令和3年度議会運営委員会議事録

令和3年11月30日

開催概要
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員

野坂 道明
伊藤  保
尾崎  薫
興治 英夫
福田 俊史
藤縄 喜和
浜崎 晋一
浜田 一哉
澤  紀男
内田 隆嗣
島谷 龍司



欠席者
(なし)

オブザーバー 正副議長 市谷議員 福浜議員 由田議員 山川議員       

説明のため出席した者
なし

職務のため出席した事務局職員
  寺口事務局長 金涌次長外関係職員

1 開  会   午前9時30分

2 閉  会   午前9時40分

3 司  会   野坂委員長 

4 会議録署名委員   浜崎委員  澤委員  

5 協議事項
   別紙議題記載のとおり

会議の概要

午前9時30分  開会

◎野坂委員長
  ただいまから、議会運営委員会を開会します。
 まず、会議録署名委員に浜崎委員、澤委員を指名します。よろしくお願いします。
 それでは、協議に入ります。
まず、陳情の取り扱いについてですが、議長より発言を求められておりますので、これを許可します。
内田議長

◯内田議長
11月29日に受理いたしました陳情1件について、取扱要領に基づきまして、議会運営委員会
の皆様の御意見を伺いたいと思います。
この陳情は、県内の団体から提出されたものであり、その要旨は、島根原発の再稼働の是非
を鳥取県議会で議論するにあたって、1、参考人制度を活用し、専門家等からの意見聴取の場を設けること、2、国の関係機関と中国電力による説明と質疑の場をさらに設けること、この2点を私ども議会に求めるものでございます。
島根原子力発電所の稼働の是非については、議会で十分な議論を尽くすことは当然でありま
す。これまでも、所管の常任委員会や本会議で質問戦を重ねているところでありますが、本日もこの後、議員全員協議会を開催するなど、適宜必要な説明や議論の場を設けております。
今後も必要に応じ、適宜適切に議論の機会を設けるように、皆様と相談しながら進めていき
たいと考えております。
従ってこれらの議論の場と別に、当該陳情を本会議での審議に付して、採択・不採択を議決
するには及ばないと考えておりますので、陳情書の写しを皆様にお配りし、参考にしていただければと思います。
委員各位におかれましては、よろしく御協議のほどお願い申し上げます。
 
◎野坂委員長
ただいま議長より御説明がありましたが、委員の皆さんで何か御意見ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
市谷議員

◯市谷議員
今説明もありましたけれども、これまでの議会での議論が、時間制限されていたり不十分で、
もっともっと議論をして欲しいという趣旨で出してこられているので、今までもやっているし、これからもやるって言われるのですけれども、その在り方について、さらに改善・発展を求めているという意味では、私は陳情としては適切だと思いますし、きちんとそれを議決して、改善に結びつけることをやったらいいのではないかと思います。きちんと審議していただきたい、するべきことじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。

◎野坂委員長
 御意見は承りました。
 (由田議員「議長」と呼ぶ)
御意見ですか。

◯由田議員
はい。

◎野坂委員長
由田議員

◯由田議員
私も市谷議員と同意見です。今、議長より御説明いただきましたこの陳情の取扱いについて、
11月29日に受理をしたということですが、正式に受理された本陳情について、まず、陳情者にどのような、報告をされようとしているのか。
陳情者の趣旨は、ここに書いてあるとおりなのですが、やはり陳情権を持った陳情者が、陳
情を出してきたときに、しっかり対応すべきものだというふうに私は思います。
所管の常任委員会でしっかり今までも議論をしてきた、今後もするということですが、県民
は等しくそれを承知しているわけではありません。であるとしたら、やはり、陳情者に対して、
しっかり、このような議論を今までもしてきたし、これからもするのだというようなところが、本当に常任委員会で議論の上、そのように意思決定されるとして、本会議に最終日に出して、それが、認められたらそれでいいことであって、これを取って投げるようなことは、私は県民に対して、不親切かなというふうに思います。堂々と所管に下ろして議論すべきだというふうに思います。

◎野坂委員長
 御意見がございました。

◯尾崎委員
 由田議員と市谷議員の言われることも確かだなと私も最初はそう思ったのです。それで、今これをここで審議することのデメリット、しない方がいいのだという理屈をもう一度……。

