令和3年度議会運営委員会議事録

令和4年2月15日

開催概要
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員

野坂 道明
伊藤  保
尾崎  薫
興治 英夫
福田 俊史
藤縄 喜和
浜崎 晋一
浜田 一哉
澤  紀男
内田 隆嗣
島谷 龍司



欠席者
(なし)

オブザーバー 正副議長 市谷議員 福浜議員 由田議員       

説明のため出席した者

西尾総務部長

職務のため出席した事務局職員

  寺口事務局長 金涌次長関係職員


1 開  会   午前1000

2 閉  会   午前1023

3 司  会   野坂委員長

4 会議録署名委員   島谷委員  澤委員  

5 協議事項

   別紙議題記載のとおり


 

会議の概要

 

午前1000  開会

 

◎野坂委員長

ただいまから議会運営委員会を開会します。

 まず、会議録署名委員に、島谷委員、澤委員を指名します。よろしくお願いします。

 それでは協議に入りますが、本日の委員会は、インターネット中継をしておりますので御承知ください。

 まず、2月定例会についてです。2月定例会は2月22日に招集されますが、その付議案件について、総務部長より説明を求めます。

 西尾総務部長

 

●西尾総務部長

皆さん、おはようございます。

 それでは、執行部資料1で御説明をさせていただきたいと思います。令和4年2月定例県議会の付議案ということでお願いをしております。この度は予算案件が32件、条例関係が16件、その他が24件の計72議案をお願いすることといたしております。

 なお、そのうち、2月補正関連の議案につきましては、早期の執行が必要でございますので、先議をお願いしたいと考えております。具体的には、議案第22号から第32号まで、それにプラスして第33号と第71号につきまして先議をお願いしたいと考えております。

 資料の御説明させていただきます。5ページを御覧ください。議案第42号、鳥取県暴力団排除条例の一部を改正する条例でございますが、繁華街等を暴力団排除特別地域として指定する、あるいは、暴力団事務所の開設、運営を禁止する区域を拡大するなどの改正を行うものでございます。

 8ページをお願いします。議案第52号、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定についてをお願いしておりますが、記載をご覧いただければわかるように、個人情報に配慮するということで、この度の和解の条件がそのような形になっておりますので、このような書き方をさせていただいております。御理解をいただきたいと存じます。

 11ページ、御覧ください。議案第70号でございます。鳥取県福祉のまちづくり条例の一部改正でございます。県内建築物のバリアフリー化を進め、円滑化基準などを適用する建築物の規模範囲の拡大など、より一層のバリアフリー化を進めようというものでございます。

 また、ここに記載はしておりませんが、人事案件でいくつか提案をお願いしたいと思います。人事委員会委員のお一人が、辞職を申し出ておられ、その後任の方、それから3月31日で任期満了を迎える委員が収用委員会委員2名、男女共同参画推進員のうち1名、廃棄物審議会委員7名全員です。調整がつき次第、追加提案をお願いしたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

 次に、執行部資料2を御覧ください。令和4年度当初予算案についてでございます。基本姿勢に記載しておりますが、年明けから、オミクロン株との闘いが続いております。ウイルスの特性に応じた対策を迅速、機動的に行うことによって、新型コロナに立ち向かっておりますけれども、予算としても、経済・雇用、それから県民の暮らしを支えるということで、新型コロナを越える必要があると考えております。そうした中、地方財政計画では、なんとか前年度を上回る地方交付税が確保されそうな見込みでございます。ただ、税収増を反映いたしまして、臨時財政対策債が大幅に減少すること、実質的な一般財源が減額となることが見込まれますけれども、コロナ関連の交付金ですとか、あるいは、デジタル田園都市国家構想推進の交付金など、様々な財源を活用しながら、平成20年度以降、最大となる3,640億円の積極型の予算を編成させていただきました。

 その柱立てといたしましては、4つございまして、(3)に記載しておりますが、「命と健康を守り抜く」という観点では、医療環境の整備・充実、保健所の機能強化など、社会福祉施設や飲食店における感染防止対策、あるいは、専門人材の育成などを推進するものでございます。

 次の柱立てといたしまして、「ポストコロナの産業・雇用へ」では、業種・地域を問わない新たな応援金を緊急措置いたしますほか、経済雇用対策、デジタルなど新産業の創造、あるいは強い農林水産業の実現などに取り組みたいと考えております。

 次に、「ポストコロナのふるさとへ」では、新たな人の流れの創出、新時代の観光立県、小学校全学年の30人学級化など、未来を彩る人材づくり、子育て王国とささえあい社会の推進を図りたいと考えております。

 最後に、「安心安全・エコライフ」では、脱炭素社会の実現、SDGsの実践など持続可能な地域づくり、防災・減災、あるいは、地域高規格道路整備などのインフラの充実を図りたいと考えております。

 このようなことで、検討した結果、県民の皆さんとのお約束である財政誘導目標の達成、3つ表に書いておりますけれども、3項目については、いずれも達成の見通しとなっております。

