教育長あいさつ

子どもたちは地域の宝、地域の未来 

 山本教育長の写真   鳥取県教育委員会教育長 山本仁志

 新学期が始まり、児童・生徒の皆さんは気持ちも新たに学校生活のスタートを切られたことと思います。少子高齢化、グローバル化の進行やAI(人工知能)の発展の中、これからの教育には子どもたちの学ぶ意欲を高め、知識・技能を習得させることに加えて、様々な変化に積極的に向き合い他者と協働して課題を解決していくことや、様々な情報を見極めて再構成し新しい考えや価値を生み出していけるようにすることなどが求められます。こうしたことを踏まえて鳥取県では、「教育に関する大綱」や「鳥取県教育振興基本計画~未来を拓く教育プラン~」に基づき、少人数学級を生かした主体的な学びによる学力向上や体力向上、グローバル化に対応した英語教育の充実、土曜授業等の取組、ICTを活用した教育の充実、特別支援教育の充実などに取り組んでまいります。
 また、「子どもたちは地域の宝、地域の未来」「地域の子どもは地域で育てる」という認識のもと、学校・家庭・地域が互いに連携・協力し、地域の未来を担う子どもたちの成長を地域全体で見守り、支えていくため、コミュニティスクールや学校支援ボランティアなどの取組を進めるとともに、地域や地元企業と連携したキャリア教育やふるさと教育の充実などを進めてまいります。
 平成30年2月に鳥取県と姉妹交流関係にある韓国江原道の平昌で開催された冬季オリンピック・パラリンピックでは、日本代表選手が大活躍しました。銅メダルを獲得したカーリング女子チームの吉田知那美選手は地元での報告会で「この町、何もないよね。小さい頃はここにいたら夢は叶わないんじゃないかと思っていました。でも今は、この町じゃなきゃ夢は叶わなかったと思います」といった趣旨の地域の皆様への感謝のスピーチをされ、大きな感動を呼んでいました。鳥取県は人口最少の小さな県ではありますが、本県の子どもたちにも保護者の方々や教職員をはじめ地域の皆様に支えられながら夢に向かって大きく羽ばたいてもらえるような、そんな教育を進めることができればと思います。
 子どもたちは様々な可能性を秘めています。それぞれの夢の実現に向けてチャレンジし、失敗を重ねながらも可能性を最大限に発揮して伸びてゆく子ども、家庭や郷土の絆の中で大切にされつつ伸びゆく子どもを、この鳥取の地で県民の皆さんと一緒になって、見守り育ててまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いします。