をつくろうとしているものでございます。県内のルートでは、もう標示も進んでいるところもありますので、さらに進めていってルートの指定に向かいたいと思います。

○広谷委員
その必須要件がどれで、必須でないのがどれ、ちょっとそこまで分かりませんけれども、多分、延長100キロ以上というのは必須要件の一つだと思うのですよね。そうなれば当然、県内の境から東浜までのうみなみロードというのが一番の可能性があるルートだと思うのですよ。そういう中で弓ヶ浜、境のほうはかなり整備されてきているところだけれども、中部、東部というのは全く、今言われた路面標示はされてはきたけれども、途中のその整備というのは道路の整備も含めて全く。自動車道の車道側に路面標示をしただけのことであるというね。ナショナルサイクルルートに指定されるというのはあれでも可能なのか、僕の感覚ではちょっと難しいのではないかと思うのです。
 それで、路面標示についても道の左側に長方形の青い線で描いて表示してあるぐらいのことでね、あれだけでは消えてしまうし。だからもうちょっと、やはり自転車専用道ではないからやむを得ない部分もあると思うのだけれども、路面標示にしたってもうちょっと丁寧な、よく分かる標示にしないと、なかなか指定まではいかないのではないかなと思う。
 さっきも言ったような、ある程度の間隔で宿泊だったり整備だったりするようなことを考えると、もうちょっと。新しく部署を立ち上げてやるというのだから、その辺もスピードアップして取り組んでいくのかも分からないけれども、ちょっとその辺りのことはなかなか難しいのではないかなと個人的には思っている。その辺りについて、これはどう思っているのですか。指定を目指すということはいいことだと思うけれども。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 必須項目の中には走行環境、路面標示ですとかそういうものが含まれております。おっしゃったように、早急に進めていかなければいけないと思っております。また、走りやすいように全体的な整備計画もつくっていきたいと思っておりますし、言われました宿のことですね、今年度からサイクリストに優しい宿とかそういうものも進めておりまして、今10ぐらいの宿も申請していただいておりますので、走行環境ですとか受入環境など、力を入れて進めていきたいと思います。

○広谷委員
 しっかり取り組んでください。

○内田(隆)委員
 では、具体的にいつこれに申請を出すのですか。年に何回審査があって、申請を目指すためにはどれくらいの期間、検討が要るのですかね。令和5年度を目指す、令和6年度を目指すんですか。

●鈴木観光交流局長
 ナショナルサイクルルートですけれども、申請して認定という形ではなくて、国土交通省が全国のいろいろなサイクリングルートを見渡して、その中でここはふさわしいなというものを、向こうが決めてこられます。こちらが手を挙げてということではないです。このナショナルサイクルルートの指定なのですけれども、おおむね3~4年に1回、その指定がなされるということですので、令和4年、5年ということにはならないかなと思っております。昨年、2回目の指定がなされましたので、令和6年とかその頃になるかとは思っております。ただ、一応目標的なものとしては、令和5年度、6年度にはある程度この体制がつくれるようにということで、令和4年度に、先ほど広谷委員もおっしゃった道路の標識、道路の標示を、もうちょっと、自転車走行帯を明示するようなもっと明確なものが条件になっておりますので、そういったものを整備したり、また受入整備を行うということをしっかりやっていきたいと考えております。
 また、単に我々だけで体制をつくるということではいけませんので、こういった自転車道の整備、ナショナルサイクルルートを目指していますよというのを国土交通省のサイクリングの担当官に何度かアプローチをしておりまして、では、鳥取にちょっと視察に行こうかなという話にもなっております。ちょっとオミクロンの関係で年明けの来訪が延期になって、今度3月に来ていただけるかどうかという段階ではありますけれども、地元の整備もしつつ、かつ、国土交通省にも鳥取のサイクリングロードありということをしっかりとアピールしながら、このプロジェクトを進めてまいりたいと考えております。

○内田(隆)委員
 では、令和5年の認定なのかな、認定という言葉が正しいのかどうなのか分からないですけれども、国交省から指定してもらえるように目指すと。頑張っていただければと思うのですけれども、先ほど広谷委員から指摘があったとおり、そうしたらワーキングチーム、プロジェクトチームなどのチームをつくって、ここまでにどうしますよというのをするべきだと思うし、計画されているとは思うのですよね。特に委員会としては所管が一緒の県土が入ってきて、実際に本当にどこまで予算化していくのか。令和5年にちゃんと整備しようと思ったら、令和4年中にルートを張って、それに対して予算要求しなくてはいけないわけですよね。そういうことも含めると、やはりここの所管だけではできない予算要求、秋くらいにはもう大体ルートを決めておかなければいけないみたいなことになるので、そういった形で令和5年を目指すということであれば対応していただきたいと思うし、新年度からは横串を入れていただきたいなと思います。

●鈴木観光交流局長
 多分、令和6年度とかになろうかなと、早くとも6年度ぐらいかなとは思っております。
 横串の話ですけれども、協議会の中で他部局も一緒に入ってやっていただいておりますし、もちろん国土交通省の鳥取、倉吉の工事事務所もメンバーに入っていただいております。また、4月から立ち上がるサイクルツーリズムの推進室には県土の土木技師の方ですとかも兼務で入っていただいたりとか、また、安全の観点からも生活環境部にもメンバーに入っていただいて、しっかりと横断的に進めてまいりたいと考えております。

◎川部委員長
 今のうみなみロードはもう完全にルートは固まっているのですか。基本、国道旧9号線を使うみたいなイメージ。

●鈴木観光交流局長
 鳥取うみなみロードのルートの設定はもう完了はしておりますけれども、では、どこをナショナルサイクルルートとしてお願いしていくのかというのは近々決定する予定でございます。

◎川部委員長
 スタート、ゴールが決まっているというだけで、ルートが決まっていない。

●鈴木観光交流局長
 ルートも決まっています。

◎川部委員長
 ルートというのと具体的な道路というのは別ということですか。

●鈴木観光交流局長
 具体的な道路も決まっております。

◎川部委員長
 決まっている。

●鈴木観光交流局長
 はい。うみなみロードとしては決まっております。

◎川部委員長
 もう少し詳しく、整理して教えていただけませんか。

●鈴木観光交流局長
 まず、うみなみロードについては、昨年3月の弓ヶ浜サイクリングロードの開通に伴って、東西のうみなみロード全線が、道路もこの線ですよというのを指定されて決まっております。これは県が定めたルートであります。それ以外のいろいろと、先ほど広谷委員が言われた枝線と言われる部分もあります。この中でどれをナショナルサイクルルートに目指すのかということで、今、官民で話合いをしておりまして、大体意見はうみなみロードという方向でまとまってきておりますが、それについて来月をめどに会議を開催して、決定したいと考えております。

◎川部委員長
 分かりました。

○広谷委員
 さっき言った要件の、延長が大体100キロ以上ないといけないというのも含めて、ルートを考えた上でナショナルサイクルルートとして認定を受けるということですよね。だから、うみなみロードというのはもうルートは決まっている。(「はい」と呼ぶ者あり)境から東浜までという大体9号線を基本としたルートが決まっている。それがナショナルサイクルルートとして指定を、認定を受けるというわけではないということだな。だから、枝線も含まれたような延長で100キロ以上のルートを考えて指定を受けるということでしょう。

●鈴木観光交流局長
 枝線を入れて申請はしないのですけれども、枝線を入れて認定ということもあり得るとは思います。そこら辺りは整備の進捗状況、そういったものを踏まえて国で認定されるものであります。

◎川部委員長
 もう少ししたらもっと具体的に。(「待ちましょう」と呼ぶ者あり)
 ほかに。

○島谷委員
 国際交流というか、交流の関係で、先ほどロシアとのやつを言われたのだけれども、ウクライナ情勢がこういう緊迫した状況の中で、執行についてはそこを見ながらとか言われていたが、あえてここで出すというね。当然、予算案として出してきたのだろうけれども、それは取り下げるというか、この状況でこれを我々に予算として認めてくれという。私の考えなのだけれども、ちょっとこれは厳しいのではないかなと思っている。事業をせずに凍結とか、そんなのは分かるのだけれども、国が経済制裁をやると言っている以上ね、あえてここに出していること、もうこのまま通してくださいということを言われるというのは、もうどうしても予算自体をあえて認めろという話で、どうなのですか。

●米山交流推進課長
 先ほど申し上げましたように、執行につきましては、もちろん情勢を踏まえてよく検討した上でということで、予算としてはお認めいただけたらということで、今日は出させていただいているものでございます。

○島谷委員
 ということは、認める認めないはもうこちらにボールがあるという話だ。分かりました。

○伊藤委員
 要するに、予算は通しても執行に当たっては見送る場合があるというわけだな、執行部も状況によってな。

●中原交流人口拡大本部長
 私どもも非常に悩ましいところではあります。この交流につきましては、県の直轄の事業というだけではなくて、民間の方々の交流分もありますので、ひとまず予算をお認めいただきまして、国際情勢とか日本の動きとか様々なものを見ながら今後判断していくという、ちょっと猶予をいただければなと思っております。

○島谷委員
 民間分のは分かるのだけれども、はっきり言って、行政として、県という行政体が民間があるから認めてくれと言っているだけで、ちょっと私は納得できないところがある。そこはまた会派等でも話はさせてもらうけれども、ここはしっかりと考えなければいけない場面だと思って。これは意見だけでいいです。

◎川部委員長
 いいですか。
 では、ほかにありませんか。
 ちょっと一つ、37ページのビッグデータを活用した戦略的観光プロモーション推進事業ですけれども、いいことだと思いますが、これって誰が主体なの、県が主体でやろうと。それで安田副委員長からあったように、インバウンド機構だとか観光連盟だとか、実際にやっているところがもっとこういうのを利用して、プロモーションなりをかけていかないといけないと思うのですけれども、本当にそういうところって何をしているのだろうと、何を基に事業を組んでいるのかというのをちょっと疑問に思ったもので。県はあくまで、いろいろな意味でコーディネートがあるのですけれども、実際にやるところがこういうデータを持って自分たちでしっかりやっていかないといけないと。この事業の主体ということについてどう考えているのかをちょっと教えていただきたい。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 主体は県ですが、委員長がおっしゃるように、この実施に当たっては観光連盟と一緒にやることにしておりまして、事業の実施についてこの前も観光連盟と打合せをして進めているところです。

◎川部委員長
 ぜひともその辺はよろしくお願いいたします。

○内田(隆)委員
 最後に、先ほど銀杏委員等御発言がありましたけれども、#WeLoveの予算の話についてです。財政課と調整しているみたいな発言があったので、委員長からもぜひ財政課等に対してもお話をしていただければと思うのですけれども。

◎川部委員長
 はい、分かりました。その辺はぜひ委員会としてもしたいと思いますが、昼からもありますので、またその辺は補正の中でもしっかり言っていただければと思います。
 ほかになければ、ここで暫時休憩したいと思いますが、よろしいですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、暫時休憩いたします。再開は13時。

午前11時58分 休憩
午後1時00分 再開

◎川部委員長
 それでは、再開いたします。
 最初に、午前中ちょっとありましたGoToまでのつなぎの件で何らかのメッセージをということですけれども、本部長からもう一度お願いできますでしょうか。

●中原交流人口拡大本部長
 #WeLove山陰キャンペーンですが、現在、国の観光事業支援を活用しまして、3月10日まで実施ということで期限を出しておりますが、その後、国の制度の延長というのがまだ公表されておりません。事業者の皆様のことも考えまして、国の延長発表が遅ければ事業にもマイナスになるということで、ちょっと県の中で関係先と調整をしまして、他の財源を活用しながらそこを埋められないかということで方針を検討しまして、早めに皆様に御報告させていただきたいと思います。ちょっと本日中というのは難しいと思うのですけれども、来週、なるべく早く御報告させていただきたいと思います。