 続きまして2ページでございます。予算規模は、先ほど申し上げたとおりでございます。歳入につきましては、先ほど申し上げたとおりのことを記載しております。県税はコロナ前に戻るのではないかということで、555億円余りを見込んでおりますし、地方交付税は前年を確保する1,410億円程度でございます。

 財政調整型基金につきましては、50億円を取り崩して予算編成を行ったというものでございます。

3ページには、歳出を記載しておりますけれども、公共事業のところには、上段の括弧書きにおいて、令和3年度の11月補正の追加提案分を合わせた予算額と、令和3年度につきましては、令和3年度当初と令和2年度の1月臨時補正を合わせた分の比較をさせていただいております。

一般事業につきましては、先ほど御説明いたしました。イの公共事業について若干説明をさせていただきますが、令和4年度末の全線開通を目指しております岩美道路の供用に向けた総仕上げを図るとともに、地域高規格道路の整備について所要額を計上いたしましたし、防災・減災関連では、河川の樹木伐採、河道掘削など、プラスして通学路の交通安全対策、急傾斜地崩壊対策に係る予算を計上させていただきました。農林水産関係では、境港の高度衛生管理型市場の整備、あるいは、皆伐再造林含む森林整備に係る予算を積極的に計上いたしました。以降につきましては、分析ですとか、推移でございますので、説明は省略させていただきます。

資料3から6につきましては、今まで申し上げたところの詳細資料、あるいは分析資料でございますので、説明は省略させていただきます。後ほど御確認ください。

資料7を御覧ください。2月補正の概要ということで、補正額は、94億円でございます。決算見込みに伴う補正でございますが、主な事業といたしまして、以下に掲げております。

まず、鉄道事業者に対する新型コロナウイルス対策の支援事業といたしまして、1,600万円余り、これは、第三セクターの鉄道事業者に対しての緊急的な運行支援でございます。

また、生活福祉資金の緊急貸付事業は、4億5,000万円余り、貸付元資の増額を行うものです。

コロナ対策といたしまして、宿泊療養運営の事業といたしまして、3,900万円余りをお願いしております。

また、コロナの影響を受けた、中小企業の支援に活用するための基金の積み立てということで90億円をお願いしております。

また、ねんりんピック基金の造成の2,000万円、和牛の振興戦略基金への積み立て17,000万円、臨時財政対策債の償還基金の積み立てで50億円をお願いしております。以下については説明を省略させていただきます。後ほど御確認ください。

最後に、資料8でございます。組織・定数の改正でございますが、1ページでございます。まず、コロナ対策強化ということで、コロナの事務局に専任の事務局長を配置したいと考えております。併せて定数を10名増員するものでございます。

それから、デジタルを活かした地域づくり、あるいは行財政改革の推進ということで、デジタル・行財政改革局を新設し、その中に、デジタル改革推進課と行財政改革推進課を新設するものでございます。

次にねんりんピックに向けた体制強化といたしまして、スポーツ振興局の中にねんりんピック・関西ワールドマスターズゲームズ推進課を設置いたします。

そのほか、県政の諸課題に対応する体制強化ということで、小中学校課の中に、県立夜間中学設置準備室を設置するとともに、サイクルツーリズム振興室を観光戦略課の中に設置いたします。

また、商工労働部の産業人材課の中に、未来創造人材室を設置したいと思いますし、水産課を再編いたしまして、水産業の振興を担う水産振興課と資源の回復、適正利用を図る漁業調整課を設置するものでございます。

併せて、全庁的な債権回収支援組織の構築といたしまして、税務課の機能強化を図るというものでございます。

2ページ以降は、その具体的な改正内容を記載しております。

6ページをご覧ください。以上のような形で定数改正を行った結果、知事部局はプラス3名、企業局ではマイナス2名ということで、トータルプラス1名の定数改正をさせていただきたいと考えております。

説明は以上でございます。

 

◎野坂委員長

ただいまの説明について、質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 次に、議員全員協議会の開催についてですが、知事より議会資料2のとおり開催依頼がございました。つきましては、開会日2月22日の本会議散会後に引き続き本会議場で行うこととしてもよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議がございませんので、そのように決定しました。

 なお、今回の議員全員協議会は、ネット中継しますので御承知ください。

 次に、議事日程ですが、11月定例会の閉会日にお示ししたものに、ただいま決定した議員全員協議会を追加して、会期を31日間とし、日程を議会資料1のとおり決定してもよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議がございませんので、そのように決定しました。

 次に、県政に対する代表質問ですが、人数は、鳥取県議会自由民主党及び会派民主各1名であります。順序は、鳥取県議会自由民主党、会派民主としてもよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議がございませんので、そのように決定しました。

