1 地域ブランド化、高付加価値化に向けた技術の開発

「鳥取和牛オレイン55」の増産に向けた飼料給与試験

 オレイン酸含有量に着目した新ブランド「鳥取和牛オレイン55」の増産を肥育牛の新たな飼養管理技術の開発により推進する。

優良遺伝子を用いた鳥取和牛の創造

  「鳥取和牛」が持つ優れた能力である種牛性を評価するためのシステムを開発し、本県で研究が進んできた産肉性に関する遺伝子領域の解析と併せて、種牛性・産肉性の両面の優良遺伝子領域の分析を行い、優良種雄牛造成に活用する。

鳥取和牛肉うまみ開発試験

 鳥取和牛のブランド化を図るため、うま味と関連のある脂肪酸割合の遺伝的影響を育種価により調査し、併せて優良遺伝子領域や遺伝子型を解析するとともに、うま味に関与する赤身のアミノ酸組成分析や系統別な肥育検証を行う。

和牛産肉能力検定直接検定試験

 優秀な種雄牛を効率的に造成するため、種雄候補牛の発育、飼料効率の調査による一次選抜を行う。

現場後代検定試験

 直接検定で選抜された種雄候補牛の産子を用い、その枝肉成績により遺伝的産肉能力を判定する。

牛の精液供給事業

 優秀な種雄牛や種雄候補牛の人工授精凍結精液を計画的に生産・保管し、農家ニーズに即した安定供給を図る。

2 消費者の求める安全・安心・高品質な畜産物生産技術の開発

粗飼料増産のための優良品種選定試験

自給粗飼料の効率的な増産を図るため、各飼料作物を比較栽培し、本県の気候に適した優良品種の選定を行う。

飼料分析を活用した給与技術向上支援事業

牛の健康維持や良質な生乳の安定生産を図るため、自給粗飼料等の栄養成分・ミネラル分析による飼料給与支援を行うとともに、安定したTMR調整と良質な粗飼料生産調整技術の普及を図る。

砂丘地作物栽培及び牛への給与に関する試験

砂丘地栽培に適した草種、作業体系、収穫作物の成分、牛の嗜好性等調査し、砂丘地での飼料作物栽培指針を作成する。

3 市場競争力を高める低コスト生産技術の開発

強化哺育を活用した和子牛の育成技術確立試験

 強化哺育を活用して発育良好で骨格の大きな筋肉質の和子牛を育成し、セリ価格の向上と出荷月齢の短縮を果たすための飼養管理技術方法を検討する。

黒毛和種去勢肥育牛の短期肥育技術の確立

 生産コスト低減や肥育の回転率向上による肥育農家経営向上のために、黒毛和種肥育牛の短期肥育技術を確立する。

所得向上を目指したTMR調整技術の確立試験

 生乳生産効率向上と飼料費低減を可能とするためにTMRの最適調整技術を確立する。さらに、飼料費低減のために飼料用大豆の活用の可能性を調査する。