令和3年度総務教育常任委員会議事録

令和3年12月9日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
藤井 一博
語堂 正範
福浜 隆宏
常田 賢二
森  雅幹
興治 英夫
浜崎 晋一
西川 憲雄
澤  紀男

欠席者
(なし)


説明のため出席した者

 長岡令和新時代創造本部長兼鳥取県全国知事会連携調整本部長、西尾総務部長、

足羽教育長ほか

 

職務のため出席した事務局職員

 井田課長補佐、友定係長、片山係長

 1 開  会   午後3時50分

 

 2 休  憩   午後4時08分

 

 3 再  開   午後4時12分

 

 4  閉  会      午後4時30分

 

 5 司  会   藤井一博委員長

 

 6 会議録署名委員  浜崎委員  森委員

 

 7 付議案件及びその結果

    別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

 

午後3時50分 開会

 

◎藤井委員長

 ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。

 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。

 なお、今回の常任委員会は、最初に総務部、令和新時代創造本部、次に教育委員会の入替え制とし、会計管理局、監査委員事務局、人事委員会事務局、議会事務局については、議案等がないため省略します。

 初めに、会議録署名委員を指名いたします。

 本日の会議録署名委員は、浜崎委員と森委員にお願いします。

 それでは、総務部、令和新時代創造本部に係る付議案の予備調査を行います。

 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。

 質疑につきましては、説明終了後、一括して行っていただきます。

 初めに、総務部から説明を求めます。

 まず、西尾総務部長に総括説明を求めます。

 

●西尾総務部長

 では、総務部の議案説明資料を御覧ください。3ページでございます。

 議案第24号の補正予算ですが、補正額につきましては344億円ということで、過去最大の補正の規模になってございます。

 7ページでございます。総務部の総括でございますが、財政課で5億円、新型コロナウイルス感染症緊急事態対策調整費を計上させていただいております。

 詳細につきましては、財政課長から説明させますので、よろしくお願いいたします。

 

◎藤井委員長

 続いて、前田財政課長の説明を求めます。

 

●前田財政課長

 では、3ページをお願いいたします。

 今回の予算規模は344億円余りということで、かなり大型の補正予算となっています。その財源のフレームといたしましては、国の財源、これを最大限活用したものというふうになっておりまして、具体的には、表を見ていただきますと国庫支出金、これが232億円余り、さらに県債、これが102億円余りとなっておりまして、いわゆる一般財源に相当する金額としましては、繰越金のところですが、これが5.1億円余りでございます。

 また、今回の県債はほぼ全額を補正予算債という特別な起債でございます。これが今回、国のほうで用意をしていただいておりまして、これを充当しております。この補正予算債ですが、起債の償還の際にその半分が交付税措置をされるというもので、非常に有利なものでございます。

 また、地方単独事業に充当するための財源として、地方創生臨時交付金というものがございます。これが今回、全国ベースで1.2兆円が計上をされておりまして、都道府県と市町村とで6,000億円ずつ配分ということになります。これを今回鳥取県にはめ込みますと、大体40億円程度配分されると見込んでおりますので、この40億円を財源としまして、商工のほうでの新たな応援金でありますとか観光誘客、飲食店支援、こういった経済を回すための地方単独の取組の財源として活用をさせていただいたということでございます。この地方創生臨時交付金の40億円、これは表でいきますと9番の国庫支出金の内数でございます。

 次に、歳出をまとめたものが下の表でございますが、今回特徴を申し上げますと、国が進めます国土強靱化を反映いたしまして、特に公共事業関連ですが、土木費として184億円、農林水産業費で61億円ということになっておりまして、大部分がこれは公共事業関連、トータルでは公共事業費としては223億円ということになります。

 そのほか、公共事業の関連ではありますが、国のほうで新しいメニューができまして、都市公園の老朽化対策というようなものも予算化されております。これは本県に当てはめますと、ちょうど布勢の陸上競技場の改修がこれに該当するということで、世界基準を維持するための改修に、この国の財源を活用しながら整備をさせていただこうというものでございます。

