教育現場へGO!!

研究会・研修会だより

  

平成29年度第1回中部地区小・中学校研究主任等研修会

 7月31日(月)、夏休みに入り1学期の事務処理等で忙しい時期の開催でしたが、38校から39名の参加がありました。この研修会では、校内研究のさらなる充実を目指し、講義、演習、協議を行いました。

1 内容

◆講義・演習「校内研究の充実に向けて」

【講義】 校内研究は、「授業力向上」、「授業改善」を目的として行います。
 校内研究をさらに充実させるためには、根拠を基にした「課題把握」、教師一人一人による「日々の授業実践」、実践結果の「蓄積」が必要です。そのため、校内研究とは何か、今一度、基本に立ち返り、校内研究の流れ(R-PDCAサイクル)を確認しました。

「校内研究の流れ(R-PDCAサイクル)」

1 全国学力・学習状況調査やNRT等を根拠として、子どもの学力についての課題を明らかに
  する。
2 めざす子ども像を定める。
3 課題を分析し、原因と考えられることを割り出し、対策を練る。
4 対策を基にして仮説を立て、具体的な検証方法を決め、研究計画を立てる。
5 仮説を検証するための授業実践(具体的な取組)に各自が取り組み、結果を蓄積する。
6 取り組んだ結果を基に、代表が研究授業を行い、全職員で協議(仮説の検証)を行い、これ
  までの取組の成果と課題を整理し、今後の取組を確認する。
  (※各々の蓄積が発言の根拠となる。)
7 新たに確認した取組を、各自が日々の授業で実践し、結果を蓄積する。
8 授業研究会と授業研究会の間の取組状況を集約し、次の研究授業で提案する内容を決める。
  (前回の研究授業で確認した取組を積み重ねた結果・成果を提案する。)
  ※「6」~「8」を繰り返し、改善を重ねる。
9 定期的(学期毎等)に取組の結果(子どもの変容)から成果と課題をまとめ、研究内容や方
  向性の微調整を行う。
10 年度末に向けて、研究の成果と課題を整理し、次年度の研究へつなげる。

【演習】 110
 「課題把握」の1つの方法として、全国学力・学習状況調査の自校採点・誤答分析が有効です。自校採点・誤答分析を行うことで、子どもの実態を把握することはもちろん、該当教科の授業改善のポイント、他教科との系統性等が明らかになります。
 本研修では、演習として、中学校数学B問題1(2)について、実際の子どもの解答を解答類型で分類する作業(採点)を行い、子どものつまずき、教師の指導のあり方について意見交換を行いました。
 

◆グループ協議「校内研究の充実に向けて」

 グループで、各学校の研究推進についての概要説明を行い、1学期の研究推進上の課題とその解決に向けて協議を行いました。
 

◆説明「全国学力・学習状況調査抽出結果を基にした授業改善について」

 平成29年度全国学力・学習状況調査抽出結果の概要説明と、そこから明らかになった課題を解決するための授業アイデア例の説明を小中学校課が行いました。
 抽出調査結果や授業アイデア例は、各校にDVDでデータを配布しています。自校の状況に合わせてご活用ください。

2 参加者アンケートより

  • 自校の研究が全職員のものになっていないのではないかと感じた。もう一度、全職員で共通理解し、取組を明確にしたい。
  • 研究が充実していくためには、R-PDCAを細かくしていく必要がある。年度当初の計画を見直し、1学期の実践から課題を見つけ、子どもたちに付けたい力をさらに明確化して手立てを考えたい。
  • 校内研究のPDCAにおける研究授業の位置付けを確認する。
  • 授業研究会後の共通実践事項を確認し、確実な実践を促し、次回の研究授業につなげたい。
  • 全国学力・学習状況調査の自校採点・分析のメリットがよくわかった。夏休み中の研修に取り入れたい。

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平成29年度第1回中部地区小・中学校講師研修会

 6月26日(月)、29日(木)に第1回の講師研修会を実施しました。
 この研修会は、中部地区の小・中学校講師を対象に、教育実践上の課題についての研修や授業づくりについての研修を行うことで、講師の指導力向上を図ることを目的として実施しています。
 今年度も、担当学年、担当教科によって実施日を二日に分けて行いました。

【全体会】講義「授業づくりのポイント」(単元全体を見通した授業づくりについて)

 全体会では、「エキスパート教員の優れた実践に学び、今後の授業改善につなげる」ことをねらいとして、講義を行いました。小学校国語科エキスパート教員の井上美也子先生の授業映像と実践から、「単元を見通した授業づくり」について学びました。 
  