◎野坂委員長
尾崎委員、議会運営委員会は、この中身について審議する場ではございません。議事の運営について議論する場であります。
陳情につきましては、先ほど議長が御説明されたとおりでありまして、陳情を受けないということではありません。受けてその扱いをどうするかというのはまさに議会の判断でございます。
繰り返しになりますけど、議長が御説明されたとおり、議会としましては今までも、そして今後も慎重に審議するというのは当然のことでありますので、議長の御判断の説明があったとおり、当然なことに賛否を問うような類ではないと。こういう御判断・御説明でありました。
そのようなことでございますので、議長の御判断のとおりとさせていただいてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
(「異議あり」と呼ぶ者あり)
静粛にしてください。静粛に。後で御意見は伺います。
委員の皆様の御異議がございませんので、そのように決定しました。
次にその他ですが、委員の皆さんで何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、その他について、山川議員。

◯山川議員
 原発の問題を議長の判断だけで、この陳情が審議に値しないと判断するのは、ひどいことだと思います。笑い事じゃないです。命に関わることで、陳情者の陳情権の侵害で……。

◎野坂委員長
山川議員、簡潔に御意見を言ってください。時間も限られておりますので、簡潔に。進行の御協力をよろしくお願いします。

◯山川議員
陳情権の侵害であって、これを議運で決めることではない、議長の判断で決めることではないと思います。
何人かの議員さんが、やはりこれは陳情者の意図を組んで、委員会付託なりをするという形をと言っておられるので、多数派で乗り切るものではないと思います。

◎野坂委員長
重ならない点で御意見ありますか。
由田議員、簡潔にお願いします。

◯由田議員
 最初の質問で意見を言わせていただきました。説明はわかりましたけれども、受理した陳情に対して、議長は、陳情者に対する回答はどのようにされるのですかと最初に聞いております。どのようにされるのか、最後に聞かせてください。

◎野坂委員長
それでは私のほうから。補足があれば議長からしていただければいいですが。
陳情の扱いについては、本日、議長が説明されたとおりでありますから、この説明に従って陳情者には御説明されるものだと思っております。
寺口事務局長

●寺口事務局長
 陳情された方に対しては、今回こういう扱いにしましたということで、各議員にも写しをお配りしましたという旨も添付して、お返しするようにしております。今回もそのようにさせていただきたいと思っております。

◎野坂委員長
市谷議員、時間も限られておりますので、重複する御意見は御遠慮いただきたいと思います。
簡潔にどうぞ。最後にしてください。
市谷議員

◯市谷議員
そういう強行的な進め方そのものが、批判されているということだと思います。
丁寧に議会で議論して欲しいという陳情ですから、ちゃんとやるべきだし、当事者の方は、受け付けられたと思っているので、今から出し直しができないのですよ。もう一度、出し直しをする機会を私はきちんと作っていただきたいと思いますけれども、いかがですか。請願でもいいと思います。

◎野坂委員長
御意見は承りました。
委員の皆さんには、先ほど御意見をお聞きして、「ない」ということですので、進行にご協力いただけませんか。

◯興治委員
配付されている参考資料の一番下のところに、「各会派及び無所属議員または所管委員会に写しを参考として配付する」とあります。これは多分、議長の方で当然されるということでこの下線が引いてある。そこは、そのようにお願いしたいと思います。
それと、この陳情は、議長のほうで受理されているわけで、きちんと受け止めをされたと。この趣旨についても、当然議会としてやっていくべきことであるというお話も先ほどありました。もしこれを委員会に付託をして、不採択というような結論になると、それ以降、参考人制度とか公聴会制度を活用した意見聴取の場を設けるということができなくなってしまいますので、これは議会として当然やるべきことということで、法令にも書かれていることですから、それをやらないという結論を出すべきものではありませんので、委員会等に付託するような課題ではないと思います。

◎野坂委員長
補足の説明ありがとうございます。
御意見がつきたようでございますので、以上をもちまして議会運営委員会を閉会します。

午前9時40分 閉会

 

 

 



 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000