◎川部委員長
 来週早々にはきちんとした、いい目標ができると認識しておいていいでしょうか。

○伊藤委員
 ちょっと関連で。だから、一定の方向を早く出して、知事が記者会見か何かして、県民に向けてアナウンスするというかな、そのほうがいいと思います。

●中原交流人口拡大本部長
 その方向に向かえるように調整して、なるべく早く御報告させていただきます。

◎川部委員長
 よろしくお願いします。
 それでは、2月補正予算の議案について説明に入っていきたいと思います。
 質疑については、説明終了後、一括して行います。
 それでは、関係課長から順次説明を求めます。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 資料では11ページをお願いいたします。国内航空便利用促進事業でございますが、補正減で1,429万8,000円をお願いいたします。新型コロナウイルス感染症の感染拡大による事業中止、執行見込み減によるものでございます。
 その次の観光開発促進資金融資制度でございます。276万6,000円の減額をお願いいたします。これは、貸付実績の減に伴う減額補正でございます。
 観光振興費でございます。564万4,000円の減額をお願いいたします。新型コロナウイルス感染症の拡大による事業の中止と標準事務費の執行見込みの減に伴うものでございます。
 12ページをお願いいたします。コンベンション誘致促進事業でございますが、2,192万2,000円の減額をお願いいたします。新型コロナウイルス感染症によるコンベンションの開催実績に伴う減額補正でございます。
 世界に誇れる「星取県」づくり推進事業でございます。257万円の減額をお願いいたします。ニューツーリズム普及促進支援補助金の実績減に伴うものでございます。
 「ぐるっと山陰」誘客促進事業でございます。1,067万4,000円の減額をお願いいたします。新型コロナウイルス感染症の拡大によりましてバス旅行商品支援の実績見込み減に伴うものでございます。
 温泉地等魅力向上事業でございます。こちらも930万円の減額をお願いいたします。新型コロナウイルスの感染症の拡大によります執行見込みの減でございます。
 外国人観光客受入環境整備事業でございますが、これも922万6,000円の減額をお願いいたします。新型コロナウイルス感染症の拡大により、補助金の実績見込みの減額見込みによるものです。
 観光周遊促進支援事業でございます。これも1,146万2,000円の減額をお願いいたします。感染拡大による観光周遊タクシー、バスの実績見込み減に伴うものでございます。
 14ページをお願いいたします。広域観光連携推進事業でございますが、57万6,000円の減額をお願いいたします。感染症拡大によります執行見込み減に伴う減額でございます。
 密を避けて楽しめる鳥取のアウトドアツーリズム事業でございますが、77万9,000円の減額をお願いいたします。オールシーズンツーリズム普及促進補助金の実績見込みの減に伴うものでございます。
 魅力ある滞在型観光エリアづくり推進事業でございますが、新型コロナウイルス感染症の拡大による研修会の中止と補助金の実績見込みの減に伴うものでございます。

●田嶋東部地域振興事務所長
 15ページの東部地域振興・交流支援事業で、180万円ほどの減額です。これは、岩美キッズトライアスロンなど、事業の中止などによるものです。
 次が東部連携観光情報発信事業で、これも誘客のための県外の新聞広告などを取りやめたものです。

●小林中部総合事務所県民福祉局副局長
 16ページをお願いいたします。鳥取中部ウォーキングリゾート推進事業でございます。コロナの影響による減額補正でございます。

●齋尾西部総合事務所県民福祉局長
 17ページをお願いいたします。皆生温泉開発100周年記念事業、その下、とっとりスタイルエコツーリズム普及推進事業のうち、アウトドアツーリズム普及推進事業ですが、いずれも各種イベントを感染症拡大のため中止したことによる減額です。

●矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 資料18ページをお開きください。新たなインバウンド層の誘致促進事業、100万円を減額させていただくものでございます。これは、コロナの影響で観光事業者等の補助事業の利用減に伴う減額補正でございます。
 次の新型コロナから立ち上がるインバウンド観光促進事業につきまして、1億1,000万円余を減額していただくものでございます。こちらもコロナの影響がございまして、定期便の欠航ですとかチャーター便の未就航といったことによります減額補正でございます。
 次に、外国人観光客誘客促進事業で、2,800万円余を減額させていただくものでございます。こちらもコロナの影響で旅行客の減に伴う旅行会社等への支援の減額補助でございます。
 最後、国際観光推進費、2,200万円余を減額させていただくものでございまして、こちらも中国5県等の連携の負担金ですとか標準事務費の減に伴うものでございます。

●米山交流推進課長
 資料の19ページをお願いします。まず、新しい生活様式における国際交流推進事業でございます。途中まで準備を進めておりましたが、新型コロナの影響により実施直前で中止したことに伴う減額補正でございます。
 続きまして、北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット参加事業でございます。こちらは、開催方法をオンラインに変更したことによる減額補正でございます。
 多地域連携スポーツ交流事業につきましては、コロナのため往来ができなかったことにより、事業を翌年度に延期したことに伴う減額補正でございます。
 ロシア極東地域交流推進事業につきましては、コロナの影響で、事業の実施を往来による交流からオンラインの交流等に変更したものによる減額補正でございます。
 20ページをお願いいたします。韓国交流推進事業でございます。こちらにつきましても、実施方法をオンラインの活用等に変更したことによる減額補正でございます。
 中国交流推進事業でございます。こちらにつきましては、吉林省からの県費留学生の受入れがコロナのためできなかったことによる減額補正でございます。
 米国バーモント州交流推進事業でございます。こちらも往来ができなかったため、オンライン交流に変更したことに伴う減額補正でございます。
 ジャマイカ・ウェストモアランド県交流推進事業でございます。こちらにつきましては、コロナのため、ウ県への職員の派遣ができなかったこと並びに交流方法をオンライン交流に変更したこと等による減額補正でございます。
 21ページをお願いします。ブラジル交流推進事業でございます。こちらにつきましては、いずれの事業も受入れであったり派遣であったり、コロナでその辺りができなかったということで事業中止による減額補正でございます。
 自治体職員協力交流事業でございます。こちらも研修員の受入れの事業でございますが、やはりコロナ関係で来県ができなかったことによる減額補正でございます。
 交流ネットワーク活用事業でございます。こちらにつきましては、海外との往来等がなかったことによる標準事務費の減額補正でございます。
 鳥取県国際交流財団助成事業でございます。こちらにつきましては、補助事業の中で海外往来を伴う事業がありました。その辺りができなかったことによる減額補正でございます。
 国内交流推進事業でございます。こちらも国内交流ではございますが、県外との往来等ができなかったこと、参加を予定していた県外イベントが中止になったこと等による減額補正でございます。

●森田まんが王国官房長
 22ページをお願いいたします。まんが・アニメツーリズム推進事業で、訪日外国人観光客向けに主要観光施設を巡ることができるまんが王国とっとり満喫周遊パスというものを発行してまいりましたが、今年度は実施できなかったため、その負担金を減額とさせていただきました。あとは補助金でして、境港市や北栄町、岩美町などの漫画関連のイベントの中止による補助金の減でございます。
 同じページ、まんが王国発ソフトパワー事業、こちらもコロナ感染の拡大により、いろいろな整備ができなかったことによって減にしております。
 32ページ、繰越しを御覧いただきますようお願いいたします。3番目の水木しげる生誕100周年記念事業を繰越しでお願いしております。米子鬼太郎空港の装飾の整備を進めているところなのですが、プロダクションの方に現地を見ていただいて調整するということが、東京から来られるのがちょっと厳しかったところがあって、整備が遅れておりますため、このとおり繰越しでお願いしております。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 32ページの繰越しをお願いするのを忘れていました。宿泊事業者新型コロナ感染防止対策事業費でございます。これは宿泊事業者の方に感染防止対策でしたり、また、前向きな事業展開について補助事業として支援させていただいてきたものですが、その中で今年度、年度内に完了が困難な事業者がおられます。その事業者の方の分について繰越しをお願いしたいと思います。1,150万円でございます。
 サイクリストの聖地の事業でございますが、新規周遊ルートの整備、これは八頭若桜ルートでございます。それと鳥取河原自転車道線の補修事業でございますが、国交省など道路管理者、それから河川管理者との調整の時間を要したために年度内の執行が困難になりましたので、繰越しをお願いいたします。

◎川部委員長
 ただいまでの説明について質疑等はありませんか。

○内田(隆)委員
 令和3年度2月補正予算の3ページと当初の3ページを見比べていただきたいのですけれども、補正前の額で今年度88億円、減額補正して84億円ですね。当初と比べると確かに前年度の34億円から50億円積んだということで、当初予算ベースでいうと大体30億円くらい補正と比べて減額になるということで、そこがどこに行っているのかなと思うと、観光戦略課の令和3年度補正後65億円、令和4年度当初30億円のところに行く。観光戦略課の予算の中で30億円低いのだよねというところです。これからのことなので、どうなるかというのはまだ定かではないのですけれども、今後、当然オミクロン株等も含めて、コロナの状況次第ではしっかりと国と協調して、ここを補正してでも県内経済、観光業界を支えていかないといけないと考えます。その辺りについて、局長から令和4年度の所感というか見通しをお聞かせいただければと思います。

●鈴木観光交流局長
 これまでも県内の事業者の方々の状況をお聞きしたり、また、国の予算の措置状況、そういったものを反映させたり、また、こちらから、例えば知事会などを通じて要望させていただいたりということで事業者の支援を続けてまいりましたが、新年度におきましても、切れ目なく観光事業者の方々のサポートをしていきたいと考えております。そのために今でも頻繁に観光庁とはやり取りをしておりますけれども、それを今後もしっかりと継続させていただいて、適時適切な事業者支援、観光振興対策、またコロナが落ち着きましたら、これまでの失われた需要を回復できるよう、しっかり取り組んでまいります。

◎川部委員長
 よろしいですか。
 ほかにありませんか。

○広谷委員
 どれというわけではないのですけれども、かなりの減額補正ということで、コロナの関係でいろいろな事業、イベントがなくなったということなのですが、1年ではなしに、こうやって2年間もいろいろな事業なりイベントが中止になれば、新年度、4年度以降またいろいろな影響が出てくるのかなと思うのです。例えばもうそのイベントを実施するのが困難になったとかね。どの事業というわけではないのだけれども、そういう事業が出てくる可能性があるのではないかなと思うのですよ。その辺りについてどう見ておられるのかなと思って。4年度の予算を組んだ中でね、影響が大きく出てくるのではないかなと思ったりもするのだけれども、その辺りについて何か感じておられるところがあるのなら。

◎川部委員長
 本部長が答えられますか。

●中原交流人口拡大本部長
 実はそれは私どもも一番心配しているところでして、2年間のこの事業の実施方法が大きく変わったことによりまして、事業のノウハウですとか関係先とのいろいろな関係の在り方というものも変わってきているものがあると思います。そういった過去に築き上げたものが失われている部分が一部あるのではないかというところを非常に心配しておりまして、それを防ぐために、各所属でつながりを失わないような関係の維持の仕方とか、工夫してやっておりますし、いろいろな取組のノウハウも、例えば途中で人が替わってもそれを着実につないでいくといったことを意識して取り組んでおります。ということで、大きくいろいろなものを失った形で、このコロナ明けに後退した形にならないように、常に前進できるようにということで、皆で力を合わせて取り組んでいくつもりでおります。

○広谷委員
 いろいろ大変でしょうけれどもね、やはり事業を立ち上げたり、運営するというのは大変だと思うので、特に人が替わってきたり、替わっていろいろな影響が出てきた中で、その辺りも含めて、県としてもそれぞれの団体なり関係者の方にしっかりと支援をするなり、協力してあげていただきたいと思います。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。
 では、次に、報告事項に移ります。
 質疑等については、説明終了後、一括して行います。
 なお、報告16、「第2期関西観光・文化振興計画」の最終案については、昨日説明がありましたので、観光戦略課からの説明は省略しますが、濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長、補足等があればお願いいたします。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 「第2期関西観光・文化振興計画」につきましては、9月15日に常任委員会に中間案をお諮りしたところでございます。そのときに銀杏委員、内田委員に御意見をいただきまして、再度御意見を議会からいただきました。アニメと漫画の異なる、というような御意見をいただきまして、それについては追加記載されております。今後ともこの計画について進捗状況をよく注意して見たいと思います。
 また、3月5日には広域連合議会が開かれて、この最終案が審議されることになっていると聞いておりますので、島谷委員と坂野委員にはよろしくお願いしたいと思います。

