「ふるさと未来創造塾・本物に触れる」(絣・陶芸)を開催しました。

 11月20日には、伯耆しあわせの郷で、県無形文化財(絣)保持者の福井貞子さんを講師に、上北条小学校5年生が、倉吉絣の制作の全行程を1日がかりで体験しました。

「みなさんに伝えられるこの日を心から待っていました」という福井さんとお弟子さんたちに指導を受けながら、糸紡ぎ、織り、染色などを熱心に体験。全員が梨の模様のコースターを織り、ハンカチの草木染めをしました。



織り機

機織り

草木染めを体験する子どもたちの写真

草木染め


コースター 

みんなで織ったコースター。あとで切り離します。

 11月27日には、鳥取砂丘子どもの国で、重要無形文化財(白磁)保持者の前田昭博さんが、岩美西小学校(午前)と美和小学校(午後)の5年生に陶芸を指導。前田さんの実演を交えながらの話を熱心に聞いた後、子どもたちは、ひとり一人が「世界に一つしかない私の宝の器」の制作に取り組みました。前田さんは「土の気持ちを感じながら作るといい」と指導。子どもたちから「先生は作品を作る時、どんな気持ちで制作しているのですか」という質問には「いつも自分ならではの作品を作ろうと思っています」。

 子供たちの作品は、乾燥、素焼き、釉薬掛け、本焼きを経て、約3か月後に出来上がる予定です。



体験

「さあ、世界に一つだけの宝の器を作ってみよう」


ろくろ体験

ろくろ体験もしました。


作品2

出来上がりが楽しみです。


「ふるさと未来創造塾・本物に触れる~伝統工芸作家による子どものための制作体験」は今年で2回目。来年度も行う予定です。

  

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