令和3年度地域づくり県土警察常任委員会議事録

令和3年5月24日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(7名)
委員長         
委員
中島 規夫            
森  雅幹
松田  正
藤井 一博
興治 英夫
斉木 正一
銀杏 泰利
欠席者
(1名)
副委員長 山口 雅志

説明のため出席した者
 中原交流人口拡大本部長、木本地域づくり推進部長、森田県土整備部長ほか

職務のため出席した事務局職員
 澤田課長補佐、田中(慶)係長、小泉係長


 1 開  会   午前10時13分

 2 休  憩   午前10時48分

 3 再  開   午後0時12分

 4  閉  会      午後0時13分

 5 司  会   中島委員長

 6 会議録署名委員  藤井委員  森委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前10時13分 開会

◎中島委員長
 ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会します。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりですので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、本日は、付議案の予備調査を行った後、暫時休憩を取り、本会議における付議案に対する質疑、付議案の各常任委員会への付託の後、付託議案の審査を行うこととしますので、御了承いただきますようお願いします。
 会議録署名委員の指名をします。
 本日の会議録署名委員は、藤井委員と森委員にお願いします。
 それでは、付議案の予備調査に移ります。
 執行部の説明は要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 質疑等については、説明終了後一括して行うこととします。
 最初に、交流人口拡大本部から説明を求めます。
 まず、中原本部長に総括説明を求めます。

●中原交流人口拡大本部長
 このたび観光戦略課の補正事業として3本、総額12億5,000万円の増額をお願いするものです。
 内容としましては、皆様御存じのように新型コロナ感染症の第四波の影響で首都圏、関西、山陽など、メインのターゲットからの誘客が非常に困難な状況になっており、県内の観光需要回復に向けた取組が急務となっています。このため、#WeLove山陰キャンペーンを延長する経費として9億円、それから、宿泊事業者が取り組む前売り券発行支援事業、さらに、感染防止対策やワーケーションスペースの設置など前向きな取組を支援するための経費として、新たに3億5,000万円の補正をお願いするものです。これらの財源となる国補助事業の内容がこのたび国から示されましたので、一刻も早く事業化をして事業者支援につなげたいということから、このたびの臨時議会にお願いするものです。
 詳細は担当課長から御説明します。よろしくお願いします。

◎中島委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 4ページをお願いします。新型コロナから立ち上がる観光支援事業ということで、9億円の補正をお願いします。
 先ほど本部長からもありましたように、国の補助事業、地域観光事業支援の対象期間の延長と支援措置の追加がありました。鳥取、島根両県連携による#WeLove山陰キャンペーンなどの実施により、新型コロナ感染症の影響を受けている県内観光地、事業者の皆さんを応援していこうとするものです。
 一番下に参考として国の補助事業の内容を書いています。現行は、県内宿泊の場合1人当たり5,000円を上限に宿泊を補助する。それから、旅行期間を含む期間に飲食、買物の支援をするクーポンを発行するなどの内容で、5月31日だったものを12月いっぱいまで延長する。前売り宿泊券や旅行券などの発行に対する割引事業への補助も行う。それから、宿泊事業者が行う感染防止対策などの強化や前向き投資への補助を行うということが追加されました。
この延長や支援措置の追加を受けまして、新型コロナウイルス感染症の国の施策を踏まえながら機動的に観光需要回復対策に取り組みたいと思っています。例えば#WeLove山陰キャンペーンは5月31日から8月31日まで延長させていただきたいと思っています。それから、感染状況を見ながら観光需要の回復に向けた事業者の皆さんへの支援を考えています。
 3番は、昨年から取り組んできました#WeLove山陰キャンペーンとか、今までの様々な事業を記入しています。
 5ページをお願いします。新型コロナ対策お楽しみ券応援事業で5,000万円をお願いします。
 先ほど申し上げました国の補助事業、地域観光事業支援の中に前売り宿泊券などを発行するメニューが追加されました。これを受けて、県内の旅館、ホテル、旅行会社などが発行する前売りの宿泊券などにプレミアム分の経費を支援したいと思っています。前売りの券を支援することによって、早めの資金調達に貢献できるのではないかと考えています。
 6ページをお願いします。宿泊事業者新型コロナ感染防止対策事業で3億円をお願いします。
 先ほど申し上げましたとおり、地域観光事業支援の中の支援措置の追加を受けて、県も事業をつくって応援しようとするものです。
 2番、主な事業内容ですが、県内の宿泊事業者が感染拡大防止策の強化等に取り組む経費を支援するということで、補助率4分の3、補助の上限額750万円という枠組みで感染症対策に資する物品の購入経費、それから、前向き投資に要する経費について支援したいと思っています。国の補助率は2分の1、上限500万円でしたが、使ってもらいやすくするために上乗せをするものです。