 ≪エキスパート教員の授業実践からの学び≫ 

・小学校国語における授業づくりの講義だったが、大切にするべき授業のポイントは、校種や教科をこえて共通しているもので、多くの学びがあった。

・単元の見通しを持つことで、子どもたちに付けさせたい力が明確になり、毎時間のめあて、子どもたちのゴールがはっきりすることを実感した。子どもにとっては一度きりの授業であるので、学習を充実させるよう、教材研究を進めたい。

・「話す、聞く、書く」というそれぞれの力は、具体的な「話す、聞く、書く」という活動によって身に付くということを再認識した。付けたい力と学習活動をしっかりと考え、単元の学習計画を立てることが必要だと分かった。

・6年間を通して身に付けるべき力を教師が理解しておくことが重要だと学んだ。次の学年や中学校へのつながりも考えることを心がけたい。また、1年間を通しての見通しも持って学習をすすめたい。

・「普段着の授業」という言葉が印象に残った。普段の授業づくりにおいて、しっかりとした教材研究が大切だと学んだ。短い時間で効率よく教材研究ができるようにしたい。

 

(小学校)演習「授業づくりの実際」 ~単元を見通した授業づくり~

 小学校分科会は、4~5人のグループに分かれて、国語の説明文教材を使い、演習を行いました。全体会の講義で学んだ授業づくりのポイントをもとに単元計画を作成し、最後にグループごとの発表を行いました。
  

 ≪受講された講師の先生の感想より≫

・グループで考えることにより、自分にはない視点が持つことができ、より多角的に物事を考えることができた。また、違うグループの発表を聞くことで多くのことを学ぶことができた。

・普段は校内で教材について話すことがあまりなかったので、今回、グループで話合うことができて良かった。これからは、職員室でも授業づくりについて話題にして、色々な考えを学びたいと思った。

 

(中学校)演習「授業づくりの実際」 ~単元を見通した授業づくり~

 中学校分科会は、担当教科ごとのグループに分かれて、演習を行いました。各教科の2学期以降の単元において、協議しながら単元計画を作成しました。

  
 

 ≪受講された講師の先生の感想より≫

・例年通りの計画で授業を進めてしまうが、演習を通して、自分自身で単元目標をしっかりと考えることが必要だと感じた。

・単元計画、評価規準の作成をする中で、授業づくりの大切さ、教材研究の大切さを再確認した。

・単元を見通した授業を考えることで、ねらいからぶれずに授業を展開することができると感じた。

・少人数のグループだったので、たくさん話をしながら演習することができ、良い研修になった。


(特別支援教育)演習「自立活動の指導について」

 倉吉養護学校から3名の先生に指導助言に来ていただき講義・演習を行いました。
 はじめに、自立活動の基本的な考え方について確認しました。次の講義・演習では実態把握(アセスメント)の仕方について具体的な演習をしたり、グループ協議をしたりする中から、的確な実態把握に基づいた目標設定、学習内容の計画を立てることが大切であることを学びました。最後に実際に使える支援グッズの紹介があり、さっそく明日からの実践に生かせるものを得ることができました。
  

 ≪受講された講師の先生の感想より≫

・「氷山モデル」における目に見えない部分の大切さが分かった。自立活動の様々なねらいの中で段階を踏みながら児童生徒に合った力を身に付けることを考えていきたい。

・グループで考え、意見を出し合って問題解決する中で、児童生徒の実際の困り感や必要なことを認識することができた。


平成28年度第2回中部地区小・中学校講師研修会

本研修会は、講師による授業公開・参観をとおして、中部地区に勤務する小・中学校講師の教育実践上の課題解決に向けて研修・協議を行い、指導力の向上を図ることをねらいとしています。

第2回の研修会は、羽合小学校と赤碕小学校を会場に、講師による授業公開を行いました。 参加者は、授業者があらかじめ示していた「授業参観のポイント」と「校内で指導を受けた事柄」を意識しながら授業を参観し、「授業をとおして学んだこと」と「単元を見通した授業づくり」をテーマに協議を行いました。参加者が一人一人で本研修会での学びや今後の実践に生かすことをワークシートにまとめる時間を設けたことにより、明日からの実践につなげる取組を考える機会となりました。

 

羽合小学校 12月1日(木)

 【公開学習】4年 算数「小数×整数、小数÷整数」(小数のわり算)