 これら積極的に予算計上した結果、積み上げた結果が344億円となるものでございます。

 以下、4ページ、5ページは財源の詳細でございますので、また後ほど御確認をいただければと思います。

 それでは、財政課の事業といたしまして、8ページが新型コロナ対策調整費でございます。今回5億円の増額をお願いするものでございまして、現在の執行状況でいきますと、29億円程度を既に執行をさせていただいておりまして、年度末に向けて万全を期すために5億円の増額をお願いしたいというものでございます。

 2番で、下のほうに9月議会以降の執行状況を参考で書いております。この10月、11月の2か月だけでも4億5,000万円ほど執行をさせていただいておりますので、年度末に向けて何とか5億円の増額をお願いしたいというものでございます。

 

◎藤井委員長

 次に、令和新時代創造本部から説明を求めます。

 まず、長岡令和新時代創造本部長の総括説明を求めます。

 

●長岡令和新時代創造本部長兼鳥取県全国知事会連携調整本部長

 御説明申し上げます。資料の2ページ、3ページをお開きいただければと思います。

 令和新時代創造本部からは、議案第24号、令和3年度鳥取県一般会計補正予算のうち、女性活躍推進課分としまして885万8,000円の補正をお願い申し上げたいと考えてございます。

 詳細につきましては、入江女性活躍推進課長から説明させます。

 

◎藤井委員長

 続いて、入江女性活躍推進課長の説明を求めます。

 

●入江女性活躍推進課長

 それでは、資料の4ページをお願いいたします。女性の活躍・キャリアアップ支援事業について、885万8,000円の増額補正をお願いするものです。

 この事業は、国の補正予算による地域女性活躍推進交付金を活用して、来年10月に倉吉市で開催される日本女性会議に向けて機運を高めるとともに、管理的地位を目指す女性の増加や女性の入職が少ない分野への女性の参画促進を図りたいと考えております。

 事業内容としましては、まず日本女性会議の開催前に県内の女性活躍推進の機運を高めるためのシンポジウムを開催したいと考えております。また、女性のキャリア意識の向上を目指し、キャリア形成やスキルアップに資する講座の開催や、県内の様々な分野で活躍されている女性の新聞やホームページを通じた発信、女性管理職等のネットワークづくりの支援を行いたいと考えております。さらに、情報通信業や建設業など女性の入職が少ない業種への女性の参画が進むよう、当該分野の仕事への理解や認知の拡大を図るための講座を実施したり、地域の農林水産業を牽引する女性リーダーを育成するため、経営ノウハウや技術を学ぶ研修を実施したりするなど、業種ごとの課題に応じた取組を担当部局と連携して行うように考えております。また、女性の少ない業種への就職に興味のある学生が実際にそういった分野で働いている女性から仕事の内容や職場の様子などについて話を聞き、意見交換できる場の設定等を考えております。

 続きまして、7ページをお願いいたします。繰越明許費に関する調書ですが、この事業につきましては、年度内の事業完了が困難なため、全額繰越しをお願いするものでございます。

 

◎藤井委員長

 ただいままでの説明について、質疑等ございますでしょうか。

 

○森委員

 ちょっと財政課長に県債の話をもう一回説明受けたいのですが、有利な起債で半分が交付税算入ということなのですけれども、5ページから6ページまでで県債の内訳が書いてありますが、それと併せて、さっきの説明をもう一回してもらえませんか。

 

●前田財政課長

 それでは、具体的な説明に入ります。例えば6ページを御覧いただければと思います。今回県債全体で102億円、これは補正予算債という特別な起債を充当いたします。特に公共事業を執行する上での起債になりまして、6ページでいきますと7番の普通土木費、これの道路橋梁債でありますとか、それから河川海岸債、こういった具体的なものを全て網羅したものが補正予算債というふうに一括して言っております。

 そういうことで、今回の公共事業には大きく言いますとまず2分の1ぐらいを国庫補助金で充当し、残りの2分の1を補正予算債をはめます。そうすると、補正予算債は後々半分は交付税で措置されますので、大まかに言うと大体4分の1の自主財源でいろんなものができると、こういった大きなフレームでございます。

 補正のときしか補正予算債というものは使えませんので、そういった意味で今回の国の補助金と補正予算債を組み合わせることで、かなり有利な財源のフレームでいろんな事業ができると、こういった立てつけになっております。

 

