「地震に強い木造住宅と県産材を使った耐震化技術」のセミナ-を開催

平成28年7月8日(金)、鳥取県木材工業研究会(会長 古川郁夫鳥取大学名誉教授)と共催で、耐震化技術のセミナ-を当場において開催しました。会場には、木材加工・建築関係者など約50名が参加され、講演と活発な意見交換がありました。  

最初に、県くらしの安心局 住まいまちづくり課 田栗課長から「平成28年熊本地震と鳥取県の建築物耐震化の取り組みについて」と題して、熊本地震の被災状況に係る多くのスライドを交えた、震災対策についての講演・解説があり、続いて森田主任研究員から当場が研究開発を進めている「県産スギ厚板耐力壁」の研究成果を発表しました。

最後に田原 賢氏(「木構造建築研究所 田原」代表)が熊本地震の建物被害の調査を踏まえた「耐震化技術のあり方」について講演されました。その中で、具体的な事例を揚げながら、適切な意匠・構造設計と現場監理が、倒壊を防ぎ、生命を守ることに繋がることを説明されました。   

会場には、鳥取環境大学の中治 弘行先生(環境学部環境学科教授)や中山 晃氏(現代の名工「左官部門」)も来場され、地震に強い木造住宅の構造や施工技術について、有用な情報提供と意見交換がありました。

会場の様子

      会場の様子(林業試験場講堂)

講演する田原賢氏

「地震から命を守るための住宅づくり」と題して
 講演する田原賢氏(木構造建築研究所田原代表)

講演する田栗稔裕氏

 県の建築物耐震化について講演する
 田栗稔裕氏(住まいまちづくり課長)

発表する森田主任研究員

   「県産スギ厚板耐力壁」について
   研究成果を発表する森田主任研究員

中治弘行氏

     中治弘行氏(鳥取環境大学教授)
  

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