 授業参観のポイント ~本時目標達成のための工夫~

(1) 解決の方法を見通すための既習の提示

(2) 解決の方法や結果を見通すためのテープ図や関係図などの活用

(3) 自分の考えを持ち、説明する力をつけるためのペア学習

 前時までに学習した「小数×整数」の考え方を生かし、「小数÷整数」の計算の仕方を考えました。
 児童は、ペアでの意見交換の後、テープ図や関係図を使いながら自分の考え方を発表しました。その後、練習問題を解く時間を確保することで、学習内容を定着させることができました。また、学習の振り返りを発表する時間が設定されていて、児童は本時の学びを共有していました。
 
羽合小写真(1) 羽合小写真(2) 羽合小(3)  

~ふり返りシートより抜粋~

・既習事項を掲示することで、児童が見通しを持ち、本時の課題に取り組むことができていた。

・単元を見通した授業づくりをする中で、1時間ごとの目標設定をすることや本時で押さえるポイントを明確に持つことを意識して、授業をしていきたい。

・自分の考えを説明する場、ペア学習の場などを設け、子どもの言葉で授業を作っていきたい。

・明確な発問や指示、授業のテンポ、時間配分などの大切さが分かった。机間指導をすることにより児童の考えを把握し、意図的指名や授業の再構成につなげていきたい。

・めあてに合った評価問題、児童の振り返りを共有する場の設定などが参考になった。


 

赤碕小学校 12月8日(木)

【公開学習】4年 算数「小数×整数、小数÷整数」(小数のわり算)

 授業参観のポイント ~本時目標達成のための工夫~

(1) 考えを説明したり、友達の考えと比べたりするための意見交換場面の設定
 (2) 児童の自力解決を助けるための個別の支援(ヒントカードの提示)

児童は整数のわり算の計算や「小数×整数」の計算の仕方をもとにして、「小数÷整数」の計算の仕方を考えました。
 自力解決の場面では、ヒントカードによって、自分の考えをもつことができるようになった児童もいました。その後、ペアを変えながら複数の友達と意見交換を行いました。その中で、自分の考えをもう一度確認したり、友達の説明に質問をしたりする姿がありました。全体発表の時には、黒板に式や図をかきながら自分の考えを説明し、意欲的に学習を進めていました。

赤碕小(1) 赤碕小(2) 赤碕小(3)

~ふり返りシートより抜粋~

・間違えても大丈夫と思える雰囲気があり、安心して学習できる学級経営の大切さを感じた。

・単元の見通し、各単元とのつながり、他学年や小中学校の学習内容のつながりなども意識することが大切だと分かった。

・決められたペアでなく、自由な相手と意見交換をする場の設定が参考になった。

・ヒントカードなどを準備して自力解決を支援することや、クラスで考えを出し合い、間違いの中から学んでいくということも取り入れたい。

・児童生徒が関わり合いのある学習をして、「学校って楽しい」「友達と勉強するっていいな」と思えるようにしたい。また、児童生徒が「分かった!」という感動のある授業づくりをしていきたい。

 

平成28年度第1回中部地区小・中学校研究主任等研修会

 8月17日(水)、お盆明けの忙しい時期の開催でしたが、38校から40名の参加がありました。この研修会では、「分析する」をキーワードに、校内研究のさらなる充実を目指し、講義、演習、協議を行いました。

 

     全国学力・学習状況調査を「校内研究」・「授業改善」に活用してください!   ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

1 内容

講義・演習:「校内研究の充実と授業改善のポイント~全国学力・学習状況調査を活用して~」

大切なのは「現状分析」


1 校内研究は、授業改善を通して、「教師の授業力向上」、「子どもの学力向上」、「学校の教育力向上」を目指して行います。
 校内研究をさらに充実させるためには、子どもの実態を正確に把握・分析し、授業改善につなげる必要があります。まず、子どもが身に付けなければならない力を明確にした上で、その力が身に付いているかどうか、根拠をもって判断することが大切です。さらに、成果につながった取組は何か、どのようなことが課題なのかについて分析することが必要です。これらの「現状把握」、「現状分析」に全国学力・学習状況調査が活用できます。

