平成30年度地域振興県土警察常任委員会議事録

平成30年5月21日会議録(確定版)

出席者
(7名)
委員長
副委員長
委員
西 川 憲 雄
澤   紀 男
伊 藤   保
内 田 隆 嗣
藤 縄 喜 和
浜 崎 晋 一
前 田 八壽彦
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
 高橋地域振興部長、門脇観光交流局長、山内県土整備部長、
 安田危機管理局長、佐野警察本部長外各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 尾﨑課長補佐  田中係長  細田主事 
 


 
 1 開  会   午前10時00分

 2 休  憩   午前11時00分

 3 再  開   午前11時06分

 4  閉  会   午後0時05分

 5 司  会   西川委員長

 6 会議録署名委員  浜崎委員  内田委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前10時00分 開会

◎西川委員長
 おはようございます。ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の出席者及び報告事項が多いため入れかえを行うこととし、最初に警察本部、危機管理局及び県土整備部、次に地域振興部、観光交流局の順に行います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、浜崎委員と内田委員にお願いいたします。
 次に、報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクに向かってお願いいたします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行うことといたします。
 まず、警察本部から、報告1、スクールサポーターの活動状況(平成29年度中)について、平岩生活安全部少年課長の説明を求めます。

●平岩生活安全部少年課長
 失礼いたします。平成29年度中のスクールサポーターの活動状況について御報告いたします。
 警察本部資料1ページをお願いいたします。スクールサポーターは、平成18年4月から運用を開始し、警察OBが学校と警察とのパイプ役として県内の小・中・高等学校等を訪問するなどして児童生徒の非行防止、犯罪被害防止等を図る活動を行っています。
 東部地区4人、中部地区2人、西部地区4人の合計10人体制で行っております。
 項目2のとおり、学校数は全体で231校、東部地区96校、中部地区40校、西部地区95校と
なっております。
 スクールサポーターの活動につきましては、資料の項目3の表の下に記載していますが、少年の非行防止・立ち直り支援等、学校等における児童等の安全点検等4つの柱を重点に活動しており、学校訪問による意見交換、街頭補導活動、非行防止教室等を行っております。
 昨年度の活動状況は、表のとおり前年度と比べますと学校訪問や街頭補導活動等活動回数が減少していますが、学校からの相談や要望に応じ時間をかけてきめ細やかな支援活動に努めております。
 項目の4に主な活動好事例を記載しております。2つ目の事例ですが、自宅から現金を持ち出したり、同級生におごりと称するたかり行為を繰り返す児童に関する相談を学校から受けたもので、直接児童や保護者に個別の指導を継続的に行った結果、児童の行動が改善され、深刻な非行行動に発展しなかったものです。学校では扱いにくいと思われる問題行動をサポーターがこれまでの経験を生かして熱意を持って指導したもので、学校関係者から感謝されました。
 そのほか日々問題を抱える少年の自宅やたまり場となっている場所を訪問して声かけや指導を行ったり、農業体験活動等による立ち直り支援活動などを継続的に行っています。
 今年度はスクールサポーター全員が前年度からの継続任用であることから、より一層学校訪問活動等による学校との連携強化を図り、少年非行防止、犯罪被害防止活動等を推進していきたいと考えているところです。引き続き御理解と御支援をよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 次に、危機管理局から、報告2、島根県西部を震源とする地震に対する鳥取県の支援状況について及び報告3、鳥取県中部地震復興本部チーム第1回会議の開催結果について、國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長の説明を求めます。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 危機管理局資料1ページをお願いいたします。島根県西部を震源とする地震に対する本県の支援状況について御報告をいたします。
 4月9日、発災その日から提案型で5月9日まで、島根県西部地震、大田市に対して支援を行ってまいりました。
 内容につきましては、1番の大田市への派遣について御説明をいたします。
 まず、発災直後一番急ぎます被災建築物の応急危険度判定士、被災宅地危険度判定士の派遣を県の建築技師、土木技師により延べ合わせたところで44名の派遣を行っております。4月半ばまでで鳥取県の支援も含めてかなり活動が進みまして、残りは島根のほうで活動をされているということでございます。
 3番目でございます。鳥取県職員災害応援隊を7日間延べ49名派遣いたしております。合わせて3陣派遣をしております。第1陣は、大田市長に御面会をいただきまして、激励をいただいているところでございます。
 島根県の災害対策本部に発災の初日から3日間延べ6名のリエゾンを派遣して、タイムリーな情報収集に努め、それに応じた提案型の支援を行ってきております。
 2番目は、市町村職員を含めた応援職員の派遣状況で、表の独自派遣、応援協定による派遣は今御説明をしたとおりでございます。
 その下の応援協定に係る要請に対する派遣でございますが、中部地震で大変お世話になりました中部市町、それに鳥取市、智頭町、境港市から職員を派遣いただきまして、家屋被害認定の調査業務を中心に行ってきたところでございます。
 6日をもちまして本県の支援は終了。今は島根県内の職員で活動しておられるところでございます。
 なお、5月14日に楫野大田市長が鳥取県庁ほか県内市町村を訪問されて、お礼の挨拶をされているところでございます。
 2ページ目は、民間の支援の状況でございます。
 社協からボランティア隊を派遣している。それから中部地震で立ち上がった縁(えにし)という民間団体がブルーシート張りについて、その張り方も含めて説明を行うなど、大変喜ばれていると伺っております。
 続きまして、3ページ目をお願いいたします。鳥取県中部地震復興本部チーム第1回会議の開催結果について御報告をいたします。
 鳥取県元気づくり推進本部に14のチームがございます。その中の一つがこのチームでございます。
 何について取り組むかというと、大きな柱は3つございます。概要のところで御説明をいたしますが、震災後のふるさとづくり支援への取り組み、それから支え愛マップを中心とした地域防災力の強化、それから防災拠点を活用した防災力の向上に取り組んでおります。
 開催日は5月11日。出席者は、副知事をトップといたしまして関係部局が出席をしているほか、民間とともに活動をしておるチームでございます。震災復興活動支援センターからも出席いただいております。
 概要でございます。震災後へのふるさとづくり支援でございますが、被災者の個別の事情に寄り添って、ブルーシートがまだ取れない世帯を中心としておりますけれども、災害ケースマネジメントの視点、手法に基づいて、行政、民間、専門家がタッグを組んで支援に取り組むこととしております。それについて報告をさせていただきました。進捗は少しおくれておりますが、その後、巻き直しを図って、例えば先週からだと三朝町に3日間ぐらいで終わる勢いで集中的に入るとか、鋭意取り組んでおります。
 支え愛マップづくりを核とした地域防災力強化でございますが、昨年度の体制に加えまして県民活動活性化センターの専門家に加わっていただいて、地域の支援に取り組むことを御報告しております。
 防災・避難所拠点の機能強化、充実でございますが、昨年度制定しました避難所運営指針とか福祉避難所指針に基づいた訓練を行うことを御報告させていただいております。