◎中島委員長
 次に、地域づくり推進部から説明を求めます。
 なお、報告第3号、長期継続契約の締結状況については、お手元に配付の議案説明資料のとおりであり、特に説明は要しないこととします。

●木本地域づくり推進部長
 地域づくり推進部の議案説明資料の3ページをお願いします。一般会計補正予算として、地域交通政策課から1件お願いしています。交通事業者におかれては、この新型コロナウイルスの影響を大変大きく受けておられます。運行継続に頑張っておられる交通事業者に対しまして、コロナ対策、またワクチンなどの県民の皆様への普及啓発というような役を担っていただくということも含めまして、1億円余の支援の予算をお願いしたいと考えています。
 また、2ページの目次に戻っていただき、報告事項として過疎法施行に伴う関係条例の改正などについて御報告させていただきたいと思っています。
 詳細については担当課長から御説明します。御審議のほどどうぞよろしくお願いします。

◎中島委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。

●西川地域交通政策課長
 議案説明資料の4ページをお願いできますでしょうか。新規事業で、交通事業者に対する新型コロナウイルス対策支援事業をお願いしています。金額は1億413万2,000円、財源は全額コロナの臨時交付金です。
 昨年から新型コロナの影響を受け、経営に大打撃を受けながらも地域の公共交通の運行を継続していただいている事業者に対する支援です。基本的には、昨年度中に補正予算でお認めいただきました事業形態を中心としています。詳細は3に記載しているところです。一部新規事業を織り込みながら、引き続き公共交通事業者を支援し、住民の移動手段である地域の公共交通を維持するとともに、雇用を守ってまいりたく存じます。
 2の詳細の事業内容ですが、(1)はバス、タクシーへの広報委託です。昨年6月補正でお認めいただいた事業と同様の仕組みです。貸切り、高速バス及びタクシーに、今回は路線バスも加えまして、基本的に広告の空きスペースのある全ての車両に広報を掲出し、広告料として実質的に支援を行うものです。
 (2)は新規で、三セク鉄道会社への支援を行おうとするものです。地域公共交通活性化継続計画に基づきまして、三セク鉄道が実証運行を行う場合に、国がその経費の2分の1を支援することとしています。その支援と同様の仕組みを、県、市町が協調して行おうとするものです。国が一月分を対象としておりますので、もう一月分を、県、市町が鉄道会社への出資比率などに応じて支援を行おうとするものです。
 (3)は貸切りバスへの支援で、昨年11月補正でお認めいただいた事業と同様のものです。事業者が利用者料金を半額に割り引き、新たな需要開拓を進める場合に、当該割引分を支援しようとするものです。今年度は、学校関係は教育委員会に当初予算措置していただいておりますので、今回、交通側としましては、学校関係を除く一般利用向けで、かつ、コロナ感染状況を鑑み、基本的に県内移動に限定したものを対象としたいと考えています。
 (4)は、バス、タクシーなどのコロナ対策資機材の整備関係です。これも昨年6月補正でお認めいただき、基本的には整備は一通り進んでいる形です。ただ、今回、国の補助事業に空気清浄モニター、例えばCO2モニターと呼ばれるものですが、昨年はなかったものが補助対象として加わっています。こうした資機材を国の補助を活用して導入し換気状況などの見える化を進め、お客様に安心して御利用いただけるようにする事業者に対し、国の補助に県の補助を加えまして、国、県協調で4分の3を支援してまいりたく存じます。
 最後に(5)のところです。精神的にも肉体的にも疲弊した医療従事者向けのタクシー利用の助成です。これも昨年6月補正でお認めいただいた事業ですが、昨年末頃から今年年明け、特に第三波の影響を受けて御利用が進んできたところです。現在の県内の感染状況に鑑み、また、その片方でワクチン接種が開始したところではありますが、念には念を入れ、備えをしておきたく存じます。