○森委員

 補正予算債は、総額で幾らだったのですか。さっき説明を受けたような気がするのだけれども。

 

●前田財政課長

 3ページに県債102億円とあります。このうち100億円が補正予算債になります。

 

◎藤井委員長

 そのほかございますでしょうか。

 

○西川委員

必要だから組まれたのでしょうが、ちょうど補正予算債が100億円が来るからということで、これは必要に迫られたのか、それともこういう特異な補助率があるからこの際ある程度予算を組んだのか。

 もう一点は、それでも100億円といったら大きなお金で、国から直接お金が来るのはタイムラグがあると思うのだが、その間はどうなっているのでしょうか。

 

●前田財政課長

 公共事業の財源についての関連でございます。公共事業ですので、今回一番大きなものは地域高規格道路岩美道路でありますとか、そういったもともとミッシングリンクの関係で本県が進めております公共事業を今回有利な財源を使って極力前倒しでやろうと。これが全てでございます。ですから、必要のないものを今回財源が来るからやろうというものは実は一切ございませんで、後々必ずやらなければならない、そういったものを極力今回は全庁的に目を凝らして、こういう有利な財源を使ってやろうと、そういうことでございます。

 もう一点目が当面の資金ということです。今回県債ですので、イメージとしては事業をするときに起債を起こしますから、100億円なら100億円を例えば銀行資金であるとか政府系の資金であるとか、そういったところから調達をいたします。随時それでお金を払っていきます。起債の償還というのは例えば具体的にはそれが20年債にします。20年で返すときに、返す年々で半分が交付税でそれぞれ利率も乗った上で交付税で措置をされることになります。

 

○西川委員

 確認です。では、先ほど言われた100億円の補正予算債、これは一括で来るのではなく、20年に分けて年次年次入ってくるという理解でよろしいですか。

 

●前田財政課長

 交付税の措置としてはそういうことになります。100億円を要は国の許可を得て、補正予算債として借金ができるということですので、そういうことでいけば、それは通常の公共事業の借金の仕組みと同じです。借金は一旦するのですが、後々交付税で半分は返してやるぞという立てつけで、今回は交付税の充当率が高い制度でございます。

 

○西川委員

 でもそれには金利負担も生じてくるのだが、それは鳥取県がやらないといけないという。

 

●前田財政課長

 そういうことになります。当然、金利負担は鳥取県で、賢い調達をするわけです。いろいろ入札したりして、金利は当然負担するのですが、今大体0.1%とか0.2%という超低金利になっておりますので、一頃それが2%、3%の頃に比べると、ほぼほぼ金利の面ではメリットがあります。ただ、それでも交付税は金利も含めて理論計算をされるのですが、そういったことでかなり有利なものになっているということで理解いただければと思います。

 

○西川委員

 賢いやり方で。

 

◎藤井委員長

 そのほかございますでしょうか。

 

○興治委員

 歳入について。コロナの地方創生臨時交付金が40億円、鳥取県に入りそうだというお話しをされたのかと思ったのですが、4ページ、5ページのところに国庫支出金の内訳があるが、この中には地方創生臨時交付金というのは上がってはいない。各補助金の中に交ざっているのかなとは思うのですが、どれが地方創生交付金だということは分かりますか。

 

●前田財政課長

 実は、4ページ、5ページに記載をする際の説明のときには、それぞれ地方創生臨時交付金も溶け込んだ形で入っておりますので、一つ一つ例えば大きいのは商工の5ページの商業振興費補助金であるとか、それから金融対策費補助金であるとか、こういったものは漏れなく地方創生臨時交付金を充当しておりますが、県の補助金の名称としてはこういった名称になるものですから、ちょっとなかなか分かりづらい記載となっております。大変申し訳ございません。

 

○興治委員

 地方創生臨時交付金については、そうすると今回の補正予算で国から配分が来る分については全額支出に充てるということになるのでしょうか。

 

●前田財政課長

 40億円程度を今見込んでおりまして、一日でも早く経済を回すためのお金に使おうということで、配分見込額の全額を今回予算化しております。

 ただ、補足ですが、実はまだ国の予算は通っておりませんので、具体的な配分額というのは、これは国の予算が通ってから具体的に鳥取県に幾ら、各市町村に幾らという配分の決定がなされます。正式に決まりましたらまた皆様には御連絡を差し上げたいと思っていますが、現時点で1.2兆円のうちの6,000億円は都道府県で、これまでの配分の割合でいけば大体40億円程度は来るのではないかということを見込んで予算化したものでございます。