◎西川委員長
 次に、報告4、島根原子力発電所3号機に関する対応について、報告5、島根原子力発電所3号機の新規制基準に係る安全対策に関する中国電力からの事前報告について、報告6、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について及び報告7、鳥取県原子力安全顧問の自己申告について、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 それでは、危機管理局の資料4ページになります。島根原子力発電所3号機に関する対応について御説明いたします。
 4月上旬ですけれども、中国電力から3号機に係る概要説明を行いたいとの申し出があったことを受けまして、周辺自治体であります鳥取県、米子市、境港市は、概要説明の聞き取りや現地視察を行いました。
 まず1つ目の原子力安全対策プロジェクトチーム会議の開催ですけれども、こちらは4月20日、全員協議会の直後に開催されました。
 出席者は、平井知事、米子市長、境港市長でして、中国電力から3号機の概要について説明を受けまして、質疑応答を行っております。
 質疑応答の内容ですけれども、米子市長からは、例えば従前の沸騰水型軽水炉に対して3号機で採用している改良型の沸騰水型軽水炉の狙いは何かといった3号機に関する技術的な質問がございました。
 境港市長からは、3号機で採用している改良型沸騰水型軽水炉の運用実績について質問がございました。
 知事からは、共同検証チームに対しての十分な情報と納得のできる材料の提供、住民への説明、議会への説明、原子力安全顧問への説明といった立地と同等の説明を強く要求しております。
 続きまして、2つ目、共同検証チーム会議の開催についてです。こちらも同様に3号機の概要についてですけれども、鳥取県、米子市及び境港市の実務担当者で構成されます共同検証
チームによる検証を行っております。
 これまで計5回行われておりまして、第1回は今後の進め方についての協議となりまして、2回目以降が本格的な検証、確認が行われております。
 5ページに行きますけれども、第2回のチーム会議では、中国電力からの3号機の概要とか、改良型沸騰水型軽水炉の特徴、特性についての説明を受けて、質疑応答を行っております。
 第3回チーム会議では、現地視察を行っております。
 第4回では、中国電力から安全対策とか、福島第一原発事故の対応についての説明を受けまして、それに関する質疑応答を行いました。
 さらに3号機の現地視察を行いましたので、それを踏まえた疑問点についても確認を実施いたしました。
 6ページになります。第5回チーム会議ですけれども、中国電力から、ABWR、改良型沸騰水型軽水炉について、第3回は基礎的な説明だったのですけれども、さらに詳細な説明を受けております。第4回に引き続いて安全対策と事故への対応と、あわせて質疑応答を行っております。
 続きまして、3つ目ですけれども、4月28日に知事が3号機の現地視察を行っております。
 4つ目ですけれども、こちらは原子力専門家であります原子力安全顧問による3号機の現地視察を行っておりまして、安全対策等を確認しております。
 7ページ目へ行きまして、5つ目の米子市・境港市の対応についてです。
 両市で安対協が開催されております。米子市が5月10日、境港市が5月11日に開催されていまして、どちらも議題としては3号機の概要についてで、中国電力からの説明を受けております。
 米子市からの主な質疑応答ですけれども、もっといろいろなところで説明をしてもらいたいという要望とか、航空機の墜落テロに対する対応に関する質問等がありました。
 境港市ですけれども、主な質疑応答で、ヒューマンエラーを防止するための社員の意識改革に関する質問等がありました。
 米子市長、境港市長も5月16日に3号機の現地視察を行っております。
 米子市長から視察のコメントですけれども、福島の事故の教訓で対策が施されていることがよくわかったというコメントがありましたけれども、視察後に事前報告を行うという中国電力の発表を聞きまして、安対協の質問の回答をいただいていない状況での事前報告の発表ということで不快感を示したコメントを残しております。
 8ページへ行きまして、境港市長ですけれども、こちらもとめる、冷やす、閉じ込めると
いった原子炉の安全対策がしっかりとられているというコメントがありましたけれども、中国電力は精力的に説明をされているけれども、十分とは考えていないと、これからもしっかり説明をしてほしいという要求を残しております。
 このように中国電力は、周辺自治体に対して3号機の概要説明及び現地視察による説明は一通り行ったということで、あした、5月22日ですけれども、3号機の新規制基準に関する事前報告を行うという発表が5月16日にありました。
 その内容が次の9ページになります。島根原子力3号機の新規制基準に係る安全対策に関する中国電力の事前報告についてになります。
 こちらは中国電力から3号機の新規制基準にかかわる安全対策に関して、あした、5月22日に事前報告がございます。
 今後は、鳥取県としては、この事前報告を受けた上で、米子市及び境港市と対応を協議していくということになります。
 提出者は中国電力の副社長であります迫谷様、対応者が平井知事ということで、同日ですけれども、米子市、境港市も事前報告を受けるということになっております。
 続きまして、10ページになります。今までは3号機の話だったのですけれども、こちらは2号機の審査会合の状況についての説明となります。
 4月27日ですけれども、基準地震動の年超過確率に関する審査会合1回目が行われました。
 この基準地震動の年超過確率というのは、基準地震動を超えるような地震が1年間に何回起こるかというものを評価するものです。
 中国電力で計算した結果、10のマイナス4乗から10のマイナス6乗、言いかえますと1万年から100万年に1回の程度で基準地震動を超えるような地震が起こると、そのような確率というのを算出しております。
 それを受けて原子力規制委員会からのコメントですけれども、今回中国電力で算出した年超過確率について、宍道断層において、地震で特に大きくずれ動くとする断層の場所を固定して評価しているのですけれども、その場所を固定するのではなくて、さまざまな場所を変えて年超過確率というのがどのように変化していくのかというのをちゃんと確認してくださいというコメントがありました。
 年超過確率につきましては引き続き審査が行われるということになっております。
 続きまして、14ページになります。鳥取県の原子力安全顧問の自己申告についてです。
 鳥取県は、原子力施設の安全対策等について、技術的観点から幅広く助言をいただくということを目的として、鳥取県原子力安全顧問を設置しております。
 このたびその設置要綱に基づきまして、委嘱中の全顧問から自己申告書の提出を受けまして、顧問の中立性、公平性について確認をいたしました。これは毎年実施しています。
 確認の内容なのですけれども、昨年度の顧問の研究とか、研究室への原子力事業者からの寄附の状況とか、昨年度に卒業した学生の原子力事業者等への就職状況について確認しております。
 確認した結果、中立性、公平性が確保されているということを確認しました。

◎西川委員長
 次に、県土整備部から、報告8、平成30年GW期間中における鳥取市周辺の道路の渋滞状況について及び報告9、赤碕大山線の全面通行止めについて、河田道路企画課長の説明を求めます。

●河田道路企画課長
 道路企画課です。県土整備部の資料1ページをお願いいたします。ゴールデンウイーク期間中の鳥取砂丘周辺の道路の渋滞状況について報告をいたします。
 鳥取砂丘周辺の観光客数につきましては17万9,400人で、ほぼ昨年並みの観光客が来たということでございます。
 下に表がありますが、このたびの連休は前半、後半に分かれ、観光客が分散したということもありまして大きな交通渋滞は発生しなかったというところでございます。
 渋滞状況につきましては、県道湯山鳥取線の砂丘入り口交差点から覚寺交差点の間で昨年と同様に5月4日から5日の午前11時ごろから午後4時ごろにかけまして断続的に約2キロの渋滞が発生しております。期間中の最大は、4日の午前11時30分ごろから午後1時ごろにかけまして約2.8キロの渋滞が発生しております。これは砂丘周辺の主要駐車場に入るための渋滞ということでございます。
 また、このたびは鳥取市におきまして岩戸の臨時駐車場を増設いたしました。昨年発生いたしました砂丘東部の市道海士海岸線での渋滞が今回は発生しなかったということでございます。
 参考に、下段にこの対策の概要を記載しております。引き続き関係機関と連携いたしまして、砂丘周辺の渋滞対策に取り組んでいきたいと考えております。
 次に、2ページ目をお願いいたします。鳥取自動車道の渋滞状況でございます。
 鳥取自動車道では、1キロを超える渋滞が期間中5回発生しております。昨年は3回でございました。
 また、期間中の最大渋滞は、5日の夕方から夜にかけまして、上り線、用瀬第1トンネル付近を先頭に約15キロの渋滞が発生しております。ゴールデンウイーク中の帰省のピークと重
なったものでございます。
 次に、3ページをお願いいたします。主要地方道の赤碕大山線の大山町前地内におきまして、道路のり面からの土砂崩落により、7日の午後0時から大山町大山から豊房間、約5キロを全面通行どめにしたものでございます。
 概要といたしましては、6日からの降雨によりまして、道路のり面が幅約30メーター、高さ10メーターにわたりまして既設のロックネットを押し出して、写真にありますように片側車線を塞いだものでございます。
 現在現場調査を行い、復旧工法等の検討を行っておりますが、本格的な復旧につきましては長期間を要するということが想定されております。
 今後、夏に向けて大山開山1300年祭の行事などが予定されておるところでございまして、大山につながる路線でもありますので、夏ごろまでには片側交互通行を確保するように早期の応急復旧作業を進めてまいりたいと考えております。

◎西川委員長
 次に、報告10、東郷池でのコノシロ斃死と対応について、田村河川課長の説明を求めます。

●田村河川課長
 河川課です。県土整備部資料4ページをお願いします。東郷池でのコノシロの斃死と対応についてということで、その概要を御説明します。
 4月23日から東郷池でコノシロのへい死が確認されまして、相当量の回収、それからへい死の要因の調査を実施しました。
 4月23日に住民の方から湯梨浜町に対して東郷池で大量に魚が死んでいると通報がありまして、町が回収・処分を行いました。
 26日には、そのへい死した魚が湖岸に漂着して、湯梨浜町、それから県の関係機関が連携して回収を実施しました。
 連休期間中も、5月3日まで回収を行いました。
 総回収量は13.6トンになりまして、近年では平成25年に湖山池で起きました貧酸素によるコノシロの回収37.4トンに次ぐものとなりました。
 へい死の原因ですけれども、栽培漁業センターで魚の検体調査を行いました。産卵後によく死ぬのですけれども、中段の写真にありますように産卵前の状況ということで、卵や生殖腺をしっかり持っていたということで、そういった要因ではないということです。
 2つ目に、有害なプランクトンの大量発生ではないかということで衛生環境研究所で水質異常を確認しましたけれども、これも確認をされませんでした。
 溶存酸素量につきましても生存に必要な濃度、3ミリグラム/リットルを大きく超えていまして、これも要因ではないということでございました。
 考えられる要因としましては、右の表にありますように、22日にかなり水温が上下したということで、これが一つの要因ではなかろうかということで考えております。まだ特定には至っておりません。
 今後の対応としましては、コノシロについては知見が少なく、へい死の要因についても不明な点も多いということから、へい死が確認された場合には早期に対応できるように初動体制の確保に努めていきたいと考えております。
 湖山池ですけれども、参考にありますように、3月下旬から4月上旬にかけてのコノシロのへい死が確認されまして、このときには約500キロのコノシロを回収しております。このときも要因については特定できておりません。引き続き初動体制を確保して原因究明に努めていきたいと考えております。

◎西川委員長
 次に、報告11、鳥取砂丘コナン空港「空の駅」推進検討会の開催結果について、森田空港港湾課長の説明を求めます。

●森田空港港湾課長
 資料の5ページをお願いいたします。鳥取砂丘コナン空港「空の駅」推進検討会の開催結果について御報告をいたします。
 5月11日におきまして、空の駅化を推進し、空港の拠点機能を強化するために地域住民でありますとか、経済界、観光交通関係者の意見を伺い、官民が連携した取り組みに反映するための検討会を開催いたしました。
 参加者は、関係団体16団体、行政機関10機関で開催しております。
 主な意見といたしましては、イベント情報を発信するスペースが必要であって、イベントに付随するビジネスも出てくる可能性があるとか、駐車場の拡張によりまして子供の遊ぶ場所がなくなっており、近隣に確保すべきである、それから会議室やセンタープラザの空港施設につきまして、とりぎん文化会館のような予約システムを整えると稼働率が上がるのではないか。また、イベントやグランドオープンなどの情報は早いほどいろいろな利用が可能であって、スピード感を持って情報提供することが必要であるというような具体的な意見をいただいております。
 今後、10月に第2回の空の駅検討会を実施いたしまして、いただいた意見の実施検討状況及び意見交換を予定しております。

◎西川委員長
 報告12、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料6ページのとおりであり、説明は省略いたします。
 それでは、ただいままでの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。

