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平成24年6月27日午前11時
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「しぜんの宝箱」自然保護監視員だより

    清らかな水、深い緑、露に輝く花々…。鳥取県日野郡の自然はまるで宝箱のようです。
 ここには、大山隠岐国立公園、比婆道後帝釈国定公園、奥日野県立自然公園、神戸上県自然環境保全地域があり、とても自然豊かな地域です。また、サクラソウやブッポウソウ等、希少な動植物も多く生息しています。
 自然保護監視員の藤原文子が、活動を通して魅力いっぱいの日野郡の自然を楽しく紹介していきます!
  

2017年4月4日

因幡の白兎の真相は?【ガマ】

 ツバメが帰ってきました!まだまだ朝晩冷える日野郡。数日前には日南町では雪がちらついていましたが、凍えていないか心配になります。

 さて今回は、神話の真相に迫ります。

 狩猟が適切に実施されているかパトロールを行っていると、朽ちようとしているガマの穂を見つけました。



 ガマの穂と言えば、神話「因幡の白兎」に登場します。
 ウサギはサメをだました報いとして、毛をむしられ丸裸にされてしまいます。苦しんでいた所に、大国主命が登場し、ガマの穂を身体につけるよう教えます。



 「因幡の白兎」を題材にした唱歌、「大黒様」では、「きれいな水に身を洗い、がまの穂綿にくるまれば、ウサギはもとの白ウサギ♪」と歌われています。  
 
 このモフモフを身にまとうことで、ウサギは毛を取り戻し元気になったのかと思っていたのですが、実は違っていました。

 ガマの花粉には消炎作用があるようです。それが丸裸にされて痛がっていたウサギの皮膚に効果があった、というのが真相のようです。

 神話ですが、意外と現実的なお話だったことにびっくりでした。

日野振興センター 2017/04/04

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