 

◎藤井委員長

 そのほかございますでしょうか。

 それでは、次にその他ですが、総務部、令和新時代創造本部につきまして、執行部、委員の方で何かございますか。

 意見がないようですので、総務部、令和新時代創造本部につきましては、以上で終わります。

 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は4時15分でよろしいですか。

 

午後4時08分 休憩

午後4時12分 再開

 

◎藤井委員長

 再開します。

 引き続き、教育委員会に係る付議案の予備調査を行います。

 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。

 質疑につきましては、説明終了後、一括して行っていただきます。

 初めに、足羽教育長に総括説明を求めます。

 

●足羽教育長

 教育委員会でございます。

 教育委員会資料の3ページをお開きください。このたびの追加補正といたしまして、まず特別支援学校の設備整備事業ですが、国の経済対策の前倒しということで、特別支援学校の老朽化トイレ等の改修に2億4,000万円余、またGIGAスクール構想の推進としまして運営センターを4月に設置することにしておりますが、その準備費用として、あるいは教職員のタブレット等の整備を進めるため、4,000万円余の補正をお願いします。新たなものとして、新型コロナウイルスの対策関連予算ということで1,600万円余の補正予算をお願いするものでございます。

 御審議のほど、よろしくお願いいたします。後は課長に詳しく説明させます。

 

◎藤井委員長

 続いて、関係課長から順次説明を求めます。

 村上教育環境課長の説明を求めます。

 

●村上教育環境課長

 4ページを御覧ください。特別支援学校施設整備事業といたしまして2億4,450万円余の増額補正をお願いするものでございます。令和4年度の当初予算で対応を検討していたものにつきまして、国の補正による補助金を活用して前倒して実施をするものです。

 具体的には、長寿命化の改修といたしましてエアコンの更新と屋上防水の改修、あと計画的に進めてまいりました老朽トイレの洋式化、普通教室等の照明のLED化でございます。

 9ページを御覧ください。繰越明許費に関する調書でございます。特別支援学校施設整備事業費につきまして、国の令和3年度第1次補正予算を活用して実施するものであり、年度内完了が困難であるため、補正額全額の繰越しをお願いするものでございます。

 

◎藤井委員長

 小谷教育センター所長の説明を求めます。

 

●小谷教育センター所長

 5ページを御覧ください。県立学校GIGAスクール構想推進事業といたしまして4,158万円余の補正予算の増額をお願いするものでございます。

 事業の目的、概要につきましては、来年度からスタートします県立学校における1人1台の端末環境での教育活動に備え、学校への支援をワンストップで担うGIGAスクール運営支援センターの開設準備を行うとともに、遠隔授業等のオンライン学習を一層進めるための機器を充実し、GIGAスクール構想の推進を図るものでございます。

 主な事業内容といたしましては、GIGAスクール運営支援センターの開設準備、それは学校向け問合せ用のホームページの作成とネットワーク点検、あるいは学校現場の課題収集、整理等で110万円、またオンライン学習の充実のための機器整備といたしまして4,048万円余をお願いするものでございます。

 続きまして、9ページをお願いいたします。繰越明許費に関する調書でございます。表の2段目に記載しております県立学校GIGAスクール構想推進事業は、国の令和3年度第1次補正予算を活用して実施するものでありますが、オンライン学習の充実のための機器につきましては年度内に調達することが困難であるため、繰越しをお願いいたします。

 

◎藤井委員長

 高田体育保健課長の説明を求めます。

 

●高田体育保健課長

 体育保健課でございます。6ページをお願いいたします。県立学校新型コロナウイルス対策衛生用品購入等事業といたしまして1,650万円をお願いするものでございます。

 この事業につきましては、昨年度も国の補正予算を活用して事業を実施しておりますが、県立学校におきまして、感染防止対策を徹底しながら教育活動を継続するために必要な手指消毒液ですとか使い捨て手袋、二酸化炭素濃度測定器などの保健衛生用品等の購入を行うための事業となっております。