○澤副委員長
 では、ちょっと2点ほどお願いをしたいと思います。
 まず最初に、危機管理局、3ページの中部地震復興本部チームのことで、災害ケースマネジメントは前議会で条例の改正を行って、全国初めてのきちっと条例として寄り添うという格好で質問もいたしました。けれども、いわゆる現場、実際のところは各町村が主体的にやられるということなのです。今の話を聞いていまして、具体的に進んでいないという話なのですけれども、これはやはり早急にしなければいかんということで質問でも言ったはずです。スケ
ジュール感を持ってやるのかということと、訪問をしていろんな話を聞く中で一番大切になるのはカード、質問ではカルテというような表現をしたのですけれども、それは具体的にどういうような内容のものをもって話を聞いて回っていらっしゃるかというのを、ちょっと把握していらっしゃる限りにおいてお知らせ願いたいと思います。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 御説明でも申し上げましたが、もともとの予定では3月中に一当たり様子の確認をしましょうということで動いておりました。ところがPT会議とか、それを受けた新聞報道でもございましたけれども、実際に回れた家が3割を下回っているというのが現状でございます。
 ただ、電話で様子をお聞きしたりとか、情報をつかんでいるおうちはもう少しございます。ただ、それにしてもおくれているので、PT会議の後に中部地震復興本部を中心に各市町にもう一度お話をして、体制をとってもらうようにお話をしております。
 三朝町が今、一番動きがいいので、金曜日から集中的に県と震災復興活動支援センター、町で各御家庭を訪問するようにしております。それで3日か4日あれば全部回れるのではないかと。いいぐあいに回った事例ということで各市町村にも見ていただいて、同じように進めたいと。
 倉吉市さんなどももう一度副市長さんが庁内に号令をかけてチームを組んでやるということを言っておられるはずですし、何とかうまいぐあいに回るように復興本部と危機管理局で協力して、福祉も交えて進めていきたいなと思っております。
 どんなカルテということでございますが、基本的にはケースワーカーさんなどが細々様子を伺うような、家族関係がこうで、キーマンはこんな人で、どういうところに隘路があって、何がポイントかがわかる様式を復興本部がつくっておりまして、それをもとにまちと復興活動支援センターと県、中部総合事務所が中心になりますけれども、皆さんが回ることで今動き始めております。
 なるべく成功事例を早く抽出して、それをフィードバックして参考にしながらどんどん進めていっていただくように頑張っていきたいと思っております。復興本部が中心でやっておられますけれども、うちもそのようにやらせていただいているところでございます。

○澤副委員長
 大体やっていらっしゃることは理解をできました。
 それで議会の質問でもちょっと言ったのですけれども、チームというのは多分行政の方が中心になって回るのではないかなと、臆測です。質問でも言いましたけれども、そこのところをよくわかる、例えて言いますとシルバー人材センターという話が出ましたけれども、そういう話も知事のほうからは伝えるという話もちょっと出ております。これについては倉吉の市議会に担当している議員がいますので、お話ししたのですけれども、もう少し細かく注意しながら見ていただけたらなということをお願いしたいと思いますし、それについてまた次回どうだったかということも含めて報告をお願いしたいと思います、よろしくお願いします。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 地元の方、民生委員さんとか、それからシルバー人材センターにお願いをするとか、そう
いった手法をまた例えば東北の例などもお伝えをしたり、それからいいぐあいに回っている例も広げていってうまく進むように取り組みたいと思います。次回の常任委員会で御報告をさせていただきます。

○澤副委員長
 よろしくお願いします。
 もう1件いいですか。

◎西川委員長
 はい。

○澤副委員長
 それでは、ちょっと県土整備に移りたいと思います。私、16日に会派要望もありまして、公明党としても要望したことなのですけれども、ちょっとこの文面を見ていまして非常に気になることがありますので、何点かお尋ねしたいと。
 これは5ページの鳥取砂丘コナン空港の推進検討会ということで、今まで空港港湾課で仕
切ってやっていらっしゃるということなのですけれども、これについては今後も空港港湾課がこういうふうにやっていくのかな。スケール感、それから今後の方向性を見るともう少し別建ての考えも必要ではないかなというのを会派要望でも実はしております。
 それを前提にちょっとお聞きしたいのですけれども、今回一番感じるのは、このグランド
オープンの時期というのが7月末ということでここに載っておりますけれども、今、何月ですか。5月ももうそろそろ終わろうとしておりまして、来月には議会が始まろうとしている中で本当にどうなのかなという。普通の物事を主催する上においては、スケジュール感のことを言いますと非常に危惧すると。というのはこれについて例えばこういうような内容についてどうしよう、こうしようとかというものについて具体的な話はこの中でも出てきたのかどうなのかということも含めて非常に心配はしておりますので、そこのところを現状も含めて今後の取り組み等の報告をお願いしたいと思います。(「関連でいいですか」と呼ぶ者あり)

◎西川委員長
 では、続けて。

○藤縄委員
 私もちょっと気になっています。これはグランドオープンの日にちはまだ決まっていないのですが、7月下旬という表現になっております。第2回を10月にというようなことですけれども、これは7月下旬を想定した検討会ということにもしていかないと、この意見がいつどう
やって検討されて、どう反映されるのかということもちょっと具体的に示されたほうがいいと思うのですが。

◎西川委員長
 森田課長でよろしいですか、答弁は。

●森田空港港湾課長
 主にグランドオープンに向けた取り組みについての御質問があったと思います。グランド
オープンの時期につきましては、今、7月下旬ということで日程調整を早急にやっておるところでございまして、できるだけ早期に皆さんにお知らせしたいと思っております。
 グランドオープンに向けた取り組みの状況でございますが、グランドオープンの企画会議というものを庁内、それから鳥取市、空港ビル株式会社、それから工法に詳しい民間事業者さんに入っていただきまして、企画会議の中でどういうことをやるのか、それにどういうふうな工法であったり、プレイベントであったりというのをやっていくかということを現在検討中でございます。それにつきましても、6月に入ると思いますが、6月の早いうちにはオープンにして、たくさんの方に参画していただけるようなものにしていきたいと考えておるところでございます。
 この会でございますけれども、今週にツインポートということで鳥取港サイドの皆さんにも集まっていただきまして、連携した取り組みについても協議を予定しておりますし、あわせましてその企画の内容につきましてツインポートの両港の意見交換会というものを6月上旬に予定をしております。そこでグランドオープンの内容についてお示しして、御意見をいただくというようなことを現在予定しておる状況でございます。

◎西川委員長
 あと1点、藤縄委員から7月の日程、オープンはいつごろかというような内容の質問があったと思いますが、その点について。

●森田空港港湾課長
 グランドオープンの日程は7月下旬ということでお示しをしておるところでございますが、これにつきましても今、具体的な日程調整をしておるところでございまして、御心配をいただいておりますけれども、できるだけ早く完了して御報告をできるようにしたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 いかがですか。

○藤縄委員
 かかわられる方々がいいスタイルで、いい日程で、いい情報を持って参加されるわけですから、ちょっと心配なのですよ。くれぐれもよろしく対応してください。

◎西川委員長
 よろしいですか。
 澤副委員長はよろしいか。

○澤副委員長
 では、ちょっと意見を申し上げておきます。
 一つは、県庁の中でも水産課、それから観光戦略課、交通政策課と、こういういろいろな部署から具体的に出ていますけれども、そのセクションがそこで決定権を持って、こうしよう、ああしようという部分の意見が本当に協議ができる、本当に実のある協議会といいますか、ものが必要ではないかなというのは感じております。
 それで一番問題なのは、きょうはいわゆる空港港湾課で説明がありましたけれども、ここがきちっと責任を持って、ただ単にグランドオープンで終わる一過性のものではないということはよくわかっていますけれども、先につながるそういう会にしていくということを大前提に進めてはいらっしゃると思うのですけれども、そこのところをもう一度お話をいただきたいなと思います。

◎西川委員長
 ちょっと私のほうからも関連して、できれば早目に日程が決まれば多分ここの委員の方も御案内があったり、多くの方に出ていただきたいという思いもあると思います。皆さん忙しい中で出席しなければならないので、できるだけ早目に日程を決めていただきたいということを兼ねて御答弁を願います。

●森田空港港湾課長
 グランドオープンにつきましては、先ほど御説明をしたとおり早急に詰めて、皆さんに御参加をいただけるようにお知らせをしてまいりたいと。
 グランドオープン後の空の駅であったりツインポートに対する取り組みにつきましてでございますが、これにつきましても全庁的なかかわりのある取り組みでございますので、しかるべき組織をつくった上で進めていくように今検討をしておるところでございますので、よろしくお願いいたします。
 日程につきましても、委員長からありましたけれども、早急に御報告をしたいと思いますので、よろしくお願いします。

◎西川委員長
 わかりました。
 そのほかいかがでしょうか。

○前田委員
 警察本部で、まずスクールサポーターですけれども、これは我々も一生懸命になってスクールサポーターを10人体制ということにしたのですけれども、しっかり活動をされているということで、1点聞きたいのですけれども、鳥取市の南中で報道がありました。あれはスクールサポーターが学校訪問の中では予見ができなかったことなのでしょうか。

◎西川委員長
 平岩課長でよろしいですか。

○前田委員
 はい。

●平岩生活安全部少年課長
 南中の事案につきましてもスクールサポーターは学校訪問をさせていただいて、生徒指導、また管理職の先生方からのいろいろな状況の御報告、御相談は受けております。
 ただ、最近の傾向なのですが、御存じのこととは思いますが、子供たちの行動というのが本当に学校とかに限らず校区を越えて、また異年齢の集団、またそのグループも関係性がとても薄いものですので常に変化をしている状況があって、なかなか子供の行動を捉えていくということが難しい現状にございます。学校の先生方も個々の子供たちのことについては御報告、御相談をいただいておりますが、そこまでの行動に深刻化するというところについては、反省すべき点もあるのかなと思っております。