「誤答分析」を授業改善、校内研究に生かす


2 全国学力・学習状況調査の結果を活用し、「誤答分析」をすると、子どもの学力状況だけでなく、授業改善のポイントが明らかになります。
 全職員で問題を解き、「誤答分析」を行うことで、該当教科の授業改善のポイントはもちろん、同じ教科の系統性や他教科とのつながりも明らかになります。さらに、年度当初に想定した課題と比較することで、校内研究の方向性を見直したり、再確認したりすることもできます。
 演習では、全国学力・学習状況調査(平成27年度実施 小学校理科)の問題を2問、全員が解きました。そして、誤答の状況をもとに、「子どもに求められている力」と「教師に求められる指導」について意見交換を行いました。
                                                           講義プレゼン資料(PDF 2933KB)

 

グループ協議:「校内研究の充実に向けて」

 講義・演習の内容をもとに、次の3点について協議を行いました。
 【協議1】(校種別グループ)
  ○校内研究への全国学力・学習状況調査の活用について
  ○1学期の取組の成果と課題について
 【協議2】(中学校区グループ)
  ○2学期以降の研究推進に向けた実効策

 2 参加者アンケートより

  • 自校の課題分析に全国学テの活用が有効であると感じた。すぐに分析を進めたい。
  • 全国学テの問題を実際に解き、誤答分析をすることを校内研修に取り入れたい。
  • 各教科の分析結果を聞くだけでは、自分の教科との結びつきをイメージできないため、全職員で問題を解き、分析する活動を取り入れてみたい。
  • 各教科での分析で終わらず、教科横断的な活用を考えたい。
  • 自校の校内研究をチェックすると、「子どもの現状分析」が不十分であると感じた。1学期末にとったアンケート等をもとに分析を行い、授業改善につなげたい。
  • 課題に対して「何が足りないのか」、「なぜ、できていないのか」、その要因、原因を考えることが大切であると感じた。
  • 「学校を変える力」の一番は、授業改善であることを改めて感じた。
  • 「課題の重点化」が大切ということがよくわかった。
  • 学テの結果を小中連携に活用するのも良いと思った。
  • 前年の課題と達成状況から、焦点を絞って施策を考えることで研究が深化していくという話が参考になった。

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平成28年度第1回中部地区小・中学校講師研修会

 6月13日(月)、14日(火)に第1回の講師研修会を実施しました。
 この研修会は、中部地区の小・中学校講師を対象に、教育実践上の課題についての研修や授業づくりについての研修を行うことで、講師の指導力向上を図ることを目的として実施しています。
 今年度は、講師が研修に参加することによる学校への負担軽減と、研修のさらなる充実を目指し、担当学年、担当教科によって実施日を二日に分けて行いました。


【全体会】講義・演習「授業づくりのポイント」
 
全体会では「エキスパート教員の優れた実践に学び、今後の授業改善につなげる」ことをねらいとして、講義・演習を行いました。参加者は、エキスパート教員の授業映像から優れた点を見つけ出し、「なぜ優れているのか」「何のために行っているのか」など、参加者同士で意見交換をしながら、自分自身の授業改善のポイントを確認しました。

全体会配布資料(PDF 126KB)

≪講師の先生がエキスパート教員の授業映像から気づいたこと≫
子ども主体の学びを実現するために、めあてを子どもたちから引き出している。子どものつぶやきや発言をひろいながら学習を進めている。
・先生の説明が少なく、子どもに自分の意見を説明させたり友達の意見と関連させて発表させたりすることで子ども主体の授業になっている。
・「なるほど」「ですよね」「あせらずに」「すごい」などの言葉かけがあるが、詳しい説明はせず子どもの発言につなげている。
・個人の理解度を把握し適切な支援をすすめている。過度な支援にならないようにしている。
・自力解決の時間の支援が、子どもたちの次の活動につながっている。
・既習事項やこれからの学びを意識した、系統性のある授業づくりがなされている。

 

【分科会】
(小学校・中学校)演習「授業づくりの実際」
 
「教材研究の時間が足りない」「見通しがもてずに授業の前日でないと準備にかかれない」など、授業づくりについての悩みはさまざまです。その悩みを解決するために、また充実した授業づくりのために小・中学校分科会では、「見通しをもって授業づくりをする」をテーマに演習を行いました。
 学習指導案をもとに、指導案の意義や単元構成の重要性などを確認しながら、効果的な教材研究のあり方について考えました。

小学校・中学校分科会配布資料(PDF 155KB)

  


(特別支援教育) 演習「自立活動の指導について」
 
倉吉養護学校から3名の先生に指導助言に来ていただき講義・演習を行いました。
 はじめに、自立活動の基本的な考え方、自立活動における個別の指導計画の立て方について学びました。
 また、学校で活用されている自立活動における個別の指導計画を見直すことを通して、様々な角度から実態把握(アセスメント)をすること、適切な目標を設定し支援を進めることなどを確認しました。