なお、鳥取県議会自由民主党は藤縄議員が、会派民主は尾崎議員が行う予定であります。

次に、発言通告書の提出期限についてですが、代表質問は、2月25日の午後1時まで、一般質問、質疑並びに先議議案に対する質疑は、3月3日の午後1時まで、討論の通告期限は、知事提出議案のうち、先議議案については、反対討論が3月7日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が同日の原則午後5時まで、先議議案以外につきましては、反対討論が3月22日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が同日の原則午後5時まで、議員提出議案につきましては、反対討論が3月23日の午後1時まで、賛成討論が、同日の午後5時まで、以上のとおり決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議がございませんので、そのように決定しました。

次に議員提出議案の提出期限についてですが、3月23日午前9時30分開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっておりますので御承知ください。

次に2月定例会での審議を希望する請願、陳情の提出期限及び受理期限についてですが、提出期限は2月21日正午まで、受理期限は、翌22日正午までとなりますので御承知ください。

次に一般質問、質疑の回数制限についてですが、各会派で意見集約をお願いしておりましたところ、いずれも正式導入することについて特に異論がないようでございます。委員、オブ

ザーバーの議員の皆さんで特に御発言ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

それでは、令和3年6月定例会より試行しております一般質問、質疑の回数制限の緩和について令和4年2月定例会より正式導入することとし、議会資料3にお示ししておりますとおり、議会運営等に関する取扱要綱を改正することとしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議がございませんので、そのように決定させていただきます。

 委員の皆様におかれましては、各会派内への周知をよろしくお願いします。

 次に、請願、陳情の見直しについてですが、議会資料4を御覧覧ください。現在、請願、陳情については、下の表にあります基準により取り扱っているところですが、このうち、一部採択、一部趣旨採択につきましては、上の枠囲いに記載のとおり、ほとんど使用されていない状況であります。いずれも部分的には結論を出しますが、その他の部分は、審議未了の扱いとするものであり、議会としての意思を明確に示すという意味では、継続審査を要する研究留保は別として、残りの採択、趣旨採択、不採択の3つで十分ではないかと思っております。

 つきましては、今定例会中に一部採択、一部趣旨採択の取扱いを廃止することについて協議したいと思いますので、各会派で一度相談をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 次に、その他ですが、まず、議長より発言を求められています。

 内田議長

 

◯内田議長

議会資料5を御覧いただきたいと思います。先ほど、新型コロナウイルス感染症対策代表者会議兼正副委員長会議を開催いたしました。昨今のような感染症の蔓延や大規模災害の発生などの際に、委員会に委員等がオンラインでも参加できるよう委員会条例を改正し、要綱案のとおり運用することについて議論させていただきました。2月定例会の開会までに協議が整うようでしたら、条例の一部改正について議会運営委員会の皆さんの御発議によりまして、開会日に提案していただいた上、採決できればと考えておりますので、その際はよろしくお願い申しあげます。

 

◎野坂委員長

開会日に提案する運びとなるようでしたら、当日朝に審議方法を協議するための当委員会を開催することになりますので、皆さん御承知ください。

 次に、私から2点お願いしたいことがございます。

 まず、1点目です。御承知のとおり、新型コロナウイルスの中でも、感染力の強いオミクロン株の感染拡大が続いております。議員各位におかれましては、不織布等、飛散防止効果の高いマスクの適正な着用や、本会議場内外における密閉・密集・密接といった三密を極力回避した行動をとるなど、感染対策の徹底をお願いしたいと思います。

 お願いの2点目でございます。先の定例会の最終日の議運において、手話通訳等を考慮した発言について私よりお願いをさせていただいたところですが、直後の本会議で市谷議員が行った討論について、やはり発言スピードが早く、手話通訳者の方が非常に苦慮しておられると聞いております。このような現状では、手話通訳が非常に困難を極め、その目的が損なわれるばかりか、中継を御覧になる方々や、我々にとっても発言内容が聞き取りにくく、議長の議事運営や、執行部の答弁にも影響を生じかねないものではないかと思います。

 つきましては、市谷議員におかれましては、発言速度について、今一度よく考えていただきたいと思います。市谷議員以外の議員や執行部におかれましても、発言は簡潔明瞭に、手話通訳を行っていることを考慮しつつ、聞き取りやすい速さで行っていただきますよう改めてお願いをしたいと思います。

委員の皆様におかれましては、各会派で以上2点について徹底をお願いいたします。

私からは以上でございます。その他委員の皆様で何かございませんか。

 

◯内田委員

 オンライン委員会を可能にする条例改正について、迅速な対応に、議長を含め皆様にお礼申し上げます。

 このオンライン開催についてですけれども、調査の部分が欠けているような気がします。県内調査であるとか、様々な趣旨の調査は会議規則に定められていると思うのですが、運用ではオンラインについての言及がないように感じます。今ということではないですけれども、こちらのほうもしっかりと議論をしていただいて必要な項目を定めていただければと思います。

よろしくお願いします。

 

◎野坂委員長

担当の部署での議論をお願いしたいと思います。

 そのほかございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 意見がござませんので、以上で議会運営委員会を閉会します。

 

午前1023分 閉会

 



 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000