農大日記

2018年6月5日

作物コース実習風景(5月下旬)

1.農繁期ピーク
 農業大学校の田植えがピークを迎え、連日、肥料散布、耕うん、代かき、田植え、除草剤散布の作業が続きました。トラクター2台と田植機1台がフル稼働です。1年生も入学してから1ケ月半ほどですが、トラクター、田植機ともほとんど指示なく乗りこなせるようになりました。
 

 
2.プロジェクト学習の調査本格化
 2年生のプロジェクト学習の調査が本格的にスタートしました。5月10日に直接種を播いたF君の田んぼでは順調に芽が出て、何パーセントの種が発芽したのかを調査しました。N君は除草剤を使わずに草を抑える効果を調査するため、イトミミズを田んぼに放流し、イトミミズの数によって抑草効果がどのように変わるのか調査していきます。H君は種の量や苗を植え付ける間隔を変えると収量、品質などがどのように変わるのか調査していきます。それぞれの調査水田にプロジェクトの内容を書いた看板を設置しました。
 
 
3.手植え実習
 1年生24名全員で手植え実習を行いました。初体験という学生もいましたが、豆綱という綱に沿って真っすぐに植え付けができていました。和気あいあい楽しそうにじゃれ合う様子も。今年は転んで泥だらけになる学生も無く無事終了しました。米の品種はハクトモチという糯米で、収穫した糯米は、11月23日に開催する「修農祭」という学校のお祭りで、学生たちが餅をついて販売します。
 
 
4.トラクター、田植機が自力で田んぼから出られず
 田んぼの入り口付近を深く耕うんしてしまったため、トラクターが田んぼから出られなくなってしまいました。当然、田植機も出られません。別のトラクターに引っ張ってもらったり、ブリッジを使ったりして何とか脱出。こんなトラブルの対応も良い経験です。できれば、無い方が良いですが、・・・。次からは気を付けましょう。
 
5.畦草刈りと草集め
 トラクター、田植機の台数には限りがあるため、他の学生は畦の草刈りをしていきます。刈った草は回収して近くの和牛農家に持っていき、牛の餌にしてもらっています。草を集めるのは大変ですが、自分の草刈り技術を確認でき、畦もきれいになり、和牛農家の方にも喜んでもらえて、さらに体力も付くなどいい事ずくめです。
 
 

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