◎川部委員長
 報告17、海外向け情報発信の最近の主な取組について、矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長の説明を求めます。

●矢吹観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 資料の4ページをお開きください。今後のインバウンドの再開を見据えまして、最近の主な取組を御報告させていただきたいと思います。
 まず1つ目、中国の上海吉祥航空と連携しました大山の魅力発信についてでございます。北京の2022冬季オリ・パラが開催期間中でございまして、この際に航空会社と連携しまして、大山が海の見えるゲレンデというようなことで、スキー場ですとかグルメですとか、そういったことを中国のメディアや航空機の機内誌で先頃情報発信をやってまいりました。
 2つ目、同じく中国市場向けでございます。SNSで小紅書というサイトを立ち上げさせてもらいました。現在も中国最大のアプリのウィーチャットですとかブログサイトのウェイボーといったことでやってまいりましたが、特に中国の若い方から高い支持を得ているこの小紅書というものを新たに開設いたしまして、こちらもオリ・パラに合わせまして大山の魅力発信をやってまいりました。
 3つ目、台湾の航空会社と連携した観光セミナーの実施についてでございます。1月に、台北市内のカフェを現地会場としまして、台湾の市民向けに鳥取県の観光PRですとか梨や柿を使ったリキュールの試飲、それから市内の鮮魚店から松葉ガニのライブ中継とかもさせていただきました。コメントにありますが、鮮魚店以外の観光地の中継も幅広に見たかったというコメントも頂戴しておりますので、今後やるときは幅広に宣伝できるように考えていきたいと思います。
 最後、韓国旅行会社と連携した縫いぐるみツアーでございます。これは、実は韓国では自分のお気に入りの縫いぐるみの代理旅行というものが人気のようでして、今回は30名ほどの方にツアーに御参加いただきました。事前にその縫いぐるみを日本に送っていただいて、縫いぐるみが県内の観光地を回ってその写真、動画といったものをお送りさしあげて旅行気分を味わう、そういったツアーをさせていただきまして、ぜひ行ってみたいというようなコメントを頂戴したところでございます。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、交流人口拡大本部に関して執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、執行部の入替えを行うため、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とします。

午後1時24分 休憩
午後1時28分 再開

◎川部委員長
 再開いたします。
 それでは、県土整備部に係る付議案の予備調査を行います。
 初めに、県土総務課、技術企画課、道路企画課及び道路建設課に係る付議案の予備調査を行います。
 説明に当たりましては、端末操作、それから資料を探したりするのにちょっと時間がかかりますので、その辺、様子を見て説明を始めてください。
 まず、当初予算及び予算関係以外の付議案についての説明を求めますが、森田県土整備部長におかれましては、2時から会議が入っているということなので、まず、当初予算部分と補正予算部分の総括説明を最初にしていただいて、具体的な説明を順次求めたいと思いますので、よろしくお願いします。
 質疑につきましては、説明終了後、一括して行いますので、御了解ください。
 では、森田県土整備部長に、当初と補正について総括説明をお願いいたします。

●森田県土整備部長
 初めに、先ほど委員長からもおっしゃっていただきましたけれども、急遽2時から豪雪の雪下ろしだとかの会議が入りましたものですから、途中抜けさせていただきます。また終わりましたら入ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、議案説明資料の令和4年度当初予算関係の2ページをお願いいたします。令和4年度当初予算に関する議案でございますが、予算関係が令和4年度鳥取県一般会計予算、令和4年度鳥取県港湾整備事業特別会計予算の2議案でございます。また、予算関係以外の議案といたしまして3議案、御審議をお願いいたします。また、報告事項としまして、議会の委任による専決処分の報告について1件でございます。
 3ページをお願いいたします。令和4年度当初予算の総括表でございます。一般会計、本年度484億900万円余となっておりまして、対前年度でいきますと6億3,800万円余の増額となっております。内訳としましては、一般事業が42億9,800万円余、50万円余の増額でございます。公共事業が441億1,000万円余、6億3,800万円余の増となっております。詳細につきましては、担当課長から説明させていただきます。
 続きまして、令和3年度2月補正予算関係の資料の2ページをお願いいたします。2月定例会の議案といたしましては、予算関係、令和3年度鳥取県一般会計補正予算並びに令和3年度鳥取県港湾整備事業特別会計補正予算の2議案でございます。令和3年度の補正予算の総括表を3ページにつけております。補正前763億7,400万円余に対しまして、27億2,600万円余の減額補正をお願いするものでございます。内訳としましては、一般事業が1億6,700万円余の減額、公共事業といたしまして合計25億5,900万円余の減額でございます。補正の理由は、いずれも事業費の確定に伴うものでございます。

◎川部委員長
 それでは、当初予算及び予算関係以外の議案について、関係課長から順次説明を求めます。

●山本県土整備部次長兼県土総務課長
 当初予算等関係の説明資料の4ページをお願いいたします。建設産業担い手育成支援事業900万円余をお願いしております。こちらは継続事業で、事業内容に変更はございません。
 続きまして、6ページをお願いいたします。一番上から県土総務管理運営費3,200万円余でございます。こちらも継続事業で、変更はございません。
 次の建設工事等入札制度管理費8,500万円余でございます。こちらは継続事業でございますが、5,000万円ほど増額になっておりますのは、電子入札システムのブラウザで現在インターネットエクスプローラーを使用しておりますけれども、こちらがサポート終了になるということで、令和3年度、4年度でマイクロソフトエッジに変更する改修を行っております。その関係で増額させていただいております。
 続きまして、用地関係業務1,000万円余でございます。こちらは、事業内容に変更はございません。
 公共施設管理サポーター事業18万6,000円でございます。こちらも変更はございません。
 続きまして、八頭庁舎管理・総務会計事務処理費1,600万円余でございます。こちらも、事業内容に変更はございません。
 次は廃止事業で、八頭庁舎別館・会議棟空調機更新工事でございます。こちらは、事業終了のための減額となっております。
 次が新規事業、八頭県土整備事務所特殊車両基地屋根改修工事3,100万円余でございます。八頭県土整備事務所の特殊車両基地につきましては、築39年ということで、屋根の腐食が進んで雨漏りの原因にもなっておりますので、ふき替えを行うものでございます。
 続きまして、職員人件費4億300万円余でございます。こちらも、事業内容に変更はございません。
 7ページをお願いいたします。特殊車両庫・現場運転管理費300万円余でございます。こちらも、事業内容に変更はございません。
 次に、工事進行管理システム管理費500万円余でございます。こちらは2,000万円ほど減額になっております。工事進行管理システムにつきましては、令和元年度から3年度にかけまして積算システム等と統合した工事管理システムとして現在構築中でございます。令和4年度から新しいシステムが運用開始になります。その新システムの運用保守経費につきましては、構築費用と合わせまして、この後説明があります技術企画課の建設DXの予算でまとめて計上しておりますので、こちらからは減額させていただいております。残りの500万円につきましては、システムの操作の問合せでありますとか障害発生時の一時受付を鳥取県情報センターに委託しております。その費用だけがこちらに残っております。
 最後、建設業法関連事業費でございます。1,500万円余でございます。こちらは370万円ほど増額になっております。建設業許可と経営事項審査の電子申請のシステムを、現在国が構築中でございます。今の予定では、令和5年1月頃に運用開始を目指していらっしゃるということでございます。そのシステムを利用するための令和4年度の負担金の分を増額させていただいております。
 県土総務課合計6億1,300万円余を当初予算としてお願いするものでございます。
 続きまして、59ページをお願いいたします。令和4年度公共事業当初予算総括表でございます。県土整備部当初計上予定額ということで441億1,000万円余をお願いしておりまして、対前年比で101.5となっております。
 続きまして、72ページをお願いいたします。債務負担行為の調書の当該年度提出に係る新規分でございます。部の分をまとめて説明させていただきたいと思います。
 一番上の鳥取県版河川・道路ボランティア促進事業1,400万円余の限度額でございます。こちらは、スーパーボランティア等と複数年の協定を結んで活動を実施していただくものでございます。
 続きまして、電算化運営費でございます。2,200万円余でございます。こちらは、土木工事の積算システムの改修を2年間で行うものでございます。
 続きまして、産官学連携とっとり建設DXしごと改革プロジェクト事業9,800万円余でございます。こちらは、インフラ維持管理システム等の構築費用に5年間の保守費用を加えて契約を行うものでございます。
 続きまして、除雪事業2,000万円でございます。これは、4月以降も除雪対応の可能性がある工区につきまして、年度をまたがった契約を結ぶものでございます。
 続きまして、除雪機械GPS管理システム維持管理700万円余でございます。こちらは、除雪機械についておりますGPSの管理システムの保守について3年間で契約を行うものでございます。
 続きまして、地域高規格道路整備事業13億7,000万円余でございます。こちらは、北条倉吉道路、北条ジャンクションの橋梁工事を3年間の契約で行うものでございます。
 続きまして、都市計画事業(街路)1億2,000万円でございます。こちらは、大工町土居叶線の歩道橋の工事を2年間で行うものでございます。
 続きまして、米子空港関係管理費2,300万円余でございます。こちらは、米子空港の駐車場の巡回点検、清掃の契約を5年間で行うものでございます。
 空港管理費1億2,600万円余でございます。こちらは、鳥取空港の化学消防車1台の更新について、2年間で実施するものでございます。
 続きまして、73ページにつきましては、過年度議決済みに係る分でございます。システム改修でございますとか保守点検、施設管理、橋梁等の工事などを複数年で行うものでございます。
 最後、90ページをお願いいたします。報告第1号、職員の公用車事故による損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定につきまして、令和4年2月1日に専決処分をいたしましたので報告させていただくものです。
 事故の概要でございますけれども、令和3年、昨年12月8日に鳥取市の福部町地内で、鳥取県土整備事務所の職員が、工事の現地立会のために公用車を運転して現場近くの道路脇に停車しようとした際に、左側の安全確認が不十分であったために、停車しておりました工事業者の軽貨物自動車と接触いたしまして、双方の車両が破損したものでございます。県側の過失割合を10割として、損害賠償、相手側の車のテールランプの補修の費用1万5,990円を支払うものでございます。
 県土整備部といたしまして、一層の安全運転の徹底を図ってまいりたいと思います。

●西村県土総務課建設業・入札制度室長
 資料83ページ、議案第53号をお願いいたします。鳥取県建設工事等入札制度基本方針の一部変更について御説明いたします。
 提出理由及び概要でございますが、測量、設計、調査などの業務において、入札の透明性等の一層の向上、業務成果の品質の向上を図るため、現在100万円以上500万円未満の価格帯で適用しております限定公募型指名競争入札を廃止し、その価格帯に現在500万円以上で適用しております制限付一般競争入札を適用するものでございます。
 併せまして、落札方式として従来の価格競争方式に加えまして、これまで試行を行ってきておりましたが、価格と技術力等の総合的な評価により落札者を決定する総合評価落札方式について基本方針に明記して、本格的に実施を図っていくものでございます。