 

◎藤井委員長

 ただいままでの説明について、質疑等ありますでしょうか。

 

○森委員

 5ページ。GIGAスクール構想推進事業なのですが、指導者用タブレットが756台ということなのですけれども、これは3校以外は新1年生用のということなのですよね。ですから、あと令和5年、令和6年とこれが続いていくのかどうかという話を聞きたいことと、この756台はリースのお金ですか、それとも買取りのものですか。また、これは更新とかというのはどういう予定になっているのかということを教えてください。

 

●村上教育環境課長

 この指導者用タブレットにつきましては、来年度から全学校で1人1台、BYADによります端末による授業が開始されますので、新1年生からスタートいたしますが、それに備えまして去年から段階的に、令和6年度までに指導者用タブレットを整備することとしておりました。今年度も200台を整備することとし、残り600台となっておりましたが、国の補助金が使えることになりましたので、前倒して全てをそろえるようにしたものでございます。これは買取りを想定した教員用です。

 

○森委員

 更新はどういう予定に。

 

●村上教育環境課長

 おおむね5年ごとぐらいの更新を買取りで考えております。

 

○森委員

 もちろんこれは同じ機種だと思うのですが、どうしても陳腐化ということがどんどん進んでいくので、なるだけ早くやってほしいということと、それとBYADということで、いろんな家庭があっていろんなことになっているとは思うのですが、また機種も、子どもたちが持ってくるやつは推奨機種ばかりではないような気もするのです。その辺は現在試行している3校ではどういう感じになっているのか教えてください。

 

●小谷教育センター所長

 現在の県立学校の3校は、学校が推奨する機種を買っていただくということで、そろっておりますので、今3校で先行実施をしている指導については全部同じ機種でやっております。

 

◎藤井委員長

 では、ちょっと補足で。

 

●村上教育環境課長

 鳥取県では、小学校から高等学校までGoogle Workspaceというものを使って、一元的にいろいろなものを成長に合わせて管理していこうということにしております。Google Workspaceを使うに当たってはChromebookが使いやすいということもありまして、今、高等学校でもChromebookを導入するように、高等学校課のほうで調整をされております。

 

◎藤井委員長

 そのほかございますでしょうか。

 

○興治委員

 6ページです。これは臨時交付金を全額使ってコロナ関連の衛生用品を購入するということなのですが、2の主な事業のところの四角の中に二酸化炭素濃度測定器というのが書いてあるのですけれども、これはコロナとどういう関係があるものということなのでしょうか。

 

●高田体育保健課長

 こちらは、例えば教室とかに置いて換気の具合を確認するのですが、締め切ったりして二酸化炭素が充満してくると濃度を測定してアラーム音で知らせ、そういう場合には窓を開けたりとかちゃんと換気をしましょうということで、その辺の二酸化炭素の濃度を測定するというものになります。

 

○興治委員

 それはこれで何台設置するのですか。

 

●高田体育保健課長

 特に何台と決めているわけではないのですが、予算も限られておりますので、ここの1,650万円というのは、県立学校は33校ですので、平均して1校当たり大体50万円程度ということで積算をさせていただいておりまして、その中で各学校のほうで必要な衛生用品を買っていただくというような形にしております。

 

○興治委員

 一応換気をしましょうということは県もいろんなところで呼びかけて、特に教室の中などについては1時間に1回とか2回とか定期的に窓を開けて換気するというようなこととか、あるいは開けっ放しているとかということがあるのではないかと思うのですが、ある程度締め切ったような中で二酸化炭素の濃度を測らないといけないというような部屋は、どういう部屋が想定されるのですか。

 

●高田体育保健課長

 すみません、一応これは項目として、文科省などもこういう二酸化炭素の濃度の測定器というのを推奨はしているのですが、必ずしも学校でこれを買いなさいというわけではなくて、もしそういう必要がある場合にはこの補助金を使っていただいて、こういう測定器も購入することができますという格好になっております。必ずしもちょっと各学校でそれを備えなさいということではないと思っております。

 

○興治委員

 今のところ、どんなところでこれが必要なのかを感じるようなものは何となく思い浮かばないのですが、より適切に必要性の高いものに使うということでやってほしいと思います。

