BSE、TSEについて

 BSEとは、Bovine Spongiform Encephalopathy「Bovine=牛」「Spongiform=海綿状」「Encephalopathy=脳疾患」の略で、牛海綿状脳症といわれています。

 

 この病気は脳がスポンジ状になり、行動異常や運動失調などの神経症状をおこし、死にいたる病気です。神経症状が激しい時は、牛が狂ったように見えることから狂牛病ともいわれています。

 

 BSEの原因となるのはプリオンというタンパク質の一種です。通常、体内には正常型プリオンが存在していますが、異常型プリオンが体内に入り、正常型プリオンに作用すると、正常型を異常型に変えてしまいます。このようにして、次々と異常型プリオンが増えていくことで病気が進行していきます。そして、2~8年の潜伏期間の後に発症し、2週間~6か月で死亡します。

 

 牛では平成13年10月からBSE検査を実施していましたが、国内対策の見直しにより、健康牛におけるBSE検査は平成29年4月1日から原則廃止となりました。24か月齢以上の牛のうち、生体検査で運動障害、知覚障害、反射異常または意識障害等の神経症状が疑われたもの、及び全身症状を呈するものについては、引き続きBSE検査の対象となります。

 また、TSEとは伝染性海綿状脳症(Transmissible Spongiform Encephalopathy)の略です。この病気にはめん羊、山羊が感染する可能性があり、牛と同様に、異常プリオンが原因と考えられています。めん羊・山羊についても、生体検査で臨床症状を示す個体に対してBSEと同様の検査を実施します。

 


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