○前田委員
 わかりました。
 ただ、僕はスクールサポーターがよこ糸ではないかなと思いますから、複数校になっていますので、関連する学校と協調してやっていただきたいと思います。

◎西川委員長
 要望でいいですか。

○前田委員
 はい。
 次。水中原子力安全対策監、あなたの答弁が聞きたくて、要は何が言いたいかと、4ページですね、島根原子力発電所3号機の共同検証チームのチーム長ですね。ちょっと整理をしたいと思うのですけれども、原子力発電の2号機は新規制基準をずっと適用していましたね。(「はい」と呼ぶ者あり)
 3号機は、前の規制基準で設置して、新規制基準が加わったということですから、3号機については前の規制基準と新規制基準、両方でチェックされているということでしょうか。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 2号機、3号機につきましても古い基準といいますか、福島事故前の基準で既に審査を受けて、それぞれ設置変更許可を受けてきたところなのですけれども、福島事故を受けまして、全ての原発については再度福島事故を受けての新しい基準ですね、例えばテロ防止とか過酷事故、シビアアクシデント等の新規制基準を通さなければいけないということで、まずは2号機について中国電力は先に申請をしたというところでございます。
 3号機については、委員がおっしゃられますように平成12年に合格をしている、旧規制基準で合格をしているのですけれども、これについても新規制基準を通さないといけないということで、今回中国電力が2号機に引き続いて安全協定に基づいて新規制基準に申請してもよろしいかということをあした報告してくるということでございまして、今後、3号機については2号機と同じような基準の審査を受けるというところでございます。

○前田委員
 水中原子力安全対策監に聞きたいのですけれども、何に注目して審査されているのですか。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 審査というか、検証チームで3号機を確認させていただいたわけでございますが、その内容につきましては、平成12年に規制基準を通った内容ということで、どのような内容で通ったか。簡単に言いますと、今どのようなものが島根原発に3号機として設置されているかということで、構造とか、規模とか、その当時どのような基準で何が通っているのかということと、2号機との違い、例えば技術的特徴で、格納容器がコンクリートでできているとか、燃料棒に新しい型が使われているとか、そういうところを確認するとともに、当時経済産業省から福島事故を受けて緊急で対策指示が出されて、その工事がどれだけ、どのようにされているかと、それ以外に今後どのようなことをしようと考えているのかというところを、現地を含めて5回にわたって確認をしたところでございます。

○前田委員
 その詳細のことはいいのですよ、主要なところだけ、今おっしゃったように前の基準でそのまま設置許可になっているもの、3号機で新規制基準でこれは変更したというもの、それから津波や地震、3つの比較を次の議会でいいので見せて。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 わかりました。

○前田委員
 ではないとよくわからないのですよ、これを読んだって。ひとつよろしくお願いします。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 今、御指摘をいただいたところで整理し直して、次回の常任委員会で御報告をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○内田(隆)委員
 私も関連ですが、きちんとチーム会議を率いていただいて、5回にわたって検証していただいたところですが、それをぜひ我々にももう少し共有をさせていただきたいと思うのです。どういうような議論がされたのか。その前に、どういう意図を持ってこのチームが存在して、どういう流れになっていくのかということをきちんと共有していれば、中国電力さんからいろいろな説明があったときにおいても我々も同じ資料を見ておけばいろんな対応ができると思うのですよ。ここにどういう資料が出ていて、どういう形の議論があって、どういうふうに整理されたかというのがまだ報告をされたことがないですよね。そういった視点から資料なり報告をいただきたいと思いますし、今後どういう予定でこのチームが活動され、どういう形で答申になるのか、それの成果物というのはどこにどういったものを出す予定なのかというところまで示していただくと我々も非常に情報の共有がしやすいですし、議論がしやすいと思うので、よろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 ちょっと待って。報告は國米課長なので、本来は國米課長が答えなければならないので、指名ですか、水中原子力安全対策を。(「いえ、私」と呼ぶ者あり)

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 承知いたしました。次回の常任委員会でも比較というのも提示するとともに、どういう意図、どういう流れでこういった共同検証チームを開催して、どういう結果が、成果物が得られたかというところを今後、説明していきたいと思っております。

◎西川委員長
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 そのほか。

○前田委員
 3点目、5月19日土曜日の日本海新聞に鳥取西道路の詳細が出ておりまして、結論から言うと安心はしました。
 まず、ちょっと我々が聞きたいのは、今その西道路がどのような工事の進捗か説明してください。

◎西川委員長
 前田委員、これはその他でやってください。まだ今、説明の中の質問なので。

○前田委員
 失礼しました。

◎西川委員長
 申しわけないです。

○前田委員
 このこと予告しました。

◎西川委員長
 予告で。
 皆さん、説明の中で御質問はいかがでしょう。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、それでは、その他ですが、警察本部、危機管理局及び県土整備部、執行部、また委員の方で何かございませんか。
 執行部のほうはいかがでしょうか。よろしいですか。
 では、今、前田委員の質問について……(「復唱しましょうか。」と呼ぶ者あり)では、もう一度お願いします。

○前田委員
 いや、復唱しますか。

◎西川委員長
 はい。

○前田委員
 要は鳥取西道路の工事の進捗を教えてください。

●河田道路企画課長
 鳥取西道路の今の現状でございます。鳥取西道路につきましては、昨年の12月に国がやっています技術検討委員会で青谷インターから浜村鹿野温泉インター、重山地内の大規模な地すべりということで、一回埋めてトンネルで掘り直すという工法で、平成31年夏ごろまでには供用できるだろうというようなことが出されたところでございます。
 また、この3月の技術検討委員会では、鳥取西から浜村鹿野温泉インター間の松原地内で新たなのり面に亀裂が発生、見つかったということが報告をされまして、これにつきましては現地調査等も踏まえて工法について今後検討するということになっているところでございます。
 まずトンネルの工事につきましては、既に工事が発注されておりまして、来年の2月末を目途に、工事が進められているということで、反対側の山を切って、それを埋め戻していくという作業を今されていると聞いております。
 松原地内につきましては、今調査等をされて、今後どういう工法でやるのかというのを次回の検討委員会に諮りたいと聞いているところでございます。

○前田委員
 わかりました。
 整理しますと、松原については、調査中ですから、はっきり対策工事の方針なりは明示されていないということでしょうか。

●河田道路企画課長
 そのとおりでございますが、国で公表されているところでいきますと鳥取西から浜村鹿野温泉インターまでは今年度中の供用というのは今のところ公表されているということで、そこにつきましてはまだはっきりとしたことは国からは言われていない段階でございます。

○前田委員
 わかりました。
 そうしますと今のところ平成30年度供用ということですね。
 例の迂回路のところは非常に住民が不安がっておられますし、我々としては一刻も早く、前から言っているように一体供用ということをきちっと打ち出す時期に来ているのではないかなと思っているのですよ。そこらあたりはどうですか。

●河田道路企画課長
 委員の言われるとおりでございます。仮に鳥取西から浜村鹿野温泉インターを部分供用するということになりましたら、今の郡家鹿野気高線にかなりの交通量が流れ込む。今の国道9号線、浜村の付近で2万6,000台の車が流れていますので、相当量がそちらに回っていくのではないかということも想定できます。そうした場合に9号線につながる県道沿いには小学校もございますし、それから商業施設、住宅団地というものも張りついてございます。そこに交通量が流れ込むということになればかなりの地域への影響というのは考えられると思っております。平成20年、以前名和インターのところでの騒音、振動といったこともありましたので、恐らく同じようなことが起こるのではないかなということを想定しております。
 また、9号線は九州方面から夜間大型トラックが通るということで、県といたしましてもなるべくそういう地域への影響のない供用の仕方を国に対して求めていきたいと思っております。

○前田委員
 わかりました。
 それでこの新聞記事を見ますと、23日に平井知事が広島の中国地方整備局を訪ねて県の要望を出すということで、それはもう早く行ってもらうほうがいいのでいいのですけれども、一つ気になるのが、これは鳥取市は一緒に行きますか、地元は。

●河田道路企画課長
 鳥取市はこのときには一緒ではございません。うちの知事だけでございます。
 鳥取市につきましても県と同じ思いを持っておられますので、今後は国に要望するに当たりましては連携しながら一体で要望もしていきたいと考えています。

○前田委員
 わかりました。
 ぜひとも今度は地元の市と県が、パートナー県政の姿として両方が動くようにお願いしますよ。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見が尽きましたようですので、警察本部、危機管理局及び県土整備部につきましては以上で終わります。
 入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。そろい次第始めますので、約5分間ぐらい休憩ということでよろしくお願いします。

午前11時00分 休憩
午前11時06分 再開

◎西川委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続いて、地域振興部、観光交流局について行います。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔にマイクに向かってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行うことといたします。
 まず、地域振興部から、報告13、ピンクSLフェスタ及び若桜鉄道谷口剛史氏の「鳥取輝(き)らりマイ☆スター」認定証交付について及び報告14、女性タクシードライバー採用セミナー開催結果について、矢吹交通政策課長の説明を求めます。

