第45回鳥取県採石場安全対策審議会

開催日時、場所

日時:平成28年2月9日(火) 午後1時00分から午後5時00分まで
場所:県庁5階 県土整備部会議室

出席者

<審議会委員>

藤村  尚  鳥取大学名誉教授     (地盤工学)
矢野 孝雄  鳥取大学地域学部教授   (地質学)
岡 真理子  鳥取大学農学部准教授   (植物環境生理学)
山本 真弓  日本樹木医会鳥取県支部  (樹木医)
衣川 益弘  鳥取環境大学名誉教授   (労働安全衛生)


<県側出席者>

米子県土整備事務所、中部総合事務所県土整備局、八頭県土整備事務所、治山砂防課

審議状況

1.開会
2.主催者挨拶(山口理事監)
3.岩石採取計画について
(1)報告
第42回鳥取県採石場安全対策審議会における答申についての対応状況について
第44回鳥取県採石場安全対策審議会における答申についての対応状況について
(2)審議(3件)
審議案件
1 景山総業有限会社 採石計画(伯耆町三部地内)
2 有限会社呉島組 採石計画(倉吉市栗尾地内)
3 森本清建設有限会社 採石計画(八頭町福地地内)
<委員から頂いた意見、留意事項等>
1 景山総業有限会社の認可申請について
 意見
  無し
 留意事項
(1)排水施設、沈砂池に安全率が基準値内であるが低い箇所があるので、日常管理を徹底すること。
(2)採石場西側に民家に向かう深い谷がある。この谷部の水処理について注意すること。
(3)保全区域の山林にはたくさんの孟宗竹が生え、採石場周辺の斜面下にはたくさんの民家がある。勾配が急でもあり、竹林は大雨時に崩壊しやすいので、健全な森林となるよう調整しておくこと。
(4)周辺環境に合わせた緑化とすること。
(5)過去にずってできた地形であるので、掘削時には留意すること。
 確認事項
  無し
 参考意見
(1)周辺に採石場がかたまっているため、今後の開発により、周辺への影響が懸念される。よって、開発の拡大については配慮が必要である。

2 有限会社呉島組の認可申請について
 意見
  無し
 留意事項
(1)破砕機を使用し、水洗処理する場合は細粒分が大量に出るので、沈砂池と合わせて日常管理を徹底すること。
(2)破砕機が農地等に近いが、騒音、大気、水質等、周辺環境への影響はないか、また、関係法令の規制を受けるか確認すること。
(3)破砕機の使用について、地元了解を得ているか確認すること。
(4)沈砂地の濁水処理工法(フィルター設置)は、管理が大変である。管理等十分に行わないと機能が発揮されないので、先進的な取り組みとして、よく検討して実施すること。(5)コナラ、クヌギは虫(カシナガ)にやられる恐れがあるので、赤松を中心にした植栽にし、鳥・動物の力を利用する方法とすること。また、吹き付けには有機質を入れ過ぎないようにし、草本類を生やして、周辺の植物の力を利用する、自然にまかせる方法とすること。
 確認事項
  無し
 参考意見
(1)周辺で行われている太陽光発電所建設について、建設に伴う粉じんの発生が懸念されるので、関係部局に連絡しておいてもらいたい。

3 森本清建設有限会社の認可申請について
 意見
  無し
 留意事項
(1)従事者が2人なので、1人作業とならないよう留意すること。
(2)斜面上部に、崩壊したような地形が見える。もし、水が溜まっていたり、谷に土砂が流失していると問題であるため、状況を確認すること。
(3)3号沈砂地の流末排水について、確認すること。もし問題があれば指導すること。
 確認事項
  無し

4.その他
(1)関係法令に、地元との協定等がある場合には、遵守状況を記載してもらいたい。 

審議会の状況

<審議会の様子>

  

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