とっとり県政だより2011(平成23)12年月号
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とっとりのものづくりの現場から[第9回]建設現場を支える技能 ~型枠施工・とび私たちのまわりにある道路や橋、ダムや堤防、建物などの建設現場では、さまざまなものづくり技能者が活躍しています。県庁雇用人材総室労働政策室電話 0857・26・7222問合せ先た なかそういちろうまちづくりに欠かせない技能人や物が行き交う道路や橋、人々の暮らしを支えるダムや堤防など、あらゆる社会基盤の整備に職人の技能が生かされています。㈲永成型枠工業(鳥取市)の田中荘一郎さんは、この道23年の型枠施工技能士。型枠とは、固まる前の液状のコンクリートを流し込む枠のこと。合板を組み合わせて型枠をつくる作業は、まちづくりに欠かせないさまざまな建造物をつくる上で重要な工程です。未来を拓く技能者たちこの日は新しく整備される県道に架かる橋を建設する現場で作業を行っていた田中さん。「設計図に沿って正確に、かつ壊れないよう頑丈な型枠をつくる必要がある」と話します。「流し込んだコンクリートが固まってからでは、やり直し出来ない一発勝負の仕事なので、責任重大です」と表情を引き締めます。作業に携わった道路や橋などが完成した時は、本当に嬉しいとのこと。「完成後はいつも妻や子どもを連れて現地を見に行きます」と照れ笑いする田中さん。「自分たちがつくりあげたものが地図に載るとても魅力ある仕事。やりがいがあるので、若い人にはぜひこの世界に飛び込んできて欲しい」と熱く語ります。鳥取県の未来を拓くインフラ整備を技能者たちが支えています。高い場所で輝く優れた技能高い建設現場で活躍するのはとび技能士。「平成22年度優れた技能者(鳥取県知事表彰)」に選ばれた㈲道田建設(境港市)の道田勝利さんもそのひとりです。道田さんは、工場やマンション、病院などの建物をはじめ、高所でのさまざまな工事で、作業場所となる足場を組み立てる仕事を行っています。作業に誇りを持ってとびの仕事は危険な作業が多く、常に安全に気を配っているとのこと。手作業やクレーンで正確に足場を組み立てるためには、長年の経験が重要。実際に工事をする人が少しでも作業をしやすいよう考えながら足場を組み立てます。「自分たちが上手に足場を組み立てないと後の仕事が続かない。そんな思いで、誇りを持って作業をしています」と力強く語ります。とび職人として17年の経験を積むなか、「さらに技能を向上させるため日々勉強です」と道田さん。一緒に働く仲間たちと組み立てた足場を前に、「工事が終わると足場はなくなりますが、完成した建造物を見たときはやはり嬉しい気持ちになりますね。ものづくりは達成感がある仕事です」と優しい眼差しで話します。橋の床版といわれる部分の型枠をつくる田中さん田中さんが作業に携わる県道河原インター線。八頭町と鳥取自動車道とのアクセスが向上し、地域の活性化が期待されます工場の建設現場で足場を組み立てる道田さんたち。チームワークにより素早く作業が進められます(写真下)みちだ かつとし2011.12

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