●前田県土整備部参事監兼技術企画課長
 資料の8ページをお願いいたします。新規事業、産官学連携とっとり建設DXしごと改革プロジェクト事業でございます。2億6,200万円余をお願いするものでございます。建設業界の人手不足や働き方改革への対応のために、産官学が連携して受発注者双方の生産性の向上を図るとっとり建設DXを構築しようとするものでございます。
 主な事業内容ですけれども、(1)番といたしまして、先端技術を活用した公共土木施設維持管理の効率化で、具体的にはドローンによる橋梁点検でありますとか、路面振動センサーによる道路の日常点検などを行うものでございます。(2)番ですけれども、産官学連携による事業推進体制の確保ということで、鳥取大学や建設技術センターと連携した技術者の技術研さんや人材育成などを行うものでございます。
 9ページをお願いいたします。上から地対策費、鳥取県版河川・道路ボランティア促進事業、住民とともに歩む土木行政推進事業、職員技術力向上支援事業、いずれも継続事業でございます。
 10ページをお願いいたします。企画・調整費、官民連携による鳥取県強靱化推進事業、土木防災管理費、鳥取県版!土木防災・砂防ボランティア活動推進事業、地域共同施設災害復旧補助事業、被災宅地危険度判定士養成事業、こちらにつきましても全て継続事業でございます。
 11ページをお願いいたします。ICT・産官学民連携建設生産性向上事業、事業化検討基礎調査費、電算化運営費、現場技術支援業務、技術調査費、建設工事品質向上事業は、いずれも継続事業でございます。このうち電算化運営費が前年に対しまして1億1,000万円余の増額となっております。理由ですけれども、現行のシステムのサポートが切れますので、その次期システムへの更新費用を計上したことによる増額になっております。
 あと一番下、近未来技術を活用したひと・まち・しごと創生プロジェクトですが、こちらは最初にお話しいたしました建設DXに移行することによる廃止でございます。
 12ページをお願いいたします。都市計画費、建設災害復旧費、単独災害復旧事業費、いずれも継続事業でございます。
 13ページ、災害復旧事業連絡調整費、直轄災害復旧費負担金、いずれも継続事業でございます。
 以上、技術企画課合計32億6,200万円余をお願いするものでございます。
 続きまして、82ページをお願いいたします。議案第47号、財産を減額して貸し付けることについて御説明させていただきます。
 公共事業の適正かつ円滑な実施を図るため、公益財団法人鳥取県建設技術センターに、下に記載の土地と建物を減額して貸し付けようというものでございます。現在の貸付期間が今年度末で終了いたしますので、引き続き令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5か年間貸し付けるものでございます。
 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。

●小田原道路企画課長
 県土整備部資料の14ページをお願いいたします。ミッシングリンク解消推進事業でございます。これは継続事業でございまして、県内高速道路ネットワークの整備等に係る経費で1,800万円余をお願いするものであります。
 15ページをお願いいたします。防災・安全交付金の交通安全事業で、これも継続事業で5億4,700万円余をお願いするものでございます。
 続きまして、16ページをお願いいたします。通学路安全対策事業について、従前の継続事業でございます。9億8,200万円余をお願いするものでございます。
 資料17ページをお願いいたします。こちらは新規事業でございまして、美術館アクセスルート案内標識整備事業として700万円余をお願いするものであります。令和7年春の開館が予定されております鳥取県立美術館でございますけれども、開館までに分かりやすい案内標識を整備することとしております。実際の標識整備は令和5年、6年に行うこととしており、令和4年度は案内標識の配置、板のレイアウト、標識柱の構造計算等の検討を行うものであります。
 資料の18ページをお願いいたします。直轄道路事業費負担金でございます。これも継続して国土交通省さんに行っていただいております高規格道路ネットワークの整備に係るもので、21億8,600万円余をお願いするものでございます。
 資料の19ページをお願いいたします。道路橋りょう総務費につきまして、例年行っております道路事業事務費、鳥取砂丘周辺渋滞対策事業、除雪機械運転手の育成支援事業、職員人件費等をお願いするものであります。
 続きまして、資料の20ページをお願いいたします。その他単県公共事業で、道路管理費、道路管理情報提供システム整備事業、人件費継ぎ足し等に要する経費で、いずれも継続事業でございます。
 次に、道路橋りょう維持費につきまして、県と市町村の事務の連携・共同処理事業(除雪受託)として実施するもので、継続事業でございます。こちらに3,000万円と、市町村受託事業として来年度は琴浦町から町道の耐震化事業について受託するもので、4,900万円余をお願いするものでございます。
 資料の21ページをお願いいたします。一般公共事業でございます。防災点検箇所等の防災対策等、記載の継続事業について実施するものでございます。
 なお、下から4欄目の社会資本整備総合交付金(広域連携(修繕))については、新規となっておりますけれども、国の制度改革に伴い、今年度の6月補正にてお認めいただきました観光地に係る補修事業であり、継続して実施するものでございます。
 一般公共事業につきましては、総額62億5,500万円余をお願いするものでございます。
 資料の22ページをお願いいたします。単県公共事業でございます。こちらも継続事業でございます。総額39億6,400万円余をお願いするものでございます。
 資料の23ページをお願いいたします。以上、道路企画課合計として145億7,500万円余をお願いするものでございます。
 続きまして、資料の89ページをお願いいたします。報告事項でございます。道路の管理瑕疵に伴う損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の確定について、令和4年1月28日に知事の専決処分を行いましたので、御報告いたします。
 令和3年8月10日、日野郡日野町門谷地内の国道180号におきまして、舗装が剥がれて路面に生じた穴にはまり、その車両が損傷したものでございます。県の過失割合を8割とし、和解の相手方に対して2万8,706円を支払うものでございます。
 当該事象により多くの方に御迷惑をおかけしました。以後、このような事案が発生しないよう、点検等留意して努めてまいりたいと思います。大変申し訳ございませんでした。
 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。

●石賀道路建設課長
 資料の24ページをお願いいたします。地域高規格道路整備事業でございます。継続事業で岩美道路をはじめとする5か所の地域高規格道路について事業の推進を図るものでございます。54億6,000万円余の本年度予算をお願いするものでございます。
 続きまして、25ページをお願いいたします。米子駅南北自由通路整備支援事業でございます。継続事業でございます。米子市が行います南北自由通路整備事業を支援するため、市の自由通路整備に係る令和3年度の事業費と起債償還額の市の実質負担額の2分の1を補助するもので、4,800万円余をお願いするものでございます。
 次に、26ページをお願いいたします。道路橋りょう新設改良費でございます。一番上は受託事業でございます。継続でございます。
 次は一般公共事業でございます。継続事業でございます。本事業は、県が管理しております国道や県道の道路改築事業を推進するものでございます。
 次に、単県公共事業でございます。これも継続事業でございます。単県道路調査費をこの事業の中で行っております。鳥取国府線ほか2か所の道路調査を予定しているところでございます。
 次に、27ページをお願いいたします。街路事業費でございます。一番上は一般公共事業でございます。街路事業6路線につきまして事業の推進を図るものでございます。5億400万円余をお願いするものでございます。
 道路建設課合計といたしまして98億8,800万円余をお願いするものでございます。
 続きまして、81ページをお願いいたします。議案第44号でございます。国道178号岩美道路の浦富高架橋4工区の工事請負契約の変更についてでございます。変更理由といたしましては、他工事との調整による橋桁架設に要する費用の追加及び新型コロナウイルス感染拡大防止等の対策に要する経費の追加による契約金額の変更を行うものでございます。変更金額は、変更前7億6,890万円を7億9,900万円余に改めるものでございます。
 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○坂野委員
 1点お願いします。8ページなのですけれども、これはどれぐらい効率化されるのかというのを教えていただければと思います。

●前田県土整備部参事監兼技術企画課長
 ちょっと数量的に表すのは難しいのですけれども、具体事例で言いますと、例えば今までは道路の損傷とかがあった場合には、パトロールをしているので、それをパトロール員が写真で撮って、持ち帰って、図面に落として調書を作ってというようなことをしていたのですが、タブレットを持っていって、撮るとそれがシステムで自動的にデータベースに入りますので、その辺の作業量がかなり緩和されます。
 あとは、ドローンの橋梁がございます。橋の裏側を見る腕の長い橋梁点検車があるのですけれども、県管理ではないのですが、例えば江島大橋などはそれでも手が届きませんので、普通であればロープアクセスといいまして、ロープを伝って裏側に回り込んで目視でひび割れをチェックするのです。今はドローンの性能がよくなりまして、ドローンで写真を撮って、それをもって点検に代えるようなことになります。ちょっと具体的に数値がどれだけかというのは言えないのですけれども、例えば一つの事例で、そういうイメージ的にかなり省力化が図っていけるというようなところでございます。

○坂野委員
 タブレットで写真を撮ってみたいなお話があったのですけれども、例えば、そのパトロールの方以外の市民の方でも、見つけたりしたら、その人が写真を撮ってやるみたいなのはあったりするのでしたっけ。

●前田県土整備部参事監兼技術企画課長
 ほかの県は一般の人のというのもあります。ただ、それは物すごく情報が幅広く集まりますので、今、我々が目指しているのは、パトロール員の場合と、あとは土木職員のOBの方に頼んで撮ってきていただくというような、比較的専門的な目を持った一般の方といいますか、セミエキスパートと言っているのですけれども、要請した上でその方にやっていただくというようなことをやっているところでございます。

○坂野委員
 でも、何かいろいろ情報がいっぱい集まってもそれはいいのではないかなと思っていまして、その集まった情報を、AIとか何かデジタル技術を使って、本当に適切な情報、必要な補修箇所であるとか、そうではないところところというのを自動的に選別していくという在り方もあるのかなと思ってみたりしたが、意見でいいです。

●小田原道路企画課長
 今の話は主に私たちの課の所管かなと思っています。確かにそういうことをやっていらっしゃる自治体もございます。主には市町村ですね、市町村の職員の手が回らないとか、パトロールを実際に外部委託することができないとかという自治体においては、そういうことをされていらっしゃる自治体もあるということです。都道府県レベルでいくと、かなりレアケースかなとは思っています。
 私も今おっしゃったような事例を、他の市町村にしても自治体でも実際に行われているという事例も耳にしておりますので、鳥取県のそういう道路パトロール業務に活用できるかどうかというのは、一応検討はしているのですけれども、なかなか他県の事例を聞いても、地区によって情報の偏りだとかレベルの偏りだとかというのもあって、同一基準で全県の管理を行うということにまだまだ課題があるなというような状況だと認識しております。ただ、いずれにしてもこれから専門職員の減少だとか少子高齢化だというような時代に向かっていく中で、そういう最新技術の活用は図っていかなければいけないかなと思っています。
 また、一口にAIと言っても、人間がそのコンピューターに情報を入れ込んでいかないと、なかなか実際にそれが動くという形にならないので、そこはまだまだ調査研究の段階かなと思っています。繰り返しになりますけれども、これからの時代ですので、そういうものに取り組んでいかなければならないなという認識は持っております。

○坂野委員
 なぜそういうことを申し上げたかといいますと、私たちもちょっと来てくれないかと言われて行ってみると、道路のここがちょっと凸凹したり、白線が消えているから何とかしてくれという話を承って、それを維持管理課とかにおつなぎしたり、市町村におつなぎしたりすることがあるのです。私に頼ってくださった方がお年寄りの方だったら、それはそれでちゃんとやるべきだなと思うのですけれども、スマホを使えたり、若い方などから相談があったりしますので、そういう方には、いやいや、スマホでこういうアプリがあって、ここで写真を撮って送ったら、私を通さなくても担当課にちゃんと行きますよみたいなのがもしあれば、お互いウィン・ウィンではないかなと思ってみたりしました。その意味でDX仕事改革がそういうことを担われるのかなと思ってすごく期待した面がありました。そうですね、いい事業だと思います。

◎川部委員長
 この件に関して、ちょっと私も聞いていて一言。
 私もよく見つけるのですよ。それで、県土整備局に電話して、どこどこでどうなのですよなどと言って、そうすると局長がじきじきに見に行くとかという話を聞くと、そんなことをしなくても、本当に写メで撮って、そこにGPSの情報があれば、ここだと分かれば、情報として収集すれば、あとは対応はそれぞれ考えればいいのにと思うことが多々あります。前向きに広く集めるということは考えていただければなと思います。

●小田原道路企画課長
 私たちもそれを考えていないわけではなかったのですけれども、再度ここで意見をいただきましたので、今後の活用について検討を進めていきたいと思います。

◎川部委員長
 よろしくお願いします。

○銀杏委員
 同じ事業に関してなのですが、自分の場合は道路110番というのがあって、何でもそこへ電話して、どこどこで穴が空いているからとか、そんなので連絡をしていたのですが、確かに写真で送るとよく分かるのでいいのかなと思いました。
 私が聞きたいのは、路面振動センサーによる道路の日常検診というのがありまして、これまで道路の中の空洞の検査というのがあったのですけれども、それと同じようなものなのかちょっと具体的に聞きたいのですが。