特別支援教育分科会配布資料(PDF 499KB)




受講された講師の先生方の感想より
学習指導や指導案の書き方について困っていることを共有できた。また、指導主事の先生方の話を聞くことで、学習指導について整理することができた。
・何をポイントにして授業をつくればよいのか具体的に見えてきたので、今後の授業改善につなげたいと思う。
・自分は、「教えたいことを子どもたちに押し付けている」かもしれないと感じた。
・子どもたちの思考をつなげるために、自分の授業の腕を磨かなければならないと思った。


平成27年度第2回中部地区小・中学校講師研修会

本研修会は、次のことを目的として実施しました。
1 エキスパート教員の授業を参観し、指導力向上につなげる。
2 講義・研究協議を通して、優れた実践にふれ、自己の指導を振り返り、今後の教育実践に生かす。

今年度は、上灘小学校、東郷小学校、河北中学校、赤碕小学校を会場として、小学校3名、中学校3名のエキスパート教員に授業を公開していただきました。授業後の研究協議では、公開授業についての説明やこれまでの実践の紹介等、授業づくりや学級経営についてエキスパート教員にお話しいただきました。エキスパート教員の教育に対する真摯な姿や児童生徒に対しての温かなまなざしにふれ、今後の教員としてめざす姿を学ぶことができる有意義な研修となりました。各授業の様子と講義内容はPDFファイルを御覧ください。

実施日  授業者   学年・教科・単元  授業内容 
10月19日  【上灘小】
河村和仁教諭
 第6学年 理科
「大地のつくりと変化」
水のはたらきでできた地層の特徴について予想したことを実験で確かめる。
河村教諭授業の様子と講義内容(PDF:181KB)
11月19日  【東郷小】
井上美也子教諭
第3学年 国語
「もうどう犬の訓練」 
大事な言葉や文を見つけながら文章を読み、書かれていることを要約する。
井上教諭授業の様子と講義内容(PDF:194KB)
11月20日  【河北中】
池口 靖教諭
 第1学年 数学
「変化と対応(比例)」
比例のグラフをかいたり、与えられた条件、対応表、グラフから判断して、比例の関係を式で表したりする。
池口教諭授業の様子と講義内容(PDF:160KB)
岩成昭則教諭  第1学年 美術
「対話による鑑賞」
美術作品を鑑賞する多様な視点に気づき、作品主題を表すタイトルを記述する。
岩成教諭授業の様子と講義内容(PDF:171KB)
小谷 孝教諭   第2学年 理科
「空気中の水の変化
(地球をめぐる水)」
地球上の水が、すがたを変えながら循環していることを疑似体験し、水の循環の仕組みについて説明する。
 小谷教諭授業の様子と講義内容(PDF:159KB)
 全体会講義「河北中学校 学級経営について」池口 靖教諭
                全体会の講義内容(PDF:155KB)
                講義配布資料(PDF:438KB)
11月25日  【赤碕小】
小田信之教諭
第5学年 体育
「マット運動」 
いろいろな倒立技ができるように自分にあった練習の場を選択し、技の完成度を高める。
小田教諭授業の様子と講義内(PDF:182KB)

■参加者の感想
・子どもが安心して楽しく学習できるよう、児童の発言やつぶやきを上手に学習に組み入れる手法が参考になった。
・学習計画や学習の足跡など、単元の見通しが持てる掲示があり、そのことが子どもたちを学習に取りかかりやすくさせているのだとわかった。
 ・鑑賞の学習において、タブレットPCの活用、ワークシートや授業の形式など参考になることが多かった。「絵を見て考える・発見する」ことができる授業をつくっていきたいと思った。
・「発問の仕方」「意欲を高める言葉」「見通しの持たせ方」「可視化」など生徒を動かすための工夫がたくさんされており、今後の参考になった。生徒のために労を惜しまないで教材研究をしていくことの大切さを学んだ。
・学級経営においては、「見る」「聴く」「返す」「ぶれない」を大切にしていこうと思った。授業で扱った1枚のプリントにも一言コメントを返すなど子ども一人一人を大切にすることを今まで以上に心がけていきたい。
・子どもたちの学習の流れを止めずに、タイミング良く活動のポイントを示すとともに、子どもたちの言葉を引き出しながら授業作りがなされていることがわかった。
  
 