●齋藤中山間地域政策課長
 資料8ページをお願いします。報告第1号、議会の委任による専決処分の報告です。過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、本年3月30日付で専決処分を行ったものです。
 1番、提出理由のところ、いわゆる新過疎法が制定されたことに伴いまして、過疎地域を定義するために、過疎法を引用している条例について、法律の名称や引用条文等改正する必要がありましたものを整理するものです。施行期日は本年4月1日です。
 詳細は9ページ以下、新旧対照表を掲げていますのでまた御覧いただきたいと思います。

◎中島委員長
 次に、県土整備部から説明を求めます。

●石賀道路建設課長
 県土整備部資料の3ページをお願いします。報告第1号、議会の委任による専決処分の報告についてです。工事請負契約(国道313号(倉吉関金道路)橋梁上部工事(小鴨2号橋))の変更についてです。
 変更理由としまして、3番目に書いています。週休2日モデル工事の実施による経費補正及び熱中症対策に資する現場管理費補正を行ったことにより、請負代金額が増になることに伴い請負代金額の変更を行うものです。
 2番目に金額を書いています。7億5,273万円の請負金額を7億7,159万600円に改めるものです。

◎中島委員長
 執行部の説明は以上です。
 ただいままでの説明について、質疑等はありますか。

○興治委員
 まず、交流人口拡大本部の5ページです。この前売り宿泊券の発行については昨年度末に実行したものがあると思うのです。その予算額は2億円ぐらいだった気がするのですけれども、実績はどうなのでしょうか。
 それと、地域づくり推進部の4ページです。2の主な事業の(3)貸切りバス等利用促進緊急応援補助金、これは県内移動に限定するというお話だったのですけれども、昨年度やっていたものも県内移動に限定されていたのでしょうか。また、県内移動に限定する理由というのはどういうところでしょう。
 それと、#WeLove山陰キャンペーンというのは、鳥取県と島根県を対象にしているのですけれども、島根県も含めるとか、あるいは、兵庫県北部との間の往来については控えてくださいということを県は呼びかけていないわけで、そういったところの往来、観光も場合によっては対象として考え得るようにも思うのですけれども、その辺りの検討はどういうことになっているのでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 昨年度行いました新型コロナ対策お楽しみ券応援事業の実績ですが、参加していただいた施設が85施設、そのうち販売実績があったのが76でした。それで、補助の実績が約2,800万円、販売総額が1億6,800万円でした。

○興治委員
 予算が幾らだったのですか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 予算は2億円です。

○興治委員
 2億円の予算が実績としては2,800万円だったということですか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 はい、そのとおりです。

◎中島委員長
 続いて、地域づくり推進部。

●西川地域交通政策課長
 昨年の状況ですが、がちがちに県内とかという制約はしておりませんでした。ただ、状況が状況で、非常に蔓延が進んだ時期と重なったりとか、いろいろありまして、まずは近場の動きですね、例えば町内会の小旅行みたいなものですとか視察旅行みたいな、こういったものから使っていただきたいということで進めてきたところです。ただ、実態としては、県外もあったように聞いています。今回については、やはり状況が状況でして、山陰両県はいいのですけれども、広島、岡山、それから兵庫と、鳥取を囲むところがかなり蔓延が進んでいます。ですので、基本的には県内としておきながらも、一応今も、鳥取県の県内を中心にとは言っていますが、島根ですとか、兵庫の北部についての往来までは止めているものではございませんので、その辺りは柔軟に対応していきたいと考えています。

○興治委員
 まず、前売り宿泊券の分なのですけれども、せっかく2億円予算を組んでいて、年度末までに2,800万円の実績だったと。これについては、早めに手元に資金を確保してもらいたいということで年度内執行と限定していたと思うのですけれども、今話を聞いてみると、思惑どおりにあまりいっていないなと思うのですね。やはり期間が短かったのではないかなと思ったりもするし、あるいは、それ以外に何らかの利用されにくい理由もあったのかなと思うのですけれども、その辺りの分析はどうなのでしょうか。
 それと、2億円の予算があって2,800万円の執行、あるいは執行予定ということかもしれませんけれども、残りの1億7,000万円ほどについて、それはどのように執行されていくのでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 まず、期間を3月までに限らせてもらったのは、なるべくここで早く売っていただいて、少しでも早く資金を確保していただきたいということがございました。また、その分析についてですが、県内向けの旅行についても対象にしてほしいなど、旅行会社の意見を聞きながら途中でも進めてまいっております。今年については、今後ともその辺もよく考えてみたいと思います。ただ、国の枠の中ですので、販売期間もよく検討していきたいと思います。