●前田県土整備部参事監兼技術企画課長
 こちらは、通常は宅配業者の車とかに振動センサーを取り付けまして、ふだん走っている道の振動具合が、あるとき急に何かちょっとおかしいなというようなものがあったときに、それで異常を発見するとか、そういうものに活用しようと。そのデータをずっと蓄積していけば、あるときちょっと変な振れがしたりしたらおかしいかなみたいな、それと、ちょっと振れが大きくなってきたら、もうそろそろ舗装を打ち替えなくてはいけないかなというような、そういうことに活用するものでございます。
 先ほどおっしゃった空洞を見つけるというのは、それ専の車両がありまして、それを走らせて空洞があるかないかということを確認するものですので、ちょっとこれとは趣旨が違うといいますか。

○銀杏委員
 通常のひび割れとかそうしたものを見るのか、それともアスファルトの質の劣化みたいなものも分かるようになるのか、何かよく分からないのですけれども、教えてください。

●前田県土整備部参事監兼技術企画課長
 データを蓄積していって、その劣化していく具合は分かりますし、あるとき急に何か振動が変なふうになったら何かあるかなというので、それこそ、ひょっとしたら空洞があったりする場合もそれで発見できる可能性もございます。必ず見えるかどうかというのは明言できないのですけれども、可能性としてはそういうこともあると考えております。

○銀杏委員
 分かりました。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○広谷委員
 21ページの一般公共事業と22ページの単県公共事業、今は除雪の時期なもので、除雪費を比べて見ていたら、一般公共で8,000万円増額して、単県で同じ額の8,000万円が減額ということになっているのですよね。ちょっと仕組みがよく分からないのですけれども、これは交付金の関係で8,000万円を一般公共で増やすことができたから単県は減らしたというようなことなのか、その辺りの制度的なことが何かあるのかなと思って、ちょっとその辺りをお聞きしたいのですけれども。

●小田原道路企画課長
 おっしゃったように、同じ除雪をするに当たりましても、交付金が充当できるかできないかというところで、交付金が充当できるボリュームがそれなりにあるということで、全体としては同額ではありますけれども、交付金が充当できる事業を増やしたということでございます。

○広谷委員
 その交付金が充当できるというのは、その年によって違ってくるということなのですか。例えば、道路の長さとか延長とかそういうことの関係があるのか、その辺りはどういうことになっているのですか。

●小田原道路企画課長
 国費が充当できる路線というのは、指定されております。例えば、鳥取県でも積雪寒冷地域に指定されている地域とそうではない地域とか、あとは路線ごとに指定されています。鳥取県の国費が充当できる路線の見直しを一昨年行ったところで、ちょうどそのタイミングだったので交付金が充当できる路線が増えたということでございます。(広谷委員「分かりました」と呼ぶ)

◎川部委員長
 よろしいですか。
 ほかにありませんか。
 では私も。21ページのユニバーサル社会の実現に向けたバリアフリー化推進事業ですけれども、7,400万円を減額されています。決して今の状態がいいとは思っていないのですが、この減額の理由は何かあるのですか。

●小田原道路企画課長
 このユニバーサル社会の実現に向けたバリアフリー化推進事業は、毎年、例えば視覚障がい者団体の方ですとか、そういう障がい者団体の方々と意見交換をしながら、ここをこうしてほしいという御意見をいただいて、それに毎年毎年対応しているということです。たまたま前年は規模の大きな御要望があってそれに対応したけれども、来年度はちょっと御要望が小ぶりだったのかなと思っています。
 ですので、もう要らなくなったとかそういうことではなくて、御要望をお聞きしながら、随時それに対応しているということで、たまたま来年は額が大きく減ってはおりますけれども、そういうものでございます。

◎川部委員長
 なるほど、分かりました。
 ほかに。

○安田委員
 今の、前年に予算をかけたのはどこを施工されたのですか。

●小田原道路企画課長
 ちょっと全箇所を把握していないのですけれども、例えば……(安田委員「代表的なところで」と呼ぶ)鳥取市内でいきますと、ちょうど鳥取駅から立川に向かっていったところの旧29号、若葉台東町線と高架が交わる辺りのところですね、あの辺りで点字ブロック等のやり替えだとか、段差、歩道の平たん性の補修だとか、そういうことをやっていたと認識しています。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、次に、2月補正予算の付議案について説明を求めます。
 質疑につきましては、説明終了後、一括して行います。
 関係課長から順次説明を求めます。

●山本県土整備部次長兼県土総務課長
 2月補正予算関係資料の4ページをお願いいたします。県土総務課の補正予算でございます。建設産業担い手育成支援事業、補正額150万円余の減額、用地関係業務、350万円の減額、八頭庁舎別館・会議棟空調機更新工事、こちらは300万円余の減額、あと職員人件費については1億600万円余の増額ということで、いずれも事業費の確定に伴う補正でございます。県土総務課合計補正額9,770万円余の増額をお願いしております。
 続きまして、18ページをお願いいたします。公共事業補正予算総括表でございます。県土整備部補正額25億5,900万円余の減額でございます。いずれも事業費の確定などに伴う減額や財源更正でございます。
 続きまして、42ページ、繰越明許費の調書をお願いいたします。2月補正予算の繰越明許費でございます。今回、繰越額が115億8,100万円余ということで、繰越総額は430億3,500万円余でございます。
 最後、57ページをお願いいたします。債務負担行為の調書、変更分でございます。大規模特定河川事業、河川課の事業で9,000万円の増額変更をお願いしております。こちらは、塩見川の河川改修に係る事業所の移転補償でございまして、地権者の方と調整を進めた結果、移転先の土地造成、建物の新築、既存建物の除去に係る契約を一括して行ってほしいということでございます。そうすると工期が複数年にわたりますので、変更として債務負担をお願いするものでございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

●前田県土整備部参事監兼技術企画課長
 資料の5ページをお願いいたします。上から、住民とともに歩む土木行政推進事業、職員技術力向上支援事業、地域共同施設災害復旧補助事業、都市計画費につきましては、いずれも事業費の確定に伴う補正でございます。
 6ページをお願いいたします。建設災害復旧費、災害復旧事業連絡調整費、直轄災害復旧費負担金についても、事業費の確定及び決算見込みによる補正でございます。
 以上、技術企画課の合計は8,400万円余の減額で、補正後の合計は90億8,500万円余となります。御審議のほどよろしくお願いいたします。

●小田原道路企画課長
 県土整備部資料の7ページをお願いいたします。まず、道路橋りょう総務費のうち職員人件費及び人件費継ぎ足しの執行見込みに伴い、記載のとおりそれぞれ減額するものであります。
 次に、資料の8ページをお願いいたします。道路橋りょう維持費の市町村受託事業について500万円余の減額とするものでございます。主に日野町と江府町の町境をまたぐ町事業である日野川左岸線の国認証の減によるものでございます。
 次に、一般公共事業につきまして、主に災害防除、補修、市町村代行等について、事業費の確定に伴い9億7,900万円余の減額補正をお願いするものでございます。
 そのほか一般公共事業、単県公共事業につきまして、事業費の確定に伴う財源更正等を行っております。
 以上、道路企画課合計として10億2,200万円余の減額をお願いし、補正後合計194億4,800万円余とするものでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

●石賀道路建設課長
 9ページをお願いいたします。道路橋りょう新設改良費のうち受託事業でございます。9,600万円余の減額の補正でございます。これは北条倉吉道路ジャンクションの事業におきまして、国からの受託事業が減額になったものでございます。
 続きまして、一般公共事業でございます。3億9,100万円余を減額するものでございます。これは、下にございますが、地域高規格道路整備事業の財源更正並びに県道、国道の改築整備の事業費の確定によるものでございます。
 続きまして、単県公共事業150万円の減額でございます。これは事業費の確定に伴う減額でございます。
 続きまして、10ページをお願いいたします。米子駅南北自由通路整備支援事業でございます。2,600万円余の減額でございます。米子市が実施いたしました事業費の確定に伴う補正でございます。
 続きまして、一般公共事業でございます。2,200万円余の減額でございます。これは街路事業の事業費の確定によるものでございます。
 道路建設課合計で5億3,800万円余の減額補正をお願いするもので、補正後の合計は183億2,500万円余の事業費をお願いするものでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、報告事項に移ります。
 質疑等については、説明終了後、一括して行います。
 報告22、「第2回米子・境港間の高規格道路地元懇談会」及び「米子自動車道の4車線化と米子・境港間の高規格道路の事業化の要望」について、永田道路企画課高速道路推進室長の説明を求めます。

●永田道路企画課高速道路推進室長
 県土整備部資料2ページをお願いいたします。「第2回米子・境港間の高規格道路地元懇談会」及び「米子自動車道の4車線化と米子・境港間の高規格道路の事業化の要望」について御報告いたします。
 米子・境港間の高規格道路の計画の具体化に向けまして、昨年10月に地元懇談会を設立いたしましたが、このたび地元意見を取りまとめるに当たり、2月7日に第2回懇談会を開催し、併せて、懇談会で取りまとめました地元意見を盛り込み、2月10日に米子自動車道の要望活動を行いました。
 資料中段にお示ししておりますが、第2回懇談会では、昨年11月に実施した住民アンケートの結果報告と懇談会での議論やアンケート結果を踏まえて、地元意見の取りまとめを行ったところです。住民アンケートの結果としましては、アンケート回答全体の8割、9割の方が米子・境港間の道路整備について期待されており、アンケート回答数は全体で1,503件ございましたが、701件の方が自由意見を記載されておりまして、米子・境港間の道路整備への関心度が非常に高いことが確認されたところです。
 なお、懇談会では、地元意見として、当該地域の将来像実現のためには米子・境港間の高規格道路が不可欠であり、一日も早い整備が必要であるといった取りまとめをいたしまして、知事、米子市、境港市、日吉津村の各首長へ地域の声として報告させていただきました。
 次に、資料下段にお示ししておりますが、2月10日に2月7日の懇談会での地元意見を盛り込んだ内容で、国土交通省、西日本高速道路株式会社、地元国会議員の方々に対しまして、米子自動車道の4車線化と米子・境港間の高規格道路の事業化について要望活動を行いました。要望事項に対しまして、国土交通省、村山道路局長からは、米子・境港間の高規格道路は何が何でも境港までつながないといけないという強い気持ちを持っているとの御発言をいただきました。今後も引き続き沿道の市町村と連携いたしまして、米子・境港間の高規格道路の早期事業化について、国土交通省へ働きかけてまいります。

◎川部委員長
 続いて、報告23、県道杣小屋曳田線「曳田バイパス」の供用開始について、石賀道路建設課長の説明を求めます。

●石賀道路建設課長
 県道杣小屋曳田線「曳田バイパス」の供用開始について報告させていただきます。
 鳥取市河原町の曳田バイパスに平成24年度から事業着手してまいりましたが、このたび3月19日土曜日に供用開始することとなりましたので、報告させていただきます。この開通により、現道が幅員狭小で交通隘路となっておりました八上地区の通過交通がバイパスに転換されるということで、安全性が向上し、地域住民の方々の安心・安全な生活に大きく寄与することができると考えております。また、工芸の郷と称される西郷地区や三滝渓等へアクセス性が向上し、観光振興等にも寄与することが期待されるところでございます。
 事業概要につきましては、記載のとおりでございます。
 なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開通記念式典は実施しないこととしております。

◎川部委員長
 なお、報告26、枠予算(単県公共事業)の執行状況について、及び報告27、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明で、質疑等はありませんか。

○安田委員
 米子・境間のを聞かせてください。まず、このアンケート結果はもう公表されているのでしょうか。

●永田道路企画課高速道路推進室長
 アンケート結果ですけれども、今ちょっと精査をしましてホームページに載せる予定にしております。併せまして、2月7日の懇談会の発言要旨なども引き続き載せていこうと思っております。