平成27年度第2回中部地区小・中学校研究主任等研修会

 12月25日(金)、冬休みに入り、年末の忙しい時期の開催でしたが、39校41名の参加がありました。校内研究に力を入れる学校の意欲を感じました。
 本研修会は、次の2点をめざして行いました。 
(1)実践発表や情報交換を通して、自校の取組の成果と課題を明確にする。
(2)研究のまとめ方、評価の方法など、3学期以降の研究の見通しをもつ。

1 内容

講義:本年度のまとめと来年度の研究の活性化に向けて

 校内研究のまとめを行うにあたって、研究をどのように評価するのか、その方法や大切にしたい視点を確認しました。
 校内研究の評価には、全国学力・学習状況調査を活用するなど、長期的な視点を持つことも大切です。また、「子どもの姿」が検証の軸であることも忘れてはいけません。
 校内研究をより成果のあるものとするためには、本年度のまとめや来年度の計画への全職員の参画や、年に数回のPDCAサイクルを回すこと(カリキュラム・マネジメント)が大切です。一人一人の先生が、校内研究に積極的に参加し、自分の学級経営や授業を見直し、授業力向上を目指すことが、学校の教育力向上につながります。 
                     →第2回講義資料(PDF:1.17MB)

実践発表:西郷小学校、河北中学校

 今年度は、西郷小学校、河北中学校に実践発表をしていただきました。具体的な取組や研究主任の働きかけなどが紹介され、参考になることが多くありました。
              (実践発表資料は、各学校の参加者の資料をご覧ください。)

【西郷小学校】
■研究テーマ「思いを伝え合い、自他の良さを認め、ともに成長する子どもの育成」

1 西郷小学校は、これまで、中小研の発表校として、特別活動を中心に校内研究に取り組んでこられました。その取組について、次の3つのことをお話しいただきました。
(1)特別活動の取組
(2)研究推進の取組
(3)成果と課題
 「(2)研究推進の取組」では、先生方へのアンケート結果から、研究の進め方でよかった所として、「研究の方向性」「共通理解」「見通し」「研究体制」の4点を挙げられました。この4点について、研究主任として先生方へ働きかけられたことを紹介していただきました。研究主任が「早めに提案する」「具体的な例を示す」など、先生方が取り組みやすいように、心遣いをされており、明確な役割分担と協力体制のもと研究が進められていました。研究主任の実際の働きかけを具体的に紹介していただき、学ぶことが多くありました。

【河北中学校】
■研究テーマ「集団とのかかわりを通して、自ら考えて行動できる生徒を育てる」

2 河北中学校の校内研究への取組について、次の3つのことをお話しいただきました。
(1)研究推進の概要
(2)研究体制ができあがる過程
(3)実践してよかった取組
「(2)研究体制ができあがる過程」では、現在の校内研究の体制をつくるために、研究主任として行ってきたこと、先生方へ働きかけてきたことの紹介がありました。より良い体制づくりに向けて、「チャレンジ」を合言葉に取り組んでこられた研究主任と先生方の熱い思いが伝わり、校内研究を充実させていくためのエネルギーをいただきました。

グループ協議:2学期の取組と研究のまとめについて

 校種毎、研究テーマが近い学校毎にグループを組み、2学期の取組と研究のまとめについて情報交換を行いました。評価の具体的な方法や規準、まとめ方についての情報交換や、校内研究をすすめる上で困っていることなどが出され、自校の課題解決の一助となる時間となりました。

2 参加者の感想

  • 講義、実践発表を聞いて、校内研究を進めるために、全職員の意識をまとめることがいかに重要であるかを実感した。
  • 成果と課題を分析するとき、これまでよりも「一歩踏み込んだ分析」をすることの大切さを実感した。
  • 研究主任の研究に対する情熱と、リーダーシップの強さを感じる素晴らしい発表で、たいへん参考になった。
  • 大学教授の助言や先進校視察での学びなど、新たな見方や考え方を取り入れていくことの大切さを感じた。
  • 全職員が見通しをもって取り組むことができるよう、推進計画を細かく、わかりやすく示していくことの大切さを改めて確認できた。
  • 研究推進の道筋が固まっていく過程が分かりやすかった。特に管理職との連携が参考になった。
  • 研究主任として、先生方に具体的な方向性や研究の見通しを示すことができれば、校内研究がかなり進むと感じた。研究主任の動きやリーダーシップの大切さを学んだ。

