ご汁

 すればするほどふんわりして、懐かしいおばあちゃんの味

ご汁 寒い冬には呉汁が一番。水をしっかり吸った大豆をすり鉢でごりごりとする。
 つぶれてきても止めないでさらにする。
 根気のいる作業ですが、すればするほど大豆の粒がつぶれてクリーミーな「呉」ができあがります。
 これを菜類の具だくさんの味噌汁の上にふんわりと移し、火をとおしたら呉汁の出来上がり。
 「呉」が味噌汁に蓋をするから温度が冷めにくく、これ一杯でおなかも満腹になり、体も温まります。
 ストーブのそばに座り気長にすって作った呉汁は、なんだかホッとする懐かしいおばあちゃんの味がします。
 こんな手間のかかる料理は敬遠しがちですが、後生に伝えたい伝統料理です。


ポイント1
 大豆はしっかり水に漬ける

 乾燥大豆は10時間以上水に浸して2倍に膨らんだものを使う。

ポイント2
 呉は煮すぎない

 呉を味噌汁の上に移した後、煮すぎると、せっかくのクリーミーな呉が、分離をしてぼそぼそとなってしまう。
 呉に火がとおるのに少し時間がかかるが、湯気の香りの青臭さがしなくなったら火を止める。

 
 大きな鍋で作る

 呉はふきこぼれやすいので、大きめの鍋で作ると良い。
  

作り方

<材料>
だし汁……1リットル
大根………150g
ごぼう……70g
人参………70g
枝豆大豆…100g
(乾燥大豆の場合は50g)
油揚げ……1枚
ねぎ………中1本
豆腐………1/2丁
味噌………80g

<作り方>
1 大根は短冊切り、人参も短冊切りか一口大の乱切り、油揚げは熱湯をとおし3cm長さ1cm幅に、ねぎは3cmの斜め切り、豆腐は1cm角に切る。
2 だし汁で大根、人参、油揚げを煮る。材料がやわらかくなったら味噌を入れ、ねぎと豆腐も加える。
3 枝豆大豆を150ccの水でミキサーに30秒ほどかけて呉を作る。(すり鉢を使用する場合は、つぶつぶがなくなるまで、しっかりとすりつぶす)
4 味噌汁の中に3の呉を入れ、弱火で(ふきこぼれないように)時々混ぜながら、呉に火がとおるまで(豆臭さがなくなるまで)煮る。
(引用文献 「八頭のあじ」八頭生活改善実行グループ連絡協議会、八頭地方農林振興局発行)