○安田委員
 できましたら我々にも共有いただければと思います。
 アンケートを広く県民から集めるために、休日に日吉津のイオンでもアンケート取りに立たれて本当に御苦労さまでございました。この大きな声を我々はしっかりと国につなげていかなくてはいけない。昨年末は委員長、副委員長で参りましたが、ぜひ年度が替わったら皆様と共に国に要望に上がりたいと思いますので、その際にはよろしくお願い申し上げます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、前半部分について、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、執行部の入替えを行うため、暫時休憩いたします。再開は入替え次第といたします。お疲れさまでした。

午後2時25分 休憩
午後2時29分 再開

◎川部委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続き、河川課、治山砂防課、空港港湾課及び淀江産業廃棄物処理施設計画審査室に係る付議案の予備調査を行います。
 まず、当初予算及び予備予算関係以外の付議案について説明を求めます。
 説明の際には、タブレットの操作だとか資料を開いたりする時間がありますので、その辺は様子を見ていただくようにお願いをいたします。
 質疑は、説明終了後、一括して行います。
 それでは、関係課長から順次説明を求めます。

●池田河川課長
 資料の28ページをお願いいたします。地域のみんなで取り組む流域治水で3,200万円余をお願いするものでございます。今年度、令和3年度からの継続事業でございますが、少し進めさせていただきたいと思いまして、今年度は大路川流域を先行モデルとして取組をスタートさせていただきました。昨年、委員の皆様には、十分とは言えませんが現場を少し見ていただいたところでございます。
 1の事業目的・概要でございます。今年度は啓発活動や協議会による意見交換を進めておりまして、来年度には関係者それぞれが取り組んでいく方向性を示した大路川流域治水ビジョンを策定したいと考えております。
 2つ目のポツですが、流域治水を全県展開するということで、令和3年7月豪雨で浸水した箇所を中心に、まずは行政連携を強化し、浸水被害軽減に向けた対策を整理してまいりたいと考えております。
 2の主な事業内容でございます。1つ目につきましては、先ほど申し上げました大路川流域治水ビジョンの策定の経費でございます。
 2つ目は、行政間の連携強化というところで、大路川流域の取組に当たって、まず取りかかったのが行政間の連携強化でございました。それを踏まえまして、これを全県展開するに当たりまして、やはり行政間の連携を強化する必要があるということで、昨年7月、8月に浸水被害が発生した地域を中心として、これを取組の対象としまして、各行政が地域の課題を共有するというところから始めてまいりたいと考えております。
 3つ目の全県展開に向けた調査検討でございます。昨年浸水被害に遭った地域の浸水状況調査や原因調査を行うものでございます。
 もう一つは、雨水貯留による浸水被害軽減効果算定等と書いてございますが、大路川流域では住民の皆さんから雨水貯留を目的として、雨水タンクであるとか田んぼダムであるとか、そういったものを利用した場合にどれぐらいの効果があるのだという御意見をいただいております。今年度、その一例としてお示ししておりますけれども、さらに住民の皆様に分かりやすい効果をお示しする必要がありますので、こういったものに取り組んでまいりたいと考えております。加えて、流域治水の全県展開を進める中でこれを見える化するということで、他の流域でも住民の皆様に理解を促進するものとして活用を行おうと考えております。
 続いて、資料の29ページをお願いいたします。新規事業、樋門等の電動化・遠隔化事業(河川版DX)でございます。1億5,000万円をお願いするものでございます。事業の目的、概要にございますが、まず、樋門の電動化につきましては、最近の操作員の高齢化や多発する内水被害、こういった背景の中で樋門操作の省力化、迅速化が求められているということで、本県が管理する樋門は全部で238基ございます。そのうち手動が199基、その中で重要と考えられる160基の樋門の電動化を図ろうとするものでございます。
 次に、2つ目にあります河口水門の遠隔化でございます。河口部にある県管理の水門は全部で11基ございます。地震による津波に対して水門を迅速に、かつ安全に閉じる必要があるということで、操作員の安全性を考慮すれば水門の遠隔操作があるのではないかと思っております。来年度、令和4年度は津波を前提とした際の施設や運用の現状、必要性などの検討を行いたいと考えております。
 資料の30ページをお願いいたします。樹木伐採・河道掘削等緊急対策事業、継続事業でございます。10億2,800万円余をお願いするものでございます。主な事業内容のところに書いてございます樹木伐採、栗尾川ほか78か所、河道掘削、大路川ほか81か所でございます。今年度末で要対策箇所の約85%が着手済みとなる見込みでございます。引き続き、計画的に対策を講じてまいりたいと考えております。
 続きまして、資料の31ページをお願いいたします。水防対策費でございます。7,600万円余をお願いするものでございます。前年度に比べて6,700万円余大きくなってございます。通常は水防訓練などに要する費用でございますが、来年度はこれに加えて排水ポンプ車の購入をお願いするものでございます。現在、県管理のポンプ車は東部に2台と西部に1台ございます。このうち東部の2台につきましては、1台は福部に、もう1台は清水川の排水機場の敷地内にございます。特に清水川におきましては、昨年の7月豪雨の際にも直ちに稼働いたしましたが、国のポンプ車に応援いただいたという状況でございました。また、今後の雨によりまして、ほかの地域で同時多発的に被害が起こる可能性も多分にありますし、特に内水被害が多発するというのが特徴かなと思っております。こういったこともありまして、来年度、新規にポンプ車を購入させていただきたいというものでございます。
 続きまして、資料32ページをお願いいたします。河川海岸費、河川総務費でございます。上から不法係留船対策事業費、次の河川海岸管理費、その下の海岸漂着ごみ等処理事業、湖山池汽水化対策事業、職員人件費、いずれも継続事業でございます。
 一番下、一般公共事業として、防災・安全交付金の河川情報基盤整備事業、これも継続事業でございまして、カメラとか水位計の増設を行うものでございます。
 33ページ、単県公共事業ということで、18億3,800万円余をお願いするものでございます。説明の欄に記載しておりますが、河川維持修繕費、10個ぐらい下がっていただいてダム管理費、海岸維持管理費、それから最後に事務費と大きく4つでございます。この中で河川維持修繕費の中の一番下、新規とあります河川環境再生事業ということで1,500万円をお願いするものでございます。これは北条川放水路の河川環境整備に要する経費でございます。具体的には、遊歩道であるとかベンチであるとか、地元の方々といろいろ御相談をさせていただきながら整備を進めていくということでございます。
 真ん中辺り、河川改良費、市町村等受託事業、これも継続でございます。
 下、一般公共事業で36億800万円余をお願いするものでございます。8つ事業がありますが、その中で3つ目の新規、ダムメンテナンス事業、それから1つ飛ばしまして新規の河川メンテナンス事業がございます。これは従来、長寿命化対策であるとか老朽化対策、こういったものを交付金でやっておりましたが、補助事業になって名前が変わったということで、やっていることは同じでございます。名前が変わったというところでございます。その間に挟まれている大規模特定河川事業、前年に比べて3億3,800万円減となっております。これは、今年度の国補正に前倒しした結果でございます。
 そして、34ページをお願いいたします。単県公共事業で4億200万円余をお願いするものでございます。河川改修事業費ということで、いずれも継続事業でございます。
 海岸保全費、一般公共事業でございます。2億7,500万円余をお願いするものでございます。この中で新規、海岸メンテナンス事業(建設海岸)というのがございます。これも先ほどと同様でございます。やっていることは一緒なのですけれども、名前が変わったというところでございます。
 そして、その下、単県公共事業で2億1,100万円余をお願いするものでございます。これはサンドリサイクル事業、継続事業でございます。
 最後に、直轄河川海岸事業費負担金ということで2億6,900万円余をお願いするものでございます。
 以上、河川課の合計といたしまして81億8,900万円余をお願いするものでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

●山根治山砂防課長
 引き続き、35ページをお願いいたします。智頭町大呂地区の地すべり対策事業、継続事業でございます。地滑り対策として、本格的な対策は地すべり検討会等で検討中でございますが、対策完了までに複数年かかることから、当面の応急対策として、今回、県道の迂回路を本年度から整備しておりますが、工法見直しに伴う追加経費。さらには、地滑りの崩壊を完全に止め切れないという見込みもございますことから、県道や河川の恒久的な対策を検討する経費といたしまして800万円、総額3,200万円をお願いするものでございます。
 36ページをお願いいたします。当課の所管の治山砂防関係事業のうち改築系の主な事業でございまして、いずれも継続事業でございます。国の5か年加速化対策予算等を最大限に活用しまして、1行目から治山事業で谷止工等の整備、2行目は治山の農山漁村交付金事業、3つ目、4つ目が防災・安全交付金の通常砂防事業、急傾斜事業でございます。それぞれ記載の経費をお願いするものでございます。
 続きまして、37ページをお願いいたします。土砂災害防災意識啓発事業で、こちらも継続事業でございます。土砂災害から人命を守る意識を持っていただくため、テレビCM等をやっております。基本的に内容は継続ですが、新年度は新たに新聞広告とウェブ広告の追加を考えておりまして、総額280万円余をお願いするものでございます。
 38ページをお願いいたします。治山費でございます。まず、上段は一般公共事業、36ページで説明した補助・交付金の執行に必要な事務経費等でございます。
 中段、治山の単県公共事業で、いずれも継続事業でございます。この中で下から2行目、単県斜面崩壊復旧事業1,800万円余増としておりますが、令和3年7月豪雨に伴います小規模な崩落等がございます。市町村が復旧を実施するための補助事業として増額してございます。経費としまして、総額1億2,900万円余でございます。
 39ページをお願いいたします。上段の土木総務費でございます。採石法・砂利採取法施行費で継続事業600万円余でございます。
 中段の河川総務費ですが、砂防関係事業の単県公共事業としまして、砂防施設の修繕や土砂掘削等を行うものでございます。いずれも継続事業で、合計3億7,200万円余でございます。
 続きまして、40ページ、砂防費でございます。単県公共事業としまして、上から土砂災害防止推進事業等、いずれも継続事業でございます。
 一番下につきましては市町村受託事業でございまして、三朝町での急傾斜事業に関しまして、三朝町からの受託事業で4,400万円余でございます。
 41ページをお願いいたします。砂防費の一般公共事業でございます。1行目の防災・安全交付金(火山砂防事業)ほか、新規事業としまして5項目ございますが、いずれも国の制度の改正に伴うもので、内容的には全て砂防関係事業の継続事業でございます。事業名をたくさん記載しておりますが、全て補助及び交付金事業で、砂防堰堤や急傾斜地施設の整備を進めるものでございます。経費としまして総額13億6,800万円余でございます。
 なお、36ページで説明いたしました改築系事業の主なものと合わせますと、総額で1,500万円余の増ということで、補助・交付金の事業としましては前年度とほぼ同額としております。
 42ページをお願いいたします。上段の単県公共事業、継続事業でございます。小規模砂防施設新設費ほか、補助公共事業にのらない小規模な事業を行うものでございまして、総額10億8,400万円余でございます。中段は直轄砂防事業負担金で継続でございます。下段、治山施設の災害復旧事業も同じく継続事業でございます。
 43ページをお願いいたします。上段の治山施設等災害関連事業、中段の災害関連緊急砂防事業、同じくこちらも継続事業でございます。
 以上、治山砂防課合計で、令和4年度当初予算70億3,000万円余をお願いするものでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