●矢吹交通政策課長
 交通政策課でございます。地域振興部の資料1ページをお開きください。ピンクSLフェスタ及び若桜鉄道谷口剛史氏の「鳥取輝(き)らりマイ☆スター」認定証交付について御説明を申し上げます。
 4月30日でございますが、若桜駅で第3回目となりますピンクSLイベントが開催されました。ピンクSLのお披露目式、それからゲストと平井知事によるトークショーのほかに若桜鉄道、谷口さんの鳥取輝(き)らりマイ☆スターの認定証の交付が行われました。
 特に今年度は新しい取り組みとしまして3月4日に観光列車「昭和」が動き始めましたので、ピンクSLと並べた展示とか、あとピンク色をした花火の打ち上げ、それから新しくピンク色の商品の販売が実施されまして、あと2番目のところにありますが、フェスタの当日、若桜鉄道の車両係長であります谷口さんが平井知事からこのマイ☆スターの第1号の認定を受けたところでございます。これは商工労働部さんで全国的に極めて希少あるいは貴重な技術を有しているという方を認定する制度でございまして、この谷口さんが機関車に蒸気機関ではなくコンプレッサーを取りつけまして、蒸気のかわりに空気の圧縮によってSLを走らせるという全国的にも極めて希少な技術を有していらっしゃるということで、地域の活性化に貢献していることで表彰を受けられたというところでございます。
 2ページのところでございます。女性タクシードライバー採用セミナーの開催結果についてでございます。
 女性の視点を生かしました、福祉とか観光分野でUDタクシーの有効利用の促進と慢性的なドライバー不足の解消を目的としまして、この5月8日に県内タクシー事業者を対象にしまして、県内では初めてでございますが、女性タクシードライバーの採用セミナーを開催いたしました。
 概要は、講義といたしまして女性ドライバー採用のポイントということで、株式会社船井総合研究所の荒木様にお越しいただいて御講演をいただいたこと、それから女性タクシードライバー採用の事例紹介と、あと採用のポイントと題しまして、他県から女性の採用に積極的に取り組んでいらっしゃる会社の皆様にお越しいただいてパネルディスカッションを行いました。
 特にこの内容のほうでは、女性だからできる仕事を発見するですとか、女性高齢者のお客様からやはり女性ドライバーの指名がふえてきたというようなこと、それから鬼怒川タクシーさんでは子育てタクシーといいまして、全国支援タクシー協会が行う研修を受けた女性ドライ
バーの方が勤務をするタクシーでございますが、女性の視点に立ったサービスの提供ができたというような御紹介をいただいたところでございます。
 先般、UDタクシーの利活用推進会議を立ち上げましたところですし、それから女性タク
シードライバーの確保支援補助金、これは2のところにありますが、これを今年度予算化させていただいておりますので、県としましても引き続き公共交通の維持確保に努めてまいりたいと思います。

◎西川委員長
 報告15、公立鳥取環境大学の入試実施状況と就職活動状況について、齋藤教育・学術振興課長の説明を求めます。

●齋藤教育・学術振興課長
 教育・学術振興課でございます。同じ資料の3ページをごらんいただきたいと思います。3ページにまたがっております。最初に、鳥取環境大学の入試実施状況でございます。
 志願倍率は6.1倍。昨年度4.6倍を大きく上回ったということでございまして、入学定員充足率は105.4%、年次目標100%達成できているということでございます。多くの志願者をいただいたと考えております。
 ただ、県内出身の志願者数は222名と昨年度に比べて大幅に増加したものの、県外出身の志願者もまたそれよりもさらに上回って増加した関係もありまして、入学者に占める県内出身者の割合は14.8%というふうなことで、昨年度と同程度にとどまったという状況でございました。
 これまで、大学内の入試関係業務におきましては、企画広報課入試室というところで行っておりましたけれども、今年度新たに入試広報課というのを設置しまして、さらには県立高校校長OBを県内入学者促進コーディネーターとして配置しまして、体制を強化し、定期的な学校訪問の回数を増加させるなど教育委員会と連携して県内高校へのPR、インフラのほうを強化しようと考えております。
 また、県内出身者の入学者をふやすために、平成32年度から実施される大学入学共通テストに向けました入学選抜者制度の検討を行うこととしております。
 次のページをお願いいたします。次のページは就職活動状況でございます。
 公立化3期生が卒業した平成29年度の就職率は98.9%ということで、過去最高を達成いたしております。
 ただ、中身を見てみますと、内定者に占める県内企業内定者の割合は10.1%と低い数値となりました。このたびの卒業生の入学時の県内入学率が、実は4年前の話ですけれども、この卒業生が入学したときの年度の入学率が12.0%ということで、県内出身者の割合が大学設立以来最も低かったことが影響していると考えております。
 ただ、就職支援に関しましては、今年度新たに学内に就職支援センターを設置しまして、企業、学生等に対しまして、就職に係る窓口を明確化して、就職支援、キャリア教育の充実を図るとともに、学生一人一人の就職活動をより一層きめ細かく支援していくと考えております。
 大学も県内の就職率がまだ伸び悩んでいるというところは重く受けとめておりまして、こういったことを通じまして県内就職の促進を図っていくことを考えているところでございます。
 資料の下のほうですけれども、4ページの下のほうにグラフが掲げてございます。折れ線のほうを見ていただきますと実線になっているのと破線になっているのとがあります。実線のほうは、県内就職率の推移でございます。そして破線のほうが県内の入学率の推移でございまして、ただ、県内の入学率のほうは4年時点をずらしておりまして、入学と就職とが同じ縦列の中で見えるようにちょっとスライドさせて表示をしているところでございますけれども、平成30年3月卒業者の4年前の入学率というのは、このグラフでごらんいただきましてもちょうど一番低いときだったということがこれで見ていただけると思っております。
 今後は、まずは県内の入学率の向上であるとか、そういうことにも取り組んでいきたいと考えているところでございます。

◎西川委員長
 続いて、報告16、第4回鳥取県東京オリ・パラキャンプ誘致推進委員会の開催結果について及び報告17、第2回ワールドマスターズゲームズ2021関西鳥取県実行委員会総会の開催結果について、小西スポーツ課長の説明を求めます。

●小西スポーツ課長
 それでは、資料6ページをお願いいたします。今月7日に今年度の東京オリ・パラキャンプ誘致推進委員会を開催いたしました。
 参加団体、参加者は、記載のとおりでございます。今回から米子市と、それから県サッカー協会、県柔道連盟に参画をしていただいております。
 主なトピックを申し上げます。ちょっと順不同ですけれども、まず自転車ですけれども、フランスをターゲットに誘致を活動してまいりました。ただ、このたび鳥取県としてはロード種目、トラック種目でキャンプをしてほしいということでしたけれども、フランスのほうはロード、トラックは鳥取では行わないということになりましたので、フランスの誘致は断念するということになりまして、今後はほかの国に対して誘致活動を進めていくということになります。
 柔道ですけれども、去年モルドバ共和国が本県でキャンプをしたいという意向を示されて、これは米子市の柔道の関係者がモルドバの方とつながりがあったというのがきっかけでして、米子市としても県としても受け入れる方向でということで、できればことし中に協定締結ができればということで準備をしていきます。
 サッカーですけれども、これは鳥取市がドイツと友好交流をしているということで、ぜひドイツの女子のサッカーに来ていただきたいということで誘致活動を始めているところです。
 ホッケーについては、今ニュージーランドと交渉しております。ニュージーランドとしては、ことし、来年、再来年と日本でキャンプを行いたいという意向がありますので、ぜひ鳥取でということで、まだこちらに来ておられませんので、なるべく早い時期に関係者に来ていただきたいということでお願いをしております。
 あと陸上競技、セーリングは、もうキャンプ実施が決まっておりまして、今後、交流を行いながらキャンプの受け入れの準備を進めていくということにしております。
 続きまして、7ページをお願いします。先週の15日にワールドマスターズゲームズの関西大会の鳥取県実行委員会を開催しました。
 下のほうの大会概要ですけれども、関西大会は2021年の5月14日から30日まで関西一円で開催される大会です。
 開催競技は、当初32競技55種目でしたけれども、34競技58種目ということで少し追加がありました。
 本県の関係ではアーチェリー競技を開催しますが、このたびインドア種目が追加できないかという本部からの要請がありまして、関係者と協議の結果、インドア種目を実施するということになりました。インドア種目というのは、体育館の中で行うアーチェリー競技です。
 それで会議での意見等ですけれども、まず競技については障がい者の枠を設けるということで検討しているところですけれども、であればぜひ障がい者スポーツに詳しい方を実行委員に入れてほしいと、そういう意見が出ましたので、その方向で進めていきたいと思います。
 ことしは何をやるかといいますと、各市町の実行委員会を中心にしまして、県内での受け入れ体制とか、おもてなしの対応について具体的に検討を進めていきます。
 また、9月にマレーシアで開催されます第1回のアジアパシフィックマスターズゲームズ、それから同じく9月に鳥取市で全日本マスターズ陸上大会が行われますので、そういった機会を利用してワールドマスターズの県内開催競技のPRなどを行っていきたいと考えております。

◎西川委員長
 次に、観光交流局から、報告18、鳥取県民泊運営要綱及び民泊事業のガイドラインの最終案について、報告19、ゴールデンウイークの主要観光施設等入込客数について及び報告20、星取県メディア発表会開催結果・キャンペーン開始について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。

