平成20年3月の県内高等学校卒業生のうち、県外大学等への進学者の本
県へのUターン就職状況等を把握することで、若者の県内就職や県内定着率
を高めるための施策を検討することを目的としてUターン状況実態調査を実
施しました。
1 調査の目的
県外進学者の就職状況等を調査し、本県へのUターン状況を把握するこ
とで、若者の県内就職率及び県内定着率を高めるための施策を検討する資
料とする。
2 調査方法
調査票を郵送し、返信用封筒で回答してもらう郵送調査(無記名)で実
施しました。
(1)県内事業所の採用状況に関する調査
県内の従業員30名以上の事業所を対象として調査票を郵送し、調査
対象者において調査票を記入した後、返信用封筒により回答していた
だいた。
※調査対象事業所は、「平成21年経済センサス・基礎調査」の調査
対象事業所名簿から従業員数30名以上の事業所を抽出。
(2)就職状況に関するアンケート調査
平成20年3月に県内高等学校を卒業した者のうち大学等に進学した
者を対象として調査票を郵送し、調査対象者において調査票を記入し
た後、返信用封筒により回答していただいた。
【就職状況に関するアンケート調査の実施にあたっての留意事項】
県は、平成20年3月に県内高等学校を卒業された方の住所情報等を収集・管理していないことから、各高等学校のご協力により個人情報を収集することなく、次のような手順で調査を実施した。
<調査の手順>
1 県は、「調査依頼」、「調査票」、「記入例」を作成する。
2 県は、県(又は出身校)の封筒への調査依頼、調査票、記入例等
の封筒詰め作業を行う。
3 県は、各高等学校へ調査票等を入れた封筒を卒業生の人数分送付
する。
4 各高等学校は、平成20年3月卒業生の住所情報に基づき、封筒に
貼付する宛名シールを作成する。
5 各高等学校は、県から送付された封筒に宛名シールを貼付し、郵
送する。
6 各家庭では、郵送された調査票に回答を記入し、返信用封筒に入
れ、投函する。
7 県は、返送されてきた調査票を集計・分析し、調査結果の取りま
とめを行う。
8 県は、調査結果を公表する。 |
3 調査事項及び基準となる期日
(1)県内事業所の採用状況に関する調査
ア 事業所の従業者数
イ 平成24年4月入社(所)の採用状況
ウ 求人方法
エ 平成25年4月入社(所)の採用計画
オ 平成23年度の社会人採用実績
(2)就職状況に関するアンケート調査>
ア 回答者の属性
イ 高等学校卒業時の進路
ウ 平成24年4月1日現在の状況
エ 就職先の状況
オ 県内企業への就職意向
カ 就職活動で困ったこと等
キ 帰郷の意向
(3)その基準となる期日
平成24年4月1日
4 回答状況
(1)県内事業所の採用状況に関する調査
調査対象となった1,317事業所に郵送し、419事業所から回答があり
ました。
回答率 31.8%
<事業所規模>
従業者数が30~49人の事業所が134事業所(32.0%)、50~99人
の事業所が152事業所(36.3%)、100人以上の事業所が133事業所
(31.7%)であった。
(単位:事業所、%)
区分 |
30~49人 |
50~99人 |
100人以上 |
合計 |
事業所数 |
134 |
152 |
133 |
419 |
割合 |
32.0 |
36.3 |
31.7 |
100.0 |
(2)就職状況に関するアンケート調査
調査対象となった卒業生4,074名に郵送し、852名から回答があっ
た。
回答率 20.9%
<回答者>
「本人」が記入したものが369人(43.3%)、「保護者」が記入し
たものが482人(56.6%)であった。
(単位:人、%)
区分 |
本人 |
保護者 |
不明 |
合計 |
人数 |
369 |
482 |
1 |
852 |
割合 |
43.3 |
56.6 |
0.1 |
100.0 |
<性別>
「男性」が384人(45.1%)、「女性」が464人(54.4%)であ
った。
(単位:人、%)
区分 |
男性 |
女性 |
不明 |
合計 |
人数 |
384 |
464 |
4
|
852 |
割合 |
45.1 |
54.4 |
0.5 |
100.0 |