議員提出議案第2号

韓国・台湾からの観光客に対する査証免除措置の恒久化を求める意見書

 活力ある地域社会を実現するためには、日本海対岸諸国をはじめ、北東アジア地域の人々との交流や連携を一層拡大する必要がある。このため、本県では、国際定期路線や国際チャーター便の運航促進に取り組んでいるが、今後さらに、外国人旅行者が我が国を訪れやすくする環境整備を進めることが不可欠である。

 平成15年7月に政府が策定した「観光立国行動計画」では、2010年に我が国を訪れる外国人旅行者が1,000万人となることを目標に掲げ、アジアを中心とする多くの国に義務付けている査証の取得についても、その負担軽減を図ることとしている。現在、韓国の修学旅行生に対する査証免除に加え、愛知万博期間中に限り、韓国・台湾の観光客に対する査証免除が行われている。しかし、韓国・台湾が日本人観光客に対する査証を免除しているにもかかわらず、韓国・台湾の観光客に対する査証免除の期間が限定されていることに対する不満も強くなっている。

よって、国におかれては、韓国・台湾から我が国を訪れる観光客の増加を図り、両国との交流や連携を進めるため、愛知万博以降も、査証免除措置を恒久化されるよう強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成17年7月5日

                         鳥取県議会

 

内閣総理大臣

法務大臣

外務大臣

国土交通大臣

衆議院議長

参議院議長

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