◎中島委員長
 もう一つ、残の1.7億円はどうですか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 残は、3月から#WeLove山陰キャンペーンを始めさせていただいています。そのような経費に執行しています。

○興治委員
 その1.7億円の残は、#WeLove山陰キャンペーンに全額執行されるということなのでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 3月分等でも#WeLove山陰キャンペーンで約2億円ぐらいの実績があります。今のところ、#WeLove山陰キャンペーンに充てさせていただきたいと思っています。

○興治委員
 そうすると、この4ページ、予算が組んであるのですけれども、これは今回、9億円の補正をして11億円、さらに、中ほどに調整費から5億円、16億円を#WeLove山陰キャンペーンに充てると。それにプラス1.7億円をこの#WeLove山陰キャンペーンに充てると理解すればいいのでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 4月から8月で16億円から17億円ぐらい、#WeLove山陰キャンペーンの経費を見込んでいます。3月で2億円を予定しています。ですから、合計18億円ぐらいになるのではないかなと思っています。3月の実績から、連休があるとかを計算して、そういう見込みをしています。#WeLove山陰キャンペーンの様子を見ながら、もし足らなければまた予算をお願いしたいと思っています。

○興治委員
 そうすると、#WeLove山陰キャンペーンの期間はこの4月から8月末までということなのでしょうか。国は12月31日まで延長ということになっているのですけれども、その辺りはどうでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 今のところは8月31日までの延長を島根県と合意したところです。国の地域観光事業支援は12月31日まで延びました。今後、GoToトラベルキャンペーンの再開などもあります。感染状況を見ながら、#WeLove山陰キャンペーンのさらなる延長を考えていきたいと思っています。

○興治委員
 分かりました。#WeLove山陰キャンペーンについては、しっかりと予算が消化できるように取組を進めていただきたいと思います。
 それで、さっき旅行会社の意見も聞いてというお話があったのですけれども、伝え聞くところですが、GoToトラベルから県のこの#WeLove山陰キャンペーン等について、旅行会社を経ずに申込みがされて、なかなか旅行会社を使ってもらえないと。だから、県のこういった支援の恩恵を受けづらいという状況と聞いたのですけれども、その辺りの実態はどのように把握しておられますでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 GoToトラベルも直接申込みもあるかもしれませんが、もちろん旅行会社からも申込みがあります。それから、#WeLove山陰キャンペーンは、当初、宿泊施設を中心にしていたものですから、直の申込みを想定しておりました。去年12月ぐらいだったと思うのですけれども、御要望も受けまして旅行会社からの予約を加えています。また、新しい4月からの#WeLove山陰キャンペーン、国の事業では、旅行会社がつくる日帰り旅行も対象になっておりますので、旅行会社からも意見を聞きながら進めていると思っています。

○興治委員
 制度的に旅行会社を経る形も含めてきたということは分かりました。ただ、旅行会社を通して申し込んでいるのが少ないのではないかと思うのですけれども、実際、旅行会社にこの事業の恩恵がきちんと届いているのかどうか、その辺りの状況把握はどうでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 今手元に旅行会社の実績はないので、幾らかというのはすぐお答えできないのですけれども、もちろん旅行会社からも実績は出ておりましたので、3月分の実績報告がまとまりましたら御報告したいと思います。

○興治委員
 では、資料をお願いします。
 旅行会社からなかなか使ってもらえないという声もあるのでその点については十分配慮しながら、旅行会社にも支援が届く仕組みが今の状態で足りないということであれば、そこにより一層支援が行く仕組みを考えていただきたいと思います。いかがでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 #WeLove山陰キャンペーンが始まって、また、GoToトラベルが始まって以来、旅行会社とも意見交換をさせてもらったり、22から23ぐらい参加、加盟している鳥取県の旅行業協会の皆さんとも今までも意見交換したり、御要望もお聞きしたりしているつもりです。もちろん今後もやっていきたいと思います。