●岩下観光戦略課長
 それでは、右肩に別冊と書いておるほうの観光交流局報告資料をごらんください。1ページ目です。6月15日の住宅宿泊事業法施行を目前に控えて、鳥取県民泊運営要綱及びガイドラインについて最終案を取りまとめましたので、報告をいたします。
 引き続き何回も報告をさせていただきましたが、前回の報告から大きく変わったところがございます。基本的にここに書いてありますのは農山漁村交流型民泊と一般民泊の2つに分け、一般民泊をまた家主居住型と家主不在型に区分するということは前回まで説明を申し上げましたけれども、ここの大きな縦括弧で囲んである(1)のところですね、ここを加えまして、ここは法律で都道府県知事に届け出をすれば住宅専用地域でも民泊の営業ができると書いてありますけれども、届け出をしただけで始められてはちょっと困るので、2段階方式にしまして、あらかじめ事前確認申出書というのを総合事務所長に提出して、それの確認を受けてから届け出ができるというふうにしたということでございます。
 その他は家主不在型の一般民泊を行う方は、住居専用地域、学校等周辺では平日以外の営業でお願いしたいということ、それから事前確認の前に住民への説明を行って記録を残すこと、それから家主不在型の一般民泊については実施記録を提出すること、それから基本的には簡易宿泊営業の許可の取得に努めてもらうということです。
 重点的な指導・監督の部分につきましては、家主不在型の一般民泊に対しては、原則年2回の立入検査を実施する。
 一番下になりますけれども、民泊による生活環境への悪影響が顕在化した場合、条例規制の検討を行うとしております。
 次のページをごらんください。2ページ、下半分の参考2のところでございますけれども、この件についてパブリックコメントを行いました。4月25日から5月8日まで、延べ7件、3名の方から御意見をいただきました。
 内容につきましては、農泊を推進して農業を体験する機会をふやし、移住・定住、観光客の誘致、地域の活性化に寄与するようにしてほしい。あるいは見なれない方々の往来の不安、それから地域住民とのトラブルをないようにしてほしい。それからごみの出し方や騒音の防止を指導してほしいなど、今回のこの要綱及びガイドラインの適正な運用を求める内容がほとんどでございました。
 今後の予定につきましては、この2ページの上に書いておりますとおり、今月下旬にこのガイドラインを公表し、6月15日の住宅宿泊事業法の施行に向かうという予定にしております。
 3ページはこれまでの経過の状況。
 4ページに要綱が載っております。概要は、民泊の定義をまず第3条でしっかりして、第4条でガイドラインの設定を定め、第5条であらかじめ事前確認申し出をしていただくという手続を定めております。
 6ページをごらんください。第13条で、この要綱は、鳥取市保健所が管轄する区域には適用しないとありますけれども、これは鳥取市で鳥取県東部地域については同内容の要綱、ガイドラインを定めていただく手はずになっておりまして、それで定めるということになります。
 7ページをごらんください。これは実際の届け出の前に事前確認申し出をしていただく書類でございます。届け出前に周辺住民に説明をしていただいたり、それから感染症が発生したときの措置の連絡先とか、公衆衛生上の問題発生時の責任者連絡先などを出してもらうことにしています。
 8ページをごらんください。下のほうになりますけれども、周辺住民へのごみ処理に関してどんな説明をしてきたとか、そういったことを出していただくことにしております。
 お隣の9ページに行っていただきますと、周辺住民から苦情があった場合にどういった対応をするのか、常時きちんと対応するのかとか、知事への定期報告はどういった方法で行うのかとかというようなことも出していただくことにしております。
 10ページ、これも事前確認のときに出していただく書類ですけれども、まず御自分の物件が家主居住型でやっていくのか、不在型でやっていくのか、それから交流型民泊なのか、それを矢印をたどっていきますと、自分のところの物件が営業できる日数が何日であるのかということがわかるようなものになっております。
 お隣の11ページですけれども、事前周知の内容を記録していただいて、どういうふうに周辺の住民の方に説明を行ってきたのかということを提出していただく書類になっております。
 12ページは住宅宿泊事業法上の区割りが一戸建てか共同住宅かによってチェックをしていただく内容が違うこと、それから宿泊室の床面積が50平方メートル以下か以上かで変わってくるので、そこのチェックをするリストになっております。
 それ以降のガイドラインについては、基本的には前回説明していただいた内容を踏襲しているものでございますので、また後でごらんください。
 また別の冊子のほうに移っていただきまして、今度はゴールデンウイークの主要観光施設等入込客数について説明をさせていただきます。
 ことしのゴールデンウイークは、後半の休みが昨年は5連休だったのに比べことしは4連休になっているということですけれども、同じ9日間を比較した数で報告をさせていただきます。
 全体の入り込み客数は50万5,321人で、昨年よりも4.8%増加いたしました。水木しげるロードリニューアルや好天に恵まれたことが要因であると考えております。
 連休後半が短くなったことで、その後半部分の入り込み客は減少した施設が多くなっております。
 前年より増加した観光施設につきましては、水木しげるロードのリニューアル工事が完成してJR境港駅前から大正町の区間が特ににぎわった。
 青山剛昌ふるさと館については、名探偵コナンの新作映画が好調であることなどから昨年以上の来館者があり、コナンの誕生日である5月4日には過去最高の来館者数となりました。細かい数値をそのページの後段と次のページに示しておりますので、またごらんください。
 3ページをお願いします。星取県メディア発表会開催結果・キャンペーン開始について説明をさせていただきます。
 星取県の鳥取県星空保全条例施行を機に、本県の美しい星空について全国にアピールして、観光誘客につなげるために、メディア発表会を東京で4月24日にごらんのとおり行いました。
 そこでは平井知事はもちろんのこと、星取県スター大使の篠原ともえさん、それから宇宙飛行士の山崎直子さん、それから環境省の大気生活環境室長さんなどに参加をしていただきまして、トークセッションなどを行いました。
 その中ではさじのアストロパークで実際に流れ星を撮影した映像を見ながら流れ星に願い事を唱えていただいたり、いろいろやりとりを行った結果、メディアにも受けて、メディア露出としてはテレビ7件、新聞26件、雑誌1件、ウエブ発信が234件など多くありました。
 それとあわせて、この2番のSNSキャンペーン「流れ星に願いを#星取県チャレンジ」ということで、壇上でしていただいた取り組みと似たものになりますけれども、流れ星動画を見ていただいて、すてきな願い事を投稿していただくということのキャンペーンを4月24日から今月末までしております。

◎西川委員長
 続いて、報告21、第3回日中知事省長フォーラムへの参加結果について及び報告22、米国
ヴァモント州との青少年交流について、遠藤交流推進課長の説明を求めます。

●遠藤観光交流局交流推進課長
 観光交流局の資料4ページをお願いいたします。第3回日中知事省長フォーラムに平井知事が参加いたしましたので、報告をいたします。
 5月11日に札幌市で開催された日中知事省長フォーラムですけれども、日本側から平井知事を含めて7名の知事、中国側からは5名の省長、副省長が参加され、さらに冒頭ですけれども、安倍首相、李克強総理の参加がありました。
 冒頭安倍首相と李克強総理から御挨拶があったわけですけれども、日中の地域間交流に対する期待が力強く述べられたところでございます。
 平井知事は、フォーラムの中で防災減災と持続可能な発展というテーマについて、鳥取県中部地震等を踏まえた本県の取り組みを発表したほか、本県の交流地域である吉林省や河北省との交流の状況等についても紹介をされたところでございます。
 また、2のところですけれども、5月11日の朝に友好交流地域であります河北省の省長と会談をして、2022年に河北省でのオリンピックスキー競技が行われるわけですけれども、そういったことを踏まえた文化、スポーツ、観光の交流等について協議をしたところでございます。
 また、そのほかにも夕食会の席等を利用しまして平井知事が李克強総理等に鳥取県の紹介をしたほか、7月に本県で開催されますGTIの地方協力委員会に関係省である遼寧省や黒竜江省に参加を依頼したところでございます。こういった日中の交流、関係改善の機会を捉えて、鳥取県といたしましても中国との交流を進めていきたいと考えております。
 続きまして、6ページをお願いいたします。米国ヴァモント州との青少年の交流についてでございます。
 従来から青少年交流を中心に交流をしておりますヴァモント州ですけれども、ことしも4月22日から4月30日まで、8泊9日の日程で9名の青少年がヴァモント州から鳥取県に参りました。
 日程につきましては、そこに書いてございますとおり、高校生との交流で、環境分野での視察、いろんな鳥取県の文化や取り組みを視察していただきました。
 感想も聞いているのですけれども、県内の高校生からも英会話を頑張りたいとかというような意見が出ておりましたし、ヴァモント州から来た高校生についても非常にすばらしかったというような感想をいただいております。
 秋にはまた鳥取県の青少年の交流団をヴァモント州に派遣する予定です。
 また、ヴァモント州につきましては、今、姉妹提携に向けて調整をしているところでございます。こういった取り組みを重ねながらヴァモント州、アメリカとの交流につきましても進めていきたいと考えております。

◎西川委員長
 続きまして、報告23、伯耆国「大山開山1300年祭」関連のトピックス、行事等について、宮永西部総合事務所地域振興局西部観光商工課大山振興室長の説明を求めます。