●清水空港港湾課長
 資料44ページをお願いします。港湾管理費のうち、鳥取港コンテナ取扱可能性調査事業について7,000万円余をお願いするものであります。この取組は、令和2年度から行っておりまして、令和4年度はこれまでの試験輸送の結果を踏まえまして、週1回の寄港を1か月連続で行うことや、大型フォークリフト等の荷役機械を導入することによって、より定期化に近い試験輸送を行うこととしております。
 次に、資料45ページをお願いします。港湾管理費のうち、よなごベイウォーターフロント魅力向上事業につきまして700万円をお願いするものであります。これは、米子港では現在、中海・錦海かわまちづくり計画に基づいて、国による親水護岸、県による桟橋整備等を行っているところであります。また、活性化ゾーンについては、民間事業者による開発事業の手続を進めているところでございまして、民間事業の開発計画を踏まえながら、米子港の適正な係留施設の整備ですとか水辺の散策路の整備設計を行うこととしております。
 46ページをお願いします。港湾管理費のうち、社会資本整備総合交付金(港湾)事業について5,300万円をお願いするものであります。主な事業としましては、埋塞対策としまして主要航路を切り替えるための防波堤延伸の測量設計、港湾緑地のトイレ、遊歩道の再整備、それから船舶の大型化に対応する8号岸壁の増深の整備を行うものでございます。
 続きまして、47ページ、48ページをお願いします。境港管理組合負担金について18億2,200万円余をお願いするものでございます。これは、境港管理組合の運営施設整備等に係る経費の鳥取県分の負担金でございます。主な事業としまして、1つ目、日本海側内航RORO船定期航路化推進事業につきましては令和3年6月と7月に試験輸送を行ったところでありまして、来年度はその抽出された課題を踏まえて、船社等との災害時の海上輸送応援協定の締結や定期航路に向けた物流体系の構築などの検討を行うこととしております。
 2つ目の外港地区物流ターミナル(上屋)整備事業につきましては、老朽化しております外港地区の4棟の上屋を建て替えるものでありますが、今年度は国の先導的官民連携支援事業を活用して、企業のサウンディング調査等を行っているところでございます。来年度はPFI事業の導入も想定しながら事業の検討を行っていくこととしております。
 3つ目の竹内南地区賑わいづくり(釣り振興)推進事業につきましては、令和2年度に境港釣り振興勉強会を立ち上げ試験開放等を行ってきたところでございますが、令和4年度は釣場の管理運営につきましてニーズ調査等を行いながら、民間による施設管理の導入検討を行うことを考えております。
 48ページ上段は、直轄港湾事業費、国が行います防波堤整備、岸壁改良に伴う直轄負担金でございます。
 次に、資料49ページをお願いします。空港費のうち鳥取砂丘コナン空港を拠点とした賑わいづくり事業につきまして、2,400万円余をお願いするものであります。これは、ツインポートやコナン装飾などの鳥取空港のポテンシャルを生かしつつ、アフターコロナを見据えてインバウンド観光振興やワーケーション推進と、地域の住民生活維持の融合を目指した公共交通網の再構築を行い、地域の活性化を図るものでございます。
 二次交通改善対策事業につきましては、二次交通の実態調査や旅行者の行動調査を実施し、民間主導によるプラットフォームを設置して、空港を拠点としたアクセス改善や観光MaaSの実施に向けた調査検討を行うものでございます。
 また、ツインポート加速化促進事業につきましては、謎解きラリーによる交流促進や砂像作り体験などの鳥取港との誘客促進を図るイベントへの支援を行いながら、両港のにぎわいづくりを創出するものでございます。
 次に、50ページをお願いします。空港費のうち空港管理費について6億2,000万円余をお願いするものでございます。これは主にコンセッション事業に伴います運営交付金として4億3,100万円余を運営権者に交付するもののほか、更新投資としまして国際線ターミナルビルのLED照明への更新や、耐用年数を超過した化学消防車については債務負担行為を設定して更新するものでございます。そのほか、コロナ対策としまして、検温体制の強化費用、コンセッション改善検討に係る費用、今年度と同様に着陸料、停留料の減免措置を継続するもの、それから空港の施設の一体的な維持管理更新計画を策定する費用でございます。
 51ページをお願いします。空港費のうち、鳥取空港滑走路等整備事業につきまして1億7,600万円余をお願いするものでございます。これは、航空法施行規則の改正によりまして、飛行機がオーバーランやアンダーシュートをした場合に機体の損傷を軽減し人命の安全を確保するために、着陸帯の端部に滑走路端安全区域を設置するものでございます。具体的には、滑走路端に90メートル掛ける90メートルのエリアを確保するものでございまして、令和4年度は調査、設計を行うものでございます。また、航空灯火につきましては、脱炭素化、維持管理費の軽減に向けてLED照明に更新するための設計業務を行うこととしております。
 52ページをお願いします。上段より漁港管理費のうち境漁港管理委託について700万円余をお願いするものであります。これは、境漁港の漁港施設を管理運営します指定管理者への経費でございます。
 次に、市町管理漁港協働連携事業について1,000万円余をお願いするものであります。これは、市町漁港のしゅんせつ砂をサンドリサイクルによって有効活用を図るために、しゅんせつ砂の運搬と投入に要する経費に対して補助するものでございます。
 次に、海岸漂着ごみ等処理事業については400万円余をお願いするものでございます。漁港、海岸の漂着ごみの処分、清掃に係る費用の補助でございます。
 次に、漁港事業の単県公共事業については1億400万円余をお願いするものでございます。これは、県管理漁港の維持管理に要する経費等でございます。
 資料53ページをお願いします。漁港建設費のうち漁港建設事業償還基金造成費補助金につきましては、令和3年度で対象事業が完了となりましたので廃止とするものでございます。
 次に、漁港事業の一般公共事業につきまして3億5,900万円余をお願いするものであります。これは、漁港施設の耐震等による機能強化、長寿命化を図るための費用でございます。
 54ページをお願いいたします。上段より港湾管理費のうち港湾運営費について1,300万円余をお願いするものでございます。これは、県管理港湾の維持運営費、統計調査費等に要する費用でございます。
 次に、みなとさかい交流館管理運営費について7,800万円余をお願いするものであります。これは、みなとさかい交流館を管理運営します指定管理者が要する費用、施設の改修等に要する費用でございます。
 次に、鳥取港管理運営費について1,200万円余をお願いするものであります。これは、鳥取港ボートパークの管理運営費、SOLAS区域の保安業務、放置艇の撤去等に要する費用でございます。
 次に、鳥取港振興対策事業について500万円余をお願いするものであります。これは、鳥取港振興会のポートセールス等を行う経費の県の負担分でございます。
 次に、港湾海岸漂着ごみについて300万円余をお願いするものであります。これは、港湾海岸の漂着ごみの処分に係る費用でございます。
 55ページをお願いします。上段より港湾事業の単県公共事業について3億7,800万円余をお願いするものであります。これは、県管理港湾のしゅんせつ、施設の維持修繕に要する費用等の経費でございます。
 次に、港湾建設費のうち港湾事業、一般公共事業について2億3,800万円余をお願いするものであります。これは、県管理港湾の施設の機能強化、長寿命化を図るための経費でございます。
 次に、56ページをお願いします。上段より空港費のうち米子空港関係管理費につきまして4,200万円余をお願いするものであります。これは、米子空港の駐車場の管理運営費に要する経費、それから滑走路延長事業に伴います地域振興事業を実施する米子市と境港市に対して、市の事業に交付金を交付するものであります。
 次に、直轄港湾事業費負担金につきまして7,700万円をお願いするものであります。これは、鳥取港において国が行う第1防波堤の整備に係る県負担でございます。
 次に、直轄空港事業費負担金について7,000万円余をお願いするものであります。これは、米子空港において国が行いますエプロン舗装の改修等に係る費用の県の負担分でございます。
 資料57ページをお願いします。上段より漁港災害復旧費に2億2,000万円、次の漁港災害復旧事業調査費に500万円、次の漁港単独災害復旧事業費に800万円、次の港湾災害復旧費について3億6,800万円、次に港湾災害復旧事業調査費に100万円余、それから最後に港湾単独災害復旧事業費に1,300万円余をお願いするものでございます。漁港と港湾の災害に係る経費でございます。
 続きまして、58ページをお願いします。上段より空港災害復旧費について5,000万円、それから空港災害復旧事業調査費について100万円、空港単独災害復旧事業費に100万円をお願いするものでございます。
 以上、空港港湾課合計としまして48億5,000万円余をお願いするものでございます。
 続きまして、75ページをお願いします。港湾整備特別会計の当初予算でございます。土木総務費のうち港湾管理事業費について9,800万円余をお願いするものでございます。これは、鳥取港と米子港において港湾機能施設整備事業で整備しました埠頭用地等の維持管理や、上屋の使用等に関する事務に要する経費でございます。このうち維持管理経費につきましては、令和2年に改定しました港湾計画に基づいて、令和4年度から港湾関連用地の一部の造成に着手するものでございます。
 また、現在、港湾特別会計により会計事務を行っているところですけれども、総務省からの要請によりまして、公営企業会計に移行することとしております。移行に必要な固定資産台帳の整理、それから移行事務に係る支援業務等を委託するための経費でございます。
 76ページをお願いします。鳥取港の港湾機能施設整備事業において借り入れました起債の元金について1,100万円余、利子について70万円余をお願いするものでございます。
 以上、港湾整備事業特別会計合計1億1,000万円余をお願いするものでございます。
 80ページをお願いいたします。債務負担行為の調書でございます。上段の港湾管理事業費は新規のものでございます。これは75ページ、先ほど御説明しました企業会計への移行に係る支援業務の委託経費について債務負担をお願いするものでございます。
 下段は、令和2年度議決済みの鳥取港湾事務所の清掃業務等について、3か年の契約を行っているものでございます。
 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。

●山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長
 58ページ、一番下でございます。地下水等調査検討事業1件でございます。本年度事業費5,400万円余のうち、今回2月補正予算で繰越しをお願いさせていただきます4,500万円を、令和4年度に繰り越した上で執行をお願いするものでございます。地下水調査につきましては、中立、公正かつ丁寧に調査することを前提にしながら、一方で地元の皆さん、関係の皆さんに調査結果をお待ちいただいているという状況が続いておりますので、できる限り早くお示しできるよう鋭意進捗を図ってきておりまして、次回の調査会第8回会議では地下水の流れをお示しする方向で進めているところでございます。
 ただ、本日の報告事項とも重なりますけれども、このところの新型コロナの感染状況ですとか、調査会委員の皆さんの日程などを勘案しますと、第8回会議は3月下旬になると考えているところでございます。このため、調査会が年度末開催になるということで、その後の調査委託業務の取りまとめであったり調査結果の地元説明など、どうしても新年度にかかってしまいますので、本年度の予算を繰り越した上で、翌年度、きちんと不測の対応も含めて対処できるようにさせていただきたいという趣旨のものでございます。
 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○銀杏委員
 鳥取空港滑走路等整備事業で、今、RESAの設置で90メーターとおっしゃいましたかね。(清水空港港湾課長「はい」と呼ぶ)主要事業説明会のときに50メーターと聞いたのですが、影響はどう違いますか。

●清水空港港湾課長
 鳥取空港の滑走路の西側については、現在、滑走路の端部から場周道路までが現状で40メートルしかございません。RESAというのは90メートルの幅を確保する必要がございますので、50メートル足りないという状況でございます。西側に拡張する場合にはプラス50メートル分の用地を確保するというものでございます。

○銀杏委員
 まだ西側か東側かは決定していないという説明だったのですが、それはどうなのですか。

●清水空港港湾課長
 西側での検討も進めておりますけれども、現在は東側も当然検討しております。最終的には、経済性ですとか、あとは周辺への影響等も踏まえながら、どちらの拡張が最適かというところを検討したいと思います。

●森田県土整備部長
 今、空港港湾課長が東側も選択肢のような話をしておりますが、やはり東側は住民の住んでおられるところもありますので、その辺は当然考慮して決めていかなければいけないと思っております。ですので、必然的に方向は決まってくるものだと思っています。

○銀杏委員
 分かりました。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○広谷委員
 30ページの河川の掘削であったり樹木の伐採の件で、前年度から結構増額の予算を計上しているわけですが、今までの要求箇所というか、記載では85%が着手済みとなっているのだけれども、これで大体要求箇所は事業ができるということなのですか。どうなのですか、その辺りはどこまで進められるのですか。