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平成27年度第1回中部地区小・中学校研究主任等研修会

 8月21日(金)、2学期が始まる前の忙しい時期の開催でしたが、37校から41名の参加がありました。その内3校からは複数の参加者(講演の聴講)がありました。各校の校内研究の充実に向けての意識が高まっていることを感じました。
 この研修会では、自校の1学期の取組を振り返り、2学期以降の取組をさらに充実させるためのヒントを得ることをめざして、講義、講演、協議を行いました。

1 内容

講義:校内研究の充実に向けて

 校内研究を進め、授業改善を行うことで、教師の授業力、子どもの学力、学校の教育力が向上します。また、授業改善によって、子どもの学習に対する意欲を高め、自尊感情を育むことは、いじめ、不登校等の解決や未然防止につながります。校内研究を充実させるために、校内研究の意義や研究主任の役割、校内研究のチェックポイント等を確認しました。
                                →第1回講義資料(PDF:949KB)
 

情報交換:各校の校内研究について

 「今年度、力を入れていることと、その成果」について、1学期の各校の状況を紹介し合いました。わずかな時間でしたが、説明に対して質問し合ったり、意見を交換したりと活発な話し合いがなされました。
 

講演:「校内研究へのQ-U活用について ~学力テストとQ-Uの相関関係~」

 今年度は、堀口哲夫氏(応用教育研究所研究部長)を講師に迎え、上記のテーマで御講演いただきました。
 Q-U(もしくはhyper-QU)は中部地区のすべての学校で実施されており、その分析結果は学級集団づくり、学級経営に生かされています。本研修では、Q-U(もしくはhyper-QU)のさらなる活用を目指して、校内研究や授業改善、学力向上につなげるための多面的な活用方法について学びました。
                (講演資料は、各学校の参加者の資料をご覧ください。)
 

協議:授業改善へのQ-U活用について

 講演内容を参考に、現在の自校のQ-U活用の状況を振り返り、授業改善や学力向上に向けてどのように活用していくか、協議を行いました。
 

2 参加者の感想

  • 生徒指導や教育相談への活用だけでなく、授業改善へも活用できるということが参考になった。
  • クロス集計表の見方や考え方が参考になった。
  • Q-Uの結果を確認するだけでなく、次の一手を実践できるようにしたい。
  • Q-Uの結果を学年ごとにファイリングし、次の学年に引き継いでおられる学校があり、参考になった。
  • 生徒の実態に迫るために諸検査をどのように活用し、今後の指導につなげていくのかが課題であると感じた。
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平成27年度第1回中部地区小・中学校講師研修会

   6月18日(木)に第1回中部地区小・中学校講師研修会を行いました(参加者:小学校41名、中学校23名)。本研修会は、教育実践上の諸問題について研修を行い、講師の指導力を向上させることを目的としています。全体会では「学級経営の充実に向けて」と「授業づくりについて」の2つの講義を行い、その後の分科会では持参した指導案をもとに授業づくりについて協議を行いました。

1 内容
 □講義1「学級経営の充実について」

  • 学級経営を充実させるために、まずは担任がどんな学級(授業)にしたいのか思いをもつことが大切です。講義の冒頭ではどんな学級にしたいのか、どんな授業を目指しているのか、学級経営や授業づくりに対する思いや願いを2人組になって語ることからスタートしました。以下は学級経営の充実に向けた5つのポイントです。

 〈学級経営充実に向けた5つのポイント〉
  (1)めざす学級(授業)像をもち、子どもと共有する
  (2)教師と子どもとの信頼関係を築く
  (3)子ども同士のつながりをつくる
  (4)ルールを大切にする
    (5)「わかる」授業をつくる
            講義「学級経営の充実に向けて(PDF:772KB)           

 □講義2「授業づくりについて」

  • 子どもたちが、「わかった!できた!」と感じられる授業づくりのポイントを確認しました。また「めざす授業の姿」、「とっとりの授業改革【10の視点】」をもとにして、実践につながる授業づくりについて確認しました。

 〈授業づくりのポイント〉
  (1)「見通し」をもたせる(「ねらい」、「学習の流れ」)
  (2)発問・指示を明確にする
  (3)子ども主体の学習活動を仕組む
  (4)「ふり返り」の活動を設定する
    (5)学習環境を整える
  (6)指導と評価の一体化
            講義「授業づくりについて」(PDF:1.94MB)

