雪害に強いスギ品種「とっとり沖の山」の現地調査研修を開催(H28年度第3回林業技術職員研修会)

平成28年8月18日(木)、八頭郡若桜町糸白見の奥山において、林業技術職員11名で、鳥取県の天然スギを起源とするスギ優良品種の一つで、雪害抵抗性の優良品種としてH14年に品種登録された、「とっとり沖の山」の原種の調査研修を行いました。

当該地は、優良天然スギ育成試験地の次代検定等を行ったところで、研修では、「とっとり沖の山」の原種と生育状況を確認し、DNA鑑定用穂木の採取をしました。また、他の優良天然スギ品種の生育状況の確認及びマーキングを行い、場所を移動後「とっとり沖の山」と「ヤマモト沖の山」の比較植栽試験地で生育状況を確認しました。

「とっとり沖の山」は、7本の現存を確認し、いずれも他に比べ根本曲がりがないことが確認できました。また、比較植栽試験地では、芯も立ち今のところ生育状況に遜色ないことがわかりました。今後、DNA鑑定を行い、整理して行きたいと思います。

根本曲り
「とっとり沖の山」と根本曲りが大きい隣接木 
                           

比較植栽試験地 隣接木
「とっとり沖の山」と「ヤマモト沖の山」の比較植栽試験地

マーキング作業 ヤマモト沖の山
DNA鑑定用の穂木の採取とマーキング作業
  

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