●宮永西部総合事務所地域振興局西部観光商工課大山振興室長
 それでは、同じ資料7ページをお願いいたします。伯耆国「大山開山1300年祭」オープニングイベント、その他トピックスにつきまして、さきの土日に本格的幕あけとなります開創法要等が行われておりますので、その状況を御報告させていただきます。
 まず1番でございますが、この19日から20日にかけまして行われましたイベントを御紹介しているものでございます。表下以降で時系列に記載させていただいておりますので、個別に御紹介をさせていただきます。
 まず1番でございますが、SEA TO SUMMITサミットが行われました。全国の12大会の関係者、こちらはモンベルの辰野会長を初め、齋籐スポーツ庁スポーツ総括官、平井知事、鈴木三重県知事さん等を初め12大会の代表者に集っていただきまして、これからの10年に向けた共同声明を採択されたところでございます。
 このSEA TO SUMMITを通じまして自然環境の保全への意識向上を図る、そういったことを含め健康への感謝や人間個々が本来持つ能力の可能性への気づきを促しつつ障がい者や高齢者の積極的な参画を推進するなどバリアフリー社会の実現を目指すと、そういった目標設定をされまして、今後、環境保全、バリアフリーを念頭にした環境整備を目指していくということを共同宣言として採択されたところでございます。
 (2)番ですが、サミットに続きまして、会場を米子コンベンションセンターに移しまして、開会式・環境シンポジウム等を選手、それから一般県民、市民を初め800名の参加を得て開催をしたところでございます。
 基調講演に参加いただいた椎名誠さん等の写真が載っておりますが、ごらんいただいたようなメニューで実施をしているところでございます。
 19日土曜日の最後は、3番に書いてございますが、この1300年祭で来県いただく皆様をおもてなしする料理を素材にいたしましたオープニングパーティーというものを、これもSEA TO SUMMITの参加者、それから一般県民等を含めまして約250名の参加を得て実施をしたところでございます。
 今回は21社の企業の皆様に料理を提供いただきましたが、中には今回境港総合技術高校さんが境港の料亭さんと組んで料理をつくっていただいて、3品今回提供をいただいたというところでございます。
 翌20日でございます。4番以降に書いてございますが、このSEA TO SUMMITは10回を記念する大会でございますが、このアクティビティーの部が開催をされました。
 県外170名、県内102名、合計272名の参加を得て実施をいたしましたが、今回10回記念ということで新たにパラチャレンジの部というものを設立しまして、7名の方に参加をいただきました。カヤック、バイク、あるいはカヤック、登山といった形で多種参加をいただいております。この大会につきましては、平井知事も急遽カヤックの部に参加をいたしまして、辰野会長とタンデムでカヤック競技に参加をされております。
 5番目でございます。開創法要が大山寺で行われております。1300年祭の始まりを告げるということで行われておりますが、その中でもこの1300年祭を記念してつくられております記念刀の奉納式も同時に行われたところです。
 続きまして、1300年祭のみこし行列も同時開催をいたしました。今回伯耆国ということで大山寺のみこしと、それから三徳山三佛寺のみこし、合計3基登場をいただきまして、みこし行列を実施いたしました。
 担ぎ手は、一般公募の男女130名でございます。外国の方も数名いらっしゃいましたが、それから地元の方20名のみこし行列で参道を練り歩いて、この1300年祭の幕あけをにぎやかしで盛り上げていただいたということでございます。
 次の9ページでございます。(7)番でございますが、この20日の締めくくりは、夜には星空コンサートということで、FMラジオの公開録音も同時に行われております。遠く北海道の旭川、それから神奈川県等からもお越しいただくなど全国一円から来県いただきまして、約
2,000名の方々にこの大山の博労座で星空、ちょっと曇っておりましたので満天の星空というわけにいきませんでしたけれども、この公開録音を楽しんでいただいたということでございます。
 このように19日から20日、朝から夜まで1300年祭のオープニングを記念した行事を展開しております。
 2番目ですね、1300年祭を盛り上げようとされた取り組みの一例を御紹介させていただきます。
 まず(1)番でございますが、日本郵政さんにおかれましてはオリジナルフレーム切手「大山」を発行いただいております。
 5月14日から販売開始。最初1,000シートで用意いただきましたが、3日後には既に800シート販売をされまして、非常に好評だということで、1,200シートを追加印刷されているところでございます。
 (2)番でございます。地元の女性を中心とした大山お結び会というグループがございますが、何とかこの1300年祭、大山を盛り上げていこうということで企画をされました。お札「調ふ割札」というのを大山寺が制作をされ、現在販売中でございます。
 こういった形でいろんな盛り上げの動きが広がってきておりますので、私どもも一緒になって1300年祭を展開してまいりたいと思います。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして質問を受けたいと思います。いかがでしょう。

○伊藤委員
 民泊について基本的なことからお伺いしたいと思うのですけれども、まず、今のところ大体どれくらいの希望があるのかということと、それから民泊事業者は、調理師などの免許は要るのですかということと、もし例えば衛生的な事故が発生したときにはこれまでの旅館と同じように営業停止とかという処分を保健所は下すのですか。

●岩下観光戦略課長
 新聞報道もされておりましたけれども、現在の届け出件数は3件となっております。鳥取県西部にだけちょっと集中しておりますけれども、思ったより低調ということがあります。
 現在その3件の中で、既に調理師の免許を持って食堂として営業をしているところもあります。そこで宿泊もできるようになるということになりますので、法律については調理師の食堂は従前の法律で管理。(「免許は要るということ」と呼ぶ者あり)要ります。法律によって規制をされるということでございます。

○伊藤委員
 今3件というのは、これは一般の民泊なのですか。

●岩下観光戦略課長
 一般の家主同居型の民泊3件でございます。

○伊藤委員
 この民泊事業のときに知事も鳥取県はあえて農泊ということを協調して、これをうたい文句にして取り組むような感じだったのだけれども、今のところは農泊についてはないわけだけれども、県としてこれからこの農泊に対しての取り組みについての見解をお願いします。

●岩下観光戦略課長
 現在その3件というのは、住宅専用地域で、もともと宿泊業が営めなかったところが解禁になるので即出てきたということですけれども、もともと農泊がなされる地域といいますのは住宅専用地域とか学校周辺地域ではございませんので、簡易宿泊所をとっていただいた上で農業交流体験を組み込んでいただくという形に持っていきたいという想定があります。そういった中で農村生活の魅力を旅行者に伝えることができるようなものについては積極的に支援をしていきたいと思っております。

○伊藤委員
 そこのところはわかるのだけれども、だから農泊としての推進を県としては具体的にどう取り組むのですか。例えば農村地域で農業実施するなら集落営農のグループとか、それから農協さんとか、そういう営農の関係者に農泊の中身について理解してもらって、それで農業実習体験を含めての植えつけ、収穫ということになると思うのだけれども、それらの取り組みについてはどういうふうに考えているの。

●岩下観光戦略課長
 ファームステイ協会という全国組織で、平井知事が会長になりまして、農林水産部が進めております。農協単位とか、そういったものの取り組みについては、そちらのほうで組織的にこれから進めていくものと考えておるものと、プラス観光交流局のほうでは、教育旅行の受け入れを農村地域の集落単位でやっておられるところがございます。その中で本来であれば簡易宿所もとれなくはない地域だけれども、廊下の幅とかがちょっと狭くて改修が難しくて届け出でやらせてほしいと言ったところの農泊については、この新しい制度で対応するとか、そういった場合分けをした支援をしていきたいと考えております。

◎西川委員長
 よろしいですか。
 そのほかいかがでしょうか。

○前田委員
 民泊で、このガイドライン、1点だけ、鳥取市はわかりました。同じものを策定すると。
 他の市町村はどうなっているのですか。

●岩下観光戦略課長
 鳥取市はこれと同じものをということですけれども、その他の市町村については県が定めるこの要綱とガイドラインそのものが適用になるということでございます。

○前田委員
 いや、それはいいのだけれども、地元の市町と、例えば様式など、これは地元の市町経由のほうが地元はよくわかるのではないか。県に出されて、地元の市や町がわからない、こんなことは重大なことですよ。

●岩下観光戦略課長
 この要綱及びガイドラインを定める前に各市町村に意見を聞いて、そもそも180日以上の営業日数制限を加えるような条例が必要かどうかとか、そういった御意見をお聞きして、結局こういったガイドラインに沿った内容にしておりますので、コミュニケーションは図った上でこうなっているものと考えております。

○前田委員
 いやいや、ちょっと視点が違うのだ。その条例はいいと、わかった。
 届けは地元の市町経由がいいのではないのと言っているのですよ。なぜかというと、この中身を市町は把握しなければいけません。市町を抜いて県がやるというようなことは僕はおかしいと思う。

●岩下観光戦略課長
 ちょっとそこになってきますと所管外になってくるところがございますけれども、今お伺いした意見を所管の生活環境部にも伝えて検討をしたいと思います。

○前田委員
 今ごろ物すごい気になるのだ。知事の標語はパートナー県政でしょう。なぜ一緒にやらないのですか。これは絶対地元と一緒にやらなければいけませんよ。意見です。

◎西川委員長
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 そのほかよろしいですか。
 ちょっと関連して私のほうから、よくわからなかったのですけれども、伊藤委員から質問があった、食事を出されるのに保健所対応が要るというお話でしたけれども、農家民泊などはなかなか難しくて、では、保健所対応を絶対しなければいけないのか、そこら辺は御説明がなかった。今3件しか出ていないということは、クリアするのがなかなか難しいのかなと感じたのですけれども、そこら辺はどうでしょうか。

●岩下観光戦略課長
 もともと簡易宿所の申請が農家の方からすると難しいといった実情があったということは確かでございます。農家民泊を支援する中には、そういった申請自体を各保健所でわかりやすくよく説明をしたり、書き方を丁寧に説明したりすることが必要だということはありますので、そういったことをする予定にしております。
 それプラス今回の新しい制度になることで少し簡単になるところがありますので、本当は簡易宿所をとっていただきたいのですけれども、そこのバランスをとりながらやるという生活環境部の方針ではございました。

◎西川委員長
 わかりました。
 私が感じたのは、例えば改善点とかいろいろ指摘されると思うので、それを対応しようと思ったら、では、やめようかということのほうが多分生まれやすいとちょっと感じたもので、クリアしなければいけないところもあるのでしょうけれども、改善の余地はあるのかなとは感じましたので、またよろしくお願いいたします。
 そのほかよろしいですか。