 □協議(分科会)
 【分科会1】小学校算数・中学校教科別

  • 「めざす授業の姿」「とっとりの授業改革【10の視点】」をもとに以下の点を中心にして、持参した学習指導案をよりよいものとするための協議を行いました。                                 自分の思いや考えを伝え合う活動の充実

     ・具体的な意図をもって設定しているか
     ・意図を子どもたちに伝えているか
     ・思考を促す発問を準備しているか     
    説明・発表の機会の充実

     ・考え方や理由を筋道立てて説明する学習活動を設定しているか

 

 【分科会2】特別支援学級(算数・数学)
  • 自立活動の視点を取り入れた授業づくりについての講義のあと、持参した指導案をもとに協議しました。
   授業づくりのチェック

   ・見通しをもたせるしかけがあるか
   ・実態にあった課題、教具、補助具が準備されているか
   ・自分から発信できるしかけがあるか
   ・自分を知る(振り返りができる)しかけがあるか
             講義「算数・数学科の授業づくり」(PDF:630KB)

2 参加者の感想から

  • 休憩時間などを活用し、子どもたちと過ごす時間を大切にしていこうと思った。
  • 子どもたちが授業に集中していない理由を子どものせいにしていた。「わかった!できた!」の授業のポイントを普段の授業の中で生かしていきたい。 
  • 学習規律が守られず、つい叱ってしまう場面でも、子どもたちの心をぐっとつかむような工夫をして、子どもたちが自然に学習に向かう姿勢になるよう実践したい。
  • 授業をする時に、ねらいと評価を一致させることが大切だということを学んだ。授業で子どもに頑張ってほしいところと、本時のねらいがずれていたことがわかったので、気をつけたい。
  • 教材研究がとても大事だということに気付かせていただいた。事前に板書計画や発問などを考えていきたい。
  • 特別支援学級では、自立活動の視点を組み込んだ教科の授業をするということをあらためて実感できた。得意なことやできたことはもっと誉めていこうと思った。

 

 

 


平成26年度第2回中部地区小・中学校研究主任等研修会

 12月25日(木)、冬休みに入り、年末の忙しい時期の開催でしたが、39校42名の参加がありました。3つの学校からは複数の参加者があり、校内研究に力を入れる学校の意欲を感じました。本研修会では、次の2点をめざしました。 
 
  • 第1回の研修会で検討した「2学期に実施する実効策」の成果と課題から、自校の研究を振り返る。 
  • 「研究のまとめ」についての情報を交換し、3学期、来年度の研究推進の方向性を明らかにする。

1 内容

講義:本年度のまとめと来年度の研究の活性化に向けて

 校内研究は1年で終わりではありません。3年位を見通して段階的に進めることが大切です。そのためには、本年度の研究の成果と課題を整理し、来年度の研究へとつなげていく必要があります。
  校内研究をまとめるにあたって、研究をどのように評価するのか、具体的な方法や、大切にしたい視点を確認しました。また、校内研究をより成果のあるものとするためには、本年度のまとめや来年度の計画への全職員の参画が大切であることを確認しました。全職員が関わることで校内研究が一人一人のものとなり、各職員の授業力向上、学校の教育力向上、子どもの学力向上につながっていくと考えます。
                  第2回配布資料(PDF:3.41MB)
                  【参考】第1回配布資料(PDF:2.90MB)

グループ協議:「2学期の実効策」について

 第1回研修会で練った「2学期以降に実施する実効策」や実際に実施した取組について、第1回研修会と同じグループで情報を交換し、自校の研究を振り返りました。各学校の様々な取組や工夫が紹介されるなど、熱心な協議が行われました。

グループ協議:「研究のまとめ」について

 校種毎にグループを組み、「研究のまとめ」について情報交換を行いました。評価の具体的な方法や規準、まとめ方についての情報交換や、校内研究を進める上で困っていることなどが出され、自校の課題解決の参考となる時間となりました。
 

2 参加者の感想

  • 事後研究会のもち方、指導案の書き方、様々な実効策、評価の具体的な方法など、各校の取組が参考になった。
  • 取組の進捗状況に目が行きがちだったが、課題が解決できたかどうかが分かるような評価規準を設定したい。
  • 共通実践項目を明確にしながら授業研究会を積み上げることの大切さを実感した。
  • 改めて生徒の実態把握、職員の共通理解、共通実践などの重要性を感じた。
  • 研究を振り返りながら来年度の研究の方向性を見いだす会を設定し、職員で共通理解したい。
  • 「次年度以降3年を見通して」という視点をもって取り組んでいきたい。

 

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