「人は誤りを犯す」ということを前提とし、システム全体を安全性が高く、質のよいものにしていくためには、全ての職員が積極的に関わり、具体的な方策を展開していく必要があります。
当院では、診療部門とは独立した組織として、平成15年に医療安全対策室が設置され、その後、平成19年4月に、医療安全・感染防止対策室と名称変更されました。
医療安全・感染防止対策室は、組織横断的に活動して、医療の質を向上させ、医療の安全を推進するための院長直属の機関です。
良質な医療を提供するために、医療法第6条の10及び新省令第1条の11の規定の基づき、以下の医療の安全管理のための体制を掲げる。
(平成19年3月30日 厚生労働省よりの通知に基づく)
1)安全管理の柱
(1)医療安全対策 (2)感染防止対策 (3)医薬品管理
(4)医療機器管理 (5)集中治療管理
2)各部門の安全管理責任者
院長の指示のもとに、以下の安全管理責任者を置く
(1)医療安全対策・・・・医療安全・感染防止対策室 副室長
(2)感染防止対策・・・・医療安全・感染防止対策室 感染管理担当看護師長
(3)医薬品管理・・・・・・薬剤部長
(4)医療機器管理・・・・臨床工学室長
(5)集中治療管理・・・・ICUセンター長 NICUセンター長
3)指針等の構成
医療安全管理指針(PDFファイルへリンク)

医療事故のほとんどは、小さな間違いが誰にも発見されないうちに大きくなって発生します。職員も最大限の注意を払って医療事故防止に努力いたしますが、防止する努力は医療者側だけでは十分ではありません。医療事故防止のためには、
患者・家族の皆様のご協力が不可欠です。
当院では、患者・家族の皆様にも安全対策に参加していただき、医療事故防止に努めていきたいと考えております。
1)患者・家族の皆様自身も確認を

各種伝票や院外処方箋を渡される時、注射や検査が実施される時などに、
ご自身の氏名記載の有無、実施されるのは何かなど、まずご自身も確認していただきますようお願いいたします。
2)患者間違いを防ぐために

当院では、本人確認のために、
氏名を名のっていただいています。また、入院されましたら、
リストバンドを装着していただき、手術、検査、注射、処置を行う時には、リストバンドで本人確認をさせていただきます。注射実施時には、このリストバンドのバーコードを読み取ることで、患者間違いや薬剤間違いを防止しています。
3)転倒・転落事故防止のために

病院での入院環境は、住みなれた家庭とは異なります。環境の変化に加え、病気やケガによる体力や運動機能の低下などにより、思いがけない転倒やベッド等からの転落の危険性があります。転倒・転落により入院期間が延長することは、患者様にとってつらいことです。必要に応じてベッドの工夫、ベッド柵の使用、離床センサー装着などの危険防止対策をとらせていただくことがあります。
転倒転落の危険性についてご理解いただき、転倒・転落防止にご協力をお願いいたします。
4)安全に手術を受けていただくために
手術部位に左右がある場合、手術部位の近くに目印をつけさせていただき、手術部位間違いを防止しております。医師・看護師が説明し、同意をいただきますので、ご理解いただきますようお願いいたします。また、手術室では、
誤認手術防止のために執刀前にタイムアウト(手術スタッフが手をとめて、氏名、予定術式、手術部位、手術体位の確認)を行っています。
5)院内感染防止のために

職員は、院内の感染防止対策マニュアルに従って医療行為をしています。重症患者や抵抗力の低下した患者様の入院も多く、そのような患者様は感染しやすい状態になっています。
病室への入室時には、手の消毒をお願いいたします。方法は、看護師が説明します。また、
乳児同伴での面会や、熱・咳などの症状のある方の面会は、お控えください。
6)患者相談窓口・医療安全相談窓口
入院および外来で「治療や看護等に関して不明・疑問・不安・不満なことがあり、相談したい」ということがありましたら、患者相談窓口、医療安全相談窓口にご相談ください。相談内容により、医療メディエーター、医療ソーシャルワーカー、医事課や総務課職員等が対応いたします。
(※医療メディエーターは、中立第三者として患者側と医療側の話を聞く役割を担います。)
<患者相談窓口>
場所 : 地域連携センター (外来棟1階)
日時 : 月~金 (祝祭日は除く) 8時30分~16時
<医療安全相談窓口>
場所 : 医療安全・感染防止対策室 (本館2階)
日時 : 月~金 (祝祭日は除く) 8時30分~16時
※夜間等、緊急のご相談の場合は、最寄りの部署の看護師、救急受付担当者にご連絡ください。
7)不明な点がありましたら、そのままにせず、ご遠慮なく職員にお尋ねください。