構内に設置されている彫刻

米子彫刻シンポジウム

 平成18年8月26日(土)に米子彫刻シンポジウムの閉会式が西部総合事務所で開催されました。閉会式に合わせ、今年制作された作品の内2点が西部総合事務所の入り口に設置されました。
  

雲が行く<岩間 弘>

作品名/雲が行く

                             作者の想い

雲が行く   大空をゆったりと流れる雲は、さまざまに、想像をかきたててくれます。重く、動かぬ石の中に、軽快なリズムと動きを見つけようと思います。くぼみと、波打つかたちの連続が、まるで呼吸しているようであってほしいのです。シンポジウムにおいて、いろいろな方々との貴重な出会いと交感、素材(ギリシャ蛇紋岩)との対話のなかで新たな言葉を探します。行きかう人々が、ふっと息をつけるような彫刻となってほしいと思います。

 

 

 

 

                           いわま

岩間弘(いわまひろし)                        

富山県出身 埼玉県上尾市在住

1981年 金沢美術工芸大学大学院彫刻コース修了
1995年 第5回東京野外現代彫刻展 東京都知事賞受賞
1995年 新制作協会会員推挙
1999年 洞爺村国際ビエンナーレ '99参加
2004年 個展 豊栄市中央公民館市民ギャラリー(新潟)
2005年 個展 楓画廊(新潟)
2005年 個展 ギャラリーせいほう(東京 同2000)


太陽と月の神話<藤田英樹>

作品名/太陽と月の神話

 

 

                           作者の想い

太陽と月の神話  特に象徴的な物語がありこのような作品とした訳ではありません。作品を見てくれた人それぞれがそれぞれの物語を、この作品を通して想像してくれればと思います。私自身の物語は、このシンポジウム期間中に関わった人たちと暑い夏の太陽の下で作られて行く物語であり、日々の制作後、夕暮れの中での語らいの中で紡がれて行く物語です。日々の様々な体験が、この作品を通し、皆さんの記憶として、太陽と月の下での物語として、米子の街に伝わっていけばと思います。

 

 

 

 

 

 

藤田英樹(ふじたひでき)               ふじたひでき

鳥取県出身 長野県須坂市在住

1991年 国展出品('93 '95彫刻部奨励賞'94新人賞'00安田火災美術財団奨励賞受賞)
1992年 上越教育大学大学院修了
1994年 第29回昭和会展優秀賞受賞
2001年 那須野が原国際彫刻シンポジウム参加
2002年 第21回安田火災美術財団選抜奨励展出品
2002年 第17回国民文化祭彫刻展文部科学大臣奨励賞受賞
2005年 第17回富嶽ビエンナーレ展 佳作賞受賞(静岡県立美術館)

 

  

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