エイズの症状

1.初期症状
 感染して約1~2週間後に、一部の人には急性感染症状(発熱、リンパ腺の腫れ、関節の痛み、頭痛、咳など風邪に似た症状が出る場合があります。
症状は2週間程度でなくなるので、風邪をひいたと思ったくらいで終わってしまいます。この症状が出るのも、感染者の10~20%程度で無症状の人がほとんどです。
この期間に感染の有無を調べるHIV抗体検査をしてもまだ、抗体ができていないので正確な結果が出ないのです。

2.無症状期(キャリア)

 感染してから3~4週間たつと、HIVに対する抗体ができますが、自覚症状のないまま7~10年の潜伏期に入ります(※この期間には個人差があります)。
HIV抗体検査をしない限り本人も感染しているかどうかわかりません。この無症状の期間にある感染者を「無症状キャリア(AC)」、または単に「キャリア」といいます。
無症状の期間が続いた後、何かのきっかけでエイズ発症の前段階としての症状が現れ、リンパ腺の腫れ、寝汗、下痢、全身倦怠感、体重減少などがみられます。

3.エイズ発症

 免疫機能が衰えてくると、免疫機能が正常に働いている人には何でもない細菌や、病原体、カビ、ウイルスなどに感染したり(※日和見〈ひよりみ〉感染といいます)、悪性腫瘍、神経障害などの様々な症状が起こります。
日本では厚生労働省が定めたエイズ診断基準であげられた23症状のうち、一つ以上が明らかに認められたときには、エイズと診断されます。