平成27年度 品質・衛生管理講習会(水産加工業者向け)

 高度衛生管理型漁港・市場整備が進められている境港においては、水産加工場の衛生管理水準を一層向上し、欧米で主流となっている食品衛生管理手法であるHACCP(ハサップ)の認定取得等によって、さらなる輸出促進を図り、産地競争力を強化していくことが必要となります。
 この度、水産加工場として国内初の欧州連合版のHACCP認定を取得した業者の品質管理責任者を講師に迎え、境港の水産加工業者を対象とする品質・衛生管理講習会を開催しました。
  

講習会の概要

日時

 平成27年6月23日(火曜日)午後1時から2時30分まで

会場

流通会館 会議室(境港市昭和町)

主催

鳥取県境港水産事務所

共催

  • 一般社団法人境港水産振興協会
  • 境港鮮魚仲買協同組合

受講者

地元の水産加工業者、行政関係者等 約30名

プログラム

当日の開催プログラムは次のとおりです。

 Word版(41KB)  PDF版(86KB)

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講習会の様子

講演の内容

 ヤマサ蒲鉾株式会社におけるHACCP認証の導入の取組について、同社取締役の黒田信行(くろだ のぶゆき)氏から、以下のような点を中心に講演いただきました。


    • 製造工程の細分化、工程ごとの危害分析・重要管理点設定
    • 製造ラインのストレートワンウェイ化、床のドライ化
    • 物の置場の管理等、工場内の7S(整理、整頓、清掃、清潔、洗浄、殺菌、習慣づけ)管理
    • 衛生管理やフードディフェンスの必要性についての社員教育の徹底
    • 環境配慮・工場敷地内散策ルートの一般開放など、地域貢献の重視
    • PDCA(計画、実行、検証、改善)サイクルで衛生管理の取組を地道に継続
講師の黒田信行氏
黒田 信行 講師
(ヤマサ蒲鉾株式会社)

質疑応答

 聴講者から「HACCPのソフト対策に要する経費」、「床のドライ化の具体策」、「社員の意識改革の上での工夫」等に関する質問があり、講師から回答いただきました。


会場内の様子

  

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