農大日記

2018年4月10日

果樹園の霜害対策(果樹コース)

 3月30日および4月9日に強い霜に関する鳥取県気象情報が発表されました。3月30日は柿の新芽が動き始めの時期、4月9日は梨の花が開花し、人工交配の時期で、この生育sステージに霜にあうと果実生産に大きな影響を受けることになります。そこで、果樹コースの学生・職員が果樹園の霜害対策を行いました。
 3月30日、4月9日に果樹園の各所にスチール管を設置し、そこに灯油5リットル/缶を注ぎ、準備しました。

 強い霜が予想される3月31日および4月10日の未明3時過ぎに果樹園に集合し、準備したスチール缶に点火して回りました。点火後は随時燃焼の状況を確認して回り、7時頃にすべてのスチール缶の燃焼が終了し、スチール缶を回収しました。
 この対策により果樹園の気温が2℃前後上昇し、霜の被害を受けることなく、順調に生育しています。
 果樹コースの皆さん、大変お疲れさまでした。美味しい果実がたくさん実ることを楽しみにしています。
 なお、この対策は西倉吉消防署に届出の上、行っています。

          霜害対策
                 点火前の準備

    sougaitaisaku
               燃焼の状況

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