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津波の基礎知識

  

津波の発生

 津波は、震源域が陸域、あるいは海域でも地震の規模が小さければ津波は発生しません。また、海底が変位しないような震源の深い地震、海底が変位しても水平方向である場合も津波は発生しません。

 海底の下の浅いところで大きな地震が起こり、断層の運動により海底の地盤が急激に隆起したり沈降したりすることなどにより海底が変形すると、その上に乗っている海水も同じように動くため海面が変動し、それが津波となって海水面を伝播します。

 津波が太平洋側に多いのは、大陸プレートが海洋プレートに引きずり込まれる場所(海溝、トラフ)でプレート境界型の巨大地震が歴史的に繰り返し発生することによるものですが、最近の地震では、日本海中部地震(1983年)や北海道南西沖地震(1993年)のように太平洋側以外でも発生しています。

 日本海域で巨大地震が発生する場合、能登沖から北海道沖に伸びる北米プレート境界での海底地震が震源と想定されています。

 また、地質学的にみると大陸プレート内の鳥取県沖合でも海底地震が発生する場合も想定しておく必要があります。

 鳥取県では、日本海中部地震や北海道南西沖地震で大きな津波被害は報告されていませんが、だからといって絶対安全であるともいえません。

津波の特徴

  • 引き潮からはじまる場合もあれば、押し波からはじまる場合、小さな引き潮の後に大きな津波が押し寄せる場合もあります。
  • 一波、二波、三波と繰り返し襲ってきます。必ずしも一波目が最大とは限りません。
  • 震度4以上の強い揺れを感じた場合、短時間で来襲することがあります。
  • 揺れの小さな地震でも長い時間ゆっくりとした揺れの場合、来襲することがあります。
  • 揺れを感じなくても来襲することがあります。
  • 波長は数キロ以上と非常に長く、周期も数分以上と非常に長いので、波というよりは高くて急激な海面上昇か洪水のようなものです。
  • 水深が浅くなればなるほど津波の速さは遅くなりますが、陸上に上がってきたときの速度は人が全力疾走するほどの速さとなります。
  • 水深が浅くなる沿岸部になると津波の高さは急激に高くなります。V字型の湾では急激に高くなります。
  • 河川では陸上より早く遡上し、内陸部まで進入します。
  • 陸上でも地形によっては、より高い所まで津波がかけ上げる場合もあります。

津波の威力

  • 50cmの津波でも人が流されるには十分です。
  • 鉄筋や鉄骨造は持ちこたえますが、木造家屋は、浸水高1m程度で半壊、2m程度でほぼ全壊となります。
  • 土砂や木材、漁船などの漂流物を巻き込みながら押し寄せてきますので、破壊力が大きくなります。
  • 押し寄せる波だけでなく、引いていく波もすさまじい破壊力を持っています。