埋蔵文化財センターのホームページ

埋蔵文化財センター

新着情報

2019年10月18日
トレハロース含浸保存処理用の機器が新たに加わりました

当センターの木器保存処理室に、トレハロース水溶液を一定の温度に保ちながら、木製品の含浸処理を行う、恒温器という機械が新たに2台加わりました。

この恒温器は、(地方独立行政法人)鳥取県産業技術センター食品開発研究所(境港市)から譲渡されたものです。食品開発研究所では恒温器を菌の培養に使っていたということですが、新型機との入れ替えで定年を迎えました。

導入以来23年が経った旧型機ですが、これまでに一度の故障もなく、処分するのも惜しいので再就職先を探していたところを、当センターが引き取り、メンテナンスをした上で、今度は文化財の保存処理にその力を存分に発揮してもらおうというわけです。

食品開発研究所からの搬出の直前になって、出入口のドアが開かなくなるという、まるで恒温器が出たくないと駄々をこねているようにも思えるハプニングがありました。

当センターの恒温器は、今年の5月に導入したものに加えて3台となり、フル稼働すると、処理能力は3.5倍となります。今後は保存処理を効率的に進め、数多くの木製品を展示などで活用していく予定です。

 

いざ新天地へ             「ようこそようこそ」

 

新旧そろい踏み(右の機器が今回追加したもの)

 
  

イベントカレンダー New!

2024年(令和6年)4月のイベントカレンダー】はあおやかみじろうマーククリックしてください。

⇒クリック syuryou(あおやかみじろうマーク)

  

刊行物の御購入


センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


埋蔵文化財センターについて


目的から探す


関係先へのリンク

  

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000