○興治委員
 それでは、地域づくり推進部ですけれども、島根県とか兵庫北部への移動についても対象になるように柔軟に運用すると理解すればいいですか。

●西川地域交通政策課長
 先ほど申し上げたとおりです。

○興治委員
 分かりました。

◎中島委員長
 そのほかありますか。

○松田委員
 関連して、観光戦略課の#WeLove山陰キャンペーンですが、様々な業界から非常にありがたいという声を伺っています。先日も新聞記事にもなっておりました。宿泊ももちろんですけれども、いわゆるアクティビティー、ゴルフ場などは非常に潤っているということで、大変ありがとうと、ぜひ延ばしてくれと言っておいてくれということでしたが、その前に発表されましたので、大変よかったなと思っています。
 今旅行会社が云々という話がありましたけれども、利用者の観点で利便性についてお願いがあります。鳥取県と島根県って一緒にやっているのですけれども、提出する書式が違うのですよ。鳥取県の書式はアンケートの書式で非常に簡単でいいのですけれども、島根県が少し面倒くさくて、せっかく一緒にやっていることなので、すり合わせていただいたらと思いますが、いかがでしょうか。

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 私どもは使いやすいといいますか、できるだけ簡単に、鳥取県民であることが証明できるとか、そのように取り組んできました。今、島根とも制度とかそれぞれすり合わせをしていっているつもりなのですが、確認させてもらって、再度打ち合わせしたいと思います。

○松田委員
 ぜひよろしくお願いします。具体的に言うと、鳥取県のは、御存じだと思いますがチェックを入れるだけで、免許証を出せばいい。島根県は住所とかを書かないといけないので、免許証を出すのになぜ書かないといけないのだという話なのですよね。島根県のことなので、ここで言うのが正しいかどうか分かりませんが、ぜひ協議いただければと思います。

◎中島委員長
 そのほかありますか。

○森委員
 県土整備部の専決処分の話で、週休2日モデル工事の実施による経費の補正と熱中症対策による現場管理費補正ということなのですけれども、これは発注する段階で週休2日モデル工事でなかったものを週休2日モデル工事にしたことで経費が上がったということなのか、最初から週休2日モデル工事の予定で単価をつくっていたのだけれども、その中で違う単価が出てきて補正したのか、その辺の話を教えてください。というのは、これはモデル工事だけれども、今後、全体的にこういう方向に業界は持っていこうという指導をしていくということなので、とてもいいことだと思っています。今計算してみると、これで2.5%から3%ぐらいの上昇かなと。そういう形で全体が週休2日になっていって、若い人たちが建設業界に入っていけるという方向になっていくのは非常に大事なことだと思うのだけれども、今回のこの報告について先ほど言った点について質問です。

●石賀道路建設課長
 週休2日モデルですとか、熱中症対策については、働き方改革の推進ということで進めているところです。週休2日モデル工事については、対象工事について最終的に変更時にその実績に基づいて変更の契約をすることとしています。それから、熱中症対策も同じでして、実績に基づいて変更するということで、週休2日の対象工事を広げて、基本的には最終の変更契約時にその実績に基づいて変更することとしてきています。

○森委員
 結局、工事が終わって、最終段階での変更契約ということなわけですね。要するにどれだけ週休2日モデル工事をやったので、こう単価が上がりましたということの補正だという、そういう理解でいいですか。

●石賀道路建設課長
 そのとおりです。単に週休2日だけではなく、4週で5休取ったりですとか、その程度に応じて、また、変更する経費も違っておりますのでそういった柔軟な対応をしています。

◎中島委員長
 そのほかありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑が尽きたようですので、以上で付議案の予備調査を終了します。
 暫時休憩します。再開は、次の本会議が休憩に入り次第を予定しています。

午前10時48分 休憩
午後 0時12分 再開

◎中島委員長
 再開します。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の1議案です。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問と発言前後のマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論がないようですので、これより採決に入ります。
 それでは、議案第1号、令和3年度鳥取県一般会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員です。したがいまして、議案第1号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 以上で付託議案の審査は終了しました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に一任していただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにします。
 以上をもちまして地域づくり県土警察常任委員会を閉会します。

午後 0時13分 閉会


 

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