○浜崎委員
 3ページの鳥取環境大学なのですけれども、常任委員会でも一度視察に行かせていただいたりして、そのときにも委員のほうから、非常に鳥取県の出身者が低いというようなこと、そうなると県内就職率ということにもつながっていくというような話があったのですが、これはこのたびまたワースト記録を更新してしまったということですよね。
 鳥取商工会議所の外部団体で銀行関係の方がやっておられるような会がありますが、そういったところも非常に危惧をしておられて、当然、県外に出られた方を鳥取に戻すように、セミナーを開いたりいろんな形で努力しておられるというのは齋藤課長も部長もよく御存じだと思うのですが、この間お話を聞いたら非常に危惧しておられました。
 10.1%という数値、それはそもそも入学率が12%だということなのだけれども、では、もともとはどうかといったら、前段のところに書いてある数字も14.8というようなことで、新潟などにも視察に行きましたけれども、全然レベルが違うのですよね。結局は受け皿の問題ということにもつながっていくとは思うのですが、具体的にこのたび入れておられますが、企業、学生等に対して就職に係る窓口を明確化して、就職支援、キャリア教育の充実を図る。こんなことはもうちょっと前からやっておいてもらわなければいけない話だと、私から言わせればそう思うのですが、学生一人一人の就職活動、きめ細かく、具体的にいろいろと出しておられますよね。地(知)の拠点大学による創生推進事業、COC+事業として取り組みをしていく、それをまたインターンシップのほかどうのこうのと、長期有償型というようなこともあるのですが、やはり経済団体との密な連携というのを今まで以上にやっていかないと、この数字はもしかしたらもっと進むかもしれませんよ。県と市が一生懸命これをやって、確かに入ってくる子は多いのだけれども、生徒は、結局我々の狙いからは逆の方向へ行っているということですから、特に受け皿の問題ということがありますので、大変な問題だと思いますけれども、我々もいろいろ勉強をしながらやっていかなければいかんと思うのですが、どんどん手を打っていかないとと思いますが、このことについてどう思われますか。

●齋藤教育・学術振興課長
 今回御報告を差し上げました就職率、それから入試の状況のうちで全体の数字はよかったにせよ、県内の進学、それから県内の就職というところに内訳で見ていくと、やはり数字が低くとどまってしまったなと思っていまして、設置者である我々のほうも、それから大学のほうも重く受けとめているところでございます。
 もともと公立大学でございますので、その使命として県内、地域に人材を還元していくというようなことを一つの役割として認識しているところでございまして、そのために、これはせんだって昨年度中に御審議等をいただきましたですけれども、中期目標を定めまして、その中で県内就職率は、6年後を目指してですけれども、30%、県内進学者は25%を掲げて、その達成を目指していこうとしていたところでございます。
 また、機を同じくしまして新しい学長を迎えて、その達成に向けて、大学全体でその取り組みを進めていこうと考えていると伺っています。
 委員がおっしゃってくださいましたように、やはり商工団体、産業界との連携というのは極めて重要だと思っておりまして、学長みずからそういったところと密な意見交換をして、その中で把握できた課題というのは一つ一つ潰していくだとか、そういうふうなことも考えておられます。それからまた先ほどの説明の中でありましたですけれども、高校との連携もまた重要であろうということで、学長を筆頭にして連携を深めていくことも取り組んでいきたいと思っております。
 環境大学は以前からインターンシップに参加した者については単位を認定するというやり方をしておりますけれども、まだまだ広がりが十分ではございませんので、それをまた充実を図っていくというようなことも考えていきたいと思っております。

○浜崎委員
 最後にちょっとだけ、課長も部長も努力をしておられるのは外部団体からも聞いています。
 ただ、やはり数値目標を上げるのはいいのだけれども、今の状況がどういう状況だ。学生の傾向がどうなのだ。それに対してやはり教授陣そのものの対応というのが、さっきは経済団体の受け皿ということを言いましたが、もう一つ言うと学校側の受け皿という言い方はおかしいけれども、今、学長がかわったということでニューリーダーで、教授とかそういった先生方の対応というのが、やはりよそから来られた人も多いわけだけれども、この間視察に行ったときもそのお話は前田委員もし、私も補足で言わせてもらったと思うのだけれども、そういった対応も現実の部分やはり1つずつきめ細かにチェックをして対応を見ていかなければいけない。それは確かに数値目標20数%を出すのはいいけれども、今の現状がどうなのだということからすると、やはり数値目標にこだわってということよりも中身を1つずつ精査していって、その中で検証して、これは直していかなければいけないというようなところを新しい体制にもなったということなら人事関係から今やるべきではないかなと思います。ぜひ頑張っていただきたい。

◎西川委員長
 答弁は求めますか。

○浜崎委員
 よろしいです。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○浜崎委員
 よろしいけれども、何かあったらどうぞ。

◎西川委員長
 いや、部長きょうは話がないので。

●高橋地域振興部長
 本当に浜崎委員がおっしゃるとおりだと私も十分に認識しております。昨年度来からずっと環境大学とはやりとりをさせていただいていますけれども、新学長もそういう思いでございますので、学内の体制をさらに強化していただくよう、ただの就職担当だけではなくて、先ほど言われた教授陣も含めて一人一人の教職員がそういう目標に向かってやっていただけるようにこちらとしても一緒に分析し、議論し、成果が出せるようにしてまいりたいと思います。また必要に応じて常任委員会のほうにも報告をさせていただきたいと思います。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○浜崎委員
 今が大事ですので。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で質疑を終わりたいと思います。
 次に、その他ですが、地域振興部及び観光交流局に関して執行部、委員の方で何かございませんか。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 第9回とっとり伝統芸能まつりというこのチラシを1枚お配りしております。
 この祭りでございますが、地域の伝統芸能を次世代に引き継ぎ、活用の機運を広げることを目的に開催しております。
 ことし9回目となりまして、5月27日、日曜日、米子コンベンションセンターで開催をいたします。
 ことしは大山僧兵太鼓や高城牛追掛節など伝統芸能の分野でも大山開山1300年祭を盛り上げていただくなど、県内からは6団体に御出演いただきます。
 また、県外からは、ひろしま安芸高田神楽、中国吉林省からは長春師範大学音楽学院から伝統音楽などを御披露いただきます。ぜひお出かけいただければと思います。御案内をさせていただきます。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
 それでは、意見が尽きたようですので、地域振興部及び観光交流局につきましては以上で終わりたいと思います。どうも御苦労さまでした。
 委員の皆様に御相談がありますので、少し残っていただくようにお願いいたします。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、先月、4月20日に開催した当常任委員会の会議録についてであります。
 浜崎委員の質問に対する齋藤教育・学術振興課長の答弁の中で一部不適切ではないかというような内容があるという御指摘を前田委員のほうからお受けいたしました。
 今お配りしておりますので、ちょっと見ていただきたいと思います。
 該当箇所というところの下に線を引いておりますが、ここについて御相談をしたいと思います。
 配付資料に赤線で書いております、この前は委員長にお任せいただいたのですけれども、削除するという方向でいきたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)

○内田(隆)委員
 加えて、その後の「ベトナム人は」の「人」を取ったほうがよくないですか。

◎西川委員長
 ですね。

○内田(隆)委員
 「ベトナムは」としておいたほうが。

◎西川委員長
 人は。

○内田(隆)委員
 人はいけない。

◎西川委員長
 そのほかよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 では、そのように図らせていただきます。
 続きまして、あすから始まる県外調査の件につきましてです。
 事務局のほうから説明をさせていただきます。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 それでは、失礼します。あしたから24日まで県外調査でございますので、よろしくお願いします。最終の行程表をA4横でお配りしております。

◎西川委員長
 ちょっと待って。もう1点、意見があったみたいなのでもとに戻ります。

○伊藤委員
 「ベトナム人の日本語学校」とあるが、「ベトナムの日本語学校」、全ての「人」を消さないといけない。

◎西川委員長
 では、そういうことで諮らせていただきます。
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 では、もとに戻って、事務局説明をお願いします。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 お手元に最終版のA4横の日程表を配らせていただきました。あしたから県外調査で二泊三日でございます。どうぞよろしくお願いいたします。簡単に再度お願いさせていただきます。
 あすなのですが、鳥取駅出発の方は8時53分のスーパーはくと、米子駅御出発の方は8時19分発の特急やくもに御乗車をお願いします。鳥取駅では事務局2人がお待ちしております。米子駅は、申しわけございません、事務局は随行できませんので、よろしくお願いいたします。
 岡山駅で合流しまして、岡山駅から翌日の夕方、松山市内の宿舎までは借り上げバスを手配しております。最終日は、松山から鳥取にJR移動となるというような流れでございます。
 では、あしたの分の切符をお配りします。最終日の分は最終日の朝お配りしますので、あしたの分だけお配りするということを御承知ください。
 あしたからは第1回ですが、第2回目の県外調査についてです。これまで皆様方からは8月、できればお盆前までの間に1回やったらどうかというふうなお話をいただいておりますので、ちょっとその辺につきましても、視察中で夕食のときですとか、借り上げバスの中でまた御相談をさせていただく時間をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

◎西川委員長
 今の説明はよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)御理解いただけますでしょうか。何かあれば。ないですか。

○浜崎委員
 さっきの「ベトナム人」の「人」を外すと言ったもので、伊藤委員が言われたの、それは賛成なのですけれども、この前の「ベトナム人の日本語学校」を「ベトナムの日本語学校」にすると、ベトナムの日本語学校になってしまうのですよ。だけど、鳥取の日本語学校の話なので、そこのところをわかるようにしておかれないと……。

◎西川委員長
 追加はちょっと難しいので。

○浜崎委員
 言っていることわかりますか。

◎西川委員長
 ええ、意味はわかります。

○浜崎委員
 ベトナムの日本語学校の話ではないよ。鳥取県にある、米子なり鳥取なりの日本語学校の話なので、そこが変わると本質が変わってくる。だからそれの加筆がどうこうというのはちょっと勘弁していただいて、今ちょっと出ましたけれども、全部外すというのもひとつの手ですが。何にしても「ベトナムの日本語学校」と言ってしまうと、ベトナムにあるような感じなので、それは全然意味が違うですから。

○伊藤委員
 意味が違うね。ごめんごめん。

○浜崎委員
 その辺よろしく。

◎西川委員長
 では、今御意見を参考にして……(「委員長一任」と呼ぶ者あり)
 そのほかよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 ちょうど時間になりました。以上をもちまして委員会を閉会します。ありがとうございました。

午後0時05分 閉会 

 
 
 

 
 

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