 かつ、これは今年度も3月までですからあと3か月ほどしかないのですが、年度内に執行をしないといけないというものなのでしょうか。

 

●高田体育保健課長

 基本的に多分学校等で購入されるものは手袋ですとか消毒液とか、そういう消耗品のほうが多いと思っておりますので、年度内で執行していただくようにと考えております。

 

●足羽教育長

 今、委員のほうから御指摘のあったどんな教室でというのは、大きな特別教室であれば換気もしやすいですし、広さもありますので想定しにくいのですが、普通科高校などでは40人が教室に入るというふうなケースが想定をされますので、学校によっては換気は常時している、冬場もするようにはしているのですが、夏場のように大きく窓は開けられない、換気ができないケースに気を遣われて、教室の二酸化炭素濃度をしっかり測ろうというふうなことを考えたりするケース、それを選択されるような学校があればそれに使っていただくと。一応1台が1万2,800円の見積りを取っておりますので、学校によりけりで、必要があればそういうものもという選択肢に上げているところでございます。

 

◎藤井委員長

 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 それでは、次に移ります。

 次、その他ですが、教育委員会につきまして、執行部、委員の方で何かございませんか。

 

○福浜委員

 多分やってもらっていると思うのですが、確認でちょっとお聞かせください。

 今日も坂野議員から質問があったのですが、学校に行きたかったのだが行けなかった、遠隔のほうも実施してもらえなかったという話がありました。それで、例えば今後ですが、インフルエンザ等々も発生が予想されていますし、それから、多分基本的には風邪症状の子はできる限り学校に来てくれるなみたいな方針だと思うのです。だけれども、要は疑いがあるだけで体は元気なわけではないですか。そういうお子さんが出た場合に、別に細かくやる必要はないと思うのですが、クラスの後ろに端末を置いておいて、映したものを個々に見てもらうというようなことだったら物理的には簡単にできるのではないかなと思うのですが、それを学校側が本当に積極的にやろうという空気があるのかないのかというところだけお聞かせください。これは小学校、中学校、高校全部だと思うのですけれども。

 

●中田教育次長

 今日の答弁の中でも話があったと思うのですが、GIGAに対して、それから1人1台端末に対しての学校での準備というのはかなり進んできておりまして、大きな市でもそういう体制は取れるというようなお話を聞いております。当然コロナの関係でお休みというような場合には対応ができるような準備はしてきていると思います。

 ですので、今言われたようなインフルエンザで休むだとか、それから用心のためにというようなこともあるかもしれません。そういうことでも学校のほうには保護者と相談しながらそういう対応を進めていくような働きかけは教育委員会としてもすることができると思っております。

 

○福浜委員

 終わりにしますが、ぜひ予備品を各学校に。要は学校のやる気次第だと思うのです。そこがいきなり言われてどうしようではなくて、こういうこともあるよということを各小・中・高校の現場のほうに指示というか通達というか、お願いベースになるかもしれませんが、ぜひ意思疎通のほうをお願いしたいと思います。

 

○森委員

 今の話で関連してですが、特に授業をそうやって送るときに、固定カメラで送られても、結局何をしているのか、板書は何しているのかが全然分からないので、自動で追っかけていくというカメラがあり、これは結構安いので、本当にそういう場合に向かってどういうのがいいのかをぜひ研究して。今後必ず要ることになると思うので、ぜひ自動追尾カメラというやつを研究して、それを入れるような形を考えていただきたいと思います。(「安いものなの」と呼ぶ者あり)安い安い。私も持っています。

 

●足羽教育長

 先ほど次長のほうが申しましたが、年度当初とは随分状況も変わってきておりますので、福浜委員のほうからもありました、そうした緊急時に対応できるような仕掛け。ただ、ちょっと難しいのは、緊急で急に今日休むというふうなときや体調不良のときというのがどうかというのは今お聞きしながら私も思ったところなのですが、可能な範囲でそういう体制は取れるように進めてまいりますし、また、授業の自動追尾という機種を使うというふうな工夫もまた研究してみたいと思います。

 

◎藤井委員長

 そのほかございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 それでは、意見が尽きたようですので、以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会いたします。

 

午後4時30分 閉会


 

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