医学の発展とともにより専門性も高まり治せる病気も増えました。一方で原因や臓器を特定できない、あるいは診断に悩む病態は常に存在し、また高齢化も相まって様々な疾患を同時に併せ持つことが多くなりました。さらには性差医療、こころのケア、疾患予防など患者さんを取り巻く問題は多様であり、専門科だけでは対応が困難です。総合内科ではこのような状況に幅広く対応します。たとえば症状が続くが診断がなかなかつかない時、いくつかの病気を一度に患ってしまった時などの診療にあたり、必要に応じて適切に専門科へ紹介します。また幅広い視野をもって、総合的に問題に取り組むことができる技術や心構えを身につけてもらえるよう臨床研修にも関わっています。