●池田河川課長
 今、樹木伐採、河道掘削で全体で668か所の計画を持っております。(「ここに書いてあるね」と呼ぶ者あり)書いてございますように、そのうち令和3年度末で約85%着手ということで、残り15%、令和6年ぐらいをめどに……(「令和6年、そんなにかかるのか」と呼ぶ者あり)計画を進めてまいろうかなと思っておりますし、特に河道掘削とかは掘ったら終わりというわけでもなくて、毎年の雨でたまったりするというようなこともありますので、随時点検をさせていただきながら、今、688か所と申し上げましたけれども、箇所数も、減はないかもしれませんが増していくというようなことで、一応令和6年をめどに計画的にやらせていただこうかなということで思っております。

○広谷委員
 今、必要箇所の事業実施が終わるのは令和6年のことのようで、今後も必要に応じて見直しをしていくということですけれども、地元から河川の掘削というのは要望が多いのですよね。それでいろいろ担当に聞くと、河川の断面の3割以上埋まらないとしないという話もずっと前から聞いていたりするもので、結局、地元からのこういう河川の樹木伐採だったり掘削というのは結構要望が多いので、なかなか順番が回ってこないのかなという具合に思ったりするものです。何か事業費は結構増額になっているし、スムーズに事業が実施できているのかなと思ったりしたものですから、どうなのかなと。なかなかやはりまだ今の点検している箇所が2年もかかるような状況なのですか、どうなのですか。

●池田河川課長
 委員がおっしゃるように、スムーズという意味は、恐らく地元の要望も多いので、一遍でやってしまえないかというような話だろうと思うのですけれども、まだ着手していないのが15%と言いながらも、残りが結構な額になります。そういった中で、前年度の5倍も10倍もというわけにはならないところが現状でございますので、そこはちょっと計画的にやらせていただくということで御容赦いただきたいなと思っております。

○広谷委員
 なかなか要望を聞いていただけないので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。
 次に、2月補正予算の付議案について説明を求めます。
 質疑につきましては、説明終了後、一括して行います。
 それでは、関係課長から順次説明を求めます。

●池田河川課長
 2月補正の資料の11ページをお願いいたします。河川海岸費、河川総務費でございます。河川海岸管理費、これは執行見込みに伴う減額でございます。
 次の海岸漂着ごみ等処理事業、これは、国の認証減に伴うものでございます。そして、職員人件費があります。
 その次に一般公共事業ということで、防災・安全交付金の河川情報基盤整備事業、そして大規模漂着流木等処理対策事業(海岸)、それぞれ国認証の減及び執行見込みによる減でございます。
 一番下の単県公共事業、これにつきましても執行見込みによる減でございます。
 資料の12ページをお願いいたします。河川改良費でございます。市町村等受託事業、これも執行見込みによる減でございます。
 一般公共事業ということで、全体で5億100万円余の減をお願いするものです。それぞれ防災・安全交付金の河川改修、堰堤改良、大規模特定河川事業、あと事務費というようなことですが、国の認証の減に伴うものでございます。
 真ん中辺り、海岸保全費ということで、一般公共事業6,200万円余の減をお願いするものです。防災・安全交付金の海岸、事務費等、国の認証の減によるものでございます。
 水防対策費、これも執行見込みによる減でございます。水防訓練等をコロナの関係で中止しましたので、そういった関係の減でございます。
 河川課の合計といたしまして6億1,800万円余の減をお願いするもので、101億3,000万円余ということでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

●山根治山砂防課長
 引き続き、13ページをお願いいたします。上段、治山費につきましては、補助事務費の確定と人件費執行の見込みに伴うものでございます。
 中段、河川総務費でございますが、土砂災害情報システム管理運営費、こちらは起債の充当を取りやめたことに伴います変更でございまして、補正の額の変更はございません。
 一番下、砂防費でございます。土砂災害防止推進事業及びレッド区域内住宅建替等補助事業、いずれも事業の確定によるものでございまして、減額変更でございます。
 続きまして、14ページをお願いいたします。砂防費でございます。防災・安全交付金の基礎調査事業及び事業関連系砂防事業等でございまして、こちらも事業費の確定に伴う補正でございます。
 以上、治山砂防課合計で1億6,200万円余の減額補正をお願いし、補正後合計110億1,400万円余とするものでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

●清水空港港湾課長
 資料15ページをお願いします。上段より漁港管理費のうち漁港事業、単県公共事業については財源更正をお願いするものでございます。
 次の漁港建設費のうち漁港事業、一般公共につきましては2,900万円余の減額補正をお願いするものでございます。これは、市町管理漁港の事業費の確定によるものでございます。
 16ページをお願いします。上段より港湾管理費のうち鳥取港振興対策事業について100万円余の減額をお願いするものでございます。これは、鳥取港振興会が行います補助金の申請見込みの減によるものでございます。
 次に、みなとさかい交流館管理運営費と、その次の港湾事業、単県公共事業については財源更正をお願いするものでございます。
 次に、港湾建設費のうち港湾事業、一般公共につきましては2億3,600万円余の減額をお願いするものでございます。これは、田後港等の防災・安全交付金、鳥取港の港湾補助事業の事業の確定によるものでございます。
 17ページをお願いいたします。上段より境港管理組合負担金について6,600万円余の減額をお願いするものであります。これは、直轄事業費などの額の確定に伴う補正と、県への還付金の増による財源更正をお願いするものでございます。
 次の空港費のうち空港管理費については、財源更正をお願いするものでございます。
 次の直轄港湾事業費負担金について6,500万円余の減額補正をお願いするものでございます。これは、鳥取港の直轄事業の事業費の確定によるものでございます。
 以上、空港港湾課合計としまして、補正予算3億9,900万円余の減額補正をお願いするものであり、補正後合計49億1,800万円余とするものでございます。
 続きまして、59ページをお願いいたします。港湾整備事業特別会計の補正予算でございます。上段より港湾管理事業について900万円余の減額をお願いするものでございます。これは、使用料等の収入見込みの減に伴いまして、一般会計への償還金を減額するものでございます。
 次に、鳥取港の港湾機能施設整備事業において借り入れました起債の利子について3万円余の減額をお願いするものでございます。
 以上、特別会計合計として補正予算900万円余の減額をお願いするものであり、補正後合計6,600万円余とするものでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

◎川部委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありますか。

○島谷委員
 質疑ではなくて、16ページのみなとさかい交流館管理運営費の中の工程表の政策内容が鳥取港の貨物量となっている、これは違うのではないか。

●清水空港港湾課長
 申し訳ございません、記載ミスでございます。訂正させていただきます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、報告事項に移ります。
 質疑等については、説明終了後、一括して行います。
 それでは、報告24、令和3年度県管理河川の減災対策協議会の開催結果について、池田河川課長の説明を求めます。

●池田河川課長
 資料の4ページをお願いいたします。令和3年度県管理河川の減災対策協議会の開催結果についてでございます。
 県内の東・中・西部の3圏域ごとに、それぞれ2月16日、17日に開催いたしました。この減災対策協議会、もともとは平成27年の関東東北豪雨で逃げ遅れの方々がたくさんおられたということで、減災対策について取組を推進するという目的で設置されたものでございます。
 2の議事概要でございますが、今回開催した理由は、昨年の7月豪雨、8月の台風で内水被害が県内各地で発生したということを踏まえまして、これらの地域における浸水対策について、国、県、市町村などの関係機関が連携して取り組む場をつくって、これを減災対策協議会に位置づけようという考えによるものでございます。
 資料の真ん中辺りに図があります。現行の減災対策協議会がございます。矢印の下に改正後と書いてございまして、流域治水及び減災対策協議会という名称に変更して、その下の枠の中に赤い字で内水氾濫対策等の議論、新たな議論の場、これを組織の中では分科会と位置づけることにして新しく設置したいという提案をさせていただきました。委員の皆様方からは異議なしということで御承認いただきまして、今後はこの取組を具体的な形で推進してまいりたいと考えております。
 4の今後の取組でございますが、1つ目は、各分科会においては関係者がしっかりと課題を共有して、目標とスケジュール、役割分担を明確にして取り組んでいくということ。2つ目は、その幾つかの分科会がお互いに活性化するように、情報共有や意見交換をしていくということ。それから、3つ目には、これらの分科会の取組内容や進捗状況について協議会がこれを公表するということで、取組の見える化を図り、住民の皆さんと情報共有を進めるとともに、取組への着実な推進を図っていくことに今後取り組んでまいりたいと考えております。

◎川部委員長
 続いて、報告25、「鳥取県淀江産業廃棄物処理施設計画地地下水等調査会」第8回会議の開催時期について、山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長の説明を求めます。

●山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長
 資料の5ページをお願いいたします。先ほどの予算の部分で御説明させていただきました地下水調査会の第8回会議の開催時期についての御報告でございます。
 内容につきましては、先ほどの説明と重複いたしますので省略させていただきますけれども、第8回会議の開催は3月下旬を予定しております。期日が決まりましたら改めて御案内させていただこうと思います。

◎川部委員長
 なお、報告26、枠予算の執行状況について、及び報告27、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。(「その他はあります」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かありませんか。

○伊藤委員
 以前にも申し上げたけれども、土木遺産。智頭のダムとか、土木遺産をもっともっと周知を含めてブラッシングをかける等して、地域の中で活性化というか、赤碕などは菊港で石積みのあれがありますね、これだけ何百年ずっと壊れずにもってきている。やはりそういう土木遺産などを、せっかく先人の努力で今日まで来ている分を、もっともっと世に出してもいいと思うのです。そこはやはり県土整備部がもう少し元気を出してやらないと。本当に三朝の格子ダムなどでも見事なものですからね。普通のアーチダムとかを見ている人からしたら、当時のすごい匠の技というか、土木技術だと思うし、何かもう少しそういう土木遺産というものを世に売り出す努力を。土木遺産がありますよと、それだけでみんな埋もれたままですよね、もったいないと思います。新しい物を造るのはいいけれども、やはりそういう先人の遺産、遺物をレガシーとしてつないでいくというか、土木にはもっと汗をかいてほしいなと思います。それだけ。

●森田県土整備部長
 土木遺産で、美歎の水源地とかいろんな土木遺産がございます。そういうものを大切にして、これは別の見方ですけれども、1つは、建設業の人材確保の面でもPRにもなりますし、観光面での活用とかも含めて検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。

◎川部委員長
 ほかにありませんか。

○内田(隆)委員
 取扱いはこの後、委員長に任せますけれども、今回の予備調査で幾つか審議未了になっているやつがあるように思うのです。具体的に言うと、鳥の劇場とかロシアの話とか。常任委員会を最終日の2日前くらいに開くのか、何か説明をいただいて、こうだよという方針がないと、我々の委員会として果たして予算案をこのままゴーできるのかというのがあると思うので、何か考えていただきたいと思います。

◎川部委員長
 ちょっと整理はしますが、説明は求めるべきか……(内田(隆)委員「一回閉めてしまって、終わってからでいいです」と呼ぶ)今、鳥の劇場については資料を求めていますので、それを事前に配付させていただきます。その上で、もう一度皆さんに取扱いをどうするのか諮らせていただきます。
 あとロシアについては、ちょっとまた、そうですね、今の時点では、まだ審査がどうこうではないので、これもちょっと皆さんにも相談させていただけたらと思います。(伊藤委員「予算が成立しても、執行停止をかければいい、凍結を」と呼ぶ)(島谷委員「いや、だけれども、執行停止は当然そうだろうと思うけれども、この段階で提案されたままのやつを、では、この議会の意思として認めますよとするか、でもしなければいけないのではないですか」と呼ぶ)

○内田(隆)委員
 それについては会派ごとの対応とかもあると思うのですよ。だから、会派で話をしてもらった上で、また会派ごとの対応を整理していかないと。

○島谷委員
 今のは私個人の考え方で、会派としてどうするかというのはまだ決まっていない。

◎川部委員長
 予備調査の段階で執行部に課題を投げておりますし、今後資料提供なり説明があるようにしますので、また皆さんにもそれを踏まえて相談させてください。本審査の前にはちょっと1回整理しておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(「了解」と呼ぶ者あり)
 以上をもちまして地域づくり県土警察常任委員会を閉会いたします。 

午後3時31分 閉会

 

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